平成23年第1回明和町議会定例会

議事日程(第2号)

                         平成23年3月17日(木)午前9時開議

日程第 1 議案第19号 平成23年度明和町一般会計予算
日程第 2 議案第20号 平成23年度明和町後期高齢者医療特別会計予算
日程第 3 議案第21号 平成23年度明和町国民健康保険特別会計予算
日程第 4 議案第22号 平成23年度明和町介護保険特別会計予算
日程第 5 議案第23号 平成23年度明和町下水道事業特別会計予算
日程第 6 議案第24号 平成23年度明和町水道事業会計予算
日程第 7 議案第25号 教育委員会委員の任命について
日程第 8 議案第26号 明和町立明和こども園の設置及び管理に関する条例の一部改正について

日程第 9 閉会中の継続調査について
日程第10 一般質問

本日の会議に付した事件
 議事日程のとおり

出席議員(11名)
   1番   冨  塚  基  輔  君    2番   斎  藤  一  夫  君
   3番   堀  口  正  敏  君    4番   岡  安  敏  雄  君
   5番     橋  順  子  君    6番   今  成     隆  君
   7番   野  本  健  治  君    8番   関  根  愼  市  君
   9番   野  本  長  司  君   10番   早  川  元  久  君
  11番   栗  原  孝  夫  君

欠席議員(なし)

地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名
    町長               恩  田     久  君
    副町長              矢  島  修  一  君
    教育長              岩  ア  辰  行  君
    総務課長             橋  本  貴  好  君
    企画財政課長           篠  木  眞 一 郎  君
    税務課長             小  林  雄  司  君
    住民福祉課長           原  口     享  君
    健康づくり課長          吉  永  清  重  君
    環境水道課長           落  合  康  秀  君
    経済建設課長           立  岡  清  孝  君
    都市計画課長           栗  原  茂  樹  君
    会計管理者            谷  津  弘  江  君
    学校教育課長           始  澤     稔  君
    生涯学習課長           金  子  春  江  君

職務のため出席した者の職氏名
    議会事務局長           田  口  久  夫
    書記               高  橋  初  美

開 議  (午前 9時00分)


黙祷

議長(岡安敏雄君) [ 1 ] 皆さん、おはようございます。開会前に町長からご提案がございますので、それを受けて、その後開会したいと思いますので、町長よろしくお願いいたします。
町長(恩田 久君) [ 2 ]  皆さんと今回東北関東大地震に際しまして亡くなられた方がたくさんおりますので、開会する前に1分間の黙祷をささげたいと思いますので、皆さんご協力をひとつよろしくお願いいたします。
事務局長(田口久夫君) [ 3 ]  では、皆さん、ご起立ください。
 黙祷を開始してください。

                          [黙  祷]

事務局長(田口久夫君) [ 4 ]  黙祷を終了いたします。
 ご着席ください。

開議の宣告

議長(岡安敏雄君) それでは、これから始めたいと思いますが、本日は、今定例会の最終日を迎えたわけでございますが、去る9日と10日、23年度予算説明を審議し、17日までの間自宅審査として休会し、11日午前の中学校卒業式では、卒業生の前途を祝したわけでありますが、午後2時46分ころに東北地方から関東地方500キロにわたる地域で地震が発生し、この地震では、NHKでは東北関東大震災、新聞各紙は東日本大震災、気象庁では東北地方太平洋沖地震とそれぞれ命名し、それに伴う大津波により、現時点で約5,000名を超える死者及びいまだ1万5,000人から6,000人近い行方不明者が出ている状況であります。
 さらに、原子力発電所の損壊による事故が発生し、電力供給不足による計画停電の混乱とあわせて原子力放射能の被曝が心配される事態となっています。国は、威信と責任をかけて人命救助と復興に向けて、全国民への協力と団結を呼びかけています。私たちも被害町民と被災地の復興に最大限の力で取り組みたいと思います。
 これより平成23年度第1回明和町議会定例会を再開いたします。
 ただいままでの出席議員は11名でございます。
 よって、定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。
 直ちに本日の会議を開きます。

諸般の報告

議長(岡安敏雄君) 日程に入る前に、諸般の報告を申し上げます。
 まず、本定例会会期中に町長から議案第25号及び議案第26号の提出がありました。また、各常任委員長並びに議会運営委員長から閉会中における継続調査の申し出がありました。
 次に、本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりでございます。
 以上で諸般の報告を終わります。

議案第19号の質疑、討論、採決

議長(岡安敏雄君) これより日程に従いまして議事を進めます。
 なお、先ほど黙祷をささげましたように、東北地方太平洋沖地震の被災状況、計画停電などを踏まえ、スピーディーな進行にご協力をお願いいたします。
 早速ですが、日程第1、議案第19号から日程第6、議案第24号までの以上6件は、定例会初日に一括上程されておりまして、町長より提案理由の説明は既になされておりますので、これより審議に入ります。
 なお、質疑の回数については、同一議員につき同一議題については3回以内といたします。
 ここで議長から改めて要望いたしますが、質疑者は質疑内容を簡潔明瞭に、そしてページ数のご指示をお願いいたします。また、答弁者におかれましても簡潔明瞭にご答弁願い、審議促進にご協力をお願いいたします。
 日程第1、議案第19号「平成23年度明和町一般会計予算」について質疑を行います。
 質疑のある方は挙手をお願いいたします。
 10番、早川元久議員。

                          [10番(早川元久君)登壇]

10番(早川元久君) [ 5 ]  10番、早川です。何点か伺います。
 まず最初に、40ページの8目交通対策費の高齢者免許証返納支援負担金についてですけれども、新規事業との説明を受けましたけれども、免許証を返納した方へどのような支援が行われるのか伺いたいと思います。
 次に、83ページの3目道路新設改良費の13節測量調査設計委託料ですが、22年度と比べて1,090万ほど増額されていますが、町長説明の橋梁点検業務委託費のための増額なのかと思いますが、点検の対象とするのはどのような橋で、その数についても伺います。
 次に、85ページの1目の都市計画総務費の13節委託料3,510万とありますけれども、幾つか事業があるかと思いますが、説明をお願いいたします。
 最後になりますけれども、91ページ、3目の適応指導教室事業についてですが、嘱託員の人数と現在利用しているといいますか、通っている子どもの数を伺いたいと思います。
 以上です。
議長(岡安敏雄君) 総務課長、橋本貴好君。

                          [総務課長(橋本貴好君)登壇]

総務課長(橋本貴好君) [ 6 ]  早川議員さんのご質問にお答えをしたいと思います。
 免許証の返納事業に係ることで質問がございました。この件につきましては、この後関根議員さんのほうから一般質問で同種の質問が出ていると思いますので、そちらでご回答をさせていただくことで回答とさせていただいてよろしいでしょうか。
議長(岡安敏雄君) 経済建設課長、立岡清孝君。

                          [経済建設課長(立岡清孝君)登壇]

経済建設課長(立岡清孝君) [ 7 ]  先ほどの早川議員さんのご質問にお答えいたします。
 町の橋の関係でございますが、橋梁ですが、15メートル以上の橋梁が11橋あります。その11橋の橋梁を点検するわけでございます。谷田川が6橋、新堀川に3橋、五箇川に2橋あります。また、どんな調査をするかでございますが、一応長寿命化という形で、主に目視で見て点検をするような形になると思います。
 以上でございます。
議長(岡安敏雄君) 都市計画課長、栗原茂樹君。

                          [都市計画課長(栗原茂樹君)登壇]

都市計画課長(栗原茂樹君) [ 8 ]  続きまして、早川議員からご質問のありました85ページの都市計画法事務費の委託料の3,500万円の内訳ということでございますが、川俣駅周辺整備にかかわります詳細設計などの委託料や、それとおおむね5年に1度実施しております都市計画基礎調査の委託料、それと木造住宅耐震診断者派遣事業の3事業がこの委託料の中には含まれております。
 以上です。
議長(岡安敏雄君) 学校教育課長、始澤稔君。

                          [学校教育課長(始澤 稔君)登壇]

学校教育課長(始澤 稔君) [ 9 ]  91ページの適応指導教室事業の関係ですけれども、指導員は現在2人ですが、23年度においては、1人の指導員がやめるということで1人になっております。現在通っておるのが、生徒が2名でございます。
 以上でございます。
議長(岡安敏雄君) 10番、早川元久議員。
10番(早川元久君) [ 10 ]  2点ほどなのですけれども、木造住宅耐震診断者派遣事業委託料についてなのですけれども、22年度も行われて、今回大震災が起きて今後増えるかなと思うのですけれども、22年度の実績と、これは23年度どうなるかわからないのですけれども、どのように見通しをしているのか説明をお願いいたします。
 それと、適応教室なのですけれども、予算的には嘱託員の人件費ですか、ほぼ同額なのですけれども、それで2人から1人にというのですが、これは追加で後からまた募集するのか、1人でそのままするのか、ちょっと嘱託員の人件費が同じ数なので、どういうふうに、1人にすると言っているのですけれども、予算上は2人分とってあるので、その辺説明をお願いいたします。
議長(岡安敏雄君) 都市計画課長、栗原茂樹君。

                          [都市計画課長(栗原茂樹君)登壇]

都市計画課長(栗原茂樹君) [ 11 ]  早川議員からご質問のありました85ページの案件の木造住宅耐震診断者派遣事業につきましては、平成22年度なのですけれども、20件を予定しておりましたが、1月末、3月いっぱいまでに予定されて実施した件数は3件ございました。また、23年度におきましては、22年度同様20件を予定しております。また、先ほどご質問にありましたように、今後今回の地震による影響から、こういった要望も多く全国からも出てくるかと思いますので、またその辺につきましては、国や県の動向を見定めながら検討してまいりたいと思います。
 以上です。
議長(岡安敏雄君) 学校教育課長、始澤稔君。

                          [学校教育課長(始澤 稔君)登壇]

学校教育課長(始澤 稔君) [ 12 ]  適応指導教室の指導員ですけれども、当初また同じように2名体制でいく予定でしたが、1人がやめるということで、当面1人体制で様子を見ようと思っています。それで大丈夫であれば1人のままで、予算については、2人分とってありますので、減額補正ということもあります。そういうようなつもりです。
 以上でございます。
議長(岡安敏雄君) ほかにございますか。
 3番、堀口正敏議員。

                          [3番(堀口正敏君)登壇]

3番(堀口正敏君) [ 13 ]  3番、堀口です。5点ほど質問いたします。
 まず、30ページ、町債である町の借金について質問します。平成23年度当初予算から見ますと、平成23年度末の借金が一般会計で44億円強になり、上下水道と合わせると87億8,000万円強になります。前年度より一般会計で1億7,100万円増の5億2,600万円の町の借金をして、町財政が大丈夫なのか伺います。
 67ページ、感染予防事業で、新規に予算計上した19節予防接種費用助成金について質問いたします。新規に小児用肺炎球菌ワクチン接種については、実施をするということでございますが、高齢者の肺炎球菌ワクチン助成については、町当局は、前向きに検討するという昨年の9月の議会で答弁されました。予算計上していなかったならば、その理由を説明していただきたいと思います。
 それから、79ページ、4目観光費、13節観光ワイン醸造委託料30万円の予算計上がありますが、22年度は、予算30万円に対しまして6万円の委託料で済んでおります。実態に合った予算を計上すべきではないか。また、委託契約をどのようにして契約しているのか伺います。
 それから、88ページ、4目災害対策費、11節食糧費は63万8,000円で、前年度より2万5,000円の減です。県の防災計画震災編によりますと、被災後3日間は被災者に食料が供給できるように備蓄を市町村がするとあります。災害時の非常食の更新と思うが、現在の備蓄量とこの予算で食料や水の備蓄が大丈夫なのか伺います。
 最後に、94ページ、1目学校管理費、18節機械器具購入費でございます。3月8日の議会で文教・厚生常任委員長が事務調査を報告いたしましたが、平成23年度で東小学校にグランドピアノを購入すると言っておりました。しかし、予算計上はないように思われます。西小は、平成20年度に音色がよく体育館で使うのに非常によいというので購入しております。東小については、平成21年、22年にも予算要求をしたのに、東小には大きな工事があったために予算計上が見送られてきました。東小に大きな工事が今年度はないのに、なぜ教育の均等というようなことが叫ばれている中、132万円ほどで買えるグランドピアノでございますが、予算計上がなかったのか伺います。
 以上5点について伺います。
議長(岡安敏雄君) 企画財政課長、篠木眞一郎君。

                          [企画財政課長(篠木眞一郎君)登壇]

企画財政課長(篠木眞一郎君) [ 14 ]  企画財政課の篠木です。堀口議員さんのご質問にお答えしたいと思います。
 私のほうで担当しております30ページの歳入でございますが、町債の臨時財政対策債、平成23年度に関しましては、3億8,850万円の借り入れということで計上させていただきました。これの計上した理由でございますが、国の方針におきまして、普通交付税の交付につきましては、国の交付税の特別会計で交付すべき交付金がすべて用意できずに国も借金をし、自治体についても借金をすることにより交付税を賄ってほしいという方針のもとに、明和町におきましては、本来明和町に交付されるべき普通交付税は10億3,500万円、これが本来明和町に交付税として交付されるべきところを現金で交付されます交付額につきましては、予算上計上させていただきました6億4,000万円、その残りの分としまして3億8,700万、予算上は3億8,850万、これを借り入れすることにより普通交付税を賄ってほしいという方針のもとに、今回借り入れによる掲載ということで計上させていただきました。
 この借り入れをすることによって町の財政は大丈夫かということのご質問だと思いますが、予算書の130ページを見ていただきますと、地方債の現在高に関する調書が資料として添付されております。合計の欄と当該年度末、この当該年度末というのは、予算書が平成23年度の予算書になっておりますので、平成23年度末の借り入れ残高、先ほど堀口議員さんから説明がありました、一般会計においては44億1,443万8,000円、これが現在高として残るという形になります。この表の左のほうを見ていただきますと、1の普通債、2のその他というふうに、大きく2つに分かれておりますが、2のその他につきましては、(1)が減税補てん債、(2)が減収補てん債、(3)が臨時財政対策債、この3つでございますが、それらの平成23年度末の計は31億699万8,000円、これが残高として残りますが、(1)の減税補てん債につきましては全額が、全額というのは、元利償還金の全額が普通交付税の中に需要額として算入されるということになっております。(2)の減収補てん債につきましては、元利償還金の75%が普通交付税の中に基準財政需要額として算入されるということになっております。また、(3)の臨時財政対策債、23年度におきましても3億8,850万借り入れするわけですが、これにつきましても全額普通交付税の需要額に算入されるということになっております。これらを見ますと、明和町で借りております起債につきましては、普通交付税の需要額の中に算入される、ある程度の保障がされているものの、借り入れが70%、また(1)につきましても、(1)というのは、普通債の中におきましても、交付税に算入されるものもありますので、80%近くのものが普通交付税の需要額に算入されるという考えでよろしいかと思います。
 それと、堀口議員さんに、12月につきましても、交付税に算入されている割合というような質問がございました。これを23年度に適用してみますと、前回は交付された金額の20%強ということでありましたが、23年度につきましては、交付される金額が普通交付税で6億4,000万という金額がふえておりますので、交付税に算入される地方債の公債費分は30.8%、若干でありますが、交付額がふえるのと同じように算入され、また交付される金額もふえているというようなことでございます。
 このようなことを考えていただきますと、明和町におきましては、今の借入額については、それほど心配する状況ではないかなということで考えておりますので、よろしくお願いいたします。
議長(岡安敏雄君) 健康づくり課長、吉永清重君。

                          [健康づくり課長(吉永清重君)登壇]

健康づくり課長(吉永清重君) [ 15 ]  堀口議員さんのご質問にお答えいたします。
 67ページでございます。この中で、個別予防接種業務委託料、子宮頸がんワクチン、ヒブワクチン、小児肺炎球菌ワクチンの予算を計上しましたが、高齢者の肺炎球菌ワクチンの予算を計上しない理由ということでご質問いただいたわけでございますが、お答えいたします。
 国が推進しますワクチン接種緊急促進臨時特例交付金の事業によりまして、平成22年度から子宮頸がんワクチン、ヒブワクチン、小児肺炎球菌ワクチンの接種につきまして、館林市、邑楽郡、足並みをそろえまして実施することになったことによるものでございます。町の財政、大変厳しい状況にある中で、この3種類につきましてを優先して今回は実施をすることになりました。今後につきましては、国、県の動向を注視しながら、また関係機関とも情報交換をしながら前向きに検討をしてまいりたいと思います。
 以上でございます。
議長(岡安敏雄君) 経済建設課長、立岡清孝君。

                          [経済建設課長(立岡清孝君)登壇]

経済建設課長(立岡清孝君) [ 16 ]  79ページの堀口議員さんのご質問にお答えいたします。
 町では毎年PR用に250本のワインを確保するという形で、1,200円掛ける250本ということで30万円を委託料として上げてあります。22年度につきましては、製造本数が約4,200本で、ワイン会社とJAで契約した本数が4,000本です。ワイン会社のほうで200本余るわけですけれども、その余ったものを明和町に無償で提供してくれました。あと50本、残り50本につきまして委託料という形で6万円分ですか、これを支払いをして250本になったという形でございます。
 それと、委託契約の関係でございますが、役場とJAのほうでワインをつくる契約は行っております。JAとワイン会社のほうでまた別に契約をいたしまして、毎年の本数については、決めております。
 以上でございます。
議長(岡安敏雄君) 総務課長、橋本貴好君。

                          [総務課長(橋本貴好君)登壇]

総務課長(橋本貴好君) [ 17 ]  引き続きまして堀口議員さんからのご質問にお答えを申し上げます。
 88ページ、一番下のほうにございます災害対策用の食糧費の件でご質問がございました。まず、この63万8,000円の食糧費につきましては、平成23年度中に賞味期限等を迎えます水、それから食料、アルファ米、けんちん汁等についての補充を行うための金額でございます。
 それから、議員よりご指摘のありましたこの備蓄の基準でございますが、これは議員ご指摘のとおり、県の地域防災計画に基づく町の地域防災計画におきまして、災害のあった場合に備えて、住民に対して最低3日分の水や食料の備蓄をすることが求められております。このことから、食料についての3日分、これにつきましては、仮の人口をちょっと多目に設定して、1万2,000人の30%、この30%の根拠は、町で30%、町民自身に60%、県に10%、それと広域の県の連携による応援で10%というような目標がございますので、そういう意味での30%でございます。それを計算すると3,600人ということになりまして、その3日分ということで一応8,000食でございます。水につきましても、同様に町で備蓄する量は、必要量の3割は町で備蓄する、住民に対しては6割はご自分で確保してもらう、それから県が10%は確保するという根拠に基づいてそれぞれ算出した数量を満たすべく、23年度においての必要量を計上したものでございます。
 ちなみに、総量が、現時点で食料関係が約8,800食ございます。それから、水につきましては、1,200本ということですが、本数は少ないのですが、これは水に関しましては、明和町の浄水場の形態を考慮しまして、第三浄水場につきましては、配水塔が装備されております。配水塔におきましては、有事の際にはライフラインが切れて途中で水道水がどんどん漏れてしまう場合には、配水塔の出口のところで遮断をして、外的に給水車でコックを開けばそこから給水できるという状況になってございますので、水のほうはそういうことで心配はないというふうに承知しております。
 それから、広域に災害協定がございます。水の部分につきましては、近隣の館林市、千代田町、板倉町、これとの連携をとってございますので、そういった場面ではそこからの応援協定もいただけるということで承知しております。その他、企業等の応援もいただいておりますので、詳細については、またご要望があれば対応いたします。
 以上でございます。
議長(岡安敏雄君) 学校教育課長、始澤稔君。

                          [学校教育課長(始澤 稔君)登壇]

学校教育課長(始澤 稔君) [ 18 ]  堀口議員さんのご質問にお答えします。
 94ページの18節機械器具購入費のところで、東小のグランドピアノが計上できなかったことでございますけれども、東小のグランドピアノの購入につきましては、今回も当初予算編成で検討いたしましたが、優先順位といたしまして、学校の要望もありまして、23年度につきましては、理科準備室の床張りかえ工事、それと南校舎昇降口前の舗装工事、それと備品でございますが、全自動製氷機、これの購入を優先いたしました。また、教室にエアコンを設置いたしますので、電気料を捻出する必要もありました。それから、小中学校全体で見ますと、来年度は西小の旧体育館をどうしても解体しなければならないということもありまして、財政状況と照らしまして今回も計上することができませんでした。24年度にまた検討したいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
 以上でございます。
議長(岡安敏雄君) 3番、堀口正敏議員。
3番(堀口正敏君) [ 19 ]  ただいまの町の町債の関係でございますけれども、いわゆる借金をしても元利償還金は、交付税措置をされるというようなことで心配されない額というような答弁がありました。交付税措置をされるというと、全額交付税が国からもらえるような感じがいたします。平成19年、平成20年度につきましては、町が財政力があったために交付税はもらえませんでした。平成22年度では交付税措置される元利償還金の約20%強が交付税としてもらったわけでございます。交付税措置については、町民にわかりにくいので、これからわかりやすく町広報で説明をしていただきたいと思いますが、どのように考えているかお伺いいたします。
 次に、67ページ、感染予防事業の関係でございます。町が財政が厳しいというのはわかります。しかし、町長が、町が一番力を入れているのは高齢者健康対策事業というようなことで、常々あいさつをしております。インフルエンザと肺炎球菌ワクチンの併用で接種しますと、肺炎の死亡リスクは8割減ると言われ、医療費の削減にもつながります。初年度で大体予算上ですと20万円、平年度で12万円程度の町負担で済みますので、いわゆる当面はヒブワクチンの見合わせをするというようなことの中で、今年度からの高齢者の肺炎球菌ワクチン接種の助成を、そのようなヒブワクチンがもし見合わせをするようなことであれば、そっちのほうに回していただけるようなことができればいいかなと思っておりますが、その点についてもお尋ねいたします。
 それから、先ほど79ページですか、ワインの関係でございます。委託契約を農協としていると。それで、これの契約につきましては、ワインをつくるという契約をしていると。そうすると、ワインをつくるという契約であれば委託料が発生しないのではないのですか。例えば、今回町が農協に多分50本分1,200円、それを掛けますとちょうど6万円になります。そういうようなことであれば、これは当然11節の需用費の食糧費ですか、そちらのほうで支出すべきものが正しい方法ではないのですか。ただ、つくるという契約であれば、委託料というなら、これ必要ないわけでございます。それから、醸造元から町が無償で200本もらえるというようなこと、200本ということは、町に入るワインは250本です。6万円で250本のワインが町に入るというのは、こんなうまい話があったら私もやりたいです。このことについては町長、どのように考えているのか伺います。
 それから、先ほどの非常食のことについては、いわゆる3日分の備蓄があるというようなことで、非常によかったのかなと思っております。しかし、皆さん東日本大震災、今回の大震災があったように、3日分では足りない状況が起きております。想定外の災害に備えて、もっと備蓄をふやすことができないか、その辺のことについてもお伺いいたします。
 以上です。
議長(岡安敏雄君) 企画財政課長、篠木眞一郎君。

                          [企画財政課長(篠木眞一郎君)登壇]

企画財政課長(篠木眞一郎君) [ 20 ]  堀口議員さんのご質問の中の交付税についての町民の方にわかりやすい説明ということでお答えさせていただきたいと思います。
 明和町の交付税に限らず、財政的なものが町民の方にわかりやすく、またある程度の量をもって説明する、あるいは知らしめるというものについて、町のほうでも余りやられてはないのかなというのは、今現在私のほうで感じております。ただ、広報紙の紙面を使ってということでは、限られた紙面の中で交付税の仕組み、財政の内容というのを細かく説明するのも限られてしまいますので、まずはホームページ等に交付税の仕組み、財政の見方、考え方等を検討、研究させていただきながら、まずそこから充実させて町民の方に知らせていければと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
議長(岡安敏雄君) 町長、恩田久君。

                          [町長(恩田 久君)登壇]

町長(恩田 久君) [ 21 ]  高齢者の肺炎についてですけれども、ヒブワクチンですか、あれが見合わせになりましたので、そちらにも検討できるかなというふうに思っておりますので、これから検討させていただきたいと思います。
 それと、ワインの60本ですか、これについては、確かに農協からいただいていますけれども、これについては、町のほうから視察に行くときに持っていくだとか、あるいは来てくれたときに、そういうので使っております。変なというのはおかしいのですけれども、どこそこが明和町に来たときに、ちょっとしたお土産1本ぐらい持たせているのが、そういうので使っております。
 また、備蓄が十分かどうかということですけれども、先ほど課長のほうから30%3日分を備蓄しております。これについては、限りというか、あればあるほどいいのですけれども、それについても限度がございますので、ひとつ了承していただきたいなと、こんなふうに思っています。また、今回の大災害についても、水については500本、食料については2,000食、急遽今送るように手配を進めておるところでございます。
 以上でございます。
議長(岡安敏雄君) 3番、堀口正敏議員。
3番(堀口正敏君) [ 22 ]  1点だけお伺いします。
 ワインの委託の関係ですが、これはつくる契約であれば委託料は発生しないと思いますので、その辺の予算計上の見直しをするのか、これだけお伺いいたします。
議長(岡安敏雄君) 町長、恩田久君。

                          [町長(恩田 久君)登壇]

町長(恩田 久君) [ 23 ]  農協のほうに制度を委託しておりますので、委託料でしましたけれども、堀口議員さんのとおり食糧のほうが、食糧費ですか、そちらでやるべきだといえば、またもう一回検討させていただきます。よろしくお願いします。
議長(岡安敏雄君) ほかにございますか。
 2番、斎藤一夫議員。

                          [2番(斎藤一夫君)登壇]

2番(斎藤一夫君) [ 24 ]  2番、斎藤でございます。2点ほどお伺いしたいと思います。
 まず、1点目といたしまして、96ページの旧体育館解体工事、西小学校ですが、旧体育館の解体工事の件につきましてお伺いいたします。こちら古くなったということで解体が予定されているかと思うのですが、これの解体の時期、夏休みになるかと思うのですが、何日ぐらいを予定しているのか。また、解体後空き地になるかと思いますが、そこをどのように活用する予定があるのか、お伺いしたいと思います。
 それと、前後いたしますが、86ページの公園整備事業の件につきましてお尋ねいたします。こちら遊び場整備事業が今年度最終ということで先日説明を受けましたが、これは現在ある各地区の公園についてだと思うのですが、町長のほうで各地区にミニ公園をつくりたいということで何カ所か既につくられていると思うのですが、今後さらにミニ公園をふやす予定があるのか、それとも財政状況がよくなるまでとりあえずつくらずに整備事業のみで済ませるのか、その2点についてお伺いしたいと思います。
議長(岡安敏雄君) 学校教育課長、始澤稔君。

                          [学校教育課長(始澤 稔君)登壇]

学校教育課長(始澤 稔君) [ 25 ]  斎藤議員さんの質問にお答えします。
 96ページ、15節の旧体育館解体工事、西小の体育館でございますが、工事については夏休みということを予定していますが、詳しい設計はしておりませんので、工期については、ちょっとまだわかりません。その跡地ですが、そこを整地して駐車場にしたいと考えております。今玄関が、駐車場が裏にありますので、裏から入るような形になっていますが、前に駐車場をつくって正面玄関から入れるようにしたいと考えております。
 以上でございます。
議長(岡安敏雄君) 町長、恩田久君。

                          [町長(恩田 久君)登壇]

町長(恩田 久君) [ 26 ]  各地区の遊び場、遊具の整備ですけれども、一回りいたしましたので、とりあえず終了をさせていただきたいなと思っております。
 あともう一つ、ミニ公園というかあずまやですか、それについては、中部東区は大体終わりましたので、これからは西地区のほうにもできたらいいなと、そんなふうに考えております。
 以上でございます。
議長(岡安敏雄君) 2番、斎藤一夫議員。
2番(斎藤一夫君) [ 27 ]  1点だけお伺いしたいと思います。
 96ページの15節旧体育館解体工事の事業なのですが、夏休みにやられるということで、夏休みですと小学校のプール教室が行われているかと思うのですが、こちらに対する影響についてどのように対応する予定なのか、その点についてお伺いしたいと思います。
議長(岡安敏雄君) 町長、恩田久君。

                          [町長(恩田 久君)登壇]

町長(恩田 久君) [ 28 ]  旧体育館の解体ですけれども、児童、学校行事に影響ないようにいたします。
議長(岡安敏雄君) 2番、斎藤一夫議員。
2番(斎藤一夫君) [ 29 ]  町長からお話がありましたように、授業とか行事等に影響ないようにということで、そうすると先ほどの課長の答弁の中では、工期のほうがまだはっきりしないということでしたが、夏休みのプール教室が終わってから解体工事をやっても間に合うという想定をしているということでよろしいでしょうか。
議長(岡安敏雄君) 教育長、岩ア辰行君。

                          [教育長(岩ア辰行君)登壇]

教育長(岩ア辰行君) [ 30 ]  斎藤議員さんの質問にお答え申し上げます。
 昨年度までは、確かに旧体をプール入るときの控え等に使っておりましたが、それ以前には教室等を活用して着がえをやっていたりしましたし、今のプールの施設の中にも一部着がえる部屋もございますので、そういうものを活用して行事、プール活動等に影響ないように配慮していきたいと思っております。

                          [「期間がかぶるのかかぶらないかがお尋ねしたいのですが、解
                           体工事とそのプール教室の時期がかぶらないように工期を予
                           定するのか、それともかぶってしまうのか」と言う人あり]

教育長(岩ア辰行君) [ 31 ]  それは決定してまだおりませんので、できるだけその影響を少ないようにこれから工期を考えてまいりたいと思います。
 以上でございます。
議長(岡安敏雄君) ほかにございますか。
 8番、関根愼市議員。

                          [8番(関根愼市君)登壇]

8番(関根愼市君) [ 32 ]  8番、関根です。何点か聞きます。
 まず、ページ数なのですけれども、40ページの中段から下段のほうの広域公共バスの関係なのですけれども、先日のシャトルというのですか、上毛新聞のものなのですけれども、これに第1回公共交通会議が開かれたということで、写真入りのがあったのですが、具体的な負担金ということでは、ここは5万円ということの計上でありますけれども、内容的には「よりよい公共交通を目指して」というようなことでタイトルがあったような気がしますけれども、今後のこの回数については、どのような方向なのか。それから、運営についても概略がわかりましたら伺いたいと思います。
 43ページの税務関係です。税務総務費の中の11節ですか、消耗品費ということで113万9,000円なのですけれども、いろいろ出版物もあると思うのですけれども、あるいはその他ということで、内容がちょっとわかりませんでしたので、伺いたいと思います。どのような企画を持っているのか伺いたいと思います。
 それから、62ページの子ども手当、全額国庫負担ということで2億4,000万ほど計上がされているのですけれども、明和町においての対象者というのはどのぐらいいるのか伺います。
 最後になりますけれども、学校給食の関係で、ちょっとページが出ません。116ページ、給食センターの関係で、過日の審議の中でも説明があったのですが、給食対象者が減っているということで、前年度比から比べて減っているということでありますけれども、どの程度の減少になっているのかお聞きしたいと思います。
 あわせて、その減少が給食費に転嫁をされていくようなことのないようにというふうに思っているわけですけれども、そういう影響まで及ぶほどの人数減ではないのかどうかについて伺いたいと思います。
 以上であります。
議長(岡安敏雄君) 総務課長、橋本貴好君。

                          [総務課長(橋本貴好君)登壇]

総務課長(橋本貴好君) [ 33 ]  関根議員さんのご質問にお答えを申し上げます。
 40ページ中段からやや下の館林市外四町地域公共交通会議負担金5万円でございます。これにつきましては、現在館林市外4町でもって地域公共交通のバスを運営してございます。現在8路線が運営をされているところでございます。明和に関しましては、館林―明和―板倉線、それから館林―明和―千代田線、この2路線が該当になるわけでございます。この地域公共交通会議につきましては、必要の都度開催されるというものでございます。23年度できまして、1回程度交通会議を予想いたしまして、計上してございますが、これは現状の、例えばバス路線のルートの変更とか時間の変更等々、地域住民に関係の深い事故が生じたときに関係団体、機関、関係者を集めまして、それらの立場から意見を聞いて、なるべく地域の人たちの必要のないようにうまく持っていこうという趣旨の会議でございます。それを1回程度予定しているということでございます。
 以上です。
議長(岡安敏雄君) 税務課長、小林雄司君。

                          [税務課長(小林雄司君)登壇]

税務課長(小林雄司君) [ 34 ]  ただいまの関根議員様の質問にお答えしたいと思います。
 43ページですか、税務総務費の中の11節消耗品費113万9,000円の内訳についてという内容でよろしかったでしょうか。税務の賦課及び徴収事務に対しましては、法令に基づきまして賦課徴収をさせていただいているわけですが、毎年のように税制改正等が行われておりまして、法令に基づく賦課及び徴収をしている関係上、その対策あるいは勉強、あるいは研修のために欠かせないわけでありまして、この消耗品費の大半が法令の勉強、研修のための費用となっておりますが、内訳といたしますと、法令、その法令の各法令がそろえてあるわけなのですが、そちらの法令の追録等で87万円、それから研修用月刊紙で約9万5,000円、それからその関係のやはり図書購入費で12万円、その他消耗品費、これは事務用品であったり電卓であったり、まさに消耗品なのですが、そちらは4万1,000円程度、それから偽造防止用紙といいまして、証明事務に使う特殊な電子公印を使用するための偽造ができないような照明用、これはほかの住民課等でも別につくっておりますが、一緒につくって税務課が負担しているものですが、そちらが1万2,000円程度、これが内訳になっております。総計で113万9,000円という予算になってございます。
 以上です。
議長(岡安敏雄君) 住民福祉課長、原口享君。

                          [住民福祉課長(原口 享君)登壇]

住民福祉課長(原口 享君) [ 35 ]  関根議員さんの子ども手当の関係でございますけれども、62ページです。子ども手当の該当人数でございますけれども、合計ですと1,450名で見積もりをしてございます。それで、細かいことを申し上げますと、3歳未満につきましては270名で、あと小学生終了後中学生につきましては320名ということで、3歳以上小学生までにつきましては860名ということで、トータル1,450名で計上してございます。
 以上です。
議長(岡安敏雄君) 学校教育課長、始澤稔君。

                          [学校教育課長(始澤 稔君)登壇]

学校教育課長(始澤 稔君) [ 36 ]  関根議員さんのご質問にお答えします。
 116ページの給食センターの施設運営事業、給食賄材料費でございますけれども、生徒の人数が若干減ったということで金額が減っているわけですが、生徒につきましては、小学校で12人減少しております。それから、中学校のほうでは13人減少しております。そういうことで、減少した数で見積もっておりますので、給食材料費が足りなくなるということはないと思っております。
 以上でございます。
議長(岡安敏雄君) ほかにございますか。

                          [「なし」と言う人あり]

議長(岡安敏雄君) ないようでしたら、これで質疑を終結をいたします。
 討論を行います。
 まず、原案に反対の方の発言を許します。
 10番、早川元久議員。

                          [10番(早川元久君)登壇]

10番(早川元久君) [ 37 ]  10番、早川です。議題となっております議案第19号 平成23年度明和町一般会計予算に対しまして反対の立場から討論を行わせていただきます。
 新年度事業として交通対策費での高齢者運転免許証返納支援事業、また予防費での子宮頸がん予防ワクチン、ヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチンの接種事業の予算化、また道路新設改良費での橋梁点検業務委託、都市計画整備費での川俣駅周辺整備事業、小中学校こども園への製氷機の購入など、町民の要望にこたえた事業として評価できます。しかしながら、これから申し上げます幾つかの点において、同意できかねるものがありますので、反対討論を行う次第です。
 まず最初に、東部児童館が休館となっています。床の修理と利用者が少なくなったことを理由として挙げていましたが、子どもの安全と居場所の確保という点からも再開を望みます。
 次に、ふるさと産業文化館、図書館等において、今年も町長は新規事業を取り入れながら文化や歴史に触れ合う学習機会の場を提供していきますと説明していましたが、催し物委託料、図書等購入費の予算は、削減されたままであり、図書館の年間利用者数を見ましても、14年度の8万7,118人をピークに、職員の努力にもかかわらず毎年減り続けています。前町長時代の予算額に戻すべきです。
 次に、福祉タクシー補助事業では、3カ月という要綱を見直して交付の範囲を広げることには同意できますが、交付枚数を年間40枚から36枚に減らすことには同意できません。
 次に、農業振興費、商工振興費は、ともに22年度と比べ削減されました。農業、商工業の発展がなければ町の活性化も望めません。
 次に、私は町民に役立つ施設の建設には反対しませんが、東西のバランスがとれていません。もったいない館、桜並木路、また公園など東西の均衡を願います。
 次に、1市2町でのごみ処理施設最終処分場の建設、川俣駅周辺整備、国道122号館林―明和バイパス整備事業などが行われますが、これらの事業は、周辺住民の合意がなければ進められません。周辺住民のご意見、要望に耳を傾けて慎重に事業を行っていただくことを希望します。
 自公政権から民主党政権とかわりましたが、国民の暮らしは厳しさを増しています。リーマンショック以後3年間を見ましても、アメリカ、イギリス、フランスなどの先進国では、企業の営業余剰がふえると雇用者報酬もふやしています。日本では企業の営業余剰がふえても、雇用者報酬に波及させていません。日本は、異常な賃下げ社会となっています。また、大震災によって東北地方を中心に被害は甚大なものとなっています。このような中、地方自治体の役割は、農業、商工業、福祉、医療、教育、文化、環境問題など重要です。町長は、近隣市町と足並みをそろえて対応との答弁が多々ありますが、本町で行えるよい施策は、他の市町に先駆けて実施することを望みます。
 以上申し上げましたように、新規事業などを評価できる点もありますが、町民の暮らしの状況が把握されていない予算であり、反対するものであります。
 以上です。
議長(岡安敏雄君) 次に、原案に賛成の方の発言を許します。
 8番、関根愼市議員。

                          [8番(関根愼市君)登壇]

8番(関根愼市君) [ 38 ]  8番、関根でございます。ただいま議題となっております議案第19号 平成23年度明和町一般会計予算について、原案に賛成の立場から討論に参加してまいります。
 世界経済は、リーマンショックを契機といたしまして、需要の落ち込みから持ち直しに転じたものの、各国当局が相次いで打ち出した政策の効果によるところが大きく、とりわけ先進国の景気の基調は依然として脆弱でありまして、本格回復はほど遠い状況にある中、今なおデフレ状況は続いております。日本においても同様で、この解決に期待を込めた政権交代は、大きな出来事であったものの、課題が解決する特効薬でなく、マニフェストで掲げた理想と実際の政策運営に現実のはざまで苦慮する姿も見受けられております。
 このような状況の中、本町は、さらなる行財政改革の精神を基本に、一般会計で44億3,700万円、前年比11%増の積極的な予算を組みました。主要財源であります町税は17億258万円、前年比3.0%の微増となっており、また町営住宅B棟建設や川俣駅周辺事業、町道整備事業にかかわる国庫支出金が5億1,221万円と、前年比64.8%、2億131万円の増額であります。他の細目が減になる中で増加となっておる状況であります。なお、地方交付税は6億8,000万円と前年比1.5%、1,000万円の微増となっております。構成比では町税が38.4%、地方交付税が15.3%、国県支出金16.2%、繰入金5.6%、繰越金3.4%で、合わせて79%という状況になっております。引き続いての景気低迷で厳しい財政状況の中でありますけれども、住民ニーズにこたえるために懸案事項への積極的な取り組み、さらには福祉、環境、安全、そして健康といった分野においては重点配分を行い、自主財源を全体の51.6%を確保するなどして、財政調整基金を取り崩しながらも国県支出金を活用し、さらなる行政サービスの向上に有効な積極的な予算編成を評価するところでもあります。
 歳出の主な内容では、任期満了に伴う県議会議員選挙、県知事選挙、町議会議員選挙を初め、ボランティア活動支援センターへの業務委託、住民基本台帳法改正に備えた住民情報システムの更新、福祉関係におきましては、高齢者福祉計画の策定、社会福祉大会の開催、福祉タクシー料金補助の見直し等を予定しており、健康づくり関係では、館林厚生病院施設の耐震化整備の負担金、出資金の増額、子宮頸がんワクチン予防接種事業を展開し、ごみ処理共同事業の負担金、企業誘致へ向けた企業立地促進の経費、また新規に消費生活センターの設置並びに地域ブランド品の創造や群馬デスティネーションキャンペーンの経費などを予定をしております。
 土木費関係におきましては、橋梁点検業務委託に加え、町営住宅新田団地の建設、都市計画道路の整備、川俣駅東口駅前広場関連の設計委託及び用地買収、大輪公園東側用地買収や公園整備を、暑さ対策として、こども園、小中学校に製氷機の設置、防犯対策として防犯カメラの設置を予定しております。さらには、西小学校旧体育館の解体、給食センターでは食器洗浄機や蒸気ボイラーの更新、社会体育館に太陽光発電システムの設置などが予定をされました。このように、各分野全体においてバランスのとれた予算となっております。
 以上、主立った事業について申し上げましたけれども、予算執行においては、なお一層の無駄を省きながら、自主財源の確保、補助金の活用等、さらに健全財政に努めていただきながら、効率的な予算執行に当たるよう希望いたしまして、一般会計に対する私の賛成討論といたします。議員各位のご賛同を賜りたくお願いを申し上げます。
 ありがとうございました。
議長(岡安敏雄君) 討論を終結いたします。
 これより議案第19号「平成23年度明和町一般会計予算」についてを採決いたします。
 本案は原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。

                          [起立多数]

議長(岡安敏雄君) 起立多数であります。
 よって、議案第19号は原案のとおり可決いたしました。
 ここで暫時休憩をいたします。
 再開の時刻を10時30分といたします。

                          休 憩  (午前10時15分)

                          再 開  (午前10時30分)

議長(岡安敏雄君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。

議案第20号の質疑、討論、採決

議長(岡安敏雄君) 日程第2、議案第20号「平成23年度明和町後期高齢者医療特別会計予算」について質疑を行います。

                          [「なし」と言う人あり]

議長(岡安敏雄君) 質疑を終結いたします。
 討論を行います。

                          [「なし」と言う人あり]

議長(岡安敏雄君) 討論を終結いたします。
 これより議案第20号「平成23年度明和町後期高齢者医療特別会計予算」について採決いたします。
 本案は原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。

                          [起立多数]

議長(岡安敏雄君) 起立多数であります。
 よって、議案第20号は原案のとおり可決いたしました。

議案第21号の質疑、討論、採決

議長(岡安敏雄君) 日程第3、議案第21号「平成23年度明和町国民健康保険特別会計予算」について質疑を行います。
 10番、早川元久議員。

                          [10番(早川元久君)登壇]

10番(早川元久君) [ 39 ]  10番、早川です。1点だけ伺います。7ページの2款保険給付費ですけれども、前年度と比べて1,442万8,000円とふえていますけれども、これは近隣市町と比べて1人当たりではどういう水準になるのか伺いたいと思います。
議長(岡安敏雄君) 健康づくり課長、吉永清重君。

                          [健康づくり課長(吉永清重君)登壇]

健康づくり課長(吉永清重君) [ 40 ]  ただいまの早川議員さんのご質問にお答え申し上げます。
 国民健康保険の保険給付費、前年に比べまして1,442万8,000円ほど増ということになっているわけでございますが、前年よりもふえた原因につきましては、過去の実績に基づいて今回計上をさせていただきました。ほかの自治体との状況比較ということでございますが、手元に資料ございませんので、後ほど回答させていただきたいと思います。よろしくお願いいたしたいと思います。申しわけございません。
議長(岡安敏雄君) 後ほど休憩時間のときに調査しまして報告するそうですので、よろしくお願いいたします。
 ほかにございますか。

                          [「なし」と言う人あり]

議長(岡安敏雄君) 質疑を終結いたします。
 討論を行います。

                          [「なし」と言う人あり]

議長(岡安敏雄君) 討論を終結いたします。
 議案第21号「平成23年度明和町国民健康保険特別会計予算」についてを採決いたします。
 本案は原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。

                          [起立全員]

議長(岡安敏雄君) 起立全員であります。
 よって、議案第21号は原案のとおり可決いたしました。

議案第22号の質疑、討論、採決

議長(岡安敏雄君) 日程第4、議案第22号「平成23年度明和町介護保険特別会計予算」について質疑を行います。
 質疑のある方。

                          [「なし」と言う人あり]

議長(岡安敏雄君) 質疑なしと認めます。
 質疑を終結いたします。
 討論を行います。

                          [「なし」と言う人あり]

議長(岡安敏雄君) 討論を終結いたします。
 これより議案第22号「平成23年度明和町介護保険特別会計予算」について採決いたします。
 本案は原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。

                          [起立全員]

議長(岡安敏雄君) 起立全員であります。
 よって、議案第22号は原案のとおり可決いたしました。

議案第23号の質疑、討論、採決

議長(岡安敏雄君) 日程第5、議案第23号「平成23年度明和町下水道事業特別会計予算」について質疑を行います。
 8番、関根愼市議員。

                          [8番(関根愼市君)登壇]

8番(関根愼市君) [ 41 ]  下水道課関係ということで毎年聞いているような気がしているのですけれども、今年の予算全体として供用開始区域というのは、少しずつふえているかなと思っているのですけれども、今年の予算というのは、どのぐらいの新規加入を見込んでいるのか、その数だけ教えていただきたいと思います。
 それと、今供用開始区域が相当広がってきているというふうに判断しているのですけれども、その加入率というのですか、毎年聞いているような気がしているのですけれども、申しわけないのですが、どのぐらいの状況なのかをお聞きしたいと思います。
 以上であります。
議長(岡安敏雄君) 環境水道課長、落合康秀君。

                          [環境水道課長(落合康秀君)登壇]

環境水道課長(落合康秀君) [ 42 ]  ただいまの関根議員さんのご質問にお答えいたします。
 新年度のほうの新規の新たな加入者につきましては、40戸を見込んでおります。それと、加入率でございますが、2月末現在で集計したものがございます。世帯数で出した数字、また人口をもとにした数値、どちらも同じ率でございまして、61.3%という加入率になってございます。
 以上でございます。
議長(岡安敏雄君) ほかに質問ございますか。

                          [「なし」と言う人あり]

議長(岡安敏雄君) ないようですので、質疑を終結いたします。
 討論を行います。

                          [「なし」と言う人あり]

議長(岡安敏雄君) 討論を終結いたします。
 これより議案第23号「平成23年度明和町下水道事業特別会計予算」について採決いたします。
 本案は原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。

                          [起立全員]

議長(岡安敏雄君) 起立全員であります。
 よって、議案第23号は原案のとおり可決いたしました。

議案第24号の質疑、討論、採決

議長(岡安敏雄君) 日程第6、議案第24号「平成23年度明和町水道事業会計予算」について質疑を行います。

                          [「なし」と言う人あり]

議長(岡安敏雄君) 質疑なしと認めます。
 討論を行います。

                          [「なし」と言う人あり]

議長(岡安敏雄君) 討論を終結いたします。
 これより議案第24号「平成23年度明和町水道事業会計予算」について採決いたします。
 本案は原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。

                          [起立全員]

議長(岡安敏雄君) 起立全員であります。
 よって、議案第24号は原案のとおり可決いたしました。

議案第25号の上程、説明、質疑、討論、採決

議長(岡安敏雄君) 日程第7、議案第25号「教育委員会委員の任命について」を議題といたします。
 書記から議案の朗読をいたさせます。

                          [書記朗読]

議長(岡安敏雄君) 提案者に提案理由の説明を求めます。
 町長、恩田久君。

                          [町長(恩田 久君)登壇]

町長(恩田 久君) [ 43 ]  議案第25号 教育委員会委員の任命についてご説明申し上げます。
 本案は、明和町教育委員会委員に鑓田範雄さんを任命したいので、議会の同意を賜りたくご提案申し上げる次第でございます。
 鑓田さんは、昭和47年に明治大学大学院法学部卒業後、昭和48年4月に埼玉県岩槻市慈恩寺小学校に教諭として赴任以来、36年間にわたって義務教育に係る小学校の教諭、教頭、校長及び教育委員会の指導主事として教育一筋にうんと努力し、その実績は卓越したものがございます。常に教育の本質を見据え、使命感と情熱を持って多くの学校課題の解決に努め、学校、教育の充実、振興に貢献し、地域や保護者から深く信頼される教育者でございます。平成14年に明和中学校校長として赴任以来、「自立した学びをはぐくむ事業の創造」をテーマに、きめ細やかな指導で地域でも誇れる全国水準を超える学力を実現いたしました。また、平成19年から明和西小学校長を歴任され、平成22年3月に定年退職されたわけでございますが、その温厚な人柄と職に対する責任感の強さから、再び明和町立明和こども園長として赴任され、明和町の幼児教育充実にもご尽力いただきました。現在は、群馬大学大学院客員准教授としてご活躍中でもございます。当人は、温厚篤実にして卓越した指導力もあり、あわせて教育行政に必要な豊富な経験の持ち主でございます。まさに教育委員には適任と考えております。
 どうか全会一致でのご賛同を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明を終わります。
議長(岡安敏雄君) これより本案に対しまして質疑を行います。

                          [「なし」と言う人あり]

議長(岡安敏雄君) 質疑なしと認め、終結いたします。
 討論を行います。

                          [「なし」と言う人あり]

議長(岡安敏雄君) 討論を終結いたします。
 これより議案第25号「教育委員会委員の任命について」を採決いたします。
 本案は原案のとおりこれに同意することに賛成の諸君の起立を求めます。

                          [起立全員]

議長(岡安敏雄君) 起立全員であります。
 よって、議案第25号は原案のとおりこれに同意することに決定いたしました。

議案第26号の上程、説明、質疑、討論、採決

議長(岡安敏雄君) 日程第8、議案第26号「明和町立明和こども園の設置及び管理に関する条例の一部改正について」を議題といたします。
 書記から議案の朗読をいたさせます。

                          [書記朗読]

議長(岡安敏雄君) 提案者に提案理由の説明を求めます。
 町長、恩田久君。

                          [町長(恩田 久君)登壇]

町長(恩田 久君) [ 44 ]  議案第26号 明和町立明和こども園の設置及び管理に関する条例の一部改正についてご説明申し上げます。
 本案は、明和町立明和こども園の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例を提出するものでございます。
 改正の内容については、次の3点でございます。1点目は、現在こども園では通常の短時間保育児童と長時間保育児童の保育を行っております。この中で短時間保育児童に対しまして、希望により預かり保育を実施してまいりましたが、この預かり保育料がきちんと定めていなかったため、今回受益者負担の原則からも、新しくこの保育料を設定するものでございます。
 2点目は、何らかの理由により一時的にこども園で長時間保育をする一時預かり保育について、これまで明和町一時保育事業実施要綱により実施してまいりましたが、この事業も保育料が発生するため、条例化をしようとするものでございます。
 3点目が、子育て支援センター事業について、現在もこども園で実施しておりますが、条例に明記されていないため、今回保育事業の中に明記するものでございます。
 以上3点の内容でございますが、こども園も本年で5年が経過しようとしております。初めてのこども園ということで、試行錯誤を繰り返し現在に至っておりますことを申し添えさせていただきます。
 なお、この条例は、平成23年4月1日から施行しようと附則で定めるものでございます。十分ご審議をいただきましてご決定くださいますようお願い申し上げまして、提案理由を終わります。
議長(岡安敏雄君) これより本案に対しまして質疑を行います。
 2番、斎藤一夫議員。

                          [2番(斎藤一夫君)登壇]

2番(斎藤一夫君) [ 45 ]  2番、斎藤でございます。議案第26号 明和町立明和こども園の設置及び管理に関する条例の一部改正について、何点かお伺いしたいと思います。
 まず、1点目といたしまして預かり保育料、こちらのことについてお伺いしたいと思います。現行では、通常の保育料9,500円と同額で長期休業期間中に保育が行われているかと思いますが、今後改正になりますと、1日当たり500円ということで、保護者の負担が非常にふえるかと思いますが、どの程度の増加になるのか。また、いつから、その期間は夏季休業に入る7月の21日以降から始めるのか、あるいは8月以降から始めるのか、そのあたりについてお伺いしたいと思います。
 それともう一点、これは全体的な部分ですが、子育て支援という側面から見ますと、今回の改正というのは、逆行しているように思われるのですが、その点について町長はどのように考えているのでしょうか。
 以上の点についてお伺いいたします。
議長(岡安敏雄君) 学校教育課長、始澤稔君。

                          [学校教育課長(始澤 稔君)登壇]

学校教育課長(始澤 稔君) [ 46 ]  斎藤議員さんのご質問にお答えしたいと思います。
 預かり保育料についてですが、現在は8月の夏休み中、一律で9,500円という保育料を預かっておりますが、これが1日500円ということになります。預かり保育を受けない幼児、児童につきましては、4,700円ということです。これで現在今のところ夏休み中に平均で12日預けているという計算がありますので、それからいきますと、12日ですと基礎部分が4,700円で、その上に全部で1万700円になると思います。6,000円と4,700円ということで1,200円の増加になるということでございます。こういう改正を行うことによりまして、特に必要な方だけに預かり保育をというようなことになるかと思いますので、平均にすればそこまではいかないかなと思っております。それと、この預かり保育の部分につきましては、幼児教育と異なりまして保育の部分になりますので、単価は幼児教育の1日当たりの3倍以上というような国の基準、3倍以上になるような基準になっておりますので、受益者負担からも適当かと思っております。
 以上でございます。
議長(岡安敏雄君) 町長、恩田久君。

                          [町長(恩田 久君)登壇]

町長(恩田 久君) [ 47 ]  子育て支援ですけれども、公立の建物、こども園ですけれども、それを使っているわけですけれども、好き勝手に、勝手にやっているわけにはいきませんので、これを条例化して明文化したいと思って今回の提案申し上げた次第でございます。
 以上でございます。
議長(岡安敏雄君) 2番、斎藤一夫議員。
2番(斎藤一夫君) [ 48 ]  平均12日ということで、大体1,200円程度の現状より負担がふえるというご説明でしたが、最大でどのぐらいふえるのかと、あとこの改正をすることによって、今回改正する目的であるその突然休むとか、そういうことに対応するということで条例改正が行われるという説明は受けておりますが、どの程度の効果を見込んでいるのか、その点についてお伺いします。
議長(岡安敏雄君) 学校教育課長、始澤稔君。

                          [学校教育課長(始澤 稔君)登壇]

学校教育課長(始澤 稔君) [ 49 ]  ただいまのご質問にお答えします。
 最大でどのくらいかというご質問ですが、夏休み中の8月1日から25日までで、最大で15日間預けている方がいらっしゃいます。そうすると1万2,200円ということで……

                          [「最大の日数で」と言う人あり]

学校教育課長(始澤 稔君) [ 50 ]  最大日数、7月の21日から8月の27日までになります。1カ月ちょっとあるわけですけれども、これを全部預けるということは、ちょっと想定していないのですが、20日預けだとすれば1万円ということになりますので、1万4,700円ということになります。
 それから、受益者負担ということで、500円としたことでどれぐらい効果があるかということですけれども、申し込みの段階で不必要に多くの申し込みがなくなると思っております。その効果ということで数字的には示せませんが、そういう効果があると思っております。
 以上でございます。
議長(岡安敏雄君) 2番、斎藤一夫議員。
2番(斎藤一夫君) [ 51 ]  数字にあらわせないということで、効果のほうあらわせていただけなかったわけですが、おおむね大体現状よりも半減するとか、あるいは3分の1ぐらいに減るとか、そのようなことで構わないのですが、その点がお尋ねしたいのと、あと夏季休業、これ7月の21日から始まるわけですが、8月の27日までといいますと全部で38日間、日曜日は保育が行われていませんので、日曜日を除いて考えた場合、あと祝日、ここの部分を外して考えると、おおむね30日から32日ぐらいあるかと思いますが、そうすると1万五、六千円マックスで負担が受益者負担という形でかかるかと思うのですが、そうなると7月に関しては9,500円、通常の保育料というか授業料といいますか、いただいているわけだと思うのですが、7月の21日から7月の31日かけては、二重徴収になるのではないかと思いますが、その点についてどのように考えているでしょうか。
議長(岡安敏雄君) 学校教育課長、始澤稔君。

                          [学校教育課長(始澤 稔君)登壇]

学校教育課長(始澤 稔君) [ 52 ]  先にその7月の休みのことですけれども、保育料というのは、1カ月、一月単位で考えておりまして、7月は9,500円、また8月も9,500円ということになりますけれども、8月の1日から27日が1カ月近くお休みになりますので、8月については、休んだ場合には4,700円ということになっております。そういうことで、一月一月ということで見るというふうにしておりますので、7月分が二重ということはないというふうに考えております。
 それと、この効果がどのくらいかということなのですが、はっきりは申し上げられないのですが、3分の1ぐらいは減るかなと私ども思っております。
 以上でございます。
議長(岡安敏雄君) 3回終了しているのですけれども、ではどうぞ。
2番(斎藤一夫君) [ 53 ]  効果については、大体わかりましたので、結構なのですが、先ほど7月、月単位で預かり保育料をいただいているということで、7月分について9,500円、8月分については長期休業があるために4,700円の負担でということもあるのですが、そうすると7月分に関しては丸々1カ月分いただいているにもかかわらず、7月21日から、7月21日は海の日か何かでたしかお休みなので実質10日間で、日曜日がありますので、8日か9日になると思うのですが、その部分については、その9,500円の中に含まれるのではなく別途500円徴収する形になるかと思うのですが、そうすると1カ月の保育料9,500円とさらに1日当たり500円という二重の徴収になるというふうに解釈できるのですが、その点についてご説明お願いいたします。
議長(岡安敏雄君) 学校教育課長、始澤稔君。

                          [学校教育課長(始澤 稔君)登壇]

学校教育課長(始澤 稔君) [ 54 ]  保育料については、1カ月9,500円ということでございまして、7月分については丸々1カ月、9,500円いただいております。8月分については、1日から27日までがお休みということで、その後あるのですけれども、4,700円と半額にしております。その1カ月を単位にして休みがあっても、本来は1日でも来れば9,500円ということなのですが、7月は後半休みがありますが、1カ月ということで考えて9,500円になっております。8月分については、休みがほとんどでございますので、半額にしているわけでございます。1カ月1カ月で、途中で区切らずに1カ月で見てやっております。
 以上でございます。

                          [「7月の重なる部分ついてお尋ねしているんですが」と言う人あり]

学校教育課長(始澤 稔君) [ 55 ]  7月については、1カ月ということでもう9,500円と決まっておりますので、休みがあってもその分は9,500円になります。8月が半額ということになります。その分重なるということもありますけれども、保育料は1カ月見るということにしておりますので、その分については、1カ月ということで重なるということではなくて、1カ月分ということで理解していただきたいと思います。
 以上でございます。
議長(岡安敏雄君) 7月中は、プラスアルファの預かり料500円は取らないということですね。
2番(斎藤一夫君) [ 56 ]  それを聞いているのですけれども、回答が、答弁が違うのです、質問の内容と。
議長(岡安敏雄君) 一応斎藤議員の質疑については、会議規則上は3回を超えているのですが、もう少し、ではもう一度、質問の趣旨はわかっていますか。
 ここでちょっと休憩しまして、10分まで休憩しますので、その間内容をまとめてください。お願いします。
 では、10分まで休憩いたします。

                          休 憩  (午前11時02分)

                          再 開  (午前11時10分)

議長(岡安敏雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 学校教育課長からの答弁を求めます。

                          [学校教育課長(始澤 稔君)登壇]

学校教育課長(始澤 稔君) [ 57 ]  預かり保育料ですけれども、説明不足で申しわけありませんでした。
 1カ月の9,500円という、この金額につきましては、通常の保育料でございまして、預かり保育料ではございません。7月についても、通常の保育料9,500円をいただくということになっております。ですから、例えば6月でありましても9,500円と、そのほか預かり保育を土曜日に1日利用したとすれば、そのほか1日500円ということで徴収することになります。そういうことで、7月においても9,500円は保育料、これは短時間の保育料ということです。それでそのほかに預かり保育を利用した場合には、例えば午後2時から3時ですと1回100円ということになります。休日につきましては、1日500円ということでやらせていただきたいと思っております。
 以上でございます。
議長(岡安敏雄君) 質問者よろしいですか。二重という状態が7月は生まれるという理解だと思います。それを前提にしてこれより原案に対しまして採決をいたします。
 議案第26号「明和町立明和こども園の設置及び管理に関する条例の一部改正について」を採決いたします。
 本案は原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。

                          [起立多数]

議長(岡安敏雄君) 起立多数であります。
 よって、議案第26号は原案のとおり可決することに決定いたしました。

閉会中の継続調査について

議長(岡安敏雄君) 日程第9、「閉会中の継続調査について」を議題といたします。
 各常任委員長並びに議会運営委員長から、会議規則第74条の規定に基づき、お手元に配付いたしましたとおり、閉会中の継続調査の申し出がありました。
 お諮りいたします。各常任委員長並びに議会運営委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することにご異議ございませんか。

                          [「異議なし」と言う人あり]

議長(岡安敏雄君) 異議なしと認めます。
 よって、各常任委員長並びに議会運営委員長の申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することに決定いたしました。

一般質問

議長(岡安敏雄君) 日程第10、一般質問を行います。
 本定例会における一般質問は、お手元に配付してありますとおり、10名から13問の通告がありました。
 質問については、会議規則第63条の準用規定に基づき、同一議員につき同一の質問について3回以内といたします。
 質問者並びに答弁者におかれましては、今日の社会状況をかんがみ、簡潔明瞭に質疑応答をお願いし、審議促進にご協力をお願いいたします。
 なお、一般質問は通告制となっておりますので、通告のありました諸君のみこれを許します。
 これより順位に従いまして順次質問を許します。
 第1問、千代田町への大型店舗オープンによる本町への影響について、2番、斎藤一夫議員の質問を求めます。
 2番、斎藤一夫議員。

                          [2番(斎藤一夫君)登壇]

2番(斎藤一夫君) [ 58 ]  2番、斎藤でございます。千代田町への大型店舗オープンによる本町への影響についてご質問いたします。
 先日隣町に大型小売店舗がオープンし、大変盛況でした。本町においても多くの方々が利用され、非常に便利になることと思われます。しかしながら、商業圏20キロと言われる大型店舗のオープンにより、本町においても、さまざまな面での影響が及ぶものと考えられます。
 まず、1点目といたしまして、近隣からの利用者が増大することにより、本町においても122号線及びいわゆる赤岩県道、そして広域農道での渋滞が懸念されるかと思われます。122号から赤岩県道に抜ける交差点におきましては、明和西小学校があり、多くの児童が通学しております。交通量の増大により、交通事故の危険性が増大すると思われますが、どのような対策を考えているのでしょうか。
 2点目といたしまして、町内商業施設及び商店等への影響が考えられます。大型店舗ということで、各種雑多の品物が販売されることにより、消費者へは非常に便利になるかと思いますが、その反面、隣町の大型店舗へ行けば何でもそろうという形で、町内商店や町内業者への影響ははかり知れないものがあるかと思いますが、どのような対策を予定しているのでしょうか。
 以上2点につきましてご答弁願います。
議長(岡安敏雄君) 総務課長、橋本貴好君。

                          [総務課長(橋本貴好君)登壇]

総務課長(橋本貴好君) [ 59 ]  斎藤議員さんのご質問の件につきまして担当課長からお答えをさせていただきます。
 ご質問は、千代田町への大型店舗、株式会社ジョイフル本田千代田店のオープンに伴う交通対策はどのように考えているのか。また、町内への各商店への影響と対策についてどのような考えを持っているのか。この2点かと思いますので、順次お答えをしてまいりたいと思います。
 まず、1点目の交通安全対策という見地からお答えを申し上げます。ご案内のとおり、先日3月の15日、株式会社ジョイフル本田千代田店がオープンになりました。近隣ではこれほどの大型店舗は珍しいということから、県内はもとより、県外からの相当の来客があるのではないかと予想はしておりますが、同時に周辺道路の混雑が心配をされるところでございます。私も当日8時30分から該当の店舗がオープンするということを承知しておりましたので、午前8時までには西小学校の交差点に赴きまして、歩道橋の上から交通の流れを見てまいりました。ちょうどこのときが地震災害の計画停電の大騒ぎの真っ最中でございましたので、十分な把握はできなかったのですが、しばしの間交通の流れを見ておりましたところ、その時点では特に大きな支障があるとは認められない状況でございました。このような現状を踏まえまして、この対策といたしまして、まず店舗側では集客に向けまして、また混乱を避けるために案内看板等を明和町内を始め近隣に約10カ所ほど設置をしてございます。したがいまして、土地勘のない多くの車両は、この案内板に従って通行することが予想をされるところでございます。次に、町での対応としては、交通安全対策面から、明和町交通対策協議会長、これは明和町長でございます。明和町長名におきまして3月の10日付で傘下の交通安全協会、交通指導隊、各区長さん、小中高校、こども園、老人クラブ、子ども会育成連絡協議会等の団体、全部で19団体ございます。この団体に注意喚起を促す文書をお願いしたところでございます。このほか町のホームページにおきましても、関連の記事を掲載をいたしております。特に学校関係では、新学期を間近に迎えまして、新入学児童生徒を始め多くの子どもたちが交通事故等に遭わないよう、特段の注意喚起をしていきたいと、学校を通じまして保護者あてにも注意をお願いしたところでございます。今後につきましては、交通渋滞等の状況を十分見きわめながら、必要に応じた対策を講じてまいりたいと考えておりますので、その際にはご協力とご助言をぜひお願い申し上げたいと思います。
 2点目の町内各商店への影響と対策についてでございますが、現在町内の商店数は78件あるようでございます。地域の商店は、町民の身近な買い物の場、コミュニティーの場、まちづくりの中心でもございます。大型店舗の進出によって、身近な買い物の場である地元商店街から客足を奪って、高齢化社会の中で買い物ができずに困っている地域もあるように聞きますので、この件につきましては、各商店街、あるいは商工会、関係組織と力を合わせまして活性化を図るよう検討してまいりたいというふうに考えております。この企業の進出をマイナスの面ばかりで考えるのではなく、逆にプラスの面で発想を展開していく上で共存共栄がつながっていければいいなというふうに考えております。
 以上でございます。
議長(岡安敏雄君) 2番、斎藤一夫議員。
2番(斎藤一夫君) [ 60 ]  今答弁いただいたわけでございますが、2点ほどお伺いしたいと思います。
 まず、交通面に関しまして、こちらちょうど地震の影響等もありまして、過日のオープン、地震の影響がある中で過日のオープンを迎えたわけですが、計画停電等もありまして、さしたる混雑は、中は込んでいたかと思いますが、私も行ってみたわけですが、特に渋滞が発生するとかということは、実際なかったわけですが、今後状況がまた落ちついてきますと渋滞が予想されるかと思いますが、そんな中で交通事故が起きないようにということで、例えば小学校の前を通っている赤岩県道、こちらのほうをなるべく利用しない形で集客ができるような案内看板なりなんなりにしていただくという形で、なるべくそこの道を使って店舗に行くのではなくて、なるべく同じ渋滞するのであっても、迂回する形をとれればいいのではないかなと私は思うわけですが、そこら辺、交通事故が起きないように町としてもやっていただければと思うのです。
 それから、商業施設への影響の件なのですが、この提案といいますか、過去の中にも今成議員からも質問が一般質問の中でありましたように、町内で利用可能な地域振興券などの発行というのは、考えてみてはいかがかと思うのですが、非常に大きな店舗ですので、何でもそろうということで、多くの方が利用されて非常に便利にはなるかと思います。ただ、町内のお店で買えるものでも、やっぱり行ったついでにそれも買ってきてしまうというような形で、やはり多少なりとも影響は出てくると思いますので、そこら辺を町側としても、町内振興券の発行など、何らかの手だてを考えているのか、もう少しご答弁いただければと思います。
議長(岡安敏雄君) 総務課長、橋本貴好君。

                          [総務課長(橋本貴好君)登壇]

総務課長(橋本貴好君) [ 61 ]  それでは、前段の部分について私のほうからお答えをさせていただきます。
 確かに先ほど議員さんのおっしゃるとおり、ここ一、二日の状況で今後の交通状況を判断するというのは、非常に難しいことであると思います。議員ご指摘のとおり、今後交通渋滞が発生しまして、例えば幹線道路のほうからわき道の町道等に流入するような車両も十分予想され危険が増大すると。あるいはまた、この後農作業等の繁忙期を迎えまして、その辺の支障も考えられるということで、十分予想されることでございます。これらにつきましては、今後の混雑の状況についてどのような状況がどの程度継続するか、はっきりわからない部分がございますが、ある程度その期間は空気をしっかり見きわめた上で、その上で例えば規制とか取り締まり、それが必要ということになれば、地元や関係機関とよく協議の上で対処をしていきたいと思います。また、店舗側に対しましても、必要に応じた渋滞整理といいますか、渋滞案内のためのガードマンの設置等につきましても、要望をしていきたいということを考えています。
 以上でございます。
議長(岡安敏雄君) 町長、恩田久君。

                          [町長(恩田 久君)登壇]

町長(恩田 久君) [ 62 ]  交通環境は、総務課長が答弁したとおりですけれども、基本的な幹線道路を私は行くのがいいのかと思っています。迂回すると町道というのですか、地区内にも入り込みますので、余計交通事故の心配があるので、幹線道路が一番私はいいかなと、そんなふうに考えております。また、地元の商店街の振興策も地域振興券はどうかというご提案でございますけれども、これについては、商工会等もありますので、それと協議して近々決定したいなと、そのように思っています。
 以上でございます。
議長(岡安敏雄君) 以上で第1問の質問を終了いたします。
 第2問、公共施設の利便性向上について、2番、斎藤一夫議員の質問を求めます。
 2番、斎藤一夫議員。

                          [2番(斎藤一夫君)登壇]

2番(斎藤一夫君) [ 63 ]  2番、斎藤でございます。公共施設の利便性向上についてお伺いいたします。
 現在本町では、通年で海洋センターでのプールの利用が可能となっており、住民の健康づくりの一翼を担っていることは、大変すばらしいことであると思います。しかしながら、海洋センターでは入り口のバリアフリー化はされているものの、内部のバリアフリー化、これはプール内ということですが、はされておらず、障害者の方や高齢者の方の利用に際して不便を感じる部分が見受けられます。さらなるバリアフリー化、もしくは対応器具等の設置を推進し、だれもが利用しやすい施設運営をできるようにすることはできないでしょうか。また、より利用しやすくするために、障害者割引等を実施することはできないでしょうか。
 続きまして、来月4月1日より社会体育館を始め各公共施設におきましての敷地内全面禁煙が実施されていることとなっておりますが、各施設におきまして全面禁煙となる旨のお知らせがされてはおりますが、まだ十分な周知徹底がされているとは言えない状況にあると思われます。入り口等に敷地内全面禁煙となる旨の張り紙等がされておりますが、決して大きいポスターとかではなく、A4判程度の紙に書かれている程度であり、非常にわかりにくくなっております。これをさらにわかりやすくポスターや、あるいはポスターまで行かないまでも、それなりに大きい内容で大きくわかりやすく、もっと徹底した周知をしたほうがよいのではないでしょうか。また、敷地内全面禁煙となることにより、施設利用者は、施設利用時には施設を出て喫煙をする形となり、路上喫煙等が多くなることが懸念されますが、対応をどのように考えているのでしょうか。例えば、単純に敷地内全面禁煙にするのではなく、徹底した分煙を実施することにより数カ所の喫煙所を設け、隔離して分煙という形をとることを検討してみてはいかがでしょうか。
 以上の2点につきましてお伺いいたします。
議長(岡安敏雄君) 教育長、岩ア辰行君。

                          [教育長(岩ア辰行君)登壇]

教育長(岩ア辰行君) [ 64 ]  ただいまの斎藤議員さんのご質問に対しまして、担当する教育委員会より回答申し上げます。
 まず、最初の海洋センターのバリアフリー化等についてでございますが、海洋センターでは平成16年度大規模改造を行った際に、センター入り口からプールサイドまでの段差をなくすなど、バリアフリー化をいたしました。車いすや松葉づえ使用の方、足腰の弱い方にもご利用いただきやすくなっております。あわせて障害者の方や高齢者の方の利用促進についてというお話もございましたが、海洋センターの運営委員会にて何度かこういうことにつきましても協議をいたしました。しかしながら、館林や大泉のように福祉課が所管していまして、障害者に考慮したリハビリ等に設計されたプールではなくて、競泳や健康の維持増進を目的にした体育施設として設置したプールでございまして、深さが約120センチメートルでございます。入水用のスロープ等もないことから、設置目的に相違がありまして、一般利用者と同じように障害者の方が利用いただく危険度を考慮して無料化は見送っております。なお、高齢者には入館料の優遇措置としまして25回分の回数券では33%の割り引きで購入をしていただいております。
 もう一点、各施設敷地内全面禁煙についてでございますが、本町の生涯学習課所管施設におきましては、数年来に及ぶ国の法令施行及び通知等にかんがみまして、1年前からこの敷地内全面禁煙の周知を掲示いたしまして、1年の期間を経て実施しようとしているものでございます。特に昨年厚労省からの受動喫煙防止対策についての通知及び受動喫煙防止対策のあり方に関する検討会報告書では、次のようにまとめられております。一つ、多数の者が利用する公共的な空間については、原則として全面禁煙であるべきこと、二つ、喫煙者は、自分のたばこの煙が周囲の者を曝露していることを認識することが必要であること等、強い言葉で受動喫煙防止の推進が明記されております。また、今後の受動喫煙防止対策は、基本的な方向性としまして、多数の者が利用する公共的な空間については、原則として全面禁煙であるべきことがうたわれており、特に子どもたちが利用する施設では、屋外であっても受動喫煙の被害を防止する措置を講ずることが強く求められております。
 なお、全面禁煙が困難である場合においても、適切な受動喫煙防止措置、例えば分煙等を講ずるように努める必要があることも示していますが、これも将来的には全面禁煙を目指す必要があるとしております。このように、世界的にもまた国の方針としても、社会全体として受動喫煙防止への啓発が進む中、本町におきましても、公共施設においての敷地内禁煙は、他事業所や民間機関に先駆けて先進的に取り組むことが求められておりますことをぜひご理解いただきたいと思います。
 以上でございます。
議長(岡安敏雄君) 2番、斎藤一夫議員。
2番(斎藤一夫君) [ 65 ]  ご答弁ありがとうございました。海洋センターのほうの件につきましては、非常に明確な答弁をいただきましたので、私のほうも理解したいと思いますが、全面禁煙の件に関しましては、私も分煙という大まかなくくりで言ってしまったのであれなのですが、路上喫煙、こちらでも結局敷地内のわずか数メートルの位置に出れば路上で喫煙できますので、そうすると、完全な分煙という状態ではない受動喫煙が十分考えられると思います。そんな中で、例えば社会体育館を見た場合ですと、社会体育館の西側になりますか、旧役場職員の駐車場、こちらのほうだとかは、多分禁煙対象外の地域になるかと思うのですが、そのあたりに小屋というか部屋というか、プレハブみたいなそういう分煙室と言ったらいいのか喫煙室と言ったらいいのか、そういうのを設けるような形でやることというのは、可能ではないでしょうか。その点についてお伺いいたします。
議長(岡安敏雄君) 生涯学習課長、金子春江君。

                          [生涯学習課長(金子春江君)登壇]

生涯学習課長(金子春江君) [ 66 ]  敷地内全面禁煙につきましてご回答申し上げます。
 それにつきましては、社会体育館の西側の駐車場が社会体育館及び公民館、産文の敷地内とはなっておりません。そこで、分煙の場所を設立ということもございますけれども、それではそこに治安上の問題、それから清掃の問題等、非行というものに関してのきちんとした管理ができるかといいますと、かえって難しいのではないかという結論になりました。また、一番いいのは、館内に見えるところに喫煙場所を設けるということでございますが、厚生労働省のほうからの指導で、公民館、公共施設、それから子どもが特に出入りする施設においては、全面禁煙という強い指導が来ておりますので、今分煙室を費用をかけてつくったとしても、その後禁煙をしなければならないという義務が生じておりますことから、その場所を費用をかけてつくるということが理解を得られないのではないかというふうな課の結論に達したということでございます。
 以上でございます。
議長(岡安敏雄君) 2番、斎藤一夫議員、最後の質問になります。
2番(斎藤一夫君) [ 67 ]  国からの強い指導ということで、喫煙室設けるのが非常に困難だということでありますが、本町におきましても、たばこ税の収入というのは、非常に大きなものがあるのではないかなと思います。その部分の中で、敷地内全面禁煙という形でやっていくのではなく、できることであれば、その離れたところに小屋をつくるとなると、やはり非行だとか、そういう管理の問題が出るということなのですが、ただ路上喫煙までは現状禁止されている状況ではない中で考えると、清掃面だとか考えますと、その施設を出たところでは喫煙がふえて、環境的にもやはりポイ捨てだとかで非常によくないのではないかなと思うのですが、そのあたりどのように考えているのかと、あと最初に質問しましたポスターなりなんなりの周知の件についてちょっとご答弁いただいていないようなので、その点についてだけご答弁お願いします。
議長(岡安敏雄君) 町長、恩田久君。

                          [町長(恩田 久君)登壇]

町長(恩田 久君) [ 68 ]  厚労省のほうから強く指導が来ているとか、課長のほうから答弁されていましたけれども、路上喫煙については、皆さん方のモラルも守っていただきたいと思います。たばこ消費税が年間町のほうにも六、七千万入ってくる以上に、健康が私は大事だと思いますけれども、その辺を理解していただきたいと思います。ただ、つけ加えて、町の出先機関、すべて全面禁煙、敷地内禁煙したいと、そう思っておるので、よろしくご理解、ご協力をお願いしたいと思っています。
 以上です。
議長(岡安敏雄君) 生涯学習課長、金子春江君。

                          [生涯学習課長(金子春江君)登壇]

生涯学習課長(金子春江君) [ 69 ]  追加のご回答を申し上げたいと思います。
 生涯学習課施設におきましては、昨年厚生労働省からの受動喫煙防止対策についての通知を受けまして、1年間の周知期間を経て実施するものです。その内容につきましては、国が平成14年の健康増進法施行、それから平成17年のたばこの喫煙に関する世界保健機関枠組条約の発行、平成19年には第2回締約国会議においてのたばこの煙にさらされることからのガイドラインの採択などにより、受動喫煙者の対応を迫られて、平成21年に受動喫煙防止対策のあり方に関する検討会報告書が取りまとめられて、昨年こちらに通知があったところでございます。この中には、たばこの税金をいただくよりも、たばこの喫煙者を減らすという方向に動くということで、きちんとこの中に取りまとめられたということをご認識いただきまして、指導が来ているということでございます。
 それから、敷地内禁煙に関しましては、施設におきましては、たばこを吸う場所には、今後喫煙が4月1日からできなくなりますというのを掲示してございますけれども、全面禁煙となりましたらば、利用者の見えるところに大きく掲示させていただいて、周知を図りたいというふうに考えております。
 以上でございます。
議長(岡安敏雄君) 以上で第2問の質問を終了いたします。
 第3問、ごみ収集の環境整備について、6番、今成隆議員の質問を求めます。
 6番、今成隆議員。

                          [6番(今成 隆君)登壇]

6番(今成 隆君) [ 70 ]  6番、今成でございます。私からは、ごみ収集の環境整備について質問をいたします。
 ごみ処理広域化に向けた取り組みは、館林市、板倉町、明和町に現有する施設と民間施設を活用しながらごみの適正処理を行っていますが、群馬県の広域化計画に基づき、処理の効率化と環境負荷の低減が図られること等から、平成19年8月に館林・板倉・明和ごみ処理共同事業協議会を設立をし、広域共同処理に向けた検討協議を開始をいたしました。広域処理を進めるには、幅広く意見を聞く必要があることから、平成19年12月12日に識見者や市町議会、住民組織や事業者団体の代表者、公募により参加を希望した住民の方、計30名で構成する館林・板倉・明和ごみ処理総合検討委員会を設置し、ごみ処理について話し合いを重ね、広域ごみ処理施設の整備に向け、ごみの減量化やリサイクル事業及びごみ処理の体制や処理方法について検討し、以後平成21年2月までに延べ13回の会議を開催し、平成21年3月にごみ処理の基本的な考え方をまとめ、一般廃棄物処理広域化実施計画を策定をいたしました。新しいごみ処理施設の建設には膨大な費用がかかり、とても1市2町だけでは負担ができないために、国の交付金を活用する必要があり、各市町単独では、交付金を受けることができないために、広域による新たな組織、一部事務組合が必要となったわけでございます。そこで、構成市町の経費の削減や事務の効率化を考えた場合に、館林市、板倉町、明和町、千代田町の1市3町でし尿処理事務を行っている館林衛生施設組合にごみ処理事務を追加し、複合的一部事務組合を設立することが最善な方法であると考え、平成21年12月、1市2町の議会において、館林衛生施設組合が事業主体となってごみ処理施設を設置する旨の規約改正案を可決し、翌年2月には群馬県知事より規約改正の許可をいただいたわけでございます。その後、館林・板倉・明和ごみ処理共同事業専門審査会により、館林・板倉・明和ごみ処理共同協議会に提言書を提出し、廃棄物処理分野の専門家3名による専門審査会での結論では、焼却方式、ガス溶融方式、炭化方式の3方式について専門的な見地より総合的に評価した結果、焼却方式が最もふさわしいとされる提言を受け、3首長で協議した結果、1市2町での可燃ごみ処理方法は、安定性、安全性にすぐれ、建設費及び維持管理費が経済的である焼却方式は、ストーカー式を採用することに決定をされたわけでございます。こうして新しいごみ処理施設の建設事業は、館林市、板倉町、明和町の1市2町の共同事業として、平成29年度稼働に向け平成22年4月1日より衛生施設組合において、広域ごみ処理施設の建設事業を開始をしたわけでございます。それを受け必要となる施設は、エネルギー回収促進施設、リサイクルセンター、最終処分場ですが、施設整備による地域住民への負担を軽減にするためと用地確保を少しでも容易にするために、これらの施設を分散施設とすることを原則とし、1市2町の負担の公平性を確保することが重要となり、22年6月に受け持ち施設の分担が決定をされ、我が明和町においては、最終処分場を受け入れ施設とすることになったわけでございます。その後、住民説明会やオープン型とクローズド型最終処分場を視察等を実施し、処分場はクローズド型と決定をされ、ごみ処理共同事業にかかわる最終処分場適地検討委員会を2回の開催を経て、2月20日に千津井地区での住民説明会を実施をしたわけですが、その後の状況について伺いたいと思います。
 続いて、広域共同処理に向けての分別収集の一元化の方向性や課題についてですが、現在の明和町での分別収集は、館林市や板倉町とは分別にあっては、考え方によってでありますが、格段にすぐれているものと思いますが、分別収集計画の推進により、容器包装廃棄物の3Rを推進するとともに、廃棄物の減量や有効利用が図られ、環境型社会の形成が図られるものであります。これは、環境委員やすべての関係者が一体となった取り組みによる環境負荷に低減が図られているものでありますが、今後どのように一元化を推進していくのか。品目の統一や回収方法、収集方法にあっては、収集方式、収集車両、収集頻度等、また処理、資源化方法との整合について伺います。
 次に、収集等処理手数料の一元化について質問をいたします。ごみの減量化、資源化を推進するために、国では家庭系ごみに対する有料化の導入を推進をしております。こうした国の動向や社会情勢、近隣自治体の動向などを踏まえて、1市2町の収集、処理手数料においては、異なっている手数料の一元化についての方向性や手数料を徴収するごみの品目、重量、対象者、料金、徴収方法等をどのようにしていくのか課題でもあります。現在町では家庭系ごみでは、ごみ袋にあっては、一部無料化でありますが、指定袋により処理手数料を徴収しております。館林市は無料、板倉町では手数料を徴収しております。私は、一般廃棄物の処理の有料化とは、ごみ処理の一部をごみ排出者に負担をしてもらいたいために、手数料を徴収することだと思います。指定袋は指定しているものの、ほぼ袋の原価で販売されているような場合には、手数料を徴収していることには該当しないことになります。有料化の目的は、発生抑制、再生利用の推進、公平性の確保、住民の意識改革を踏まえた一元化について伺います。
 次の質問は、明和町での収集業務とごみステーションの状況について伺いたいと思います。当町のごみステーションは、現在私の認識では100カ所以上あるものと思いますが、週に2回、夏季にあっては週3回の収集、大変な作業環境だと思います。収集の時間や焼却施設への搬入時間、現場の収集車両の台数は、現在1台、臨時職員2名での体制では、私は人的な環境負担や車両の負担があると考えております。また、今の収集体制を変えて夏場と同時に週3回の収集を東部、中部、西部とシフトしていくことや、町内には数社の事業系ごみの事業所が存在をしており、組合組織を立ち上げて官から民に委託していくことが行政が行う住民サービスであると考えますが、町長の所見を伺いたいと思います。
議長(岡安敏雄君) 環境水道課長、落合康秀君。

                          [環境水道課長(落合康秀君)登壇]

環境水道課長(落合康秀君) [ 71 ]  ただいまの今成議員さんのご質問に対しまして担当課長のほうからご答弁をさせていただきます。
 まず、1つ目のご質問でございますが、2月に千津井地区で行われました説明会のその後の状況についてどうなっているのか、というご質問であると受けとめております。地元の皆様のご理解をいただくために、地域住民であります千津井地区の皆様、周辺地区であります下江黒、斗合田地区の皆様に対し回覧により周知を行い、また候補地の地権者の皆様、候補地の敷地境界から20メートル以内の土地所有者の皆様、敷地境界から300メートル以内に居住する住民の皆様に開催通知を差し上げまして、2月20日日曜日に千津井地区に出向きまして説明会を開催いたしました。説明会では、出席者の皆様からさまざまなご意見、ご質問がございましたが、町の説明に対してご理解をいただいたと考えております。町の説明や質疑応答など、予定された説明事項が終了後、最後に皆様のご理解をいただけたものと受け取らせていただきましたので、次のステップとして、今後地権者との用地交渉に進んでいきたいと思いますが、よろしいでしょうかという町長からの問いかけに、出席者より賛同の拍手をいただき、閉会となりました。今後は、農用地区域からの除外申請や土地の買収について、また土地の地盤調査などを行うために土地に立ち入ることなどについての同意を得る必要があるため、早急に地権者会議を開催したいと考えております。
 2つ目が、分別収集の一元化や課題についてどう考えているかというご質問であると思います。分別の基準は、市や町によっておのおの異なっております。例えば、明和町が粗大ごみとしている小型家電品は、館林市や板倉町では不燃ごみに分類されております。また、板倉町では、生ごみを分別して堆肥化を行っていますが、館林市や明和町では可燃ごみとして焼却しております。廃棄物の個々の具体的な取り扱いについては、今後1市2町で詳細に検討していかなければなりませんが、可燃ごみについては、館林市に建設予定の焼却施設で、粗大ごみや不燃ごみについては、板倉町に建設予定のリサイクルセンターで、資源ごみについては、おのおのの自治体で処理を行うことになります。また、回収作業についても、おのおのの自治体で行うことになっております。したがいまして、明和町では、今後不燃ごみの区分や回収方法などについて検討することが必要になってまいります。
 次に、明和町の分別収集計画についてでございますが、ごみの区分や回収方法に多少の見直しが必要になってくると考えております。具体的には、有料化の方向性や分別の必要性など、1市2町の事務協議の中で、進捗状況に合わせて検討してまいりたいと思います。
 次に、収集処理手数料の一元化の概要や一部無料化のごみ袋と、一般廃棄物処理有料化についてでございますが、処理手数料につきましては、1市2町の現状においておのおの異なっておりまして、今後これを一元化していくかどうかについては、今後の協議の中で方向性を出してまいりたいと思います。
 次に、明和町での収集業務とごみステーションの状況や、町内での業者の組合組織の設立や民間委託での住民サービスの向上についてでございますが、町の収集業務につきましては、従来どおり町で行うため、基本的に変更は予定しておりませんが、分別区分や収集運搬方法に多少の変更は生じるものと考えております。ごみステーションにつきましては、変更の必要性はないと思われます。組合組織の設立につきましても、今のところ考えておりません。
 住民サービスの向上についてでございますが、町では従来より分別収集の拡充や家庭からの排水についても、可能な限り住民のニーズに対応してまいりましたが、今回の1市2町の共同事業を行うことにより、自前の施設を保有できるようになることから、住民サービスは格段に向上すると考えております。分別や収集の一元化、処理手数料など、今後詰めていかなければならないことはたくさんございますが、今後の1市2町の協議の中で十分検討してまいりたいと考えております。
 以上でございます。
議長(岡安敏雄君) 6番、今成隆議員。
6番(今成 隆君) [ 72 ]  ただいま課長から答弁いただいたわけでございますけれども、事務方レベルで今後1市2町に供給をしていくということでありまして、最終的にはその方向性の流れで一部事務組合のほうで議決をいただくということになるのかなと、私もそういうふうに考えておったわけですけれども、何点か再度質問させていただきたいと思います。
 収集計画というものの一元化というのは、1市2町の中でさまざまな品目、収集体制というのが違いがあるわけです。これが一元化ということに関しては、なかなか難しいのかなと思います。また、1つ懸念されることは、明和町は、先駆けて住民のご理解、また努力の結果、分別収集では格段に日本一という形になっておるのが現状であります。そういったことを資源ごみを含めた中で、またこれは先の話になりますけれども、一部事務組合の負担金ということまでもかかわってくると考えます。その辺も町長はどのように考えているのかをお聞かせ願いたいなと思います。
 また、冒頭答弁の中で千津井地区の方にご理解をいただいたと。東部地区の方にご理解をいただいたということで、これから除外、そして土地の買収ということで執行部の皆様方、または住民の理解ということで、大変ご苦労さまでした。問題が起きないように十分配慮しながら進めていっていただければと、そんなふうに考えております。
 それと、明和町が一部無料化のごみ袋、今月26日から余ったごみ袋のチケットをトイレットペーパーにまた交換するということで始まるのかというふうに思います。袋を利用するというのも、もちろんごみになるわけですから、トイレットペーパーに交換するのが、それは有効利用の一つになろうかと思います。そこで、私は金額のことを今までちょっと思って先ほど答弁させていただいたのですが、現在町の中でご協力をいただいているごみ袋の販売されている店舗が何件かあります。そこで販売されているのが、可燃ごみの大が1枚35円、2種類ありまして、小が17.5円ですか、17円50銭ということになろうかと思うのですけれども、これは商売というのは、そこで販売するわけですから、簡単に言いますと1枚が幾らで仕入れて1枚を幾らで販売するという手数料をもちろんいただいているというふうに思います。町は、袋を業者に幾らでつくって幾らで販売しているのか、そのお店の方に。町は安く売りたいということはあろうかと思いますけれども、受益者負担ということで考えますと、処理手数料ですよね、そこでの利益がなければ、町は館林市に焼却する金額をお支払いしているわけですから、それの金額がわかったら教えていただきたいと思います。
 それと、町の中のごみステーションを今後変える必要ない、収集体制も変える必要がないというご答弁いただいたわけですけれども、先月でしたか、町のパッカー車が1台ありまして、それがどこの故障かわかりませんけれども、故障して使用できないということで、収集ができなくなってしまうということで、民間のそばにある福島さんのほうに車をお借りして、臨時職員の方が大急ぎで対応して収集活動をしたということをお聞きしております。町は、もう一台古いパッカー車がありますけれども、このパッカー車もペットボトルの専用回収ということで、それを1台残しておいて今後使っていくというお話でした。現に、あれにペットボトルでしたら問題ないかもわかりませんけれども、実際にほかのものを入れて収集したら、車両的にはそのまま収集ができるのかできないのか、ペットボトルであれば問題ない、ごみだともう底が抜けてしまう、機械が壊れてしまうということであっては、ペットボトルだけの回収のために古いものを1台置いておくというのは、私は無駄ではないかなと、そんなふうにも思っております。
 先ほど申しましたように、業者があるわけですから、私はやっぱり官から民に移して、もちろん組合組織でもいいです。価格の部分で入札という形でもいいかと思いますけれども、臨時職員で町の車両で収集のほうが当然経費は安く済むのは、私もわかります。でもやっぱり収集サービス、住民のサービスということで考えれば、業者か何かにお願いをして、多少の負担は仕方ないというふうに考えて進めていってはどうなのかなというふうにも考えておりますので、再度答弁をお願いしたいと思います。
議長(岡安敏雄君) 町長、恩田久君。

                          [町長(恩田 久君)登壇]

町長(恩田 久君) [ 73 ]  収集体制については、各市、各町が若干違いますので、これについては、先ほど言ったとおり、これからの一元化に向けて取り組みたいなと、そんなふうに思っています。この明和町については、分別収集が、本当に皆さん協力的でやってくれていまして、大分分別収集が整って、かなりその量も少なくなっております。その点についての負担金を少なくできるのではないかというご指摘だと思いますけれども、それについては、また改めて、そういうことがあったので、明和町方式でやってくれればありがたいのですけれども、なかなか一元化できないと思いますので、明和町がこのままずっと続けていくのであれば、その負担金を少しぐらい安くするというふうに、私は主張していきたいなと、そんなふうに思っているところでございます。
 また、今トイレットペーパーとの引きかえがすぐ始まりますけれども、これについては、分別収集に協力してくれた方なので、そうすれば自然とチケット券も余りますので、そのまま協力してくれたお礼というか感謝としてトイレットペーパーと交換をさせていただきたいなと、そんなふうに考えております。
 また、官から民へ、収集体制を考えたらどうかということでございますけれども、以前車のどのくらい差があるのかと計算しましたら、数字はちょっとわからないのですけれども、今の体制が安いということで結論が出ましたので、今の体制で今後もやっていきたいなと、そんなふうに考えております。
 以上でございます。
議長(岡安敏雄君) 環境水道課長、落合康秀君。

                          [環境水道課長(落合康秀君)登壇]

環境水道課長(落合康秀君) [ 74 ]  今町長が答弁したわけでございますが、少し補足をさせていただきたいと思います。幾つかご質問があったわけでございますが、議員さんおっしゃいますように、本町の現在のごみ収集、分別収集は、他の市町村に先駆けて行っております。そのため、ほかの市町村よりもすぐれた点が多々ございます。今回の1市2町によるごみ処理共同事業でございますけれども、施設を共同でつくってそれを運営していくわけでございますけれども、それぞれの収集は、それぞれの市町村ごとに行っていくことになっております。そういったことも含めまして、現在町が行っているその分別収集の質を低下することのないように行っていきたいというふうに考えております。
 それと、ごみ収集指定袋の購入と販売の関係だったと思いますけれども、ごみ収集指定袋の大のほうが購入単価が1枚9.5円、小のほうが1枚7円で購入してございます。そして、販売のほうが、大のほうが1枚35円、小のほうが17.5円ということでございますので、この差額が町のほうの利益ということになっております。
 それと、年末年始に町が可燃ごみの収集を行っておりますけれども、そのパッカー車が故障したために民間の車両を借り上げまして、一定期間収集を行ったわけでございますが、予備のような形で用意してあります古いほうのパッカー車、現在はペットボトル収集車ということで用意しているわけでございますけれども、それを使用しては、できるのかというような質問だったと思います。それにつきましては、そちらのほうのパッカー車は、年式も古いためにあちこち傷んでおりますので、可燃ごみの収集のような負荷の大きな作業を行うと故障につながるのではないかというふうにこちらでは考えております。そのため、あれを利用して可燃ごみの収集2台をするということは、難しいのではないかというふうに考えております。
 そのほか千津井地区のお話もございましたが、問題のないようにやってもらいたいと考えているがというようなご意見があったと思います。これにつきましては、町内に施設をつくるわけですから、地元の方の理解なしには、地元のほうと意思の疎通を欠くことのないように、十分な説明ですとか話し合いを行っていきたいというふうに考えております。
 以上でございます。
議長(岡安敏雄君) 6番、今成隆議員。
6番(今成 隆君) [ 75 ]  ありがとうございました。最後の質問ということでありますけれども、ごみ収集車はペットボトル専用で使えないと。その辺は、定期点検をよくしていただいて、故障のないようにお願いしたいと思います。これだけ頻繁に町中のごみステーションを収集するということで、車もそうですが、お二人の方の負担もかなり負担になっていると私は推測をする次第でございます。ごみステーションの場所というのは、それぞれ指定した場所に住民の方がごみを持ち込むわけです。その場合の清掃等、あるいはその地区の方が、それも当然当たり前だと思うのですが、収集車で回収する方、臨職の方が2名おられます。それをパッカー車に入れるときも、ごみ袋が破れてしまったりとか、不都合がかなりあるのです。回収した後も当然清掃を、ほうきとちりとりで掃除をその方がされて、パッカー車にまた入れて、そういう作業をしているのも何度か見ました。そういうことは、当然もちろんやっていただかなくてはなりませんけれども、この数が多いところを回収するということは、大変なことでありますので、私はできるだけ民間に委託できるものは、お金の問題はあろうかと思いますけれども、委託していただければと、強く要望して質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。
議長(岡安敏雄君) 以上で第3問の質問を終了いたします。
 ここで暫時休憩いたしまして、再開の時刻を午後1時ちょうどといたしたいと思います。
 以上で午前中の質疑は終わります。

                          休 憩  (午後 0時14分)

                          再 開  (午後 1時00分)

議長(岡安敏雄君) 休憩前に引き続き会議を開きますが、一般質問に入る前に、午前中の特別会計予算の質疑の中で、答弁について休憩時に調査して答弁したいということがありました。
 健康づくり課の吉永清重君から答弁をお願いいたします。

                          [健康づくり課長(吉永清重君)登壇]

健康づくり課長(吉永清重君) [ 76 ]  先ほど早川議員さんからご質問いただいた中で、補足回答をさせていただきます。
 国民健康保険特別会計、7ページでございますが、この中で保険給付費が前年比で1,442万8,000円の増という金額になっております。郡内の伸び率等の状況を回答させていただきます。本町におきましては、平成23年度の伸び率につきましては、1.9%でございます。前年が4.4%の伸び率となっておりますので、前年よりも減少している状況でございます。また、5町の状況を見ますと、現在まだ予算審議中ではございますが、確認をしましたところ、最も高いところが前年比で6.4%の伸び率という自治体もございます。また、少ないところではマイナス1.0%という状況でございますが、本町におきましては、5町の中では3番目の伸び率ということでございます。
 以上でございます。
議長(岡安敏雄君) 早川議員、よろしいですか。
 それでは、一般質問に戻ります。
 なお、計画停電が予定どおり実施されるというような報道もありますので、質疑につきましては、簡潔明瞭によろしくお願いいたします。
 それでは、第4問、公共施設送迎バスについて、10番、早川元久議員の質問を求めます。
 10番、早川元久議員。

                          [10番(早川元久君)登壇]

10番(早川元久君) [ 77 ]  10番、早川です。公共施設送迎バスについて質問させていただきます。
 町の公共施設送迎バスは、平成8年から運行されていて、利用者の1日平均は、19年度で27.3人で、20年度で25.5人、21年度で23.1人と年々減少傾向にあります。しかし、私の家の前で決まって利用する方がいます。バスの運転手さんも親切で、雨の日などは、その方の家の近くまで迎えに行ってくれているということです。福祉センターへ行く高齢者の方にとっては、なくてはならない足となっています。ある方から私に電話で、自転車に乗って買い物に行っていたが、最近自転車に乗るのも大変になってきて、息子から町の公共バスの利用を進められているが、家の近くを通るのは知っているが、どこを通り、時刻などがわからないという話がありました。私は、その方の家に時刻表を届けましたら、翌日電話がありました。電話の内容は、時刻表を見たら、買い物にバスを利用する場合、東回りを利用する人は、1時間半ほどで帰りのバスに乗れ、その方は、東回りで利用できるということですが、西回りを利用する人は、一部順路を変更しないと買い物に利用できないということでした。公共バスは、公共施設の送迎を第一の目的に順路や時刻も決められているものと思いますが、高齢者の足として、買い物にも便利に利用できるよう順路の変更、運行の改善ができないものか伺います。
 また、先ほどの方もそうでしたが、何時にどこを回っていくのか知らない人が多くいます。1巡目終了後厚生病院まで送ってくれるということも知らない方もいます。ぜひ公共バスの時刻表を「広報めいわ」、暮らしの便利帳やチラシなどで町民への周知ができないか伺います。
 以上2点になりますが、答弁をお願いいたします。
議長(岡安敏雄君) 住民福祉課長、原口享君。

                          [住民福祉課長(原口 享君)登壇]

住民福祉課長(原口 享君) [ 78 ]  早川議員さんのご質問につきましては、担当課長より回答いたします。
 買い物が困難な高齢者等につきましては、町としても今後取り組んでいかなければならない課題であると認識しております。町では、交通弱者等に対する町内各施設への移動手段として、公共施設送迎バスを1日に4巡回の運行をしております。現在の時刻表につきましては、西回りに限らず買い物を想定したものではございません。しかしながら、ご質問にありますように、西回りでの買い物ができるように運行の改善ができないかということにつきましては、中学校前の校庭を追加することにより利便性が考えられますので、実施する方向で進めたいと思っております。
 また、2つ目の質問であります住民への周知につきましては、西回りの校庭と時刻の一部に変更が生じますので、各公共施設に時刻表を配布し、送迎バスの中にも用意をしまして、利用者への周知をするとともに、町民はチラシ等により周知をしていきたいと考えております。
 以上です。
議長(岡安敏雄君) 10番、早川元久議員。
10番(早川元久君) [ 79 ]  ちょっと答弁がわかりづらかったのですけれども、1点だけ。バスの中にもチラシ等を用意するということで解釈してよろしいのでしょうか。ぜひそれを行っていただきたいと思います。チラシを用意してもらって、高齢者の方、利用した人がまたほかの利用者に広げてもらうということで、もっと時刻表、公表されて何年たつのかわかりませんけれども、ずっと知らないまま来たのではないかなと思っているのです。そういう意味で、利用している人がまた知らせていくということで、もっと時刻表を知らせることによって、利用する人も大幅にとは言いませんけれども、若干でもふえるのではないかと思います。ぜひそれを行ってください。お願いします。
 終わります。
議長(岡安敏雄君) 以上で第4問の質問を終了いたします。
 第5問、町の奨学金制度の拡充と仮称タイガーマスク基金設立について、11番、栗原孝夫議員の質問を求めます。
 11番、栗原孝夫君。

                          [11番(栗原孝夫君)登壇]

11番(栗原孝夫君) [ 80 ]  11番、栗原孝夫です。町の奨学金制度の拡充と仮称タイガーマスク基金の設立について質問いたします。
 奨学金制度の種類はいろいろとあり、代表的なものには旧日本育英会、現在は日本学生支援機構が有名です。現在の大学学部の3分の1の学生が奨学金を受けているそうです。明和町の奨学金制度は、現在の恩田町長さんが平成12年の6月に町独自の奨学金制度の創設をと要望し、13年よりスタートしています。今年でちょうど10年目に当たります。町の奨学金制度は、大きな法人では対応できないところも考慮し、本当に必要な方に、より利用しやすいものであっていただきたいと思います。では、4点ほど質問いたします。
 まず、所得制限について、親の収入制限がありませんが、長所でもあり短所でもあります。収入制限がなければ必要ならだれでも借りることはできます。しかし、本当に必要な方以外にも貸し出してしまうおそれがあります。このままでよろしいのでしょうか。もし今後所得制限をつけますと、親が高収入の子どもはもちろん借りられません。しかし、親の方針と子どもの希望が合わず、どうしても奨学金を必要とした子どもには、今までどおり貸し出せるようにしておく必要があると思います。
 2番目です。大学生に対する貸与額の増額について。大学生現在4万円範囲内ですが、不足という方がいます。5万円またはそれ以上にする考えはありませんか。日本学生支援機構では、多くの方は、利子のある高額のほうを利用しているそうです。
 3番目です。書類提出期限について。書類は1月末日までとあり、特別の事情も認めていますが、4月申請でもそれ以降でも可能でしょうか。
 4つ目です。入学金の対応と基金の設立について。過去において早川議員さんからも質問されていますが、3月の入学時期の支払いが高額であり、何とかならないでしょうか。入学時期に最低でも100万円ぐらいは必要です。経済的に苦しい家庭ではまず無理な額です。時期的に年度切りかえ時でもあり、奨学基金の前借りでは早くても4月になってしまい、間に合いません。性質も異なる別の制度をつくり貸与することが適当と思われます。仮称ですが、明和町タイガーマスク基金、または桜基金という受け皿を立ち上げ寄附を募り、その中から貸し出してみてはいかがでしょうか。使い方のはっきりした寄附をしたいという風潮があります。1,000万円くらいで設立できれば、少しずつ大きくなっていくと思いますが、いかがでしょうかお願いします。
議長(岡安敏雄君) 教育長、岩ア辰行君。

                          [教育長(岩ア辰行君)登壇]

教育長(岩ア辰行君) [ 81 ]  ただいまの栗原議員さんの質問に、担当の教育委員会からお答え申し上げます。
 まず、所得制限についてでございますが、明和町の奨学金貸与資格の1つには、経済的理由により学資支出困難な世帯の指定という条件が掲げてありますが、具体的な所得制限の規定はありません。平成23年度募集は、所得制限を設けない内容で、既に募集しているために変更はできませんが、次年度24年度からは、近隣の状況を参考にして、基本的に所得制限を設ける方向で検討いたします。
 次に、大学生に対する貸与額の増額についてですが、現在月額4万円で、年額48万円、4年間で192万円となっております。月額5万円にしますと年額60万円、4年間で240万円になります。返済することを考えますと、貸与額がふえれば返済も大変になると思いますので、現在のところ増額する考えは持っておりません。しかし、今後の状況を見まして、利用者の要望が特に強いようであれば、検討してまいりたいと思います。書類提出経緯についてでございますが、毎年1月末日までというこで募集していますが、その後も随時受け付けは行っております。しかし、その場合、4月にさかのぼって貸与するということはしておりません。
 最後に、入学金への対応と基金の設立についてでございますが、入学金の納入は、入学の前年度になりますので、奨学資金では対応できません。基金を設立してはどうかというお話でございますが、毎年ある程度の寄附金がないと継続することはできないと思います。入学金は合格発表から間もなくして納入しなければなりませんが、間に合うかどうかという問題が生じます。また、特定の個人に寄附するということは、公平性に欠けるのではないかと考えられます。いろいろな問題が考えられるため、基金の設立は、今のところ考えておりません。
 以上でございます。
議長(岡安敏雄君) 11番、栗原孝夫君。
11番(栗原孝夫君) [ 82 ]  ご回答ありがとうございました。所得制限についてですが、先ほど申しましたが、親の方針と子どもの希望が合わず、どうしても奨学金を必要とした子どもには、今までどおり貸し出せるようにしておいていただきたいと、親が高額収入の子どもでも本当に必要とした場合、例えばの話なのですが、親がある会社の社長であり、おまえ長男だから跡を取れと言って、長男が、私は別な仕事がしたいと言った場合、摩擦があって、では勝手にしろ、そういう場合でも何とか面倒見てもらえるような、そういうふうにしておいていただきたいと思います。
 書類提出期限については、ありがとうございます。
 それと、貸与額についてですが、ある自治体で話を聞きましたら、最近奨学金を借りる人が減ってきていますと言われました。なぜでしょうかねと言っていました。これにはある理由がありまして、後で述べます。でも今のところ返済に多少の問題もないわけではありませんが、今のところ問題はありませんということでした。別の自治体でも同じようなことを言っていました。館林は、昭和34年からで幾つかの問題を抱えている様子です。内容はちょっと聞かせてはいただけませんでした。もちろん奨学金制度は、経済的理由から進学をあきらめてしまう子どもを助けるためにあると思います。ただ、4万円で大学へ通えということは、考えてみてどうでしょうか。日本学生支援機構の2006年の資料なのですが、ちょっとこれは古いのですが、第一種無利子6万4,000円、第二種有利子最高10万円、現在はどうも12万円が最高と私は聞いています。返済、第一種では毎月1万5,000円を15年間、二種のほうは、仮に10万円を4年間借りたとして毎年2万1,000円ほど20年間返すことになります。確かにかなりの額です。奨学金の併用はできませんので、実際4万円ほどで大学行ってくれと言っても、まずほとんど役に立たないそうです。そんなわけで、自治体の4万円ほどでは借りる人が減っているそうです。本当に困っている方は、日本学生支援機構の第二種、有利子で高額の奨学金を借りていくものと思われています。奨学金制度は、本当に経済的に困っている子どもに貸し出すわけですので、リスクが高いというのは、これは当然のことです。私のちょっと知り合いの方の話をしますけれども、子どもが3人おりまして、2人ほど大学行っております。普通のサラリーマンの家庭で共働きですから普通の家庭なのですが、2人ほど大学行ったとき、2人とも奨学金もらっています。上の子どもは8万円もらったそうです。今年卒業できました。下の子どもは、12万円毎月もらっているそうです。そうでないと、まず親が払い切れないということで、子どもによく説得して、子どもが12万円もらって、よしということで行っているそうです。ざっと計算しますと4年間で600万円、利子がありますので600万円、私の計算ですと600万円ぐらいあります。かなり大きい借金になりますけれども、それでも子どもがいいというので行っているそうです。その人の言うことで、「町にも奨学金ありますよ」と言ったら、「4万円ほどじゃとてもじゃないけれどもお話にならない」、そういうふうに言われました。恐らくそういう制度をつくったのは、本当に私たちの必要としていることをわからない人たちが体裁だけでつくった制度ではないか、それで役に立つと思っているのかということをちょっと言われました。
 ちょっと町長にお伺いしたいのですけれども、このように4万円ではまず足りないと要望されております。社会の宝物である子どもたちを次の担い手にふさわしく育てるためですので、私としては、正々堂々とこれは予算組んでよろしいと思うのですけれども、町長のお考えをひとつお聞かせください。
議長(岡安敏雄君) 町長、恩田久君。

                          [町長(恩田 久君)登壇]

町長(恩田 久君) [ 83 ]  今まで町の奨学金制度は、所得制限がなかったせいか、かなり希望者が多く大変今困っているというのか、基金が足らなくなって追加するような状況でございます。先ほど教育長のほうから、24年度から所得制限を設けたいという答弁がありましたので、そうすると少し希望者も少なくなるのかなと思います。そして、その余った分がもう少し余裕ができますので、今の4万円からあるいはプラス何万円かできるのかなと、そんなふうにちょっと思いました。ちょっともう少し動向を見まして、増額か何かを考えたいと思います。ただ、増額すればそれだけ返還も大変だということもご理解いただきたいなと、そんなふうに思っています。
 以上でございます。
議長(岡安敏雄君) 11番、栗原孝夫君。
11番(栗原孝夫君) [ 84 ]  ありがとうございます。ぜひとも増額のほうお願いしたいというふうに、有利子で600万円も借りる方もおりますので、リスクがあるというのは、本当に当たり前のことですので、よくその辺ご理解の上お願いしたいと思います。
 次にですけれども、入学金の対応についてですが、これも私の知り合いに聞いた話ですが、やはり入学するときに100万近いお金を準備しなければならないということで、まずそんなお金は準備できないということで、結局銀行に借りて支払いして、後は子どもが奨学金で行っているそうです。これが普通であって、入学するときに100万近いお金ですね、これは本当に経済的に苦しい人にはまず不可能な額なのです。そこを何とか町のほうでそこ対応していただけないかというのが、ちょっとその基金の目的なのですけれども、時期的に3月ですので、予算をちょうど今の時期ですね、予算を1年間持ち越すかぐらいしか方法がないのです。ですから、できれば本当に別な受け皿、例えばの話、タイガーマスク基金とか、桜基金という、1,000万円ぐらいでとりあえず立ち上げてもらって、後は寄附を募って少しずつ大きくしていく、そういう方法がいいのではないかとちょっと思ったので、提案したのですけれども、先ほど堀口議員さんからちょっと聞かせていただきましたが、町が本当に力を入れているのは高齢者のことですと、町長はあいさつにしているとお聞きしました。私の思っている町長さんですから、本心ではない、その場にいる人たちのために言ったものだと私は信じていますけれども、教育というのは、百年の計であると言われています。その百年の計である教育制度にこだわり続けることこそ明和町の発展につながるものと思いますけれども、その入学金のことについて、もう一度ちょっとお伺いしたいのですけれども、町長の考え、よろしくお願いします。
議長(岡安敏雄君) 町長、恩田久君。

                          [町長(恩田 久君)登壇]

町長(恩田 久君) [ 85 ]  先ほどタイガーマスク基金かあるいは桜基金か、そんなような名称を言われたのですけれども、これについては、何となくイメージからすると、福祉基金みたいなイメージが受けます。できれば町民の方から、先ほど教育長が言ったように、継続して寄附があれば、それを基金としてやっていければいいなと思っていますけれども、もう少しちょっとこれについては、大変難しい問題がありますので、検討させてください。
 あと、先ほど高齢者にも力を入れている、それはもちろん高齢者も力入れていますし、もちろんこの子どもたちも、未来ある子どもたちも一生懸命力を入れていますので、両方一生懸命やっているということで、それぞれご理解いただきたいと、そんなふうに思っていますけれども、よろしくお願いします。
議長(岡安敏雄君) 以上で第5問の質問を終了いたします。
 第6問、地域活性化について、1番、冨塚基輔議員の質問を求めます。
 1番、冨塚基輔議員。

                          [1番(冨塚基輔君)登壇]

1番(冨塚基輔君) [ 86 ]  1番、冨塚でございます。今日は、地域活性化ということでご質問申し上げたいと思います。
 皆さんご存じのとおり、お隣の千代田町ではジョイフル本田が15日にオープンしまして、私も行ってまいりました。大分盛況でございます。聞くところによりますと、年間150億円の売り上げを見込んでいると。そして、年間顧客数は600万人を見込んでいるという話でございます。うらやましい限りでございますが、明和町からちょっと西に入った千代田町ということで、ほとんど明和に近いのではないかということで、なぐさめになるかと思いますが、これだけの集客施設、せっかく近くにできたわけでございますから、このチャンスを逃さない手はないのではないかなというふうに思うわけでございます。
 かつて埼玉県内の小売業の専門家に聞いた話をご披露申し上げますが、春日部市内にロビンソンデパートというのが昭和60年にオープンいたしました。このとき同じ4号線沿いにニチイという販売店がございました。そのニチイでは、日ごろ業績が余りよくなかったようなのですが、このロビンソンデパートの出店に勝てるはずがないということで、閉店を計画いたしたということでございます。そして、いざロビンソンデパートがオープンすると、ロビンソンデパートからの迂回客が大勢来まして、閉店どころではない売り上げを連日記録したということでございます。ニチイでは、閉店を取りやめまして、撤退を中止して、その後マイカルと合併してサティという名称変更いたしまして、平成13年まで営業を続けました。ロビンソンデパートの集客力が思わぬ作用を生み出した一例でございます。また、佐野アウトレット及びイオンも同じような効果を生んでおります。地元では、佐野ラーメンでまちおこしを行っているわけでございますが、イオン店内の外食産業に顧客を奪われ、町のラーメン屋さんは、閑古鳥であろうと言われておりました。いざアウトレット及びイオンがオープンいたしますと、予想は逆でございました。町のラーメン店は軒並み増収増益、ここも大型店の集客力が思わぬ作用を生み出したわけでございます。
 また、次に紹介する例は、大型店の集客力を利用したものではございませんが、参考までに申し上げたいと思います。昨年9月に厚木市で開かれたB1グランプリ、B級グルメで山梨県甲府市の鳥もつ煮がグランプリを獲得いたしました。本大会の翌日から甲府市内の鳥もつ煮を提供する飲食店に客が詰めかけ、ふだんの5倍以上の客足となる店があらわれました。また、甲府市内の精肉店でも取り扱い量が三、四倍となる店があらわれたわけでございます。このように、地域活性化は、大型店の集客力に頼らなくてもできるわけでございますが、今回ジョイフル本田がオープンしたという、この今回のチャンスを生かしていただきたいと。要は、いろんな方面から集まってくるお客様方を明和町でいかに足どめができるかどうかというところにあります。この際、行政も町民も議会も知恵を絞る必要があると思いますが、とりわけ町長は、この状況をいかに考えているかお伺いいたします。
議長(岡安敏雄君) 町長、恩田久君。

                          [町長(恩田 久君)登壇]

町長(恩田 久君) [ 87 ]  冨塚議員さんのご質問にお答え申し上げます。
 明和町の商業施設は、各地に点在しており、商業集積地がなく、町内の顧客、特に若い人ですけれども、近隣の大型商業施設に向かっているという傾向にあります。町の活性化についてのご質問でございますけれども、町では今年の1月に羽生イオンにおいて、梨を材料とした試食品によるアンケート調査を実施いたしました。そのアンケートの一つの設問に、明和町を知っていますかというものがあり、その結果でございますけれども、1,366人の回答者のうち明和町を知らない方564人、パーセントにしますと41.3%ございます。また、梨の産地だと知らない方が964人、70.6%という調査結果でございました。このアンケートからも、まずは大型商業施設の力をかりて明和町を知ってもらうことが必要だと考えております。そこで働く正社員及びパート従業員は、先ほど数百人、顧客については600万人ですか、と先ほど申しましたけれども、そこには明和町の方はもちろん、本町を経由して利用される方も数多くいます。町は、この環境を活用し、例えば店舗等のスペースを借りて地場産業のPRや販売を行うことにより、特産物や町に興味というのですか、町のPR、そういうことをして、まず明和町を知ってもらう。そして、今度そこで明和町はなかなかいい町だと言えば、この明和町にも定住してくる人がいるかなと、そんなふうに期待しているところでございます。そういうことで、また定住すれば町の活性化にもつながるのではないかなと、そんなふうに考えております。
 また、ジョイフル本田さんは、まだオープンしたばかりでございますので、ずっとあそこにおりますので、じっくり先ほど町議会議員を交えて活性化を考えているべきだというご提言がございましたので、これから各種団体の方と相談しながら、町の活性化を図っていきたいなと、そんなふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
 以上でございます。
議長(岡安敏雄君) 1番、冨塚基輔議員。
1番(冨塚基輔君) [ 88 ]  いろんな方面から検討していかないと、ヒントはどこにあるか、答えはどこにあるか、これわからないわけでございますが、梨カレーにしても、いろんな取り組みをしながら、梨に余り特化せずに違うアイデアも出していただいて、我々も出しますので、そういう形で今後いろいろやっていければというふうに思います。
 せっかくの機会ですから、ちょっとB1グランプリの話をしたいと思いますが、今年の9月に埼玉県行田市で関東B1グランプリというB級グルメの催しがございます。9月の10日、11日、水城公園であるということで、私も行って来たいと思いますが、いろんなヒントがいろんなところに落ちていると思いますので、みんなで知恵を出し合いながら、明和町のはこれだというものをぜひ考えつけば、より増収増益になるのではないかと、税金も上がるのではないかというふうに思います。
 以上で私の質問は終わります。
議長(岡安敏雄君) 以上で第6問の質問を終了いたします。
 第7問、高齢者運転免許証返納支援制度について、8番、関根愼市議員の質問を求めます。
 8番、関根愼市議員。

                          [8番(関根愼市君)登壇]

8番(関根愼市君) [ 89 ]  8番、関根でございます。新年度から始まる予定であります高齢者運転免許返納事業について伺ってまいります。
 群馬県の1世帯当たりの自家用車の保有台数は、2010年調べで1.67台でありまして、全国的には3位だそうであります。逆に最も少ないのは、東京都の0.49台ということでありまして、自家用車の保有台数と公共交通網の整備、充実は、反比例の関係にあるのではないかと思っております。人々が社会生活を営む上で移動を担保するものは、公共交通か自家用車に頼るしかないのも現実の姿であります。一方で、超高齢化社会と言われ始めてから久しくなりまして、身体機能の衰えによる高齢者の運転事故もふえる傾向にあります。兵庫県西宮市では、運転免許証の自主返納をされたドライバーにアンケートを実施したところ、自主返納に応じた年齢は、70歳から74歳の人が最も多く、理由については、運転をする機会がなくなった、あるいは身体機能の衰えを挙げているそうであります。しかし、明和町を見た場合、公共交通面の整備を見ても、不便を感じないというわけにはなかなかいかないのが現実の姿ではないかと思っております。明和町においては、運転免許証の返納に応じた場合、次の日から通院や買い物、社会参加など、どれをとっても支障が出てくると思われます。明和町において自主返納にもし応じるとすれば、家族から危なくて見ていられない、自動車のキーを取り上げられてしまった、このような状況の中で返納の機運が上がってくるのではないか、そのように思っております。
 この免許証返納制度は、この事業は、1998年から全国的に取り組まれた事業とされ、この事業が掲げるスローガンと現実の成果とのギャップが埋められないのが実態ではないかと思っています。本町において、高齢者による交通事故はどのような状況になっているのか伺いたいと思います。
 また、全国的に取り組んでいる事業でありますが、本町としては、対象年齢は高齢化と言っておりますけれども、高齢者という対象になっておりますけれども、何歳以上を想定しているのか伺っていきたいと思います。ちなみに、太田市では75歳以上というのは、3月の1日ですか、新聞に載ったような気がしております。この運転免許証を返納することにより、一面で交通弱者に陥ってしまうと思われますが、これに対しての町としての対応策はどのようなことか伺いたいと思います。
 運転免許証返納前より大きく支障が出るようなことであれば、なかなか理解が得られない結果に終わってしまうのではないかというふうに危惧もされるところであります。全国的には、どこの自治体においても、この返納された方への対応については、運転免許証が身分証明のかわりをすることなどから、そのかわりに住基カードを無料で発行するというのは、一般的な取り組みでありますけれども、今回の大地震に見舞われました福島県会津若松市では、ホテル宿泊の割引、市内での買い物の割引、タクシーの割引など、さまざまな施策を実は打ち出しているところでございます。本町の考えを伺いたいと思います。
 高齢運転者の事故防止と安全、安心の交通社会の実現を目指すこの運転免許証返納事業を実のあるものにするためにも、以前取り上げましたけれども、デマンドタクシーの導入も一つの策だというふうに思っております。この免許証返納事業が、館林あるいは板倉町と同時に立ち上げるというふうに伺っておりますが、1市2町での例えばデマンドの共同運行などを提案するような考えがないか、伺っていきたいと思います。
 以上であります。
議長(岡安敏雄君) 町長、恩田久君。

                          [町長(恩田 久君)登壇]

町長(恩田 久君) [ 90 ]  関根議員さんのご質問にお答えさせていただきます。
 新年度から新たに高齢者運転免許証返納支援事業を実施したいと思います。この制度は、高齢者が当事者となる交通事故が多発している現状並びにますます進展する高齢化社会に伴い、悲惨な交通事故を1件でも減少させたいと考えております。簡単に制度の内容について申し上げます。対象でございますけれども、70歳以上の方で自動車等の運転に不安を持つ高齢者を対象としたいと考えております。また、免許証の返納については、自主的に運転免許証を返納しやすい環境を整備し、返納を促すことにより高齢者が当事者となる交通事故の減少につながるよう考慮いたしました。具体的に、免許証返納時に、対象者の希望により、まずは返納タクシー券を交付したいと思います。そして、先ほどお話があった住民基本台帳カードを交付したいと考えています。つきましては、今後あらゆる機会を利用しながらこの制度をPRし、所期の目的が達成できるよう努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解をお願い申し上げます。
 以上でございます。
議長(岡安敏雄君) 8番、関根愼市議員。
8番(関根愼市君) [ 91 ]  ご答弁いただきましてありがとうございました。具体的な対策といいますか、策ということで、返納に対する対応の策ということでは、タクシー券を交付するということで受けとめました。それからまた、なかなか拡大が進まない住基カードですか、これを交付をするということでありますので、そのように受けとめたいと思います。残念ながらデマンドタクシーという非常に太田市でも導入、試行的に試運転を行っている太田市でもやっているのですが、これについての答えが何もコメントがありませんでしたので、これについてもう一回伺いたいと思います。
 あわせて、タクシー券の交付については、多分1回、もちろん返納ですからずっと継続ということにはあり得ないのではないかと思います。1回だけの交付になるのかなというふうに思いますけれども、具体的に福祉タクシーと同様の取り扱い方になるのかなと思いますけれども、枚数的にもちょっと触れていただけなかったということでありますので、それについてももう一回伺いたいと思います。
 あわせて住基カード、全国的には無料ではなくて500円ぐらいの手数料がかかるのですか、そんな受けとめ方をしているのですけれども、これについても無料で多分やるのかなというふうにちょっと受けとめましたけれども、その辺についても伺いたいと思います。
 あわせて、私なりにいろいろ調べさせていただいたのですけれども、具体的に言いますと、私がちょっとびっくりしたのは、島根県の松江というところでは、返納に対して、金額的にはトータルで2万円の金額を交付するのは、お金を交付するのではなくて、に値する、例えばタクシー券であり、あるいはコミュニティーバスの利用券であり、そういうものが選択肢がいろいろあるというような話が実は出てまいりました。あるいはJRのカードですか、そういうものという、今はカードというのはなかなか少なくなりましたけれども、そういうのも当時はやったというふうな話を聞きました。もっとびっくりしたのは、電動アシスト自転車、この購入を補助するようないわゆる金額、上限については2万円ですけれども、全額では2万円では買えないのでしょうけれども、そういうものも選択肢としてあるということで、いわゆる免許証を返納して、行動範囲が非常に狭くなる人に対して、できれば自転車に乗ってちょっと遠出をしてほしいというような願いを込めているのかなというふうにちょっと思いましたけれども、そのような策も一つは取り入れているところもあるということで、ちょっと私も非常にユニークだなというふうに受けとめ方をしたのですけれども、この辺についても、どのような考えを持つか伺いたいと思います。
 それと、もう一つは、明和町において、例えばこの制度は、23年の4月から立ち上がるということでありますけれども、例えば数は少ないのでしょうけれども、既にこの過去1年間、あるいは2年間の間に自主返納された方、こういう方がいるのかどうかわかりませんけれども、例えばそういう方についても、例えば23年4月以前の人は、もうだめだよということではなくて、振り返って過去1年、あるいは2年間の間の、例えば本当に一生懸命危ないなと思って自主返納された方に対して、そういう適用ができるのかできないのか、その辺についても伺いたいと思います。
 以上であります。
議長(岡安敏雄君) 関根議員、質問要旨通告の中に、具体的にされていない部分の質問が幾つかありますので、必ずしもその答えが執行部から答えられるのかどうかわからないのですけれども、ひとつできましたら質問要旨の中に、デマンドであるとか、あるいは電動自転車のアイデアだとかということなどについては、質問の要旨の中にできれば入れて出していただくようにしていただければと思いますので、そういう意味では、答弁が不十分なところは多分出てくるかと思うのですけれども、そういうことを今後はよろしくお願いしたいと思います。
 町長、恩田久君。

                          [町長(恩田 久君)登壇]

町長(恩田 久君) [ 92 ]  先ほどデマンドバスについてちょっと答弁しなくて本当に申しわけないと思っております。再三再四デマンドバスについては、関根議員さんからご質問いただいております。二、三年前は、それについて私もある業者とずっと接触して、いろいろ考えておりましたけれども、突然接触がかないませんでした。なくなってしまいました。そういうことで、私なりに違った角度からそういうデマンドバスらしきものを考えております。もうしばらく検討させていただきたいなと、そんなふうに思っています。
 また、返納タクシー券ですけれども、これ今まで福祉タクシーは1年間ですけれども、返納タクシーについては、期間を2年間ぐらい有効にしたいなと、そんなふうに思っております。また、住基カードでございますけれども、これについては、1枚500円かかっております。余り普及していないのですけれども、これからの処理は、なかなかこのカード持っていませんので、これからの住基カードをもって身分証明書をちゃんとしたいなと、そんなふうに思っております。
 それと、職員からのいろいろアイデアを募ったりしていたのですけれども、なかなかそういういいアイデアが出てきませんでしたので、先ほど言ったとおり返納タクシーと住民基本カードということで対処させていただけたらと、そのように思っています。
 以上でございます。
議長(岡安敏雄君) 総務課長、橋本貴好君。

                          [総務課長(橋本貴好君)登壇]

総務課長(橋本貴好君) [ 93 ]  担当課長からと、町長お答えいただいたのですが、幾つかちょっともう少しあったと思いますので、その分につきまして答弁させていただきます。
 まず、今回のタクシー券の件で、有効期間につきましては、決定の日から2年間ということは、ただいま町長が申し上げたところでございます。枚数につきましては、24枚を予定しております。金額を1枚当たり500円ということで予定をいたしております。それと、過去の自主返納の事例がということもあったと思います。これは、あくまでも館林警察署管内の事例ということでご理解をいただきたいと思います。平成21年中に明和町から6名の方の自主返納がございました。22年につきましては5名でございます。それで、23年の2月までの時点で3名でございます。それと、高齢者の交通事故の件数についても、冒頭でご質問があったと思いますが、これも館林警察署管内ということでご理解をいただきたいと思います。これは、館林警察署管内1市2町、館林市、板倉町、明和町、これの統計でございます。過去10年間の人身事故に係るデータでございますが、平成15年が867件、これをピークにずっと減少しておりまして、平成22年には683件でございました。しかしながら、そのうちの3割、30.9%の211人がいわゆる65歳以上の高齢者ということになっております。また、死亡者においては、平成14年の12人をピークに、7年間連続で減少してまいりまして、平成21年は4人でございましたが、しかし平成22年は10人ということで倍増しておりまして、そのうちの7名が高齢者にかかわるものということでございます。
 それから、議員からの先進事例につきまして、るるご提示いただいたわけなのですが、この免許証返納制度につきましては、館林市管内1市2町が、できれば足並みをそろえて同じような対応をとっていければいいということで、いろいろ相談してやってきた関係で、先ほど町長の答弁のとおり、タクシー券の補助と住基カードの交付ということで今のところは考えています。
 以上でございます。
議長(岡安敏雄君) 8番、関根愼市議員。
8番(関根愼市君) [ 94 ]  いろいろ突っ込んだ話をここで聞かせていただきました。先ほどちょっと申し上げたのですけれども、例えば23年の4月からスタートということなのですけれども、その以前に例えば過去1年間、2年間について、例えば自主的に返納されたという方については、全く結局ゼロ回答なわけですよね。そういう意味での、もちろん1市2町で同時にスタートということでありますので、なかなか小回りがきかないのかなというふうに思いますけれども、その辺も含めて、例えば逆提案という形で、1市2町の中でそういう話も出せるのではないのかなというふうにも思いますので、ぜひひとつそういう考え方を持っていただけないかなというふうにちょっと思います。
 それから、今議長からちょっと注意が出たのですが、確かに突然なのですが、一つの事例ということで出しましたので、ご理解をいただきたいと思います。その辺も本当に今数字を見ましたら、21年度中が6名、22年度が5名と、23年の2月までに3名いるということでありますので、そういう人たちにも本当に普通であれば、車に乗らなければ有効期限があっても乗らなくて、そのうち期限が切れてしまって更新もせず返納もせず、そのまま捨ててしまうというようなケースもあるのかなというふうに思います。また、比較的そういうケースが多いのだという話も聞いていますので、わざわざ切れたから交通センターまで持っていって返納しますという人は、余りいないのではないかという話も聞いていますので、ぜひ今までそういう自主的な返納をされた方についても、何とか網をかけてもらえるような対策を講じていただけないかなというふうに思っていますし、さっきの先進事例ではありませんけれども、電動アシスト自転車ですか、こういうものについても、その1市2町の中で協議の場へ持っていっていただきたいなと、そんなことも一つ思っています。ぜひその辺についても、柔軟に対応できるかどうか聞きたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
議長(岡安敏雄君) 要望でなくて今お答えが欲しいのですか。
8番(関根愼市君) [ 95 ]  はい。
議長(岡安敏雄君) 総務課長、橋本貴好君。

                          [総務課長(橋本貴好君)登壇]

総務課長(橋本貴好君) [ 96 ]  引き続きまして担当課長よりご答弁させていただきます。
 関根議員さんのご指摘のとおり、新たな制度を立ち上げるということになりますと、必ず先ほど議員のご指摘のとおり、ではその制度を施行になる前の日と、それと1日違いでその適用になった人、その差がというもの、必ずこれは何の場合でも出てくるものだと思います。議員ご指摘のあった件につきましても、この制度を1市2町の担当で十分検討している間に、例えば県内の先進事例の前橋とか高崎とか桐生で実施していたようなことも十分検討を加えながら、その結果4月1日施行ということで、これ以降のものについて適用をさせようということになった経緯がございますので、また今後のご要望として改正できるような状況があれば、その時点でご提案のような事例を十分考慮して、今後につなげていければというふうに思っております。
議長(岡安敏雄君) 以上で第7問の質問を終了いたします。
 第8問、町税の収納率向上対策について、3番、堀口正敏議員の質問を求めます。
 3番、堀口正敏君。

                          [3番(堀口正敏君)登壇]

3番(堀口正敏君) [ 97 ]  3番、堀口です。町税の収納率向上対策について伺います。
 滞納整理は嫌な顔をされるというイメージの強い中、滞納町税の徴収に努力をしている税務課職員の皆様には、まず初めに敬意を表します。平成21年度決算における収納未済額は4,700万円弱になり、年々増加傾向で、不納欠損の410万円弱になり、ここ3年ふえてきております。また、徴収率は、平成19年度が98.5%、平成20年度が97.7%、平成21年度が97.2%と年々低下をしております。そこで、現在の滞納状況及び直近3年間の差し押さえと公売、換価の状況について説明をお願いいたします。
 自主財源の根幹をなす町税の財源確保と税の公平公正を保つためにも、収入未済額の縮減に取り組まれ、より一層の収納率の向上に努める必要があります。平成23年度からスタートする新明和集中改革プランでは、町税収入等の確保策の強化ということで、町税の収納率向上対策を掲げており、平成23年度から4年間で0.8ポイント向上させるとありますが、どのような取り組みをするのか伺います。
議長(岡安敏雄君) 税務課長、小林雄司君。

                          [税務課長(小林雄司君)登壇]

税務課長(小林雄司君) [ 98 ]  ただいまの堀口議員さんのご質問に担当課長よりお答え申し上げます。
 1つ目のご質問、現在の滞納状況についてでございます。2月末現在の調定額18億872万5,372円に対し、収納額16億9,293万280円となっており、収納未済額、すなわち滞納額ですが、1億1,579万5,092円となっております。収納率は93.60%で、前年同月93.71%と比べて、わずかですが0.11%の減となっております。
 なお、年度途中につき、収納未済額には個人住民税の特別徴収3月分納期未到来分等が含まれております。なお、このうち滞納繰り越し分収納未済額については3,573万3,574円となっております。
 続きまして、2つ目の直近3年間の差し押さえ及び公売、換価の状況でございますが、平成20年度差し押さえ10件、金額547万900円、差し押さえによる換価88万5,924円でございます。平成21年度差し押さえ18件、金額826万5,170円、合同公売1件、差し押さえによる換価67万5,819円でございます。平成22年度差し押さえ8件、金額230万2,760円、合同公売1件、差し押さえによる換価34万2,381円となっております。これは、2月末現在でございます。なお、合同公売については買い手がなく、換価に至っておりません。
 次の3つ目の町税の収納率が年々低下しているが、収納率向上対策についてどのような取り組みをするのか。マスタープランのほうにも0.8%上昇と掲げてありますが、についてお答え申し上げます。議員ご指摘のとおり、町税の収納率は、平成20年度97.7%、平成21年度97.2%と努力しているにもかかわらず、わずかではありますが、年々低下しているのは事実でございます。景気低迷、税源移譲による個人住民税負担増等の要因もありますが、滞納となるケース要因はさまざまであり、対策もいろいろと講じているところです。その中で、やはり基本は正しい申告、期限内納税推進の町のキャッチフレーズのとおり、正しい申告による公平な課税、期限内納税による公平な負担であると考えます。この収納率向上、期限内納税を推進するため、引き続き租税教育、広報の実施、口座振替納税の推進、また昨年より実施の緊急雇用を活用した期限内納付推進事業の継続実施、これは納め忘れと思われる納税者の方へ、主に電話で確認と納付をお願いする事業ですが、早目に対話していくことで有効なことから、導入後県下の収納率順位において、10月末現在で1位となり、1月末現在で2位の成績をおさめております。このことにより、平成23年度においても取り組んでまいりたいと考えております。
 また、国、県、他の市町村と一層連携を深め、取り得る対策を研究し、取り組んでまいりますので、ご理解、ご協力をお願い申し上げます。
 以上でございます。
議長(岡安敏雄君) 3番、堀口正敏議員。
3番(堀口正敏君) [ 99 ]  ただいまの税務課の職員の皆さんが一生懸命滞納整理をして、県下でも1位あるいは2位になっているというふうなことで、本当によく頑張っているかなと思っております。再質問をいたします。
 これからの今までの新たな取り組みというようなことで、緊急雇用だとかというので成果を上げているというようなことでございますが、私から提案があります。インターネット公売を実施する市町村がふえてきております。平成16年度にこれは東京都が実施をしていない各種税金等の滞納対策としての収納率を上げる目的から始められました。参加自治体数は、平成22年4月現在で977自治体で、自治体の過半数が契約をしております。売却の導入、出品には費用は発生しなく、落札時のみ落札額の3%の利用料金が発生するのみでございます。町では、平成13年度に先進地を視察をしており、検討したと思いますが、その後の検討結果はどうなったのか。悪質な滞納者には不動産や預金の差し押さえを実施しておりますが、新たな対策として、差し押さえた物件をインターネットで公売することや、タイヤロックを導入して自動車の差し押さえを実施する考えはないか伺います。
議長(岡安敏雄君) 税務課長、小林雄司君。

                          [税務課長(小林雄司君)登壇]

税務課長(小林雄司君) [ 100 ]  ただいまの堀口議員さんの追加の質問にお答えしたいと思います。
 不動産差し押さえ等は行っているけれども、例えばほかにタイヤロックとかインターネット公売などが有効な策と思われるので、導入する考えはないかということでよろしかったでしょうか。
 収納率向上対策については、先ほどもお答えしたとおり対話を基本とし、応じていただけない場合、来庁要請や徹底した財産調査に基づく不動産債権の差し押さえ等実施しつつ、本人に分納努力してもらうことを一番の目標としております。タイヤロックについて必要な場合、県税事務所に借り受けできる約束がしてあります。使用頻度が高まるようであれば、購入したいと考えております。
 また、インターネット公売についても、今議員さんのほうからご説明があったとおり、有効な策の一つであると認識しており、今後例えば震災による厳しい状況と経済状況と、あるいは滞納者の個々のケース等を慎重に導入時期を検討の上、取り組んでまいりたいと考えておりますので、ご指導、ご協力をお願いしたいと思います。
 以上です。
議長(岡安敏雄君) 3番、堀口正敏議員。
3番(堀口正敏君) [ 101 ]  滞納整理につきましては大変厳しく、かつ奥が深く、従来から困難業務として敬遠をされておりますが、税務課担当職員は、一丸となって徴収率向上のために努力されるよう要望いたしまして、私の質問を終わります。
議長(岡安敏雄君) 以上で第8問の質問を終了いたします。
 ここで暫時休憩をいたします。
 再開の時刻を2時25分といたします。

                          休 憩  (午後 2時12分)

                          再 開  (午後 2時25分)

議長(岡安敏雄君) 会議を再開いたします。
 一般質問第9問、女性の視点からの防災対策について、5番、橋順子議員の質問を求めます。
 5番、橋順子議員。

                          [5番(橋順子君)登壇]

5番(橋順子君) [ 102 ]  5番、橋順子です。私の質問は、女性の視点からの防災対策です。一般質問は、ご承知のとおり通告制でありまして、事前に質問内容を町側へ提出してあるのですが、3月11日の日の突然の東北地方太平洋沖地震は、その後の発生となるわけです。この時期にこの質問をすることができるのは、私は何か不思議だ、メッセージ性を託されているように思えてなりません。連日連夜テレビ報道等で被災地の模様を見るたび、自然災害の恐ろしさを痛感しております。そして、被災者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
 さて、今回の一般質問は、平成19年9月の定例議会で、防災対策について、平成20年3月、防災時要援護者の避難支援についてに続き3回目の防災対策の質問になります。以前までの質問内容をあえて比較するならば、今回は、女性の視点からの切り口で提案してみます。災害対策基本法に基づき、国、都道府県、市町村でそれぞれ役割を果たしています。町が担うものの中で、市町村防災計画策定があり、防災に関する組織で定めた市町村防災会議が作成します。この市町村防災会議は、防災対策本部に並ぶもので、会長、委員は条例で定めております。もちろん明和町にもこの防災会議があり、平成18年4月を最終に幾度か改正され、地域防災計画を作成し、実施、推進することになっています。まさに災害時の地域防災計画こそがかなめと言っても過言ではありません。
 そこで、1点目の質問になります。災害があり、やむなく避難し、避難所生活が長期にわたり強いられる場合、安心、安全、ある程度の快適空間を確保されることが、被害者同士のプライバシーや、特に女性の安心、安全が守られますが、防災計画に反映されているか伺います。
 2点目は、防災訓練を含めた防災に関する学習会など積極的に行い、参加しやすい工夫をされているかということです。
 3点目は、防災会議委員の選出方法や女性比率など、女性が地域防災の担い手として活躍できるように考えられているでしょうかということです。
 以上3点を質問します。
議長(岡安敏雄君) 総務課長、橋本貴好君。

                          [総務課長(橋本貴好君)登壇]

総務課長(橋本貴好君) [ 103 ]  橋議員さんのご質問につきましては、担当課長よりご答弁をさせていただきます。
 ご質問につきましては、明和町防災会議に位置づけられた町の地域防災計画について、特に女性の視点から見たご質問と受けとめさせていただきました。ご質問の趣旨が3点ほどあろうかと思いますので、順次お答えをいたします。
 まず、1点目の避難所生活でのプライバシーの確保を含め、女性の安全、安心、快適な空間が望まれるが、町の地域防災計画には反映されているのかというご質問でございます。この件につきましては、町の地域防災計画では、避難所についての装備の努力義務を定義しているものの、残念ながら被災者のプライバシーや、特に女性の安全、安心についての対応といったような細部にわたる内容まではないというのが現状でございます。
 それから、2点目の防災に関する学習機会の提供についてのご質問でございますが、従来から1年おきに町の総合防災訓練並びに職員非常招集訓練を実施してきております。特に総合防災訓練では、消防団を始め14団体約500名規模の参加をいただき、県の防災ヘリ等も出動いただいた中で実施をしているところでございます。さらに、学習という面では、昨年は10月の9日土曜日に前橋気象台並びに利根川上流河川事務所からそれぞれ講師を招き、「災害に備えて」と題した防災講演会を開催し、多くの町民の方のご参加をいただきました。また、役場職員におきましても、今年の1月26日の水曜日に洪水による利根川破堤を想定してのDIG訓練、これは、いわゆる図上訓練というものでございます。これを初めて実施するなど、平成22年度には2つの新たな事業を実施し、町民または職員の意識高揚に努めたところでございます。今後自主防災の必要性は、ますます高まっていくことから、町民の皆様を取り込んだ研修等を今後も積極的に取り組んでまいりたいというふうに考えております。
 また、3点目の防災関連組織等への女性の参画についてということでございます。これは、女性ならではの貴重なご意見等を拝聴する意味からも、前向きに検討してまいりたいというふうに考えております。
 以上でございます。
議長(岡安敏雄君) 5番、橋順子議員。
5番(橋順子君) [ 104 ]  ご答弁いただきました。私のこの質問の中に、防災会議委員の選出方法や女性、男女の比率ということをお聞きしているのですけれども、その点をお答えいただけなかったです。それと、残念なことに、細部については、避難所の努力義務を定義しているだけで、考えられていなかったということについては、ぜひとも考えていただきたい、そんなふうに思っております。
 質問のところをお願いいたします。
議長(岡安敏雄君) 総務課長、橋本貴好君。

                          [総務課長(橋本貴好君)登壇]

総務課長(橋本貴好君) [ 105 ]  引き続きまして担当課長より答弁をさせていただきます。
 防災会議等における女性の委員の登用という件でございます。これにつきましては、現在の防災会議条例、議員さんもご承知のとおり、委員については、これこれこういうものという充て職の意味での委員の任命ということになっております。その中で、町の新集中改革プランの中で、今後町においての女性の委員の登用という項目がありまして、今後の計画の中で、各審議会等における女性の委員との割合をふやしていきたいというような目標がございます。そういうことから、今後各審議会等委員の選出等において、女性の意見が十分に拝聴できるような選出の仕方を今後進めていくようになろうかと思います。そのことによって今後の防災会議等にも、それぞれの立場で女性の方がそういう立場に就任されれば、当然その立場で防災会議にも出席をいただくということになると思いますので、そのようなことを考えたいというふうに思います。
 それから、もう一つ、現状の町の地域防災計画については、装備の努力義務だけの現状になっているということでございますが、この地域防災計画の趣旨ということではないと思うのですが、いわゆる地域防災計画上では、町民の身体、生命の確保がまず第一ということを前提につくられておりますので、まずは町民の命が確保されるようなということの避難所の指定ということで認識しております。ということで、いわゆる避難施設での避難生活が長期に続くということになれば、それは当然避難される方々のプライバシー、あるいはそういったものを配慮することは、当然であろうというふうに認識はしております。そういうことから、避難生活が当然長くなれば、例えば女性の立場からすれば、更衣室に関する配慮とか、あるいはトイレに関する配慮とか、あるいは洗濯物等に関する配慮とか、女性専用の物資の配慮とか、当然それは必要であるというふうに認識をしておりますので、その辺は現状に応じた形の中で対応していければというふうに考えております。
 以上でございます。
議長(岡安敏雄君) 現在の女性が防災会議の中にどのぐらいかというのもあったのですが、それについてはわかるのですか。
総務課長(橋本貴好君) [ 106 ]  済みません、言葉が足りなかったようです。具体的に、女性が何名いらっしゃるのかは……

                          [「何名中何名です」と言う人あり]

総務課長(橋本貴好君) [ 107 ]  ちょっとそれは、申しわけございません。承知しておりません。いわゆる地方行政機関の職員のうちから町長が任命する者、あるいは知事の部内の職員から町長が任命する者、あるいは警察官のうちから任命する者、あるいは町の教育委員会の教育長、あるいは町の消防団長といったような形で、町の防災会議には一応定義はしておりますが、実際具体的な名前は、申しわけございません。現在ちょっと手持ちの資料がございませんので、もしお許しがいただければ後ほどお答えをさせていただきます。
議長(岡安敏雄君) 後ほどということもありますので、それを除いてまた再質問があればお願いします。
 5番、橋順子議員。
5番(橋順子君) [ 108 ]  町の防災会議なのですけれども、私が調べたところによりますと、先ほど言いましたように平成18年ですね、4月以来開かずにいるということですね。それで間違いないですよね。近年異常気象で大変な災害が起こって、明和町にとっても幾つか被害が出たこともございました。そんなことも踏まえまして5年間、今年23年度を含めて5年間防災管理会議を開かなかったということについては、町には危機管理がなかったのではないかと疑わざるを得ない状況でございます。ぜひとも今年度は防災会議を開いて、委員選出には女性の枠を設けるなりして、生活者の視点に立ったニーズが把握できるよう、女性の意見を積極的に聞き入れた改正を強く要望し、小さな町だからこそできる施策だと私は思っております。
 強くお願いして私の質問を終わります。ありがとうございます。
議長(岡安敏雄君) 要望も含めてでありますので、以上で第9問の質問を終了いたします。
 第10問、最終処分場の設置、運営の今後について、7番、野本健治議員の質問を求めます。
 7番、野本健治議員。

                          [7番(野本健治君)登壇]

7番(野本健治君) [ 109 ]  7番、野本でございます。質問の前に、過日の皆さんご存じのように、東北大震災における多くの被災者に対してお悔やみを申し上げ、早期の復興を願うところであります。皆様のご協力をお願いしたいと思います。
 通告に従いまして、私からは最終処分場の設置、今後の運営についてということで質問をさせていただきます。
 昨年より進められてきた1市2町による新規のごみ処理共同事業に関して役割分担を決められ、本町では最終処分場を受け持つという決定に伴い、地域選定に大変苦慮されていた昨年であったと思います。しかし、区長会や住民の皆さんとの話し合い、検討委員会の設立を通して、ようやく千津井地区というところに選定にたどり着いたところであります。
 そこで、私からは何点か質問をさせていただきますが、今大枠幾つかの場所から千津井地区が選定されたというわけでございますけれども、今後これが本当に最終決定なのか、例えば地権者との用地買収とか交渉に当たったときに、決裂した場合は、また再度変更になるのかということが1点です。大前提として、それが千津井地区が決定になったということで、今後の進め方についてですけれども、1つは、最終処分場ということは、いわゆる迷惑施設というふうにもとられるわけです。これらの観点から、千津井地区の地権者の皆さんが納得いくような、例えば簡単に言えばあめ玉ではないですけれども、環境整備含めた附帯設備等の、何らかのそういったプラスのことが地域の皆さんにあるのかということが1つです。それと、これを進めていく上で、ちょっとはっきりしていない部分がありまして、これは担当所管のほうでもいろいろやっているのでしょうけれども、一部事務組合があって、行政があって、地域があって、そこに処分場の土地の買収の買い上げは、私が聞いている限りは、一部事務組合で買い上げると。その運営管理は、行政がやっていくのかどうかわかりませんけれども、そういう中で、やはり長年に、15年、20年というその施設を建てるわけですから、その間に何らかの問題が起きたり、いろんな地域との問題が出たときには、どこが窓口になってどういうところが対処するのか、そういった契約書的な覚書といいますか、書面にしてしっかりとした対応をしていただかないと、地域の皆さんも納得していかないのではないのかなというふうに思っております。この辺について、町のお考えを聞かせていただきたいと思います。
議長(岡安敏雄君) 町長、恩田久君。

                          [町長(恩田 久君)登壇]

町長(恩田 久君) [ 110 ]  野本議員さんのご質問にお答えさせていただきます。
 まず、1つ目の質問でございますけれども、千津井地区に決定したことに対して、周辺の環境対策や地元への還元施設についての町の考えはということで答弁したいと思います。
 館林、板倉、明和、1市2町のごみ処理共同事業により、明和町では最終処分場を受け持つことに決まり、建設工事について検討を重ねてまいりましたが、2月20日の日曜日に千津井地区内において説明会を行い、千津井地区に決定させていただきました。建設予定する施設につきましては、そこに住む地域の方々の生活環境の安全、安心を損なうことがないよう、従来からのタイプのオープン型ではなくクローズド型というタイプで決定したいと思います。風や集中豪雨等による飛散、流出などを心配をなくすようにしたいと考えております。また、さらに施設から排出される水ですか、それについては、処理をして貯留施設内の散水に循環利用することで河川への放流は行わない方式としたいと思っております。
 周辺の環境対策につきましては、安全はもちろんでございますけれども、景観等あるいはそんなようなところを十分に配慮を行っていきたいと思います。また、地元への還元的な施策につきましては、地元の皆様とご要望等を話し合って、その結果を組合のほうにつないでいきたいなと、そんなふうに考えております。また、その間いろいろ何かあったときには、どこが窓口となるというご質問でございますけれども、まずは明和町での環境課のほうにご連絡というか通報していただければありがたいなと思っています。それについて私のほうからも一部事務組合のほうにつないでいきたいなと、そんなふうに考えております。
 以上でございます。
議長(岡安敏雄君) 環境水道課長、落合康秀君。

                          [環境水道課長(落合康秀君)登壇]

環境水道課長(落合康秀君) [ 111 ]  それでは、担当課長のほうから補足をさせていただきます。
 先ほどのご質問の中で、町長が千津井に決定したこと、それと周辺への環境に対して十分配慮を行っていくこと、それといわゆる還元施設などについてご答弁をいたしました。そのほか私のほうからは、残りの質問といたしますと、建設は組合で行うが、運営管理はどこが行うのかという質問があったと思います。まずそれについてご答弁を申し上げます。建設につきましては、組合が行いまして、その後の運営管理は、やはり組合で行ってまいります。それぞれ役割があるわけでございますが、そのほか町が行うべきことは、まず当初から言われていることでありますけれども、建設用地の確保でございます。そして、また重複しますけれども、その後の建設は組合で行っていきますと。何かあった場合は、公害等起こった場合は、どこが責任を持つのかといったご質問あったかと思います。それにつきましては、組合で設置して運営を行っていく施設でございますから、組合が責任を持つのは当然ですけれども、その組合というのは、館林、板倉、明和の1市2町で構成しているわけですから、それぞれの市や町が責任を負うことになります。ですから、まずは何かありましたら直接組合でももちろんいいわけですけれども、地元の役所に、役場に連絡いただいて、こちらから組合のほうに話を伝えるというのも、もちろんそれもいい話だと思います。
 答弁は以上でよろしいでしょうか。
議長(岡安敏雄君) 7番、野本健治議員。
7番(野本健治君) [ 112 ]  ありがとうございました。私がちょっと認識していたところとは違うところがありまして、1つは、土地の買収は、確保するのは、町がそこまでの段取りは行政でやって、買い上げを当然組合がやって、その建物の建設も事務組合がやる。責任は、やはり事務組合のほうが持っていくということですよね。一番は、やっぱりずっとその事務組合の担当者の方も、まさか15年も20年も勤めているわけではありませんし、地元の区長さんもかわるでしょうし、担当の人たちもみんなかわっていくと思うのです。そのときに、何かがあったときに、その窓口は環境課に言ってもいいのですけれども、いわゆる言った言わないとかというのが、やっぱり結構行政間の間では、地元住民との間で結構あるのだそうです。またあるようですし、それをなくすために、やはり前もっての覚書やそういったものに関して、きちっとした書類整備をやっていただかないと、例えばその千津井地区の地権者、それは千津井だけではなくて下江黒や斗合田の皆さんがいるわけですけれども、その人たちが次世代にかわったりなったときに、きちっとしたやっぱり行政としては、そういう導きをしていただくためにも、書類の整備をきちっと確約をとっていただきたいというふうに1つ思います。
 それと、町長からその地元還元施設というお話もいただきまして、夢膨らみ、また期待度も大きくなるわけでございますけれども、どのぐらいの例えばその倉庫のようなドーム型のごみ最終処分場にプラス、例えば地元が要望しているのが公園であるのか、どうだかわかりません、これは。ただ、そういう話し合いのもとに考えていくというのをお話をいただきましたので、この辺については、再度そういった地元要望に対して、町当局としては、環境を含めた、また設備等もやっていただけるということをもう一度お話を聞かせていただいてお願いしたいと思います。
議長(岡安敏雄君) 町長、恩田久君。

                          [町長(恩田 久君)登壇]

町長(恩田 久君) [ 113 ]  先ほどこの関係施設については、地元の要望をしっかり受けとめて、組合のほうに申し上げたいと思います。最近の傾向としましては、なかなか施設だと建物だと、なかなか後の維持管理が大変なので、違ったような方法はかなりいろいろ要望があるようでございます。そういうものをしっかり受けとめて、おつなぎ申し上げます。
 以上でございます。
議長(岡安敏雄君) 以上で第10問の質問を終了いたします。
 第11問、子ども議会の開催について、10番、早川元久議員の質問を求めます。
 10番、早川元久議員。

                          [10番(早川元久君)登壇]

10番(早川元久君) [ 114 ]  10番、早川です。2本目ですが、子ども議会の開催についての質問になります。以前にも子ども議会の開催について同様の質問を行った方がいました。そのときは、開催の方向で検討するという答弁でしたが、実際には開催はされませんでした。時間の経過もありますので、今回質問をさせていただきます。隣の館林市では、2月の26日に第11回になるとのことですが、議会の模擬体験である子ども議会が行われたということです。小学生の21人が、ごみの出し方や学校の冷暖房、キンカ堂跡地の活用などについて、大人に負けない意見や提案があったということです。本町でも小中学生を対象に子ども議会を開催してみてはどうでしょうか。私も議員になって大人の方からのご意見で、中学校での体育館やストーブなどについて取り上げ、質問を行ってきましたが、町で子どもの意見や提案を直接聞いてみてはどうでしょうか。子どもの目線から意見や提案が出てくるものと思います。子ども議会を行うことにより、町の将来を担う子どもたちに議会の仕組みや町政への関心を持ってもらえる機会になると思います。本町でも小中学生を対象に、議場を使っての議会の模擬体験が行えないか伺います。
 以上です。
議長(岡安敏雄君) 町長、恩田久君。

                          [町長(恩田 久君)登壇]

町長(恩田 久君) [ 115 ]  早川議員さんのご質問にお答え申し上げます。
 子ども議会につきましては、近隣では先ほど言ったとおり邑楽町、館林市が開催しております。特に館林におきましては、去る3月2日の上毛新聞のシャトルに掲載されております。将来を担う子どもたちにとって、行政や議会の仕組みについて、体験を通して学習することは、町政の関心を高める上でも大事なことであると思います。また、子どもたちの新鮮な発想を聞くことのできるよい機会と思っております。邑楽町でございますけれども、邑楽町では夏休みに中学2年生を対象に、希望者で20名ぐらいで実施しているようですし、館林では土曜日に各学校から2名ずつ、計22名を子育連で選出し、研修を設けながら実施しているようでございます。そういうことで、町としての考え方でございますけれども、町としましては、子ども会やあるいは学校から、こういう開催したいという要望なら、いつでも実施いたしたいと思っております。
 以上でございます。
議長(岡安敏雄君) 10番、早川元久議員。
10番(早川元久君) [ 116 ]  町としても、要望があればということで、町からの働きかけというのは行わないということなのでしょうか。
議長(岡安敏雄君) 町長、恩田久君。
町長(恩田 久君) [ 117 ]  そういう方法もありますけれども、余りやると少しいっぱいやれみたいなもので、要望があれば受けます。
 以上でございます。
議長(岡安敏雄君) 10番、早川元久議員。
10番(早川元久君) [ 118 ]  私からするとちょっと残念な答えなのですけれども、これは学校側から行うとなると、教育委員会、発送元というか、震源地がないと地震も起こらないし、事が子どもの問題ですので、実現できないのですけれども、ぜひ子どもの視点での意見を聞くという立場で、やっぱり町も主体になって教育委員会も主体になった形で、これは動いてもらう、私は動いてもらいたいと思うのです。というのは、私も先ほど言いましたように、中学校や、ついせんだってですとストーブの問題、やっぱり答弁を見た中学生の親が、「町の答えは違っています、あれはうそだ」と言っているのです。前向きな答弁でしたので、私はそれはそれなりに、ストーブの灯油は確保するのだよという形で説明したのですけれども、そこまで子どもは町の議会を見ています。正直です。その正直な声をやっぱり町として受けとめていただきたいと思うのです。教育委員会もありますし、学校方の先生方との相談する必要も出てくると思います、子どもに集まってもらうということには。ぜひこの点積極的に町としても教育委員会としてもというか、教育長もいますので、教育委員会としても受けとめてもらって、実現の方向で動いていただきたいと思います。
 終わります。
議長(岡安敏雄君) ただいまの最後の発言は、要望ということで受けとめていただきたいと思います。
 以上で第11問の質問を終了いたします。
 第12問、中部地区の開発について、9番、野本長司議員の質問を求めます。
 9番、野本長司議員。

                          [9番(野本長司君)登壇]

9番(野本長司君) [ 119 ]  9番、野本でございます。私からは、中部地区の開発について質問をさせていただきます。
 日ごろより私は、時代の変化に対応した良好で高度な住環境を確保すべきと常日ごろより考えております。その観点から2点ほどお伺いいたします。駅前広場の整備計画、2点目、都市計画道路、この2点について質問させていただきますが、まず駅前でございますが、東武伊勢崎線は、本町と首都圏を結ぶ通勤通学等の重要な交通機関と現在なっているわけでございます。その駅への利用が西口のみに限定され、駅前広場が十分に整備されていないのが現状であります。利用者の安全性、利便性の向上を図るため、駅を中心とした整備が課題であり、現在その整備計画が進んでいるところであります。そこで、財源の確保の難しさもございますが、現段階でのこの事業の状況と、そして今後の進展の見込みについてお伺いをいたします。
 2点目、都市計画道路についてです。まず、国道122号線、そして矢島―南大島線、3つ目が南大島―江口線であり、4つ目が江口―大佐貫線で、この4路線が都市計画道路に現在指定をされており、矢島―南大島線につきましては、現在工事が進んでいる状況であり、また国道122号線においては、今後10年間でバイパス整備が行われるということであります。残りにつきましての南大島―江口線、そして江口―大佐貫線、この2路線を含めての今後の4路線がどのように事業が展開されていくのか、お伺いをいたします。
 大変財源が必要とするもので、事業が滞ったり、あるいは計画が変更するやもしれませんが、現段階で結構でございますので、ご答弁を願いたいと思います。よろしくお願いいたします。
議長(岡安敏雄君) 都市計画課長、栗原茂樹君。

                          [都市計画課長(栗原茂樹君)登壇]

都市計画課長(栗原茂樹君) [ 120 ]  ただいまの野本長司議員のご質問にお答えいたします。
 まず、川俣駅周辺整備の進捗状況についてでございますけれども、関係者の皆様のご協力をいただきまして、駅周辺整備にかかわります現況の測量が昨年3月までに完了しまして、現在はその測量成果をもとにして、駅前広場の位置、そして大きさ、さらに取りつけ道路について、関係者の皆様と一緒に検討を進めているところでございます。今後は、関係する地権者の皆さんの協力のもと、計画を具体的に進めるために必要な測量作業を実施して、その成果をもとにして詳細な設計を行い、各ご家庭の土地や物件などの調査を進めさせていただき、できるだけ早い完成を目指してまいりたいと考えております。
 また、都市計画道路の進捗状況についてでございますが、平成9年に都市計画決定した町の悲願でもある国道122号館林―明和バイパスにつきましては、昨年群馬県の施行により事業が着手されたところでございます。現在は、測量作業がほぼ終了し、今年1月末には道路の計画が示され、近々用地の調査作業が開始されると聞いております。作業の順序としましては、昭和橋整備工事との関係もあり、川俣交差点側から整備を進め、早ければ平成26年度末には4車線のうちの2車線が暫定的に整備され、県道熊谷―館林線に接続することとなると聞いております。さらに、国道122号館林―明和バイパスと同時に市街地、明和町の市街地の外郭を形成し、市街地への通過交通の排除を目的に計画されました矢島―南大島線、南大島―江口線、江口―大佐貫線の3路線を都市計画決定しましたが、その3路線のうち1つであります矢島―南大島線の一部につきましては、先ほどご指摘ありましたとおり、平成20年度より整備を開始しております。現在事業を着手した区間は、現国道122号から東側の500メートルでございまして、事業完了後には東に延伸していく予定でございます。町では、快適な住環境を確保するため、引き続き積極的に整備を進めてまいりますので、何とぞご理解とご協力のほどをお願いしたいと思います。
 以上です。
議長(岡安敏雄君) 9番、野本長司議員。
9番(野本長司君) [ 121 ]  答弁ありがとうございます。要望でございます。この2つの事業、困難は予想されますが、できるだけ早期の完成を強く願うものでありますので、よろしくお願いしたいと思います。
 以上です。
議長(岡安敏雄君) 第12問の質問を終了いたします。
 第13問、結婚相談事業について、5番、橋順子議員の質問を求めます。
 5番、橋順子議員。

                          [5番(橋順子君)登壇]

5番(橋順子君) [ 122 ]  5番、橋順子です。本日2回目の質問になります。今回は、結婚相談事業について質問いたします。
 私がよく相談を受けることに、息子や娘の結婚相手が、だれかいい人がいないかしらということが多いわけです。結局のところ、本人がその気にならないとどうにもならないというところにおさまり、高齢な親御さんほど落胆が大きく見受けられます。男女の出会いの機会が以前より少なくなったという事実もございます。一般的な認識のもと、結婚適齢期を迎えた未婚の若者も多くなることは、既に少子化対策問題となって久しく重要課題に思われます。町ではこのような問題解決に対して、どのように考えられているか、問題解決に対してどのような方向で考えているかということが1点目です。
 そして、2点目は、以前に総務課で実施されていたと思われます結婚相談事業というのがございました。これは、中止をした経過があり、理由などお聞かせ願いたいと思います。それと同時に、工夫次第では中止を回避できたのではないかということです。
 3点目になります。現在経済建設課で事業化されている労使教育委員会の中での男女交流事業ですが、こちらは、年に2回の行事を実施して、なかなか好評ということですが、こちらに至っては、結婚したカップルですね、成功率というのでしょうか、そういうことについてお伺いいたします。
 以上です。
議長(岡安敏雄君) 町長、恩田久君。

                          [町長(恩田 久君)登壇]

町長(恩田 久君) [ 123 ]  橋議員さんのご質問にお答えさせていただきます。
 まず、1点目の結婚相談事業について、町ではどのように考えているかというご質問でございます。私も橋議員さん同様、うちの娘を世話してくれとかうちのせがれどうにかいい嫁さんを世話してくれということは、たびたび言われております。そういうことで、この結婚相談については、町のニーズがたくさんあるということで認識をしております。
 また、2点目の結婚相談事業の中止というのですか、中断した経過、経緯でございますけれども、先ほど申し上げましたとおり、事業自体の有用性というのですか、有効性は認めつつも、やはり現代の高度情報化の時代に、時代背景や他人に干渉されることを嫌う個人主義を主体とした価値観の多様化、また地縁や血縁といった従来型のコミュニティーの衰退などにより、相談件数、仲介人報償など、年々右肩下がりでなっておりまして、やむを得ず中断させていただきました。
 また、今でもそれとかわるものとして、労使教育委員会にいろいろお願いしまして、男女交流パーティーという名で、ボーリングを中心に今までやってきました。その中で、カップルはどうかというご質問がありましたので、平成19年からやっております。19年度36名が参加しまして、1組がカップルとして申し出ました。そして、平成20年度は、1回目が42名参加しまして6組、2回目も42名参加しまして2組、平成21年度は2回やりまして、1回目が35名参加しまして4組、そして2回目が同じく45名参加しまして5組、そして平成22年度もこれも2回やりまして、1回目が36名参加しまして3組、そして2回目が53名で5組として、カップルとしてこちらに申し出がございました。参加合計が289名、カップルが26組できております。そして、今私もその参加した人の名簿をいただいて、私みずからおせっかい町長として、いろいろあちこちにやっておりまして、どうにかカップルができるように一生懸命頑張っているところでございます。
 以上でございます。
議長(岡安敏雄君) 5番、橋順子議員。
5番(橋順子君) [ 124 ]  某結婚事業会社によりますと、より多くのこういう出会いの行事というか、参加した人こそが結婚することができるというのは、男女問わずデータが出ているそうです。ですから、この労使でやっていらっしゃるこの年に2回のときめきボーリングパーティーと、きっと出会えるガーデンバーベキューパーティーですか、こちらはそういう意味からでも効果が出ているのではないかと思いますが、もう一歩踏み込んで、例えば自治体と企業がタイアップして、そういうなるべく多くの若者たちが結婚できるような事業に取り組むとか、あとは社教ですね、こちらのほうが受け皿になって行事をするとか、やはりどの自治体も努力はしていることが現状です。明和町にとりましても、そのような考えになって頑張っていただきたいと思いますが、町長のお考えいかがでしょうか。
議長(岡安敏雄君) 町長、恩田久君。

                          [町長(恩田 久君)登壇]

町長(恩田 久君) [ 125 ]  これについても、私が今邑楽郡の町村会の会長としてやっていますけれども、この前各こういう自治体で立ち上げて、例えば明和町の事業として、また板倉町行くと合同でできないかということで提案したのですけれども、なかなか事務レベル段階でちょっといろいろ難しい点があるということで、中止になった経緯もございます。そして、私先ほどちょっとおせっかい町長と皆さん言っているのですけれども、これについても今まで何回もやっていますから、名簿がこっちにいっぱいあります。それを本人の希望をとりまして、私のほうにその氏名の情報ですか、こちら上げてもいいかという許可をもらいまして、こちらへ持っていまして、それについて名簿を見て私があっちこっちへ、この人はどうだろうというので、今やっている最中ですから、そのうちに効果が出てくるのではないかなと、そんなふうに期待しているところです。町としても積極的にやっていきたいと思っています。
 以上でございます。
議長(岡安敏雄君) 5番、橋順子議員。
5番(橋順子君) [ 126 ]  個人情報の問題がありますので、とても行政でやるには難しい点もよくわかります。ですから、とりあえずは余りハードルを高くしない程度に、逆に目標達成が困難になってしまう場合もありますので、その辺を考慮しながら、近隣では板倉町が取り組んでいると聞いております。そんなところを合わせながら、ぜひとも男女の結婚がスムーズにいきますように希望しまして、私の質問を終わります。ありがとうございます。
議長(岡安敏雄君) 以上で第13問の質問を終了いたします。
 以上で一般質問を終了いたしますが、先ほど橋議員からの質問に対します答弁がございますので、総務課長より答弁をお願いいたします。
 総務課長、橋本貴好君。

                          [総務課長(橋本貴好君)登壇]

総務課長(橋本貴好君) [ 127 ]  それでは、お許しをいただきまして、先ほどの橋議員さんからの女性の視点からの防災対策についてのご質問の中で、町の防災会議の状況の中で、委員さんについての男女の比率はいかがなものかというようなご質問だったと思います。平成18年3月29日に開催いたしました明和町防災会議条例、明和町防災会議につきまして、その際の委員名簿をちょっと用意いたしました。18名お願いした委員さん、全員男性でございます。
 以上でございます。
議長(岡安敏雄君) これをもちまして、今定例会の議事日程は全部終了いたしました。

町長あいさつ

議長(岡安敏雄君) ここで、町長からあいさつしたい旨の申し出がありましたので、これを許します。
 町長、恩田久君。

                          [町長(恩田 久君)登壇]

町長(恩田 久君) [ 128 ]  閉会に当たりまして一言御礼のごあいさつを申し上げます。
 去る3月8日から本日17日までの10日間の会期で招集されました平成23年第1回明和町議会定例会も、おかげさまで本日全日程を終了する運びとなりました。議員各位におかれましては、年度末何かとご多用のところをご出席をいただき、終始熱心なご審議を賜りまして、衷心より厚く御礼を申し上げます。
 さて、今回の定例会には、人事案件3件を始め各会計の補正予算、そして新年度予算など合わせて24件の議案をご提案申し上げましたところ、全議案ともご承認を賜り、重ねて御礼を申し上げる次第でございます。審議の過程において議員各位からいただきましたご指摘、ご意見等につきましては真摯に受けとめ、今後の町政執行に生かしてまいりたいと存じます。
 また、一般質問においてのご意見等につきましても、私なりの専心上に合わせ、よりよい方向を生み出せるよう努めてまいる所存でございますので、今後ともご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。特に新年度予算の執行に当たりましては、従来にも増して最少の費用で最大の効果が上げられますよう、職員一丸となって行財政運営に努力する所存でございます。どうか議員各位に置かれましても、特段のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げる次第でございます。
 年度末を迎え、議員各位におかれましては、何かと多忙な時期をお迎えのこととは存じますが、どうか健康には十分ご留意の上、今後のますますのご活躍とご健勝を心からお祈り申し上げまして、御礼のごあいさつとさせていただきます。
 本日はまことにありがとうございました。

教育長あいさつ

議長(岡安敏雄君) 次に、今月末をもって退任されます岩ア教育長よりあいさつをしたい旨の申し出がありましたので、これを許します。
 岩ア教育長、どうぞ。

                          [教育長(岩ア辰行君)登壇]

教育長(岩ア辰行君) [ 129 ]  大切な議会の時間を特別にお取り計らいいただきましてありがとうございます。私は、この3月末をもって教育委員1期4年の任期が満了となりますが、それに伴い教育委員並びに教育長を退任させていただきたく、まだ残りの期間が少しございますが、議会の最終日に当たり一言御礼のあいさつを申し上げます。
 思い返しますと、私は教員として学校現場に36年、そして教育委員として4年間、合計40年にわたり教育関係に務めさせていただきましたが、そのちょうど半分にわたる後半の20年間をこの明和町で勤務させていただきまして、本当に幸せでございました。正直申し上げまして、以前勤務した地域では大変な思いもした経験もございますが、この明和町におきましては、教育の本旨に沿った活動が十分にできたこと、ありがたく振り返っております。素直で明るく元気な子どもたちの存在と、その礎となっています教育に深いご理解と協力の姿勢を持たれた保護者や地域の皆様、町当局、議会の皆様のご支援に本当に感謝しております。そして、定年後は、思いもかけなかった教育委員並びに教育長という身に余る大役にご推挙いただきましたことをこの上なく光栄に感じております。本当にありがとうございました。
 その間、学校勤務時代から微力な私を叱咤激励いただき、多くのご示唆とご指導をいただきました恩田町長様、そして岡安議長様を始め議会議員の皆々様に、改めて厚く御礼を申し上げます。まだまだほとんど恩返しもできていない現状で、しかもこの非常時に退任させていただくことは、まことに心苦しく、申しわけない気持ちでございますが、腰痛を始めとして体調がいかんともしがたく、このような結論に至りませんこと、どうぞお許しくださいませ。この後は、館林の一市民に戻りますが、住んでいる地域や、今まで公私ともにお世話になった関係から、心はずっと明和町民のつもりでおりますので、今後とも変わらぬご好意をいただきますようよろしくお願い申し上げます。
 終わりになりましたが、明和町のますますのご発展、教育の振興、そして未来ある子どもたちのさらなる健全な成長をご祈念いたしまして、言葉足りませんが御礼の言葉とさせていただきます。本当にありがとうございました。
議長(岡安敏雄君) 岩ア教育長におかれましては、明和町の教育行政全体のためにご尽力いただきましてありがとうございました。議会を代表いたしまして厚く御礼を申し上げます。今後は、健康にご留意され、さらなるご活躍をご祈念申し上げます。大変ご苦労さまでした。

議長あいさつ

議長(岡安敏雄君) 閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
 今定例会は、去る3月8日から本日までの10日間にわたり、平成23年度予算を中心に人事案件を始め条例の一部改正、補正予算など重要案件が提案され、審議をいただいたわけでございますが、議員各位の終始熱心なご審議によりまして適切な議決を賜り、心から厚く御礼を申し上げます。
 また、執行部の皆様におかれましても長期間にわたり審議に協力いただき、深く感謝申し上げます。本会議並びに議会全体審議において議員各位から述べられました意見、要望につきましては、今後の執行に十分反映し、限られた予算の中で町民福祉の向上に全力で傾注されますよう希望する次第であります。
 終わりに、想像を絶する東北関東大震災、1900年以降世界で4番目の威力だったと言われております。この被災を必ず乗り越え、社会経済の復興を一日も早くなし遂げるために力を合わせてまいりたいと思います。

閉会の宣告

議長(岡安敏雄君) 以上をもちまして、本定例会に付議されました案件の審議は全部終了いたしました。
 よって、平成23年第1回明和町議会定例会を閉会いたします。
 大変ご苦労さまでした。

閉 会  (午後 3時26分)