砂つかみ如来


 むかしむかし 梅原村のお寺に源宥上人(げんゆうしょうにん)という たいそう偉いお坊さんが住んでいました。
 毎日 朝な夕なに熱心に お経をあげ また 仏像を作るなど たいそう徳のあるお坊さんだと 村人から したわれていました。
 ある時 上人は理由がわからないまま うなされて 眠れない夜が 何日も続いて悩んでいました。
  そんな ある八月・・・。
 いつものように眠れずうとうとしていると 夢の中に輝くばかりの 如来様が現れて「私は利根川の龍像淵の底にいます。苦しくて苦しくて仕方がありません。どうか助けてください」と 言って消えてしまいました。



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