※野良・・・田や畑         ※ばんげ・・・夕方の食事

若者はそんな板碑には全く興味がなかったので
「なぁんだ、こんなものか これじゃあ
ばんげのたしにもなりゃしねぇ」
とそのまま、川のほとりにおきっぱなしにしておきました。
 その後、しばらくして斗合田にはやり病がおこり、死ぬ人もたくさん出て大変困ってしまいました。
村の人達は、あちらこちらとお願いして回りましたが、はやり病は少しもおさまらず、それどころかますます広まるばかりでした。
 村の人達は
野良にもでられず
「ばあさんもかかったか」
「ねえちゃんは重くて困った」
などと、ただただ家の中で話すばかりでした。



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