すると その時 月の光に照らされた川の底から 何やら こうごうしい光がさしてきました。
 上人はびっくりして 腰をぬかさんばかりでした。
 そしてお告げの事を すぐさま思い出し 光るものを おそるおそる両手ですくいあげてみるとそれは夢にあらわれた 金色に輝く如来様でした。
 その姿は月に照らされて あたり一面それはもう真昼のように まばゆいばかりでした。
 その如来様は一握りの砂を手にしていたので 人々から「砂つかみ如来」と呼ばれるようになり いつまでも村人から したわれたそうです。


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