うまくせしめた盗人は、渡良瀬川の渡し場までくるとどうしたことか、急に足が重くなり観音様を持った体はまったく前へ進まなくなってしまいました。
 しばらくすると、盗人はその場で息をひきとってしまいました。
「きっと観音様のバチがあたったんじゃろう」などと人々はうわさをするのでした。
 盗人の持ち出した観音様はその時以来どこへ行ったのやらまったくわかりません。


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