▼開 議 (午前 9時00分)
▼開議の宣告
○議長(関根愼市君) [ 1 ] |
皆さん、おはようございます。 |
本日は、今定例会の最終日を迎えたわけでありますが、これより平成24年第3回明和町議会定例会を再開いたします。 |
ただいままでの出席議員は12名全員でございます。よって、定足数に達しておりますので、会議は成立をいたしました。 |
直ちに本日の会議を開きます。 |
▼諸般の報告
○議長(関根愼市君) |
日程に入る前に、諸般の報告を申し上げます。 |
各常任委員長及び議会運営委員長から閉会中における継続調査の申し出がありました。 |
なお、本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりでございます。 |
以上で諸般の報告を終わります。 |
▼議案第59号の補足回答
○議長(関根愼市君) |
ここで、去る9月6日、審議をいただきました議案第59号「平成24年度国民健康保険特別会計補正予算(第2号)」につきまして、本日補足説明したい旨申し出がありましたので、これを許します。 |
健康づくり課長、落合康秀君。 |
[健康づくり課長(落合康秀君)登壇]
◇健康づくり課長(落合康秀君) [ 2 ] |
9月6日、議会初日の国民健康保険特別会計補正予算において、岡安議員さんからのご質問で、歳出の2款1項1目一般被保険者療養給付費の209万8,000円、財源振替におきまして、一般会計から特定財源に振り替えた理由についてのご質問がございました。この件についてご答弁をさせていただきます。 |
本年度の前期高齢者交付金が当初予算の2億1,000万円から209万8,000円増加し、2億1,209万8,000円となりました。そのため、その増加分である209万8,000円を特定財源に加え、同額の209万8,000円を一般会計から減額いたしました。 |
以上でございます。 |
◆11番(岡安敏雄君) [ 3 ] |
私が聞いたのは、特定財源という名称における意味というか、それをお伺いしたのですけれども。 |
○議長(関根愼市君) |
中身は何だったということだったと思いましたけれども。 |
健康づくり課長、落合康秀君。 |
[健康づくり課長(落合康秀君)登壇]
◇健康づくり課長(落合康秀君) [ 4 ] |
ただいまのご質問は、特定財源の意味というお話でした。特定財源とは、その事業に充てるため、特別の財源として補助金が交付されるわけですけれども、この場合、一般被保険者の療養給付費、これに充てるための財源として国から交付されたものでございますので、一般財源とは分けて区別しております。 |
以上でございます。 |
▼議案第62号の質疑、討論、採決
○議長(関根愼市君) |
これより本日の日程に従いまして議事を進めてまいります。 |
なお、日程第1、議案第62号から日程第6、議案第67号までの以上6件は、定例会の初日に一括上程されまして、町長より提案理由の説明は既に終了しております。 |
これより審議に入ります。 |
なお、質疑の回数につきましては、同一議員につき、同一議題については3回以内といたします。 |
ここで、議長から要望いたします。決算の認定につきましては、既に行われました決算認定全体審議と重複しての質疑内容には、議事進行上、配慮をいただきながら質疑をお願いいたします。 |
なお、質疑者は、質疑内容を簡単明瞭に、そしてページの指示をお願いいたします。また、答弁者におかれましても簡潔明瞭にご答弁願い、審議促進にご協力をお願いいたします。 |
それでは、早速日程に入ります。 |
日程第1、議案第62号「平成23年度明和町一般会計歳入歳出決算の認定」に対する質疑を行います。 |
質疑のある方は挙手をお願いいたします。 |
2番、斎藤一夫君。 |
[2番(斎藤一夫君)登壇]
◆2番(斎藤一夫君) [ 5 ] |
2番、斎藤でございます。決算認定につきまして、何点か質疑を行いたいと思います。 |
まず、1点目といたしまして、18ページ、1項2目教育使用料の関係ですが、こども園保育料、これにつきまして、全体審議の中で3名ほど収入未済額があるということで、20万6,300円収入未済となっているわけですが、こちらの収入見込みはというのが1点目の質問になります。 |
続きまして、38ページ、雑入におきまして、下のほう、広報めいわ広告掲載料ということで25万円ほどあるわけですが、こちらの件数、それから新規にふえた広告があるのか、その点についてお伺いいたします。 |
続きまして、70ページ、民生費、障害者福祉費の中におきまして、19節県難病団体連協特別賛助会費として5,000円ほど上がっているわけですが、こちら、難病認定を受けている方が町内に何名ほどいらっしゃるのかお教えいただきたいと思います。 |
続きまして、92ページ、商工費、消費者行政費の中におきまして、18節自動車購入費ということで、消費者センターにおきまして車両購入ということですが、消費者センター、臨時職員の方が1名ということで伺っておりますが、車両の使用目的は何なのかお教えいただきたいと思います。 |
続きまして、96ページ、土木費、道路維持費の中におきまして、街路樹管理委託料264万6,000円ということで計上されておるわけですが、平成23年度におきましては、これはアドバンの前の道路、広域農道の部分、ここの街路樹が植樹以来初めて大幅に枯れるという原因が起きたわけですが、その原因究明と対策等は行っているのか、その点についてお伺いしたいと思います。 |
それから、続きまして、100ページ、土木費の都市計画費の中におきまして、都市計画法事務費ということで3,279万259円上がっているわけですが、この中に川俣駅、駅前ではなく川俣駅に係る経費は含まれているのか、その点をお伺いしたいと思います。 |
それから、続きまして、112ページ、10款教育費、2項小学校費におきまして、15節旧体育館解体工事費ということで、西小の旧体育館の取り壊しにかかった費用かと思われるのですが、こちら、当初の予定では夏休みのプール教室等に影響ないようにということで、天候等の事情もありまして、多少工期が延びるのはやむを得ない部分もあるのかとは思いますが、工期が延びてしまった理由につきましてご説明いただきたいと思います。 |
続きまして、155ページ、下のほうの(3)行政地区担当職員制度の中におきまして、これは町政懇談会等で要望、意見等が2件上がったのかと思いますが、その2件の成果についてお伺いしたいと思います。 |
最後になります。180ページ、10番の都市公園整備等ということで、その(2)大輪公園内旧企業局用地整備工事につきまして、こちらはもともと県の企業局で持っていた用地を町で購入して、大輪公園の一部として利用するということでご説明は受けているわけですが、今後どのような施設をつくっていく予定なのか、そのあたりわかりましたらお教えいただきたいと思います。 |
以上、よろしくお願いいたします。 |
[学校教育課長(始澤 稔君)登壇]
◇学校教育課長(始澤 稔君) [ 6 ] |
ただいまの斎藤議員さんのご質問にお答えしたいと思います。 |
まず最初に、18ページの教育使用料、こども園保育料の関係ですが、収入未済額が20万6,300円ということで、3名分だということで前ご説明したところですが、その収入の見込みはどうかというご質問でございます。この未済金額につきましては、昨年と内容が変わっておりません。こちらでも鋭意連絡をとりまして徴収に当たっているわけですが、今のところ入っていないという状態でございます。これからも努力して徴収を続けていきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。 |
それから、112ページの西小学校の旧体育館解体工事の工期の関係ですけれども、これにつきましては、23年度に実施しまして、契約の工事期間は23年8月5日から23年10月31日までとして計画をしております。工事に当たっては、工事内容が旧体育館の解体のほかに屋外照明やプール等の電気の幹線の取り回し工事、それから跡地の砂利敷き造成工事など、長期間を必要とするということから、できるだけ児童の学習に支障が生じないように、夏休みの期間も含めて計画をいたしました。そのため、学校及び保護者や児童のご理解、ご協力をいただきまして、夏休み期間中の学校プールの開催日を7月中に集中して調整いただき、6日間とし、児童の危険のないよう、安全を確保しながら工事を実施した次第であります。 |
契約後、実際に現場作業に入るまで、工事の打ち合わせ、近隣住民との調整、工事のための手配等の準備工の期間も多少ありましたために、工事が遅れた印象を持たれた方もいらっしゃったかと想像されます。学校と相談、連携を密にして、もっと小まめに工事の状況をお知らせするなどして理解を深めておくところでしたが、安全面を確実に確保することを第一と考えまして、工事の工程でありましたので、ご理解をいただきたいと思います。 |
以上でございます。 |
[総務課長(橋本貴好君)登壇]
◇総務課長(橋本貴好君) [ 7 ] |
斎藤議員のご質問に引き続きお答え申し上げます。 |
38ページをお願いします。広報めいわ広告掲載料について、まず件数が何件だったかということが1つ、それと新規に掲載した方は何件だったかと、その2点だったかと思います。 |
まず、最初の件数についてでございますが、全部で11件ございました。その中で、新規に掲載をしていただいた方が9件でございます。 |
以上でございます。 |
[住民福祉課長(谷津弘江君)登壇]
◇住民福祉課長(谷津弘江君) [ 8 ] |
斎藤議員さんのご質問に所管課よりお答えをさせていただきます。 |
70ページ、19節県難病団体連協特別賛助会費ということで5,000円上げてございます。難病に認定されている方はいるかということですが、認定されている方はおりません。 |
以上でございます。 |
○議長(関根愼市君) |
経済建設課長、篠木眞一郎君。 |
[経済建設課長(篠木眞一郎君)登壇]
◇経済建設課長(篠木眞一郎君) [ 9 ] |
それでは、経済建設課のほうで担当している内容についてお答えさせていただきたいと思います。 |
最初に、92ページにあります消費者行政費におきます自動車購入費でございますが、これにつきましては、消費生活センターの機能強化を図るべく、啓発用車両ということで購入をしまして、実際、消費者センターが23年度から立ち上がったということもありまして、研修する機会等もかなり多くあり、前橋出張、その他研修会等に使っております。そのほか、各地区に出向きまして、高齢者等を対象にした消費、犯罪防止等についてのアドバイス等を実施しております。これは、各地区に出向いてやっているというのが現状であります。この車につきましては、県のほうから補助金が来まして、その補助金で購入をした車ということでご理解いただければと思います。 |
それと、95ページになりますが、道路維持費におきます街路樹維持管理事業、これは町道66号線ほか6線の街路樹ということで、ハナミズキ、桜、サザンカ、シラカシ等でそれを管理しているわけですが、かなり枯れてしまったというところがあるわけですが、その原因究明、対策というところまではなかなかいきませんが、管理委託をお願いしている中では、倒れてしまったもの、また枯れてしまったものに対して交通妨げ等にならないように撤去あるいは植え替え等を実施しているというのが現状であります。 |
以上です。よろしくお願いします。 |
[都市計画課長(大谷克良君)登壇]
◇都市計画課長(大谷克良君) [ 10 ] |
斎藤議員さんからの都市計画課の所管にかかわるご質問、2問についてご回答をいたします。 |
まず、1つ目です。歳出の100ページ、都市計画法事務費の13節委託料3,224万2,500円の中に川俣駅の事業は含まれているのかというご質問についてお答えを申し上げます。主要な施策の成果179ページの2の川俣駅周辺地域整備事業について記載をさせてもらっていますけれども、このうち4つ含まれてございます。川俣駅前広場東口詳細設計を実施、用地測量、補償調査、基本設計、この4つが13節委託料に含まれてございます。 |
2問目のご質問であります。主要な施策の成果180ページ、10、都市公園整備等、(2)大輪公園内旧企業局用地整備工事、どのような形で取り組んで公園として整備するかというご質問についてお答えを申し上げます。こちらに書いてあります旧企業局用地について、大輪公園の一部として利用を図るため整備工事を実施ということで、整備工事を実施済みでございます。内容につきましては、遊歩道、ワイルドフラワー等の工事を実施して、大輪公園として一体として利用されている現状でございます。 |
以上です。 |
[企画財政課長(吉永清重君)登壇]
◇企画財政課長(吉永清重君) [ 11 ] |
斎藤議員さんのご質問に所管課よりお答え申し上げます。 |
155ページ、主要な施策の成果で、行政地区担当職員制度の中で各地区より意見、要望等が2件ございました。この中で、この対応についてはどのような内容かというご質問でございますが、まず1点目が、町内の大気中、水道水、農作物等の放射能測定結果を公表してほしいというご要望が地区からございました。これにつきましては、既に町のホームページ、広報等で掲載をしてございます。 |
それから、もう一点でございますが、ごみ処理の最終処分場の件でございますが、千津井地区に対して何らかの迷惑料のようなものを検討してほしいというご要望がございました。これにつきましては、検討をしているわけでございますが、何らかの形で対応を考えておりますということでございます。 |
以上でございます。 |
◆2番(斎藤一夫君) [ 12 ] |
多岐にわたり、ご答弁ありがとうございました。 |
まず、1点目といたしまして、こども園の保育料ですが、前年と同じということで、やはり受益者負担の観点、それから公平性の観点からさらなる徴収を行っていただいて、何とかこのまま不納欠損額に入らないように鋭意努力していただければと思います。 |
それから、続きまして、消費生活センターの車両の件ですが、こちらのほう、今1名でやっているかと思うのですが、そうしますと、研修等はこれはやむを得ないのであれなのですが、あるいは各地区にアドバイスに行ってしまいますと、消費生活センターのほうの人手が不足してしまうように感じるわけですが、そこいら辺、今後人数をふやす等、何らかの対応を考えているのか、その点をお伺いしたいと思います。 |
それから、続きまして、街路樹の関係ですが、こちらのほうは事後対応といいますか、倒木あるいは枝折れ等で邪魔になったような場合に撤去したり植え替え等で対応しているということですが、基本的に委託していますので、枯れないように、業者さんのほうにしっかり管理をするように再度申し伝えてもらえればと思います。 |
それと、旧体育館の工事につきましては、今回、体育館の工事の関係がありまして、安全を配慮し、プールを6日間に限定したということで、若干教育行政に影響が出てしまったかと思うのですが、これは安全重視ということでやむを得ない事情だと思うのですが、今年度はもう終わってしまいましたので、来年度だとか、今年度もプールの回数というのは非常に少なかったわけですが、その辺、今後どのようにしていくのか、その点、もし方向が決まっていましたらご回答いただければと思います。 |
それから、最後に大輪公園の関係で、これは私、現地も見まして、現状のままで、遊歩道等ができているのはわかっているのですが、それ以上のものを何かするのか、しないのかというのが私聞きたかったわけですが、先ほどの大谷課長のお答えのとおりですと、現状で完了しているという回答で解釈してよろしいのか、それだけ。よろしいわけですね。わかりました。 |
であれば、以上です。 |
○議長(関根愼市君) |
経済建設課長、篠木眞一郎君。 |
[経済建設課長(篠木眞一郎君)登壇]
◇経済建設課長(篠木眞一郎君) [ 13 ] |
それでは、斎藤議員さんから質問がありました消費生活センター、人員が今のところ1名で対応しているわけでございますが、その人員の増加について今後検討しているかというようなことに対しての回答をさせていただきたいと思います。 |
今現在、平成23年度にありました相談件数でありますが、年間で一応46件ということでございます。経済建設課の職員も常に事務所にはおりますので、もし町民の方から相談等があった場合には、ほかの職員が一応電話番号、連絡先等を聞きながら対応して、今後様子を見ていきたいというふうに考えております。 |
以上です。よろしくお願いします。 |
[町長(恩田 久君)登壇]
◎町長(恩田 久君) [ 14 ] |
今の、職員が足りないかということでご質問があったのですけれども、今46件、年間ありまして、その件数に、1件ごとによって、すぐ解決できるものと1カ月も2カ月も3カ月もあるのです。だから、そういうのを見計らっても、1人いれば私は十分かなと思って、今1人でさせていますけれども。 |
あと、車の関係も、意外と個人のお年寄りの方が多いので、そこの家に行っていろいろ、そういうときも車を使いますので、そのようなことで車自体購入させてもらいました。 |
以上です。 |
[教育長(鑓田範雄君)登壇]
◇教育長(鑓田範雄君) [ 15 ] |
斎藤議員さんの夏季休業中における西小学校のプールの指導についてお答え申し上げたいと思います。 |
ご承知のとおり、夏休み中のプールの子どもたちの活動というのは、夏休みの教育活動として大変意義がありまして、その狙いというのは、水泳の力を向上することだけではなく、あるいは地域、あるいは学年を超えて、縦割り、そして友人関係を深めるすばらしい行事というふうに考えております。その関係で、日数について、来年度以降、数をふやすかというご指摘でございますけれども、そのつもりで教育委員会としては学校と連携をして話をしていく所存でございます。 |
ちなみに、工事前は10日間実施しておりました。その後、6日となって、東小学校が8日間実施しております。これは余りバランスがよくありませんので、バランスがよくとれるような実施をしたいと思います。なお、通学の関係、プールに来る関係、熱中症あるいは安全面、健康面、それらを多分配慮して西小学校では本年度6日間で実施したと考えられます。それについても十分対策を講じながら、すばらしい夏休みになるように、そして充実した水泳活動ができるように、教育委員会としても助言に努めていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 |
[10番(堀口正敏君)登壇]
◆10番(堀口正敏君) [ 16 ] |
10番です。何点か質問いたします。 |
まず、44ページ、総務管理費の中の一般経費で支出をされています、多分ここで支出されているのかなと思うのですけれども、新春合同懇談会のことですが、これは町の各種団体の関係者111名が出席して、町長と議長の挨拶があり、その後懇談になります。これにつきましてのどのような効果があったのか。 |
また、収支精算報告書を見てみますと、会費1人当たり1,000円の11万1,000円のほかに町持ち出しの6万3,801円が使われています。そのほかに、町が1本1,200円で多分これは購入したのかなと思いますが、梨ワインが111本、金額にしますと多分13万3,200円分が出席者全員に配られております。本来ならば、収支計算書に梨ワインの購入分も入れて報告すべきではないかと思います。また、財政難厳しい折というようなことで各種予算が削られておりますが、梨ワイン分13万3,200円は無駄遣いではないのかなと思います。廃止すべきと思いますが、いかがでしょうか。 |
次に、46ページ、2目文書広報費の13節広報編集業務委託料について質問いたします。NPO法人に役場庁舎の一室と備品を、これは無償で貸与して、町広報紙の編集業務を289万8,000円で委託をしておりますが、これは毎月1回発行しているものでございます。広報紙1回の発行で、NPO法人職員が行う平均の取材件数と写真の掲載数を伺います。 |
また、役場職員も、広報紙発行に携わる職員もおります。本来であれば、委託なのですから、町の職員は広報業務に携わらなくてもよいのではないか、町職員とNPO法人との仕事のすみ分けはどのようにしているのか伺います。 |
次に、94ページ、商工費、4目観光費、委託料について質問いたします。梨プリン、ゼリー及びコンポートの製造業務委託費でございますが、委託先について伺います。梨1キログラム100円のものを112キログラム使用し、プリン等を製造されたということでございますが、製造量、販売量及び販売額を教えてください。また、収支計算では利益が出たのか伺います。 |
それから、当初予算では梨ワイン醸造委託料30万円を計上してありましたが、なぜ執行しなかったのか。 |
また、梨ワインの購入は、多分観光事業の消耗品費で買ったと思いますが、何本購入いたしましてどのように使われたのか、梨果汁の製品企画委託費はまた幾らなのか、委託先と梨1キログラム何円のものを何キログラム使用し、どのように使われたのかお伺いいたします。 |
[総務課長(橋本貴好君)登壇]
◇総務課長(橋本貴好君) [ 17 ] |
堀口議員のご質問に担当課長からお答えをさせていただきます。 |
44ページでございます。ご質問の趣旨が、例年実施している新春懇談会において、まず新春懇談会自体がどのような効果があったのかということが1点、それから2点目が、参加者に会費1,000円をもらっている中で、そこの収支報告書に町で提供した梨ワインの分が計上されていないが、どういうことかということが2点、3点目が、財政難であるから、場合によっては廃止すべきでないかということかと思います。 |
まず、1点目でございます。新春懇談会につきましては、議員さんもご承知のことかと思いますが、従来は、各種団体が町長との対話を深めるべく、独自に忘年会あるいは新年会というものを開催していたという実態があったと思います。それを、町の財政状況あるいは景気の動向を考慮して、そういった町の代表の団体の方々を一堂に集めて意見交換をする目的で新春懇談会を開催した、それがひいては経費の節約にもつながるのではないかということで新春懇談会を開催したという認識でおります。 |
それから、2点目の会費の収支報告書における記載されていないという件ですが、これにつきましては、今年の3月の予算議会の中でも議員からご指摘をいただいたところでございます。まず、新春懇談会の収支報告書の趣旨は、参加された方から会費をお預かりしたと、その会費をどのように使ったかということを中心に収支報告書をつくっているということでございます。その中で、先ほどちょっと話題がありましたが、梨ワインにつきましては、明和町を内外ともに大きくPRをしていくという趣旨のもとに別途予算科目で計上してございます。それを使わせてもらっているということですから、会費を預かったその趣旨とは若干違うのかなというふうに思います。しかしながら、議員ご指摘のとおり、参加者の方の多くがどういう趣旨で梨ワインが配られているのかというような疑問をお持ちであるようであれば、次回以降、また梨ワインを利用する際には、欄外にでも、こういった趣旨でこういうものをつけておりますと、ついてはぜひPRにご協力くださいというものを掲載して報告するのも一つの方法かというふうに思っております。 |
それと、もう一つ、46ページの広報紙編集業務委託料の件でございます。1回の取材でNPOの職員の方がどのくらいの取材件数をしているか、あるいは取材のための写真枚数がどのくらいか、そして、NPOに委託してあることだから、町の職員は本来であれば関与しなくていいのではないか、仕事のすみ分けはどのようになっているかという3点かと思います。 |
まず、1点目でございます。NPOさんのほうに平成23年度の状況もちょっと確認した資料がございますが、通常の取材の場合につきましては、NPOさんの職員さんが基本的には1人で取材に行っていただいているということでございます。それで、1回当たりの取材時間がおおむね1時間程度、そして1カ月を平均すると七、八件かなということでございます。それから、大きなイベント等につきましては、やはり複数の職員、2人程度の職員で取材に行っていますということでございます。取材時間は、やはり大きなイベントということであると、最初から最後まで取材するようなことが多いということで、場合によっては半日から1日かけてというような状況であるというふうに聞いております。 |
それから、町とNPOさんの委託の状況でございますが、そもそもこれにつきましては、協働のまちづくりの第1弾ということで町のほうも考えております。発行責任者は最終的には町であるということから、基本的にはNPOさんでの対応ということになりますが、要所要所、構成とかあるいは入稿前の最終校正とか、あるいは最終的に業者、印刷屋に出す校了というのですか、その際にはやはり町の職員が関与しているということが実態でございます。 |
以上でございます。 |
○議長(関根愼市君) |
経済建設課長、篠木眞一郎君。 |
[経済建設課長(篠木眞一郎君)登壇]
◇経済建設課長(篠木眞一郎君) [ 18 ] |
それでは、経済建設課のほうから、堀口議員さんのほうからご質問のありました94ページ、観光事業におきます13節観光PR用地域ブランド企画製造業務委託料98万2,631円の内容について説明をさせていただきたいと思います。 |
この事業につきましては、まず議員さんにご理解していただきたいことがあります。この事業の目的でございますが、明和町には際立った観光施設がないことから、町の特産の一つであります梨に着目いたしまして、生産者、企業、商工会及び町がそれぞれの立場で協働、連携、加工という、加工品の開発ということを、お互いの立場で梨を活用して地域おこしを行うというものだということでご理解いただければと思います。 |
それでは、先ほどの13節の内容でございますが、梨プリン、梨ゼリーの製造経費としまして30万254円、これの委託先でございますが、三重県のワイズパントリーというところに委託をしました。内容は、プリン880個、梨ゼリーが920個の加工委託料として12万8,520円、そのほか、加工委託料のほかに原料となる梨果汁搾汁経費またはパッケージ作成費等17万1,734円、この中で先ほど議員さんから話がありました梨でございますが、これにつきましては112キログラムの中の30キログラム、これが30キログラムを使用しまして3,000円というような経費になっております。 |
次に、梨コンポートの製造経費でございますが、これは7万9,677円、これも同じく三重県のワイズパントリーのほうに委託をさせていただきました。保存のきかない梨をコンポート、砂糖煮でございますか、それをつくりまして、商工会と連携をしながら、梨を使ったメニュー、レシピの開発等を町内飲食店等に依頼したものでございます。経費の中身としますと、製造容量、ワンパック1キログラムを69パック作製しました。ワンパック980円ということで、7万1,001円の経費がかかっております。そのほか、先ほどから梨のお話が出ておりますが、ここでは82キログラムを使用しましたので、8,200円かかっております。8,200円とその他の経費等もかかっておりますので、その他とすると8,676円というような経費がかかっております。 |
それと、収支ということでございますが、歳入のほうでは、28ページの県補助金としまして地域力向上事業補助金、この事業につきましては2分の1補助ということで、県の補助事業を使った事業になっております。ここでは、50万円の補助をいただいております。そのほか、雑入の中に10万4,020円、これが試験的にイベントあるいはコンビニ等で売ってみて、今後のマーケティングの参考にしようということで試験的に売らせていただいたわけですが、ここでは梨ゼリーを776個、梨プリンを739個、雑入の中に10万4,020円という歳入がございます。 |
売ったのはどのようなところで販売したのかというのが、先ほどお話をさせていただきましたが、イベント販売としては、産業祭やほかの例えば農協等がやるイベント、また県の市町村会等がやるイベント等に参加をさせていただきながら試験販売というのをさせていただいて、この金額が4万8,800円、その他市場性というか、コンビニ等の販売というのも試験的にやらせていただいたのが、プリン、ゼリー合わせて1,223個、金額にしますと7万5,220円、その他個数的に、例えば検査をしたりとか試験、また宣伝、営業用等で売り上げにはならなかったものとして、プリンが41個、梨ゼリー44個を使用させていただいたということでございます。収支については、県の補助事業ということもありまして、黒にはならないというのが現状だと思います。 |
以上です。 |
◆10番(堀口正敏君) [ 19 ] |
新春懇談会のことですけれども、一応梨ワインは廃止すべきではないかということの関係ですが、その辺がお答えがなかったようです。 |
それと、新春懇談会には、議員はもちろんですが、区長さんだとか各種団体、民生委員さんですか、そういう長だとかいろいろ出ております。これは毎回配られているのです。だから、梨ワインの味だとか、そういうものはもう味わっているのではないかなと。わざわざそこで111本を出すということは、財政が厳しい折というようなことでいろんな予算が削られています。ですから、それはやはり、観光を内外にPRしていただくというふうな総務課長の説明でしたが、それはやめるべきではないかなと私は思っております。 |
それから、目的については、ここの新春懇談会の目的は意見交換が主というようなことですけれども、現実、集まってどのような意見交換が行われているのか。ほとんど、親しい人が集まって、もう雑談で終わってしまうのではないかと。ある人は外に出ていってしまってたばこを吸っているだとか、だから、私はこの効果というのは疑問に思います。町長はどのように考えているか、この点については伺います。 |
それから、46ページ、広報ですか、NPO法人に委託をしておりますが、協働のまちづくりというようなことで、協働のまちづくりだから、町の職員も重要な部分には関与していると。そうすると、その辺の仕事のすみ分けですか、曖昧になってしまうのではないのかな。最終責任は町が負わなくてはならないのですが、その辺はもっと、この業務については町がやる、それ以外についてはNPO法人がやると、はっきりその辺の内容、すみ分けを、仕事のすみ分けというのですか、する必要があるのではないかなと、そのように思っております。曖昧では協働のまちづくりにはならないと思うのです。作業分担が曖昧ではわからないわけですから、その辺をはっきりしていただきたいと思います。 |
広報紙をNPO法人に委託してから、読みづらいだとか文字数が多い、町民の知りたい情報がわかりやすく載っていないなどとの町民の声が聞こえますが、この辺については、町長は広報紙をどのように評価しているのか伺いたいと思います。 |
それから、観光費でございますが、94ページ、梨プリン、ゼリーだとか、つくることは私は悪いとは言っておりません。観光上のPRというようなことで、町を知ってもらうというようなことでは大切な部分かなと思います。 |
それで、町長はいつも6次産業だとかということで言っておりますが、本来、6次産業というのは、いわゆる農家の人が利益を加工だとかで上げなくてはならない、全て業者に委託をしていくというのはどうかなと思います。農家の人ができるものは、そういう人達につくってもらってやることが、農家の人が利益を上げるのならばこれはいいことですが、いわゆる委託業者だけが利益を上げるというと、この辺はちょっと6次産業の発展にはつながらないのかなと思っております。 |
それから、先ほど新春懇談会のほうで触れましたが、この111本、いわゆる総務課長は、この梨ワイン、来た人に味を知ってもらってPRしてもらいたいというのは本当の観光事業の目的に合ってはいないのではないかと、これも町長の見解を伺います。 |
以上です。 |
[町長(恩田 久君)登壇]
◎町長(恩田 久君) [ 20 ] |
今、堀口議員さんから梨のワインはもう要らないよと、自分たちが、こちらは観光でぜひ、もらったら、この梨のワインはおいしいから、ほかの人にいろいろPRしてくれとお願いしているのですけれども、それを全くやっていないような返事でちょっとがっかりいたしました。 |
それとあと、プリンだとかそういうのをつくっても、収支だとかそういう目的は余り、先ほど補助金をもらってやっています。先ほど言ったように、明和町については観光というものが余りないのです。それで、先ほど経済建設課長が言ったとおり、梨を中心とした、そういう観光事業が起こせないものかということで今一生懸命やっているところです。それも、委託事業が全部、業者に頼んでいるから、業者だけもうかって、実際、梨業者と農家はもうかっていない、そういうのではなくて、今移行期間でございます。それも一生懸命、最終的には第6次産業ということでやっていきますので、まだちょっと、余り早合点しないで、あと四、五年じっくり待っていただければありがたいなと、こんなふうに思っています。 |
また、広報紙についても、町とNPOで完全に分けるべきではないかといいますけれども、それについてはちょっと、ある程度ファジー的な要素があってもいいかと思います。というのは、町が、原稿を委託されて、向こうで原稿を持って、NPOさんにこういうのを載せてくださいというのでやっていますので、そこを完全に切ってしまうとやっぱりそこはちょっと、やっぱりある程度つながりを持っているのがいいのかなと思います。私のほうの名前で、責任でもって発行していますので、ある程度はこちらで、最終的には町のほうがチェックすべきではないのかと、そんなふうに思っているところでございます。そんなことをちょっと今感じました。 |
以上です。 |
[「広報の評価。NPO法人が広報紙を発行していますが、
町長はその評価について、さっき読みづらいだとかいろいろさっき言いましたが
どのように評価しているか」と言う人あり]
◎町長(恩田 久君) [ 21 ] |
明和広報については、私が責任を持って、責任者として発行しています。そういうことで、そういうことについては答えは差し控えさせていただきます。 |
○議長(関根愼市君) |
経済建設課長、篠木眞一郎君。 |
[経済建設課長(篠木眞一郎君)登壇]
◇経済建設課長(篠木眞一郎君) [ 22 ] |
済みません、先ほどの堀口議員さんの中の質問で、私のほうでまだ答えていなかったものがありましたので、追加回答させていただきます。 |
梨ワインの購入に関しまして、当初予算で13節委託料ということで計上しておいたものが11節になったと、そのいきさつと何本購入したかということについて回答させていただきたいと思います。当初は、明和町特産のPR用、また町PR用の啓発用として、梨ワインの予算、13節委託料で30万円計上したわけでございますが、実際は梨ワインの購入でありますので、本来、11節消耗品で予算を組んで、そこで支出するのが適当であると。そのような中で流用させていただきまして、228本を購入させていただきました。 |
それと、先ほど町長のほうから話がありました、今回、梨プリン、梨ゼリー等から、また24年度について梨ジュース、それについては、堀口議員さんがおっしゃるとおり、今現在では6次産業としては認められていないというのが現状だと思います。生産者であり加工者、また販売というのはそれぞれ連携をしているということで、これは6次産業ではないと。ただ、町としましてはこれを6次産業に育てていきたい、最終目標は、町長が話しておりますように、生産者が主体となってそれぞれの業務にかかわっていって利益を上げていく、このようなことを目標としてこれからもやっていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 |
[総務課長(橋本貴好君)登壇]
◇総務課長(橋本貴好君) [ 23 ] |
堀口議員さんの広報の評価ということで、町長についてはコメントを差し控えるということでございます。 |
実は、決算書の46ページの上のほうで、広報広聴事業の8節広報関係報償2,000円という項目が計上してございます。これについてちょっと説明をさせていただきますが、NPOさんに広報をお願いしっ放しということで、町のほうは何の検証もしていないのかということではうまくないということで、一応、町民の代表の方、教育委員長さんと、それと区長会の会長さんと、それと町の広報のOBに「広報めいわ」の評価というのを、一応こういう形、こういうものでやっていただいておりまして、いろいろ個別にこういうところを直したのがいいのではないかというような指摘もあるのですが、おおむね一生懸命やっているのではないかというような評価をいただいておりますので、今後もできるだけ町民に愛されるような広報をNPOさんとともにつくってまいりたいというふうに考えています。 |
◆10番(堀口正敏君) [ 24 ] |
先ほど篠木課長のほうからワインのいわゆる228本購入していると。その228本の使い道ですか、新春懇談会に111本使われましたから、それ以外の使い道を教えていただきたいと思います。 |
町が6次産業ということで、これから農家の人が6次産業というようなことで利益を上げると、これはいいことだと思っていますが、私は梨ワインは要らないとは言っていないです。いわゆる新春懇談会に出すのは廃止したほうがいいのではないかと、そういうふうに言っているわけです。もっとほかの目的に使ったほうがいいのではないですか。1本だって、役場では1,200円で買っているものを出しているわけですから、ほかの目的に使ったほうのがいいのではないですか。あるいは、町が観光事業に役立てるのであれば最小限に購入すると、それにとどめるべきではないのかと私は思いますが、その辺を伺いたいと思います。その点だけお答え願いたいと思います。 |
[町長(恩田 久君)登壇]
◎町長(恩田 久君) [ 25 ] |
第6次産業についてはオーケーということで了解いたしましたし、実際、梨ジャム、梨農家の方が加工して実際売っているのです。それも一つの、だんだん、だんだん移行していくものかと思っています。 |
それと、梨ワインが、議員さんに対してはそういう考えを持っているのでしょうけれども、私は、議員さんに、こちらであそこに入れた趣旨を十分理解してほしいなと、そんなふうに思います。ただ飲んだだけではなくて、おいしかった、これは、では明和町のPRをしようと、そういうふうに思って入れたわけですから、その辺も十分ご理解をいただければありがたいなと、そんなふうに思っています。 |
以上です。 |
[「続けてやるということですか。廃止したらどうかは。続けてやるのか」
と言う人あり]
○議長(関根愼市君) |
経済建設課長、篠木眞一郎君。 |
[経済建設課長(篠木眞一郎君)登壇]
◇経済建設課長(篠木眞一郎君) [ 27 ] |
それでは、堀口議員さんのご質問にあります梨ワインの使い道について説明のほうをさせていただきたいと思います。 |
基本的には、町の特産のPR、また明和町というのをPRしていただきたいと、それを基本に置きまし、梨ワインのほうを使わせていただいたということでございます。まず、新春懇談会時に111本を使わせていただきました。そのほか、研修視察、これは町内に訪れる方、または明和町から町外に研修に行く方、それぞれ、町外の人と交流があるようなときあるいは訪れたときに、あらゆる機会を活用しながら、梨ワインを使いながら、明和町というのを覚えておいていただきたいというようなことで梨ワイン等を活用させていただいております。 |
そうしますと、三重県明和町との交流時に13本、またイベント用、またはキャンプ時、キャンペーン、そういうときの商品等々も15本使用させていただきました。そのほか、町の特産品のPR、商品PR、これはいろいろな、さまざまな中で、商品を紹介するというような中で29本、また先ほどから話ししておりますように、町外、県外の人と触れ合うようなとき、例えば生涯学習課において教育講座に先生が訪れたときなどにも利用させていただき、明和町というものを知っていただく、そのようなときに利用させていただいたということでございます。 |
概要につきますと、以上になります。 |
○議長(関根愼市君) |
ほかにございませんか。 |
8番、今成隆君。 |
[8番(今成 隆君)登壇]
◆8番(今成 隆君) [ 28 ] |
8番、今成でございます。 |
それでは、早速質問に入りたいと思います。1点ほどお伺いいたします。199ページから208ページにわたってであります。199ページ、20款の町債でありますが、6億785万4,000円での、歳入にあっては、1目の土木債では町営住宅建替事業債、2目では臨時財政対策債、3目の教育債の1節、小学校債ではエアコンの設置、2節では、中学校債では中学校のエアコンの設置として歳入にもあるわけです。201ページの11款の公債費では3億72万6,329円であります。205ページから208ページの地方債現債高に関する調書の昭和63年から平成23年度決算年度末現債高、元金及び利子を合わせて49億2,983万8,767円となっております。 |
定例会の初日の報告第5号での健全化判断比率でも、実質赤字比率、連結実質赤字比率とも問題がありませんが、実質公債費比率では、22年度が8.4%、23年度が1.1%増の9.5%であります。将来負担比率では、22年度が18.1%、23年度が4.8%増の22.9%で、全て早期健全化基準以下ではあります。しかし、微増ではありますが、ふえているのも現実であります。実質公債費比率にあっては、18%になってしまいますと、地方債の発行に国の許可が必要になってしまうわけであります。 |
そこで伺いますが、現在のような低金利時代にあって、いまだに高い利子を支払うことは健全な財政運営の障害にもなるため、現在の金利水準への借りかえや公債費の早期償還はできないのか、また政府資金や公営企業金融公庫での繰上償還はできないのかお伺いいたします。 |
[企画財政課長(吉永清重君)登壇]
◇企画財政課長(吉永清重君) [ 29 ] |
ただいまの今成議員さんのご質問に関しまして、所管課長よりご答弁いたします。 |
ただいまのご質問の中で、205ページから208ページの中で地方債の現債額調というのがございます。昭和63年から平成23年までの一覧としてこちらに掲載されております。この中で、決算年度末現債高として49億2,983万8,767円というのが残高としてあるわけでございますが、今後この中で繰上償還をしてはどうかというようなご質問でございます。 |
繰上償還を行う場合につきましては、原則、償還に伴いまして生じる損失に対する補償金の支払いが必要となります。205ページから208ページの起債につきまして繰上償還をする場合に、まず公的資金の場合につきましては、利息相当額程度につきまして補償金となります。このようなことから、繰上償還のメリットというのは余りないのではないかというふうに考えております。また、補償金の免除につきましては、そのような制度があるわけでございますが、借入利率が5%以上などの条件がございます。本町におきましては、この条件に該当しておりません。という状況でございます。 |
さらに、公的資金以外の民間の金融機関からの借り入れでございますが、全体では25%ほどでございます。この場合、補償金は必要ないわけでございますが、借入利率につきましては0.6から1%台ということで、全体の中では高くない利率という状況でございます。また、数年前からの借り入れが多い状況でございます。民間金融機関におきましては、計画的な資金繰りをしている中、町の都合で繰上償還をすることにつきましては、公的資金と同様に繰上償還に伴いまして生じる損失も考えられ、また金融機関との信頼関係も考慮しながら、将来の融資のことも考えますと控えたほうがよいのかというふうに考えているところでございます。今後、起債を行う場合、公的資金を最優先に、また極力低率で借り入れできるよう努めてまいりたいというふうに思っております。 |
以上でございます。 |
◆8番(今成 隆君) [ 30 ] |
ご答弁ありがとうございました。 |
205ページから208ページの中で起債の金利が5%以上のものがない、政府資金と民間が当然あるわけであります。私も、起債をしないほうがいいということを言っているわけでなくて、起債をすることによって補助金をもらったりとか、前にも議論がありましたけれども、臨時財政対策債、またあと臨時財政特例債、それぞれのメリットもあるということは理解をしております。 |
平成19年から3年間にわたって、公的資金補償金免除繰上償還にかかわる財政健全化計画等についてということで、これも5%以上ということ、もしくは認可ということが一番の大事になろうかと思いますけれども、その時点では明和町も5%以上の金利がなかったということで、手を挙げなかったということは当然かもしれません。また、今回、24年度の予算の中でも、総務省で繰上償還、免除繰り上げの計画の承認ということで、これは総務省のほうからそれぞれの財政力が大きな自治体のほうには通知があったようなことは聞いておりますが、当然当町にはなかったとは思うのですが、とりあえず、205ページから208ページにわたっての23年度の決算の認定ということで、完了年度でも、23に済んでいるもの、24、25、近い年度であって、残はもう少なくなっておりますので、それに関しての金利等は結構だと思うのですけれども、もしご提示がしていただければ、全項目、金利等、どこで借りているのかも細かく出していただければありがたいというふうに考えております。 |
民間の話が、借り入れに関して、0.6から1%の金利でお借りをしているということでありますけれども、以前にも一般質問のほうでさせていただきましたけれども、財政調整基金や減債基金というのが、多くの金額が町で基金を積んでおるわけです。そういった中でも、利率でいくと高いものでも0.13とか0.16とか、そういった部分もあります。この金利の差ということで考えると、もし一般家庭で考えれば、私個人の考えでありますけれども、お金に余裕があるのであれば、早くなせるところはなして、金利分で何とか幾らかでも支払いを楽にしようということで考えるのが普通ではないかというふうにも考えております。 |
冒頭、起債のことに関して話をさせていただきましたけれども、町長も以前は、余り、借金がどんどん、どんどんふえてしまってと、今の執行部の立場と違って議員のときでありましたけれども、こんなに明和町に借金がふえてしまってどうするのだというようなことも言われたことがあります。これは、財政を預かる今の立場ではまた考えが違って当然かもわかりませんけれども、どのようにその辺を進めていくのかわかりませんけれども、私はなせるものを早くなしたほうがいいのかなというふうに考えております。財政健全化計画等は策定しないということでありますので、健全化までは入れる必要はないと思いますけれども、財政計画等をよく検討していただいて、景気の動向を見据えるというのは誰でも難しいことであろうかと思いますけれども、その辺のことも少しは考えたほうがいいのかなというふうに個人的には思うのですけれども、ご所見があれば伺いたいと思います。 |
[町長(恩田 久君)登壇]
◎町長(恩田 久君) [ 31 ] |
今、今成議員さんから借金はできれば早くなしたほうがいいというご意見、財政が豊かであればそうしたいのですけれども、こういう考えも一理あるのです。例えば社会体育館をつくって、借りて利子を払っていきますけれども、これから新しく明和町に転入ですか、入った人、そういう人たちにも少しは負担させるというので、ずっと利子を、借りるのだと、そういう考え方も一つはあります。そういうのでやっておりまして、49億円になってしまったのですけれども、これにはさっき言った臨時財政対策債も結構入ってきますし、あとは返すときにやっぱり利子もつけて負担も……全く町としてはメリットがないので、今までこのような、毎年少しずつ町債ですか、公債費でそれをなしていくことが一番ベターかなと私は思っています。そういうことで、今後ともひとつご理解のほどよろしくお願いしたいと思います。 |
以上です。 |
[「町長、計画の策定はどのように。財政健全化計画の策定は。
景気の動向はどうかと思いますが、
そこまで緊縮していないと言うのはわかるのですけれども」
と言う人あり]
◎町長(恩田 久君) [ 32 ] |
実際、今明和町としてもかなり財政的には厳しい面もあります。それで、先ほど言ったとおり、ワインだとかなんとかも全て緊縮とか、廃止だとか、そうすると、この明和町もある程度、本当に灰色な明和町になってしまい、話題性もない町となってきます。そういうので、ある程度は借金してまでもやるべきところはやって、町が活性化していくと、そういうこともやっぱり必要ではないのかなと、そんなふうに思っております。私も無駄なところは締めていきたいと思っています。 |
以上です。 |
[企画財政課長(吉永清重君)登壇]
◇企画財政課長(吉永清重君) [ 33 ] |
今成議員さんのご質問に、先ほどの中でのお答えをいたします。 |
各借り入れ先の一覧ですか、これについての資料の提出を求められたわけでございますが、この件につきましては検討させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 |
◆8番(今成 隆君) [ 34 ] |
課長から検討ということで、町長のほうにお願いでありますけれども、課長指示ということで、一覧表をぜひ出していただけるようにご指示をお願いしたいと思います。 |
一つの考えとして町長が示していただいた、これから明和町に入ってこられる方にもご負担もお願いしたいということは一つの考えと、私はそこまで発想はしませんでしたので、それはそれの考えということでよろしいかなと思いますけれども、民間のことが、当初質疑させていただいた中では、公的資金ということで質問させていただいたわけですけれども、この中にも民間でお金を借りている部分が多分あろうかと思いますので、その辺も早く繰上償還等をしていただければというふうに考えております。 |
財政計画に関してもご答弁いただけなかったので、その部分と205から208の内容についてを課長ないし町長のほうから再度答弁をいただければというふうに考えております。よろしくお願いします。 |
[町長(恩田 久君)登壇]
◎町長(恩田 久君) [ 35 ] |
財政健全化計画については、これからしっかり私は取り組んでいきたいと、そのように思っていますし、また先ほど課長が検討しますと言った各個人のことについては、私のほうでも、議会のほうにも何%以内で借りますよという、そういう同意ももらっておりますので、その辺をどうにかちょっとおくみいただいて、借りる先というのですか、それは執行部にもある程度任せていただければありがたいなと、そんなふうに思っています。 |
以上です。 |
[「なし」と言う人あり]
○議長(関根愼市君) |
ないようですので、以上で議案第62号に対する質疑を終結いたします。 |
討論を行います。 |
まず、原案に反対の方の発言を許します。 |
[「なし」と言う人あり]
○議長(関根愼市君) |
次に、原案に賛成の方の発言を許します。 |
9番、川島吉男君。 |
[9番(川島吉男君)登壇]
◆9番(川島吉男君) [ 36 ] |
9番、川島吉男です。私は、ただいま審議中の平成23年度明和町一般会計決算の認定について賛成の立場で討論いたします。 |
東日本大震災により、我が国の経済活動は深刻な打撃を受け、マイナス成長が2・四半期続くなど、平成23年度は厳しい状況のスタートとなりました。その後、官民の総力を結集した復旧、復興の努力を通じ、景気は持ち直したものの、急速な円高や欧州債務危機による世界経済の減速が続き、緩やかなデフレ傾向が続いています。 |
このような状況の中、我が明和町を取り巻く状況は、地域主権の中にあって、国からの十分でない財政事情の中で極めて厳しい行政運営を余儀なくされました。特に地方交付税は、現金給付ではなく臨時財政対策債措置による借金を強いられ、臨対債は合計25億円に上り、今後の財政運営に重くのしかかっています。 |
このような極めて厳しい行財政運営にもめげず、明和町では、町長を先頭に職員一丸となって、住民生活の低下を招くことなくさまざまな施策に取り組んできました。主な施策として、行財政関係では、集中改革プランを推進し、経費の縮減に努められ、高齢者運転免許返納事業では15名からの理解と協力を得られ、代わりにタクシー券の支給を行いました。 |
また、町民の活躍する場として、マイタウン支援センターのNPOへの委託、福祉タクシー事業の継続、少子化対策として出産祝金を88名に支給、感染予防対策として、子宮頸がん予防接種では95.8%の接種率が得られたものの、小児用肺炎球菌、ヒブワクチン接種では50%台と低迷し、周知方法などの検討が必要だと思われます。また、町の特産品に向けた梨を使った商品開発や農用地の利用集積支援、生活環境の改善として道路や側溝整備などに積極的に取り組まれました。 |
工事関係では、町営住宅や新田団地B棟の建設、社会体育館に太陽光発電パネルの設置、小中こども園に防犯カメラ、エアコンの設置、給食センターの食器洗浄機、ボイラーの更新など施設改善にも取り組みました。そのほか、町の顔として川俣駅周辺整備の継続など、住民のニーズに応え、各種の事業に取り組まれました。 |
財政面では、予算に対する執行率は93.7%で、計画どおりの事業が実施され、住民生活の向上が図られたものと理解しておりますが、町税の歳入総額に占める割合は39.8%と昨年を0.4ポイント上回ったものの、自主財源比率は50.3%と辛うじて半分を超えたにすぎません。長引く不景気の低迷の影響があらわれています。 |
中でも、川俣駅周辺整備など大型事業を手がけており、財政調整基金や公共施設建設基金を積み増しながらの実質単年度収支は黒字を計上したことは賢明な財政運営だったかと評価できます。また、敬意をあらわすところであります。 |
今後も、国に頼らない安定した自主財源の確保に一層努力されますようお願いして、平成23年一般会計決算に賛成するものであります。どうか議員各位全員のご賛同を賜りますようお願い申し上げまして、賛成討論といたします。 |
[「なし」と言う人あり]
○議長(関根愼市君) |
ないようでありますので、討論を終結いたします。 |
これより議案第62号「平成23年度明和町一般会計歳入歳出決算の認定」を採決いたします。 |
本案は原案のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。 |
[起立全員]
○議長(関根愼市君) |
起立全員であります。 |
よって、議案第62号は原案のとおり認定をいたしました。 |
ここで暫時休憩をいたします。 |
再開の時刻を10時45分といたします。 |
休 憩 (午前10時33分)
再 開 (午前10時45分)
○議長(関根愼市君) |
休憩前に引き続き、会議を再開いたします。 |
▼議案第63号の質疑、討論、採決
○議長(関根愼市君) |
日程第2、議案第63号「平成23年度明和町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定」に対します質疑を行います。 |
質問のある方は挙手をお願いいたします。 |
[「なし」と言う人あり]
○議長(関根愼市君) |
ないようでありますので、以上で議案第63号に対します質疑を終結いたします。 |
討論を行います。 |
[「なし」と言う人あり]
○議長(関根愼市君) |
討論を終結いたします。 |
これより議案第63号「平成23年度明和町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定」を採決いたします。 |
本案は原案のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。 |
[起立全員]
○議長(関根愼市君) |
起立全員であります。 |
よって、議案第63号は原案のとおり認定をいたしました。 |
▼議案第64号の質疑、討論、採決
○議長(関根愼市君) |
日程第3、議案第64号「平成23年度明和町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定」に対します質疑を行います。 |
質問のある方は挙手をお願いいたします。ございませんか。 |
[「なし」と言う人あり]
○議長(関根愼市君) |
ないようでありますので、以上で議案第64号に対します質疑を終結いたします。 |
討論を行います。 |
[「なし」と言う人あり]
○議長(関根愼市君) |
討論を終結いたします。 |
これより議案第64号「平成23年度明和町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定」を採決いたします。 |
本案は原案のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。 |
[起立全員]
○議長(関根愼市君) |
起立全員であります。 |
よって、議案第64号は原案のとおり認定をいたしました。 |
▼議案第65号の質疑、討論、採決
○議長(関根愼市君) |
日程第4、議案第65号「平成23年度明和町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定」に対します質疑を行います。 |
質問のある方はどうぞ挙手をお願いいたします。ございませんか。 |
[「なし」と言う人あり]
○議長(関根愼市君) |
ないようでありますので、以上で議案第65号に対します質疑を終結いたします。 |
討論を行います。 |
[「なし」と言う人あり]
○議長(関根愼市君) |
討論を終結いたします。 |
これより議案第65号「平成23年度明和町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定」を採決いたします。 |
本案は原案のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。 |
[起立全員]
○議長(関根愼市君) |
起立全員であります。 |
よって、議案第65号は原案のとおり認定いたしました。 |
▼議案第66号の質疑、討論、採決
○議長(関根愼市君) |
日程第5、議案第66号「平成23年度明和町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定」に対します質疑を行います。 |
質問のある方は挙手をお願いいたします。 |
10番、堀口正敏君。 |
[10番(堀口正敏君)登壇]
◆10番(堀口正敏君) [ 37 ] |
10番、堀口でございます。 |
12ページをお願いします。右側の備考欄で一番下の上の行、15節管渠築造工事費約2億4,000万円弱でございます。これは、下水管の布設工事15カ所分というようなことでございます。これらは、広報紙でお知らせをした当初契約額と設計変更で契約額が変更になった工事は何カ所あるのか。また、15カ所の当初契約額に対して最終契約額は幾ら増減になって、何%の増減になったのか。さらに、当初契約額に対して一番ふえた工事箇所と一番減った工事箇所の増減金額と何%の増減があり、それらの増減理由をお聞かせください。 |
以上、この1件について質問いたします。 |
[環境水道課長(高橋伸吉君)登壇]
◇環境水道課長(高橋伸吉君) [ 38 ] |
ただいまの堀口議員さんのご質問にお答えさせていただきたいと思います。 |
決算書の下水道特別会計の12ページの下段のほう、管渠整備事業の15節の管渠築造工事費の関係でございますけれども、まず初めに、全体で15件の工事を発注しておるわけですが、そこの決算書に書かれてありますとおり、支出済額が2億3,917万9,500円ということでありますけれども、これは当初の請負の全体額が2億4,622万5,000円でございました。今話しましたとおり、変更請負額の合計が2億3,917万9,500円でございまして、当初の請負額の合計額に対しまして、704万5,500円の全体としては減となっております。率にして2.9%の減額ということになりました。 |
また、増減の件数ですけれども、15件のうち増額となった件数は8件、それから減額となった工事件数は7件でございました。この15件の工事の中で変更増の率が最も大きかった工事は矢島地内の下水管渠築造工事でございまして、当初請負額が1,317万7,500円、変更請負額が1,476万3,000円、額にして158万5,500円の増、率にいたしますと12%ほどの増額でございました。その主な理由は、現地調査の実施によって、地下の水位が非常に高く、また土質が砂質系で非常に不安定であるということが実は判明いたしまして、一部工法を変更したこと、また附帯関連工事といたしまして、既設の石綿水道管の移転布設がえに伴って土工や舗装復旧が増嵩になったこと及び周辺住宅の公共ますが新たにふえたことなどによって増嵩となりました。それが大きな理由でございます。 |
それから、15件の中で変更減の率が最も大きかった工事は、同じく矢島地内の工事でございまして、当初請負額が1,286万2,500円、変更請負額が219万4,500円、額にして1,066万8,000円の減、率にして82.9%の減額でした。その主な理由は、やはり現地調査を行ったところ、同じように地下水位がやはり高くて、それから土質も砂質系ということで非常に不安定であることがわかりました。しかも、下水管の布設場所の道路幅員が非常に狭く、左右の住宅の構造物が接近しているというようなこともございまして、住宅構造物への不測の事態や残りの工期を考慮しまして大幅に減工することとしました。そして、この工事につきましては、次年度以降に安全に施工できる工法を再度検討することとして工事を閉じたというような状況でございます。 |
以上でございます。 |
◆10番(堀口正敏君) [ 39 ] |
ご答弁ありがとうございました。 |
下水道の工事の15カ所、全て工事額に変更があったというふうなことです。この情報については、多分、町民も、変更になった額については議員もわかりません。下水道工事のみでなくて、あらゆる工事について、当初契約と最終的な契約が変更になったものにつきましては、町民あるいは議員もわかるように情報を発信すべきではないかと思いますが、この辺については町長、どのように考えていますか、お伺いいたします。 |
[町長(恩田 久君)登壇]
◎町長(恩田 久君) [ 40 ] |
町の工事、年間相当契約本数をやっております。下水道関係だけではありません。また、いろいろ現場で想定外のことも相当起こるかと思います。そんなことで、いろいろ増減があります。そのたびに町民の皆さんにお知らせするのも、そんなにウエートを占めるのではないかなと思っておりますけれども、もし堀口議員さん個人で必要だとすれば、全員協議会なんかでお知らせしたいと思っていますけれども、私は町民全部では必要ないのではないかと、そういうことで個人的には思っていますけれども。 |
以上です。 |
[副町長(矢島修一君)登壇]
◎副町長(矢島修一君) [ 41 ] |
堀口議員のご質問にお答えをしたいと思います。 |
7月の臨時議会におきまして、変更等がありましたら、今後審査会等でいろいろ検討して、前向きに検討していきたいという答えをしていると思いますので、そういうものに沿ってもう一回検討していきたいというふうに思っています。 |
以上です。 |
◆10番(堀口正敏君) [ 42 ] |
副町長の、これは前向きに検討していくと、これはありがたいことです。ぜひやってもらいたいと思います。 |
先ほど町長は、件数が多いので必要がないというふうなことでしたけれども、やはりこれは、今ネットの社会です。ネットだとかで、あるいは毎回載せるのは、これは作業が大変ですから、例えば広報の部署だとか、そういうものでネットの中で半年に1回だとか、そういうふうに載せると。載せることによって、例えば先ほど工事費が82%も減ってしまうようなものもあるわけです。そして、そういう中で町民のチェック機能が果たせるのではないのかと、議員でもそうだと思うのですけれども、私はそう思っております。ただ、副町長のほうが先ほど前向きに検討するというようなことでございますので、これを期待したいと思います。要望です。 |
[副町長(矢島修一君)登壇]
◎副町長(矢島修一君) [ 43 ] |
ただいま前向きに検討ということでご答弁させていただいたのですけれども、7月の臨時会のときには、金額が例えば1万円だとか少数な場合についてどうかなというふうなこともちょっとお話しさせていただいているのですけれども、今町長がちょっと話をしたのは、そういう部分も含めて少数なものあるいは今回のように相当の金額、そういったものについては皆さんにお知らせをする方向でと。例えば先ほど言ったように1万円とか2万円とか、そういうものについては審査会等で検討をさせていただいて、今お話ししましたように前向きに考えていきたいというふうに思っています。よろしくお願いします。 |
[「なし」と言う人あり]
○議長(関根愼市君) |
ないようでありますので、以上で議案第66号に対します質疑を終結いたします。 |
討論を行います。 |
[「なし」と言う人あり]
○議長(関根愼市君) |
討論を終結いたします。 |
これより議案第66号「平成23年度明和町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定」を採決いたします。 |
本案は原案のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。 |
[起立全員]
○議長(関根愼市君) |
起立全員であります。 |
よって、議案第66号は原案のとおり認定をいたしました。 |
▼議案第67号の質疑、討論、採決
○議長(関根愼市君) |
日程第6、議案第67号「平成23年度明和町水道事業会計決算の認定」に対します質疑を行います。 |
質問のある方は挙手をお願いいたします。 |
[「なし」と言う人あり]
○議長(関根愼市君) |
ないようでありますので、以上で議案第67号に対します質疑を終結いたします。 |
討論を行います。 |
[「なし」と言う人あり]
○議長(関根愼市君) |
討論を終結いたします。 |
これより議案第67号「平成23年度明和町水道事業会計決算の認定」を採決いたします。 |
本案は原案のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。 |
[起立全員]
○議長(関根愼市君) |
起立全員であります。 |
よって、議案第67号は原案のとおり認定をいたしました。 |
▼閉会中の継続調査について
○議長(関根愼市君) |
日程第7、「閉会中の継続調査について」を議題といたします。 |
各常任委員長並びに議会運営委員長から、会議規則第74条の規定に基づき、お手元に配付いたしましたとおり、閉会中の継続調査の申し出がありました。 |
お諮りをいたします。各常任委員長並びに議会運営委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することにご異議ございませんか。 |
[「異議なし」と言う人あり]
○議長(関根愼市君) |
異議なしと認めます。 |
よって、各常任委員長並びに議会運営委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することに決定をいたしました。 |
▼議員派遣について
○議長(関根愼市君) |
日程第8、「議員派遣について」を議題といたします。 |
議員派遣につきましては、お手元に配付している一覧表のとおり2件でございます。それぞれの研修会について議員を派遣することにご異議ございませんか。 |
[「異議なし」と言う人あり]
○議長(関根愼市君) |
異議なしと認めます。 |
よって、研修会2件について議員を派遣することに決定をいたしました。 |
次に、お諮りをいたします。ただいま可決をいただきました議員派遣の内容に今後変更を要するときは、その取り扱いを議長にご一任願いたいと思います。ご異議ございませんか。 |
[「異議なし」と言う人あり]
○議長(関根愼市君) |
異議なしと認めます。 |
よって、さよう決定をいたしました。 |
▼一般質問
○議長(関根愼市君) |
日程第9、一般質問を行います。 |
今定例会における一般質問は、お手元に配付してありますように、11名から12問の通告がありました。 |
質問につきましては、会議規則63条の準用規定に基づき、同一議員につき同一の質問について3回以内といたします。 |
なお、一般質問は通告制となっておりますので、通告のありました諸君のみこれを許します。 |
これより順位に従いまして、順次質問を許します。 |
第1問、広域での「ご当地検定」と協働のまちづくりの可能性について、8番、今成隆君の質問を求めます。 |
8番、今成隆君。 |
[8番(今成 隆君)登壇]
◆8番(今成 隆君) [ 44 ] |
8番、今成でございます。私からは、広域での「ご当地検定」と協働のまちづくりの可能性について質問をいたします。 |
町民との協働のまちづくりを推進していくには、まず住民が自分の住む地域のことを知り、大切に思う気持ちが大変重要なことであります。しかし、意外に灯台下暗しで、自分たちの住んでいる地域の魅力に気がついていない人も多くいると思います。住民が地域の魅力を再発見することが大切なことであります。その意味で、「ご当地検定」は住民の地域に関する理解を深め、役割を担うものと私は思います。 |
また、今は誰もが気軽にインターネットを使って情報を発信できる時代でもあります。自分のブログでお気に入りのお店や商品等を紹介することも簡単であります。さらに、最近では、ポッドキャスティングと呼ばれるインターネットラジオも個人で開設することもできます。それらを利用することによって、地域住民はそのまちを上手にPRする情報発信者となり得ます。インターネットが普及した今、多くの予算をかけて広報パンフレットを作成するよりも、地域をよく知る住民の生きた情報発信のほうが大きな効果を上げる可能性もあるのではないでしょうか。「ご当地検定」で地域情報を身につけた住民と行政が協働して、より効果的な地域のプロモーションを展開していける可能性が見えてくるものであります。 |
特に観光的なまちを推進していく場合、地域住民の観光客へのホスピタリティー、おもてなしの心は大変重要な要素となります。観光で訪れた地でふと道に迷ったときや目的の場所が見つからないとき、その地域に住む人の立ち居振る舞いはよくも悪くもまちに訪れる人にとっては印象に残ります。住民に親切にしてもらったときには、その地域の印象はぐっと上がります。その逆は言うまでもありません。すなわち、観光や特産品でのまちづくりを進める上では、地域住民との協働は欠かせないものだと言えるわけです。 |
しかし、当町には観光客を集客する施設はありませんが、川俣事件、川俣宿、矢島遺跡、そして特産品等があります。当町だけでは難しい課題も、近隣自治体との広域での地域情報を発信することにより、住民の地域への理解が深まり、郷土意識の醸成にもつながるのであれば、それは地域住民の来町者へのおもてなしの心にも寄与することとなります。 |
また、一歩進んで、具体的にご当地検定の合格者を協働のまちづくりに生かしていくことが重要であります。例えば地域の観光ガイドや観光ボランティア、生涯学習講座や地域学校の講師として活躍をしてもらうことも考えられます。また、地域づくりの活動への活用あるいはご当地検定合格者が観光マップなどを作成したらおもしろいものができるかもしれません。合格者も、その知識を実際に生かしていく場や機会を望んでいくのではないでしょうか。逆に言えば、検定後、その資格を生かせる実践の場が用意されていることが受検者のモチベーションにもさらなる高まりとなることでしょう。 |
言うまでもなく、観光のプロは知識が豊富であるにこしたことはありません。地域の観光関連業者がご当地検定によってその地域固有の歴史や地域資源に関する知恵をより広く深く身につけることは観光関連業者の資質向上に寄与しますし、まちづくりは官民協働での取り組みが不可欠な領域であることから、関連業者との資質向上を促す「ご当地検定」は協働のまちづくりという観点からも重要な取り組みであると思います。広域での「ご当地検定」と協働のまちづくりについてどのように考えているのかお伺いいたします。 |
また、明和でDCでもおもてなしの心、先ほど言いましたが、ほかにも、梨ワイン、梨ジュース、梨、桃、シクラメン、カーネーション、巨峰、キュウリ、ナス、白菜、ニラ、そして近隣自治体のどこでも発行しているグルメマップ等もあります。今回、板倉町の遊水池がラムサール湿地条約に登録されました。これから多くの方がこの地においでくださることも期待できます。景観でいえば、群馬の水郷から望む富士山が関東の富士見百選にも選ばれております。要するに、近隣のどこの自治体でも、多少の差はありますが、それなりの観光施設、歴史、文化、特産品等があるわけです。それを広域的な「ご当地検定」によりプロデュースしていくことが大変重要なことではないでしょうか。 |
ほかには、広域でのフィルムコミッションの団体を設立しての活用が地域発信の鍵になるものと私は考えるものであります。群馬フィルムコミッションは、利根沼田、嬬恋村、上野村、わたらせ、前橋、高崎、この6団体が現在精力的に活動をしております。フィルムコミッションの活動内容は、映画、テレビ、コマーシャル等の撮影に対して、撮影誘致と周辺地域のロケーションの紹介、撮影場所の情報提供、宿泊施設、伝統などのロケハン関連情報の提供などであります。具体的には、公共施設や文化財、民間施設などの撮影に関する調整、そして諸施設の撮影許可手続、必要車両、セットの建設や撤去業者の紹介、警察や消防への撮影許可手続、またエキストラの手配、交通整理などの支援、その他撮影に関連する相談や支援であります。明和町だけでは難しい情報発信も、広域での「ご当地検定」、そして広域フィルムコミッションの相互の活用により、当町もさらなる活性化が期待をできるものと思いますが、その点についてお伺いしたいと思います。 |
そして、町長みずから先頭に立って、近隣の市、町への働きかけをご提起していくことについてもお伺いしたいと思います。 |
以上であります。 |
○議長(関根愼市君) |
経済建設課長、篠木眞一郎君。 |
[経済建設課長(篠木眞一郎君)登壇]
◇経済建設課長(篠木眞一郎君) [ 45 ] |
ただいま今成議員さんからのご質問にありました内容につきまして、経済建設課長よりお答え申し上げます。 |
町民との協働のまちづくりを推進する上で、「ご当地検定」を実施し、川俣事件、川俣宿、特産品なども含め、埋もれている地域資源の掘り起こしを行い、地域の魅力を再発見しながら地域住民のホスピタリティーの向上を図ってはどうか、こういうご提案と受けとめまして答弁させていただきたいと思います。 |
「ご当地検定」につきましては、ご承知のとおり、平成15年9月に日本文化普及交流機構が行った博多っ子検定を皮切りに地域振興政策として認知され、主に観光資源を持つ地域の知名度アップに大きく寄与したところでございます。検定を主催するのは地方自治体あるいは商工会等が多く、検定に合格すると一定の有識者として認定され、議員さんご提案のとおり、観光のボランティア、また生涯学習講座の講師として活躍する事例も多くあったようでございます。 |
しかしながら、一方では、受検者の減少等が各地で発生し、最近では中止される検定も多く、その実施に当たっては、綿密な調査や町民ニーズを鑑みながら持続可能な検定となることが求められております。このような背景を踏まえますと、明和町あるいは商工会等で実施する場合においても、やはり綿密な調査による参考文献の発行などを通じ、町民意識の高揚を図りながら持続可能な検定としていかなければなりません。 |
また、現在、町では生涯学習事業としまして、町文化財保護調査員さんに川俣事件や川俣宿のガイドや学習講座の講師をお願いしているというような経緯もあります。しかし、ご当地検定を行うのには、町内の歴史、文化、観光資源等だけでは継続が難しいものと思われます。そのような中で、議員さんのご提案にありました近隣自治体と広域で取り組む、このようなことも考えられるのではないかとは思います。 |
「ご当地検定」が、地域資源の再発見、また地域情報の発信、これらを目的とした協働のまちづくりであろうことは十分理解でき、その趣旨、手法については大いに賛同するところでありますが、持続可能な事業として展開していくのには、やはり調査、関係機関との調整等、一定の期間とさらなる研さんが必要になるかと考えますので、今後、この対応、取り扱い等については研究をしていき、どのぐらい町でできるのかというようなことも考えながら研究をしていきたいというふうに考えております。これからも活力ある明和町をつくっていきたいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 |
以上です。 |
◆8番(今成 隆君) [ 46 ] |
ありがとうございました。 |
課長の答弁の中で、確かに私のほうも質問の中で、明和町に他町から、またよそから来町者を呼ぶというのは大変厳しいことであるということは重々承知をしておるわけですけれども、多くの施設がないにしましても、広域をうまく利用した中で、町長みずからよその自治体に働きかけをするということが一つの考え方の中では望ましいのかなというふうにも考えております。確かにNPOとか商工会でやられているところは多いと思います。この近隣の中ではまだ「ご当地検定」はやっておらないと思いますので、研究、検討をしていただければというふうに思います。 |
なお、通告していなかったかもわかりませんけれども、フィルムコミッションに対してどのように考えているのかご答弁がいただければ、例えばフィルムコミッション等、宝くじの助成金などを使ってやるというのもいいのかな、300万円ぐらいは出るわけですから。「ご当地検定」やフィルムコミッションについては、産業振興や観光的な扱いだと私は捉えております。 |
農業総務費での24年度の予算の2節一般職給料は1,671万8,000円でありました。その後、6月の定例会で補正金額を1,669万円も追加をしました。合計で3,340万8,000円ということです。当初予算では、職員が5名分、補正で2名分を増員しまして7名体制にしたわけであります。そのときの質疑に対して答弁では、これから活性化する明和町を創造していくということから、主に産業振興の職員を増員しましたという答弁をいただいたわけです。 |
再度伺いますけれども、どのように創造して活性化させていくのか、詳しく説明をいただきたいと思います。 |
また、何か詳細について数字等を持ち合わせているのであればご提示をしていただきたいと思います。よろしくお願いします。 |
[町長(恩田 久君)登壇]
◎町長(恩田 久君) [ 47 ] |
明和町の決定的にマイナスというか、弱いところは、この明和町に四季折々観光客が訪れるような、そういう観光資源がないということが決定的なイメージダウンというか、そういう、先ほど群馬フィルムコミッションですか、それも呼ぶことができないです。 |
あとは、先ほど町長みずからほかの市町村へ行って広域的に働きかけたらどうかというご質問でございますけれども、例えば明和町が、私が例えば太田あるいは館林へ行って、一緒にタッグを組んでも、いつの間にか太田の資源のほうに組み込まれてしまう、あるいは館林のほうの資源の援助というのかな、そういうふうになっていくのではないかなとちょっと危惧しております。そんなので、ちょっといろいろ、活性化ということもありましたけれども、先ほど私も言ったけれども、梨のことも観光資源になっていると思います。かなり梨のことも報道機関にもPRしていますし、昨日ですか、NHKが特集を組んでくるのか、来て、何か梨のことで特集を組んで、そうすれば後で観光客も来るだろうと、そのような話も今しているところなのです。こういうことで、私もマスコミのほうだとか映像のほうにはかなり活動、働きかけしています。NHKで梨のことについて、福島県のほうから今来ていますので、それをミックスして何か特集を組むというような、そんなような報道をちょっと伺っております。 |
以上でございます。 |
○議長(関根愼市君) |
経済建設課長、篠木眞一郎君。 |
[経済建設課長(篠木眞一郎君)登壇]
◇経済建設課長(篠木眞一郎君) [ 48 ] |
今成議員さんのご質問の中に数字をもってということでございましたが、大変申しわけございませんが、数字的なものは今現在持ち合わせておりません。 |
ただ、先ほど町長のほうから、活性化という中で町の特産、梨というような話がありました。一つの突破口としまして、明和町の活性化を考えるのに、最初に、では梨を考えてもいいのではないかなという。その梨の中で、決算の中でもいろいろご質問いただきましたが、梨プリン、梨ゼリー、そして平成24年度につきましては梨ジュース、このようなことをやることによりまして、今年は梨のちょうど最盛期には引き合いが去年に比べますとかなり多くありました。また、実際に数字、金額としては上がってきておりませんが、梨生産者の方からも梨が大分好評を得ているというような話も聞いておりますので、梨からまたいろんな方面に活性化事業として発展していけばいいのではないかなと、そんなように考えております。 |
それと、先ほどありましたフィルムコミッションの関係でございますが、これについては、今成議員さんも先ほど話に出たかなと思うのですが、明和町には特に観光施設というのはございませんが、私の知っている限りですと、利根川を利用した映画の撮影場所というようなことで何回か訪れているというような話も聞いたことがあります。そのようなことも含みまして、今度何かのある機会がありましたらば、それは私の事務方ということになりますが、そんなような話もあるのだというようなことをほかの町村の同じ課長レベルで話ができればと考えております。 |
以上です。 |
◆8番(今成 隆君) [ 49 ] |
ありがとうございました。 |
町長の答弁の中に、いい提案をしても大きい自治体に横取りされてしまうような話がありましたけれども、それはそれとして、提案することが大事なことではないのかなというふうにも思っております。 |
よく、映画等、ドラマ等、皆さんもそうかもしれませんけれども、エンディングロールまで見られる方というのはなかなかいないのですけれども、意外と小さな自治体、何々村とか何々町とか、大きな自治体はもちろんのことですけれども、観光施設がなくても、今篠木課長が申しましたように、利根川の東武鉄道とか、ああいう景観のところというのも意外と出ているケースが多いのです。ですから、その辺を、広域的なことが無理であれば、観光振興課的な大きな部分というのは市のレベルでは、明和町はありませんけれども、商工会等にも働きかけて、突破口を梨からということで理解はするわけですから、明和町は何にもないから、梨でということでありますけれども、何かで明和町というのが全国に広がっていくということが大事なことでありますので、いろんなことを考えて今後も取り組んでいただければというふうにご期待、要望をいたしまして、私の質問を終わりにさせていただきます。ありがとうございました。 |
○議長(関根愼市君) |
以上で第1問の質問を終了いたします。 |
続きまして、第2問、道路整備について、2番、斎藤一夫君の質問を求めます。 |
2番、斎藤一夫君。 |
[2番(斎藤一夫君)登壇]
◆2番(斎藤一夫君) [ 50 ] |
2番、斎藤でございます。道路整備についてお伺いいたします。 |
本町の道路事情を見てみますと、先人たちの努力により、他の自治体と比べましても非常に整備されていると感じるところであります。しかし、その一方で、道路改良の計画がなされているにもかかわらず、何年も計画が進まず放置されているといいますか、棚上げ状態になっている箇所が何カ所か見受けられるのも現状です。それぞれの道路につきまして、さまざまな事情により道路改良が進まないことは重々承知するところではありますが、行政の都合により計画が進まない状況は住民にとって耐えがたいところであると感じるところです。計画されて、ある程度の期間、諸般の事情により計画どまりとなるにしても、長期間にわたり、特に長いところでは20年以上の非常に長い期間にわたり計画が進まない現状があります。この現状を打破し、改善する考えはないでしょうか。 |
また、他の自治体と隣接する箇所においては、長期にわたり問題の改善が見られず、改良や改修の計画すら立たない現状があるのも事実です。今後の改善の方向性を見出すための何らかの手だてを考えているかお伺いいたします。 |
2点目といたしまして、本町においては非常に高い舗装率を誇っていると思いますが、舗装道路も永遠に安全性、耐久性を維持するものではなく、経年劣化や風雨による侵食、大型車両の通行等により徐々に劣化、摩耗していくことは言うまでもないことと思います。劣化していくということは、当然のことながら補修が必要になってくるわけであります。その対象箇所も年々増加傾向にあるように思われます。 |
しかしながら、以前と比較して、補修までの時間といいますか、期間がかかるようになったとの話を耳にしますが、今後の補修においては迅速な補修を行っていただくことができるように何らかの対処をする必要があるのではないでしょうか。社会資本整備は住民生活に直結するものであり、特に道路整備は住民生活において、利便性の向上だけでなく、安全、安心に暮らすための基礎となる部分でもあると考えます。今後の修繕計画をどのように考えているのかお伺いいたします。 |
○議長(関根愼市君) |
経済建設課長、篠木眞一郎君。 |
[経済建設課長(篠木眞一郎君)登壇]
◇経済建設課長(篠木眞一郎君) [ 51 ] |
斎藤議員さんのご質問に経済建設課長のほうからお答え申し上げたいと思います。 |
最初の質問であります道路改良のあり方について見直す必要があると思うが、いかがかということでございますが、町が道路整備を進めていく整備路線の選定基準としましては、広域的に利用される幹線道路、集落と集落あるいは集落と幹線道路を結ぶ連絡道路、子どもの通学に利用される通学道路、さらに宅地等の出入りに利用される生活道路等を中心に路線の選定を実施してまいりました。そのため、農地内の道路等につきましては、道路改良要望等の申請が上がってきても実施に至っていないというのが現状でございます。また、測量等に着手した路線でありましても、建物等があり、用地買収が両開きにならず、用地交渉が長期化し、未施工路線として地元調整中となってしまうようなケースもあります。 |
町の道路改良事業は、始まって40年以上経過しましたが、道路改良を実施する基本的な幅員の基準も時代とともに見直しが行われ、また近年では特例による幅員の基準も設けられております。そのため、現在の明和町の改良率につきましては72%を超え、近隣自治体の中では高い改良率となっております。また、今年の道路改良促進協議会では、整備が先送りされておりました農道、未施工路線の整備方針について検討し、決定をしていただきました。このように、時代の節目にその時代に合った道路整備基準を検討し、見直しをしていくことが道路改良を推進していく上で大変重要であると考えております。 |
次に、斎藤議員さんの質問の中にありました他町との隣接区域における改良や改修等の計画についてでございますが、道路改良事業は、地元の要望に基づき、申請された路線を整備路線の選定基準に基づき事業を実施しております。現在のところ、隣接区域における路線整備の申請は上がっていないということで理解しておりますので、ご了解していただければと思います。 |
次に、補修の迅速な対応についてでございますが、大きな事故、大事故を招くおそれのあるような破損の補修、また道路パトロール等において発見された部分的な補修で、役場で常備してある常温材を使って、職員で補修できるような破損につきましては即日対応をしております。しかし、専門業者でないと対応できない舗装面全体を補修する工事等につきましては、劣化状況を見ながら工事を実施しているというのが現状であります。また、急を要しない部分的な補修につきましては、工事の経費削減等も考慮しながら、先ほど申し上げました舗装面全体を補修する工事と一緒に補修をしたり、また数カ所をまとめて補修工事を実施したりするというような対応をとっておりますので、ご理解いただければありがたいと思います。よろしくお願いいたします。 |
以上です。 |
◆2番(斎藤一夫君) [ 52 ] |
ご答弁ありがとうございました。 |
まず、道路改良の関係、こちらの関係、やはり幹線道路あるいは地区と地区を結ぶような道路、通学路、生活道路という場合に、改良をする優先順位といいますか、やはり利用率の高いものからやっていかなければならないというのもわからなくはないところではございますが、しかしながら、長期にわたりまして、もう20年以上、昭和の時代から残ってしまっている状況の道路もございます。そこら辺について今後何らかの対応をしていく必要があるのではないかなということで今回質問させていただいたわけですが、そこら辺に関してどのように考えているのかお伺いしたいのがまず1点。 |
それから、隣接する区域に関して、これは道路改良の申請は私も出ていないのは重々承知しております。それ以前の問題があるために出すことすらできない状況の中において、近隣他町との話し合い等の場も設けられていないという話も伺っております。そんな中で、町長は今後その部分に関してどのように対処していくのか。今のままの何ら対処がないままで、もう何十年、私も詳しくはわからないのですが、一説では相当前からの話だという話も耳にはしております。何十年と前から、もう明和が村になったころからの話ではないのかという話も伺っているのですが、このままいきますと、本当に、あと50年後、何らかの処置がされているか。多分、私が思うには、何も今と変わっていない、全くもって、協議会も何も、あるいは協議会までいかないまでも、行政レベルでの話し合いというのも持たれない状況があるのかなという、そのように感じる次第であります。その点について、町長がやっていくのか、あるいはまだこれから研究、検討をいろいろして、また明和だけのことではありませんので、隣接市町との話し合いの場を持つまでに少し時間がかかるので、今の段階では即答できないという形なのか、そこら辺はわかりませんが、どのように考えているのかお伺いしたいと思います。 |
それから、補修の関係ですが、こちら、職員補修は即日といいますか、早急にやっているということで、本当に簡易な部分の補修はやっていただいているということですが、これは予算上の関係もあってやられていると思うのですけれども、ちょっと大き目の補修になりますと、従前ですと、3月ぐらい、年度末に言うとやっぱり来年度に回してくださいという話は前々からあったのはわかっているのですが、近年は予算がヒアリングの段階で、どうしても予算計上したときにヒアリングの段階で削られてしまうと。今年度に関しては、大型補修があるために、単年度で見ますと増額になっているのは私も重々承知なのですが、基本的にはヒアリングの段階で他の予算と同じように削られてしまっている。そんな中で、前でしたら2月頃だったらまだ間に合ったものが、今ですと、1月頃言っても、予算がないのでとかという話で、来年度に検討させてくださいという返答が来てしまうというような話も聞いております。やはり、本当に小さな補修かもしれませんが、住民にとっては非常に重要な補修であり、やはりその道路が傷んでいることによって家屋等への影響も受けるところでありますので、そこら辺の補修予算について、今後もとに戻していくのか、それとも他の予算と同じように、やはり緊縮財政の中において、同じようにやはり削っていってやっていかなければいけないと考えているのか、そこら辺お伺いしたいと思います。 |
[「近隣市町村とのやってないところとはどこの場所か
全然私わからないのだけれども」と言う人あり]
◆2番(斎藤一夫君) [ 53 ] |
境の関係、境界の関係。町長がそれはわからないというのは問題でしょう。だって、大きな問題としてずっと上がってきている…… |
[「上がってないから、上げてください。どこだかわからないですよ」と言う人あり]
[町長(恩田 久君)登壇]
◎町長(恩田 久君) [ 55 ] |
千代田町との境は、私が町長になってから、あそこは千代田町と話し合いして、舗装だとかかなりやったわけですけれども、まだちょっと不十分か、ちょっと私にも理解できないのですけれども、全くやっていないということはないと思います。私、実際やりましたから。 |
[「舗装やったとかやらないとかではなくて、境界の確定だとか、
そういう部分での話し合いというか」と言う人あり]
◎町長(恩田 久君) [ 56 ] |
境界の確定ですか。では、それについてはまたやりますけれども、舗装化、そういうのがやっていないのかと思いました。 |
[「舗装はやってあるのは私も知っています。地元ですから」と言う人あり]
◎町長(恩田 久君) [ 57 ] |
道路ではないのですね。はい、わかりました。 |
あとは何かあるの。 |
[「補修のほう」と言う人あり]
[「補修は町長から答えてもらわないと、予算の関係になってきますので」と言う人あり]
○議長(関根愼市君) |
補修の財源、削るか削らないか。 |
○議長(関根愼市君) |
経済建設課長、篠木眞一郎君。 |
[経済建設課長(篠木眞一郎君)登壇]
◇経済建設課長(篠木眞一郎君) [ 60 ] |
補修の財源に関しては、先ほど町長のお話がありましたので、ご理解していただければと思います。 |
また、補修工事の時期でございますが、所管課としましては、その道路の現状をよく確認させていただきながら、年度末まで待てる工事なのか、あるいはその危険性等を考えた場合に、その年内等に実施しなくてはならないものであれば実施をしていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 |
[「計画道路の関係は」と言う人あり]
◇経済建設課長(篠木眞一郎君) [ 61 ] |
計画道路につきましては、この間の道路促進協議会の中で道路審査委員会を開催するということで決定をさせていただきました。それにつきましては、なるべく早い時期に開催する中で、長期間、なかなか手をつけられない道路に関してどのように対応していくかというようなことも皆さんで議論していただければと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 |
◆2番(斎藤一夫君) [ 62 ] |
まず、計画道路の関係なのですが、この後、野本健治議員のほうで道路改良促進協議会の運営についてという質問も出ておりますので、計画道路の関係につきましてはこれ以上私のほうでは答弁を求めませんが、また隣接自治体との話し合い、舗装の部分はやられているということは私も重々承知の上ですので、境界の確定だとか、向こうには向こうの言い分もありますので、その部分もありますので、町長としても、ずっと昔から、正直、私が耳にする限りだと明和になったころからの話ではないのかという、もう何十年とたっている部分もあるようですので、どこまで調べ切れるのかわからないですが、何年もそのまま放置されている状況というのも現状としてありますので、善処していただければと…… |
[「道路についての質問ですから、境界ではないのですから、
それはちょっとはっきり言ってくださいよ」と言う人あり]
◆2番(斎藤一夫君) [ 63 ] |
いや、境界が確定していない中で道路補修が行われているというだけの話ですので。一番問題となりますのが補修の関係です。町長のほうからもう一度、予算を確実に戻してもらえるのか、それとも予算のときにというのではなく…… |
[「緊縮財政でないのですよ、その場その場になって……」と言う人あり]
◆2番(斎藤一夫君) [ 64 ] |
緊縮財政なのは私も重々承知の上ですが、ただ、どの程度が危険なのかという判断も、ややもすると安全だと思っていたものが危険箇所になる可能性もありますので、そこら辺は重々検討していただいて、ぜひとも予算をもとに戻していただくように、ほかの予算と…… |
[「戻す予算がないのですよ、これだけの」と言う人あり]
◆2番(斎藤一夫君) [ 65 ] |
正直なところ、予算がどうしてもないということであれば、駅の橋上化を中止してでもやはり生活道路に向けるべきだと私は考えておりますので、そこら辺を重々検討していただければと思います。 |
[「危険な箇所を補修します」と言う人あり]
○議長(関根愼市君) |
第2問、道路整備についてを終了いたします。 |
第3問、明和まつりについて、同じく2番、斎藤一夫君の質問を求めます。 |
2番、斎藤一夫君。 |
[2番(斎藤一夫君)登壇]
◆2番(斎藤一夫君) [ 66 ] |
2番、斎藤でございます。お昼も近づいておりますので、簡潔に参りたいと思います。 |
明和まつりについて質問させていただきます。先日、5日に明和まつりが開催されましたが、近隣市町においてもそれぞれお祭りが開催され、明和まつり以上のにぎわいを見せていたようであります。例えばおうら祭りや千代田町の川せがきなどは、その開催を知らせるポスターを町内各所に張り、町内外の人に知らせるなど、観光事業としての一面を持たせ、お祭りの活性化を図っていたようであります。 |
1点目といたしまして、明和まつりでは集客向上について何らかの手だてをしているのかお伺いいたします。 |
2点目といたしましては、明和まつりにおいては、回数を重ねるごとににぎわいが落ちつきを見せているといいますか、来場者が減ってきている、あるいは出足が鈍くなっている、花火等の時間になってぱらぱらと人が来るというような感じを受けるけれどもという話を耳にすることがありますが、開催方法の見直しや開催内容の変更など、あるいは明和まつりの終了後におきまして、現状行われていない反省会や翌年度の開催、あるいはその先の開催についての検討委員会などの組織を構築し、今後の明和まつりのあり方について考えていく必要があると思いますが、どのように考えているのかお伺いいたします。 |
○議長(関根愼市君) |
経済建設課長、篠木眞一郎君。 |
[経済建設課長(篠木眞一郎君)登壇]
◇経済建設課長(篠木眞一郎君) [ 67 ] |
斎藤議員さんのご質問にお答え申し上げます。 |
明和まつりは、平成10年の町制施行に伴い、従来の納涼祭から明和まつりに名称を変え、今年で14回を迎えました。過去には、花火打ち上げによる事故、また昨年の震災による縮小開催など紆余曲折がございましたが、来場者も年々ふえ、町民相互の触れ合いを深め、活力あるまちづくりを推進するという開催趣旨に基づき、町民参加型の夏祭りとして、また町民皆様に愛されるイベントとして定着してきたものと考えております。 |
ご質問前段の開催方法、開催内容の変更についてでございますが、昨年の祭りにおきましては、未曽有の震災の影響を受けたことに伴い、運営委員会ではなくて実行委員会があるわけですが、実行委員会、また出演団体の会合において、祭り開催の有無だけでなく、祭りのあり方などについても話をいたしました。そのときの皆さんの共通の思いは、震災の影響に配慮しつつも、年に1度の夏祭りを盛大に開催したい、夏祭りは1年に1度の各種団体の披露の場であるというようなことでございました。今年の開催に当たっても、従来どおりの祭りとするか、開催方法や内容を変更するか、庁内外等で議論いたしましたが、先ほどの意向等を踏まえ、一昨年同様の従来型のお祭りとさせていただいたところでございます。 |
ご質問後段の観光振興を視野に入れた開催についてでございますが、この日程につきましては、運営委員会、実行委員会、またプログラム編成会議等があるわけですが、プログラム編成会議や実行委員会等において話し合いをいたしました。本町には観光振興としての際立った観光施設はございませんので、加工品開発など特産物の振興を中心としたおもてなし運動や夏祭り、産業祭などのイベントを開催し、交流人口の増加に努めているところであります。このような意味で、明和まつりを観光振興イベントとして発展させるためには、従来の町民参加型の趣旨に加え、実行委員会や出演団体も含め、参加者みんながホスト側に立ち、町外、県外からのお客さんを迎える姿勢が必要不可欠になることと思います。 |
このような点につきましては、先ほど斎藤議員さんからご質問がありましたが、今月末に実行委員会が主催による今年度の祭りの反省点を踏まえた会議、これを、今年初めてですが、開催する予定でございますので、議員さんからご質問があった開催規模、開催場所等も含めまして、実行委員会、出演団体等に諮っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 |
以上でございます。 |
◆2番(斎藤一夫君) [ 68 ] |
ご答弁ありがとうございました。 |
ちょっと前後しますが、まず反省会あるいは検討委員会という件につきましては、私、今月開催するというのはちょっと初耳なのですが、やられるということで、その件に関しては開催内容の見直しや変更などについては特にございません。 |
ただ、観光事業としてということで、本日の会議が始まってから、私も途中まで数えていたのですが、60回以上にわたり「梨」という言葉が非常に出ております。その割には、明和まつりにおいて梨をPRするような事業がなかったのは非常に残念だなと。60回どころか、多分100回近くは「梨」という言葉が執行部側、議員側から含めまして出ていると思いますので、明和町としても300万円ほど補助金を出してこの祭りを運営しているわけですから、やはり梨を観光事業としてやっていくのであれば、もっと前面に出しましてやっていくほうがいいのではないかなと思いますけれども、そこら辺について、今後、その反省会の中で検討していただいてもいいと思いますので、特に答弁は求めませんが、梨を使った観光事業を前面に出すのか、あるいは、私は祭りを拡大しろと言っているわけではなく、かといって縮小しろと言っているわけでもないわけで、どちらにしたいのか。今の状態が一番中途半端な状態だと考えるわけでありまして、もっと大きく盛大にやるのか、あるいはもっと規模を縮小して小さくやるのか、そこら辺はこれから町長始め執行部の方々で十分検討していただきまして、よりよい形でやっていただければと思いますので、以上で質問を終わりたいと思います。 |
○議長(関根愼市君) |
以上で第3問の質問は終了いたします。 |
これより暫時休憩をいたします。 |
再開の時刻を13時といたします。 |
休 憩 (午前11時53分)
再 開 (午後 1時00分)
○議長(関根愼市君) |
それでは、休憩前に引き続き会議を開きます。 |
一般質問を続けます。 |
第4問、管内小中学校の教育環境について、7番、田口晴美君の質問を求めます。 |
7番、田口晴美君。 |
[7番(田口晴美君)登壇]
◆7番(田口晴美君) [ 69 ] |
7番、田口でございます。私からは、管内小中学校の教育環境について2点ばかり質問いたします。 |
まず、1点目だけお伺いします。管内小中学校におけるいじめ問題について質問したいと思います。昨今、全国あちこちで、いじめが要因で自殺したのではないかというような事件が新聞、テレビなどで毎日のように報道されているのが実情であります。人1人の命が、いじめが要因として疑われ、生命が失われることは重大なことであります。そういう重大事件が起こりますと、この要因を自殺当事者の関係者と学校、教育委員会で争われている事件もあるようでございます。とかく、こういうことは事件として表面化しないと実態が明らかにならない面が見られると思います。 |
当管内でこんな大事件が起きる心配はまずはないとは思っております。しかし、いじめはささいなことから始まるのかと思います。早目の発見、早目の対処が最重要と考えます。この対処は、学校の取り組み姿勢にあると思います。過日の定例全協におきまして報告がありましたが、改めまして管内小中学校のいじめの実態把握といじめのない環境づくりをどのようにされているかお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします |
[教育長(鑓田範雄君)登壇]
◇教育長(鑓田範雄君) [ 70 ] |
ただいまの田口議員さんのご質問である管内小中学校におけるいじめの問題、現状及びいじめのない環境づくりについてお答え申し上げます。 |
いじめは、心を傷つけ、時には人の命まで奪う、人権を侵害する行為であります。そして、何より人間として決して許されるものではないということです。明和町教育委員会では、いじめの兆候をいち早く把握し、迅速に対応し、いじめはどこの学校でもどの子にも起こり得るものと認識いたしまして、いじめ根絶に向け全力で取り組んでいるところでございます。 |
いじめ問題に対して、校長、園長、教育委員会合同会議を7月に実施し、いじめ撲滅宣言、小学校では仲よし宣言を実施することを確認いたしました。そして、さらに8月の臨時教育委員会では、いじめ問題を話し合い、その結果をいじめ問題緊急アピールと題して、子どもたちへ、教職員の皆様へ、保護者の皆様へとそれぞれ7行ずつのアピール文を作成し、保護者配布を行いました。 |
また、9月の定例校長、園長会議では、いじめ問題について協議し、次の3項目について確認をいたしました。まず1点目、いじめは絶対に許さないという毅然とした態度で指導を行うこと、2点目、危機感を持った実態把握をし、早期発見に努めること、具体的にはいじめ等の内容、方法のアンケートの見直し改善、学級担任による観察及び保護者の声の吸い上げ、もう一点が授業中における人間関係づくりでございます。第3に、未然防止に向けての全校一致の体制づくりです。以上3点を共通理解いたしました。 |
次に、管内の小中学校のいじめ問題の状況についてお答えいたします。月例報告として、毎月、小中学校のいじめ問題の児童生徒問題行動等の調査を県教委に報告しております。この調査では、本年度、管内のいじめの認知件数はゼロ件でございます。しかし、その結果に安心することなく、議員もご指摘のとおり、今後も実態把握、いじめ防止に努めたいと考えております。 |
最後に、続いて、各学校でのいじめのない環境づくりについての現状ですが、各学校で一人一人が生かされ、集団で高め合う授業を通し、安らぎのある学級づくりに取り組んでおります。東小学校では縦割りによる清掃活動等を通しての人間関係づくり、西小学校では児童会活動の発表会を通してのコミュニケーションづくり、中学校においては豊かな心を育成する道徳教育や体育祭等の学校行事を通した人間関係づくりなど、各学校で全教職員共通認識のもとでいじめ防止に取り組んでおります。 |
今後も、いじめのない明るい学校を目指して、望ましい人間関係に支えられた学校づくりに全力で取り組む所存でございます。そして、家庭、学校、地域、社会がそれぞれの役割を果たしながら、常に連絡を密にし、いじめのない教育環境づくりを進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 |
◆7番(田口晴美君) [ 71 ] |
ご答弁ありがとうございました。 |
教育委員会、学校、そして子ども、親、これたちが一体となった対策をしていることをお聞きして安心しているところでございます。ぜひともこれから、今申し上げたことで、また明和町で不名誉な事件が起きないよう、対策をよろしくお願いしたいと思います。 |
もう一点、2つ目の質問をさせていただきます。全国学力テスト実施結果における管内の学校のかかわりと文科省が公表した調査結果のポイントについてお伺いいたします。本年4月17日に小学6年と中学3年を対象に実施された2012年度全国学力・学習状況調査、全国学力テストですが、この都道府県別の結果が8月8日に公表されました。この中での群馬県の結果について、管内の学校の参加状況と文科省の調査結果のポイントに対し、管内学校の状況を分析してみて、傾向はどのようなものか、また全国平均あるいは県内平均と隔たりはなかったのか、管内がどの程度に位置づけられたか、その辺の教育環境がどうあるのかお伺いします。 |
以上、よろしくお願いいたします。 |
[教育長(鑓田範雄君)登壇]
◇教育長(鑓田範雄君) [ 72 ] |
ただいまの田口議員さんのご質問でございます全国学力テスト実施結果における管内の学校のかかわり、傾向あるいは隔たり、そして教育環境づくりについてお答え申し上げます。 |
まず、全国学力・学習状況調査は、ご承知のとおり、教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図るとともに、教育に関する継続的な検証、改善サイクルを確立すること、また学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てることを趣旨として実施されております。 |
先ほどもございましたが、群馬県の平成24年度調査結果の都道府県別の順位は、小学校では全国32位、中学校では5位でした。管内の小中学校からは明和東小学校が抽出され、調査を実施いたしました。西小学校、中学校は希望利用し、夏季休業中に自己採点等を通し実施し、現在、傾向、課題、調査分析中であります。 |
調査結果を分析してみての各学校の隔たりでございますけれども、抽出対象校である明和東小学校では、国語A問題では正答率88.2%、群馬県の正答率と比較してみますと7.6ポイント上回り、国語Bでは56.4%で2.9ポイント上回り、算数Aでは77.9%で4.6ポイント上回り、算数Bでは60.0%で3.2ポイント上回り、理科におきましては70.0%で8.8ポイント上回っており、同時に全国平均を全て上回っております。大変充実した結果を得ておりますけれども、まだまだ県と同様に、B問題である活用力、応用面においては課題が見られる現状が見られております。採点方法や採点基準が違うために、結果の正確性から単純比較はできませんが、西小学校においてやはり全ての教科の正答率が県、国の正答率を上回っており、中学校におきましても、国語、数学、全国水準の基礎学力に達しております。 |
本町をめぐる国語、算数、数学の基礎学力の状況は、全体としておおむね良好であります。学校現場の真摯な取り組みが一定の成果としてあらわれていると受けとめております。しかし、町教育委員会としては、課題としての応用力の向上などさらなる学力向上に向けて、次の3点を中心として教育環境の整備を進めてまいります。まず1点目、マイタウンティーチャー等の学習支援によるTT、少人数指導の充実です。2点目は、学習環境、学ぶ意欲の形成のための家庭との密接な連携です。3点目は、教員の教科指導力の向上によるわかる授業の実践と校内研修の充実でございます。 |
最後になりますが、教育を取り巻く環境が大きく変化している中、新しい時代にふさわしい教育環境基盤の充実を図り、教育の質の向上と基礎基本の確実な習得を進めていく所存でございます。また、学力向上を含めた教育課題に対応するために、学校が家庭や地域社会との信頼関係を築き、3者が連携を深め、一体的に教育環境の充実に向けて取り組む所存でございますので、よろしくお願いいたします。 |
以上でございます。 |
◆7番(田口晴美君) [ 73 ] |
ご答弁ありがとうございました。 |
管内における成績等については平均を上回っているということで、これについては小中学生も自信を持てるのかなと思います。これから、小学生は中学校に、中学生は高校に羽ばたいていきます。子どもに自分の学校を誇りに思い、自信を持って次に進めるような教育環境づくりをよろしくお願いしたいと思います。 |
以上で終わります。 |
○議長(関根愼市君) |
以上をもちまして、第4問の質問を終了いたします。 |
第5問、町道8号線の数回にわたる重大事故対策について、11番、岡安敏雄君の質問を求めます。 |
11番、岡安敏雄君。 |
[11番(岡安敏雄君)登壇]
◆11番(岡安敏雄君) [ 74 ] |
11番、岡安でございます。私からは、町道8号線の重大事故対策についてお伺いをいたします。 |
残念なことに、去る7月30日に、町道8号線の南大島交差点で地元の女性がダンプカーに衝突をされ、亡くなる事故が発生をいたしました。過去にもこの道路は数回の事故が起きている道路でございます。新しく信号が設置された場所も、十数年前に事故があった場所であります。比較的直線部も多く、路面も改良されるにつれ、大型の通行量もふえました。また、スピードも出せるために、水道管や下水道管のマンホールなど布設物による衝撃音や振動など、生活や安全への不安が募っているということで、住民から改善の声が寄せられているところであります。 |
したがって、これらの事故を未然に防止し、あるいはスピード違反、信号無視などが発生しないような規制など何らかの事故防止対策が必要と思われますが、町として何らかの改善策を考えておられるかお伺いをいたします。よろしくお願いいたします。 |
[総務課長(橋本貴好君)登壇]
◇総務課長(橋本貴好君) [ 75 ] |
岡安議員さんのご質問につきましては、担当課長よりご答弁をさせていただきます。 |
交通事故の防止策についてという趣旨のご質問かと思われます。7月30日に南大島地内で発生しました大型貨物車と軽乗用車との衝突事故は、軽乗用車を運転中の町内在住女性が亡くなるという大変痛ましい結果となってしまいました。心からお悔やみを申し上げたいと思います。 |
交通事故の原因は、現在警察署で調査中のため、詳細についてはわかってはおりません。事故の現場は、県道江口館林線と町道8号線、いわゆる広域農道が交差する信号機のある交差点でございます。議員ご指摘のとおり、この交差点ではここ5年間で人身事故5件が発生しておりました。町では、四季折々の交通安全運動期間を中心に関係者で交通事故防止についての検討を加え、対策を講じてきているところですが、過去の事例を見ると、無理な追い越しやスピードの出し過ぎなど、いわゆる交通ルールをきちんと守っていれば大半が防げたという事故が大変多いことがわかっております。 |
今回の事故では、この事故を受け、事故発生の翌日には交通安全協会支部長さんと町担当職員で館林警察署に赴き、対応策を協議いたしました。その結果、次の2点について館林警察署長から県警本部に要望していただけることになりました。まず1つが、信号機の形態についてでございます。現状は江口館林線方向についてのみ両面信号機になっておりますが、これを町道8号線方向についても同様の信号機が設置できるように要望していただきます。2つ目が、信号機の光源が現状はランプ式であるものを視認性のよいLED方式に変えていただく、この2点を要望してございます。また、この内容につきましては、去る9月4日に開催いたしました明和町交通対策協議会でも議題として取り上げ、交通関係者全員で検討し、来賓でお見えになった警察署長さんからも同様の回答をいただいたところでございます。 |
なお、通行規制やスピード規制等のご提案もいただいたところですが、既に現状は40キロのスピード制限や追い越し禁止、駐車禁止等の制限がされていること、また大変多くの通過車両があり、なおかつ大型車の混入率が高いなどの特徴を考慮し、町民のみならず広くドライバー全般に交通ルールの遵守を訴えるような事故防止対策を検討してまいりたいというふうに考えております。 |
以上をもって回答といたします。 |
◆11番(岡安敏雄君) [ 76 ] |
事故後、早急に警察を含めて対応策をとられて、信号等の改善を図るということはわかりました。 |
あの当時の事故の原因は、恐らく大型貨物車の運転手が信号無視したのかなというふうなことで思われていますから、亡くなられた方の運転に過失は恐らくないのだろうというふうに思えますけれども、信号の変わり目に止まるのをおっくうがって大型車が行ってしまうということは、たびたび変わり目のところでは見受けられるところであります。したがって、一定のやはり停止しやすいスピードに、今課長が40キロ制限になっているということで、その制限速度を遵守してもらえるようにしていれば、そういう突き抜けていってしまうというような運転の仕方もなくなるのではないかということでありますから、そういう対策を、制限速度遵守というものを徹底するよう、ぜひ看板等とか、そういうものを周知するものを多数できればつけていただきたいなと思いますが、もう一つ、布設物による衝撃音だとか振動だとかということも住民からは問題視されているところであります。何カ所か直接苦情が出たものについては、その布設物付近を改良したところは見受けられていますけれども、かなりの数の布設物があるのかなというふうに思いまして、その辺の対策については何か考えがあるのか、お答えをお願いしたいと思います。 |
[総務課長(橋本貴好君)登壇]
◇総務課長(橋本貴好君) [ 77 ] |
引き続きまして、担当課長より答弁させていただきます。 |
あの交差点を通過するドライバーに注意を喚起するようなものについてのご提言がございましたが、先ほど、翌日、警察署への協議に行ってまいりましたという報告をしたわけですけれども、町独自といたしましても、その翌日に館林交通安全協会から啓発用にのぼり旗11本を借用して、現在も現場付近には掲げられていると思います。それと、交差する交差点の手前2カ所に、1カ所については町道8号線側の西から東へ向かう交差点の手前、それともう一カ所は、江口館林線の明和側から館林方向へ向かう交差点の手前に、「この先交差点あり、事故注意」という看板を設置させていただきました。今後も、こういったようなことで対応をしてまいりたいというふうに思います。 |
それと、2点目の振動の件につきましては、町道の道路管理者である担当の部署と今後も連絡調整をとりながら、できるだけそういったような、町民に迷惑のかからない対応をとってまいりたいというふうに考えております。 |
以上でございます。 |
◆11番(岡安敏雄君) [ 78 ] |
なかなかそれ以上の対策を求める議論も難しいのかなと思います。状況を見ながら、またいろいろ意見を言わせていただきたいと思います。 |
○議長(関根愼市君) |
以上で第5問の質問を終了いたします。 |
続きまして、第6問、国道122号バイパス工事に伴う交通安全対策及び通学路の安全点検について、9番、川島吉男君の質問を求めます。 |
9番、川島吉男君。 |
[9番(川島吉男君)登壇]
◆9番(川島吉男君) [ 79 ] |
9番、川島吉男です。国道122号バイパス工事に伴う交通安全対策及び通学路の安全点検についてお伺いします。 |
今年に入り、京都などで通学時に車両が飛び込む事故や、館林市内ではクラブ活動に向かう途中の中学生が事故に遭うなど、また児童ではありませんが、先ほど岡安議員さんが質問したような、明和町では重大事故が発生しました。これも通学時間帯と一致しています。身近なところで交通事故が起きています。児童が通学道路として使用している西小学校の東歩道橋を使用しておりますが、国道122号を横断しております。 |
そこで、122号バイパス工事に伴い、歩道橋の一時撤去や新歩道橋上における通学時の安全対策について、具体的には横断方法等にどういう考えを持っているか。 |
また、地域によっては、工事中、完成後、道路形態が変わることから、これを機に、年に何回か、または月に安全日を設けて各学校の通学時の安全点検や安全教育などを実施してはいかがか、またそのような考えがあるのかお伺いします。 |
[学校教育課長(始澤 稔君)登壇]
◇学校教育課長(始澤 稔君) [ 80 ] |
ただいまの川島議員さんのご質問の国道122号バイパス工事に伴う交通安全対策及び通学路の安全点検について、学校教育課のほうからお答え申し上げます。 |
国道122号館林明和バイパス事業については、県道上中森川俣停車場線との川俣交差点の南側が着工され、その北側については館林土木事務所により用地交渉が進められているところでございます。 |
ご質問にあります明和西小学校東側の横断歩道橋についてですが、国道東側から明和西小学校へ通学する児童たちが利用しております。交通量の多い国道を安全に横断するために、非常に重要な交通安全施設となっております。今回の工事に伴い、道路の幅員も広がり、交差点も広くなることから、この横断歩道橋についても架け替えが計画されております。館林土木事務所へ確認したところによりますと、平成26年度中には新しい歩道橋の設置を目指しているということでございました。工事については、約半年ないし1年かかるかということでございます。 |
新しい歩道橋が完成するまでは、現在の歩道橋をそのまま活用し、完成してから撤去するという予定となっているということです。児童の通学時の安全は今までどおり確保されます。また、歩道橋の設置位置につきましては、児童の安全確保を第一に考えて、より危険の少ない位置へと設置されるよう強く要望していく所存でございます。もちろん、道路工事や歩道橋の建設、撤去といった工事自体の危険、工事に伴う周辺道路の混雑等の危険も想定されますが、これについては、工事計画が具体的になっていく過程で、学校等との関係者とともに土木事務所、工事請負業者等と相談、安全確保の検討をしてまいりたいと考えております。 |
次に、質問要旨後段のこれを契機に通学路全般の安全点検を実施する必要があると考えるが、町の考えはというご質問でございますが、学校では、現在も既に通学路の安全点検の重要性を十分に認識し、定期的にPTAの校外パトロールや青色パトロールカーを活用した巡回パトロールのときに、また実際に集団下校で通学路を歩いたりして通学路の安全点検を実施しております。加えて、今年度につきましては、全国的な交通事故の多発の状況を受けて、従来の交通安全指導のさらなる徹底とともに、役場総務課、経済建設課等の関係機関と通学路における緊急合同点検を実施し、通学路の再点検を行ったところです。今後につきましても、継続的に通学路の安全点検を毎年実施し、関係機関と協力し合いながら危険箇所の解消に努めるとともに、さまざまな機会を通じて児童生徒への安全指導を徹底し、安全対策に取り組んでまいりたいと思います。 |
以上でございます。 |
◆9番(川島吉男君) [ 81 ] |
ご答弁ありがとうございました。 |
1年間というか、26年度までには、歩道橋ができるまではそれを有効活用するということでわかりました。 |
それについては結構なのですが、次の2番のほうの点検の結果、通学路の見直しとかやっていただいているということですが、これについて広報紙とか何か、全体に知らせるような方法をもって、みんなで喚起して啓蒙を設けたら、もっとみんな安心、安全が求められると思います。それを皆さんに知らせてもらいたいということと、あとは、これでよいということはもうないので、万全を期して事故のないよう私は祈って、皆さんにお願いすることきりないので、私たちもそういうのにご協力しますので、よろしくお願いいたします。 |
以上です。 |
○議長(関根愼市君) |
以上で第6問の質問を終了いたします。 |
第7問、国道122号バイパス両側活性化について、4番、冨塚基輔君の質問を求めます。 |
4番、冨塚基輔君。 |
[4番(冨塚基輔君)登壇]
◆4番(冨塚基輔君) [ 82 ] |
4番、冨塚でございます。国道122号バイパス両側の活性化ということでご質問申し上げたいと思います。 |
国道122号バイパス工事がいよいよ始まるわけでございますが、今後の町の活性化は、町としてこの機会をどうとらえるかというものにかかっていると私は思っております。類似の質問は、先輩議員諸氏が何度か行っております。そして、そのたびに町は前向きに考えるというふうに回答しておりますが、今日はそこのところをもう少し掘り進めていきたいという考えで質問をいたします。 |
国道122号バイパスは、平成27年までに利根川にかかる昭和橋をもう一本西側に新しく架け替えて、そこから新橋病院の東側の熊谷館林線までの区間を上下1車線の片側通行だと、あと3年ぐらいでそこまでいくと、その後は平成29年までに館林ごみ焼却場の国道354号線の交差点までを上下2車線ずつの4車線で開通予定だというふうに伺っております。 |
現在の国道122号の交通量は、1日に1万9,000台と言われております。そして、このバイパスが完成いたしますと、1日2万9,000台通るのだというふうに推計されていると伺っております。一口に1日に2万9,000台という量はどのくらいの量かなということで、私の裏を通っている、川俣駅前を抜けている川俣麦倉線が1日どのくらい通るのかなと思いましたら、あそこが1日に5,100台という量だそうですから、約6倍の交通量が見込まれる国道ができると。今まで1万9,000台が2万9,000台にふえるわけですけれども、そういう国道になるというふうに認識いただきたいと思います。でも、このくらいの量にならないと、実は民間資本というのは出てこないのです。逆に言うと、民間資本がいよいよ国道沿いに出てくる最大のチャンスが到来したというふうに考えていただければというふうに思うわけでございます。 |
例えば社名を出すとまずいのですが、この会社が来ると言っているということではなくて、例として申し上げます。群馬県に本社のあるベイシアという、郊外、中型のショッピングセンターを運営する会社がございますけれども、例えばこのベイシアという会社は、朝の9時から夜の9時までの交通量が8,000台以上あるところについては出店計画を組むのだというふうに、以前私が交渉したときには言われております。実は、新しくできる国道122号バイパスは上下2車線ですから、朝9時から夜9時までの12時間に片側8,000台、要するに上下1万6,000台を超えないと開発の対象にならないのです。推計上、どうもこれを見ていきますと、次にできるバイパスは12時間で片側8,000台を十分超えられるというふうに県も推計しているということが私どもの資料でわかりました。 |
ただ、交通量が8,000台というだけでは民間資本は出店してきません。それをクリアするためには、8,000台を超えて、なおかつ町側が努力しないといけない、その条件があるのです。その条件とは、国道の両側が農業振興地域では民間資本が出てこないと。農業振興地域ですと、出店計画から着工まで、完成までの時間がかかり過ぎて不透明なために出店計画を組まないというのがほとんどの民間の考え方でございます。ですから、ここのところをクリアするには農業振興地域ではだめですよ。思い切って、館林市では、国道122号の、今ある道路の両側を60メートルずつ、青柳信号から河本工業の東側の信号まで準工業地域にして開発を促進してきたわけです。そういう、地元が努力をしないと沿道の開発が全く進まないということになってしまうのだという認識を持っていただきたい、町側がそういう考えを持っていただきたいというのが今日の私の質問の趣旨でございます。明和町でも、この際何とかして、地元で買い物ができて、夜になったら食事ができる、外食産業が出店するよう促すチャンスであるというふうに思うわけでございます。 |
もうすぐ凸版印刷の工事が始まりますけれども、凸版印刷で群馬工場立ち上げのチームのリーダーの一人は、明和町には何もないではないかと早くもぼやいているような状況がございます。私は、この方の言い分が、本当は明和町の大半の人が思っていることを言ってくれているのかなというふうに感じました。 |
というのは、去る5月に町内で行政地区別懇談会というのがございました。私ども皆勤賞で出席させていただきましたが、その席上で、ある会場の懇談会が終わりましたら、ちょうど開発議論になりました、住民の方と。その方をA氏と例えば言わせていただきますが、そのA氏は「冨塚君よ、フジマートがなくなって不便だよな。何とかならないのか」という話を私に問いかけてきました。私は、「何とかしたいですね。国道脇を白にしておくとか、早いうちに手を打っておけば簡単だったのですよね」というふうに答えたのですけれども、その方が言うには、「白にしたら税金が上がるじゃないか。おまえ、何言っとるんだ」という話をされました。私は、「そんなことないよ。農地は農地でありますから、税金は変わらないはずですよ」と答えたのですが、その方は「そんなことは聞いていない。青から白にしただけで税金上がるというふうに認識している」という会話をいたしました。どうやら、町民意識の中にも開発を阻害する要因があるように思えました。 |
そこで、今日お尋ねするのは、農地を青から白にしたら単純に固定資産税が上がるのか、また今後の活性化のため、農業振興区域から国道122号のバイパス両側を町が主体となって除外する考えはないのか、あるいは館林市で行った例のように、両側を準工業地域にして開発を促進するような考えはないのか、そこのところをお聞きしたいというふうに思います。 |
あわせて、明和町の開発をどのように考えているのか。川俣駅前だけ開発をすれば、顔が変わるから人がふえるのだという考え方だと私は片手落ちだと。要は、やはり夜遅くなっても食事ができる場所、普段買い物ができる場所を沿道交通の多いところを利用して設置しなければ町が余計に伸びていく拠点が早急にできないというふうに考えておりますので、そこのところを含めてご答弁いただければというふうに考えております。よろしくどうぞお願いします。 |
[都市計画課長(大谷克良君)登壇]
◇都市計画課長(大谷克良君) [ 83 ] |
都市計画課からお答え申し上げます。 |
冨塚議員さんのご質問の一つ目でございますけれども、国道122号バイパス沿道を市街化区域に指定する前に農業振興区域からの除外だけでも先行して行う考えはないか、二つ目、国道122号バイパス沿道を市街化区域に指定し、将来の開発に備えるつもりはないか、三つ目、今後の明和町の活性化をどのように考えているのかの3点についてまず順番にお答えを申し上げます。 |
まず、1番目の国道122号バイパス沿道を市街化区域に指定する以前に農業振興区域から除外だけでも先行して行う考えはないかについてお答え申し上げます。町の農業振興地域整備計画での農用地区域内の面積は、町全体で平成32年度で854.7ヘクタールを確保する目標となっております。町ではこれまでも、工業団地の造成や最終処分場など大規模な公共事業にある開発がある場合、一般除外案件とは別に農振除外、農地転用を事業の推進と並行して行ってきた実例がございます。そもそも農振除外は農地転用後の目的を持って行うもので、大規模な公共事業など農地転用後の明確な目的がある場合は、先に述べました工業団地の造成などと同様の措置をとることとなります。 |
続きまして、2番目の国道122号バイパス沿道を市街化区域に指定して、将来の開発に備えるつもりはないかについてお答え申し上げます。国道122号バイパス沿道は、現在市街化調整区域となっており、市街化を抑制する区域である、また農業振興地域の整備に関する法律に基づく農用地区域であります。農業の振興を図ることが必要であると認められる区域となってございます。 |
国の基準による市街化区域の設定は、人口を市街化区域規模の算出根拠としまして、世帯数や産業活動の将来の見通しに加え、市街化区域として必要と見込まれる面積、いわゆるフレーム方式によりまして、現在の市街化区域内ではおさまり切れないことの整備をした上で、新たに必要となる市街化区域の面積の設定が基本的な考えとなってございます。国道122号バイパス沿道のように、市街化区域に隣接していない新市街地、いわゆる飛び地として新たに市街化区域に設定する要件は、都市がミニ開発によりばらばらに拡大化するいわゆるスプロール現象を抑制するため、その規模はおおむね50ヘクタール以上となっており、かつ農業等の土地利用に支障のない区域とされております。また、高速道路のインターチェンジ周辺など計画的に整備される住居、工業、研究業務、流通業務等の適地、また鉄道既存駅周辺、温泉その他の観光資源の周辺などは、20ヘクタール以上を目途として市街化区域に設定することが可能とされております。さらに、新たに市街化区域を設定するには、未利用地とならぬよう、地方公共団体、独立行政法人都市再生機構などの公的機関または民間開発事業者による土地区画整理事業など、面的整備事業の確実性、いわゆる開発の担保性が必要となります。以上により、新たに市街化区域に指定し、将来の開発に備える手法につきましては、一定の面積要件及び事業実施の確実性が必要となり、事業の確実性の担保なしでは先行して国道122号バイパス沿道を市街化調整区域から市街化区域にすることは困難であると考えております。 |
なお、市街化調整区域での国道122号バイパス沿道開発が可能な施設は、道路管理施設、コンビニエンスストアなどの休憩所及びガソリンスタンドなどの給油所などがございます。さらに、群馬県開発審査会の意見を聞いて許可できる施設は、社会福祉施設、医療施設などの公共公益施設などがございます。 |
三つ目でございます。今後の明和町の活性化をどのように考えておるのかということについてお答え申し上げます。現在事業を進めております川俣駅地域周辺整備事業による駅周辺のにぎわいのまちづくりの検討、また新たに市街化区域の拡大による新規工業団地の造成及び企業誘致を県など関係機関と検討してまいりたいと考えてございます。 |
以上でございます。 |
[税務課長(小林雄司君)登壇]
◇税務課長(小林雄司君) [ 84 ] |
ただいまの冨塚議員さんのご質問に担当課よりお答え申し上げます。 |
先ほど地域懇談会の意見の中で、農地を青色から白色に、つまり農振除外を行った場合に固定資産税の税額は変わるのかというご質問でよろしかったかと思いますが、土地に対する課税については、宅地、それと今の田及び畑、あわせて農地と申しますが、それと山林、雑種地などといった現況の地目別に評価、課税となります。したがって、農業振興区域からの除外となっても、農地であれば課税に変更はなく、影響はありません。ただし、市街化区域農地や宅地等への転用許可を受けた農地等については評価や課税が異なります。 |
以上です。 |
◆4番(冨塚基輔君) [ 85 ] |
大谷課長の答弁は、従前の答弁と全く変わっていないのだけれども。要は、農業振興区域からの除外についても、5年ごとの基礎調査の結果または経済事情の変動その他の情勢等の推移により必要が生じた場合には、農業振興地域整備計画を変更して、町村長が知事に対して進言すれば除外できるというふうに実際書いてあるのだよね。これが許可になるかどうかはいずれにしても。 |
それと、都市計画の話だけれども、今、第6回定期見直しと随時見直しの期間に入っていると思うのですが、何でもかんでもできないではなくて、群馬県の都市計画課、県土整備部へ行って何とかしてくれと頼み込んで、本当に許可をもらってくるぐらいの勢いで行かなければなかなか許可しないですよね。県の職員だから、わかっていると思いますけれども。だから、その辺を、本当に各課長さんがこの町を何とかするのだという勢いで県と協議をしていただきたいというのが私の今日の言っている趣旨なのです。 |
実は、このまま教科書に書いてあるとおりのことをやっていたって伸びないですよ、全然。やっぱり、どうするのだ、もう一歩、二歩出すのはどうするのだという方法を考えていただいて、次の明和町をどうする、今考えれば10年後ちゃんとしているのです。10年後をちゃんとするために今考えてほしい。そういうことをお願いして、この議論をやっても同じ平行線になると思うので、また議会が終わりましたら各課長の机へ行っていろいろお願いしますが、そういう気持ちで仕事を進めていただきたいということで質問を終わります。 |
○議長(関根愼市君) |
以上で第7問の質問を終了いたします。 |
第8問、情報タブレット端末を利用した地域情報ネットワークの構築について、5番、薗田繁君の質問を求めます。 |
5番、薗田繁君。 |
[5番(薗田 繁君)登壇]
◆5番(薗田 繁君) [ 86 ] |
5番、薗田でございます。情報タブレット端末を利用した地域情報ネットワークの構築について質問をいたします。 |
町では現在、住民への情報の提供や情報の共有化、情報の周知は、ホームページやメール配信サービス、屋外放送、回覧板、テレドーム等を利用して行っております。暮らしの情報やイベントの情報、行政に関する情報などはホームページや回覧板を利用し、防犯や防災、学校行事の中止など緊急性の高い情報に関しましては、メール配信サービスや屋外放送、テレドーム等を用いて情報を提供しております。そのほかに、小中学校からの行事に関するメールや妊婦さんへの「こうのとりメール」等、町からの情報がさまざまな手段で発信されております。 |
町では、住民へ情報を伝達するためにさまざまな施策を実施し、大変努力をされていると感じております。ただ、現状におきまして、それぞれの情報伝達手段には課題があり、解決が必要と感じております。例えばホームページですが、ホームページは開くまでにパソコンを立ち上げて、立ち上がったものを今度はホームページにアクセスをして、いろいろ手間がかかります。また、ホームページを開けたとしても、その情報がどこにあるか、そこの情報までたどり着かないという意見もたくさん聞いております。メール配信サービスは登録制のため、登録していない方には情報が届きません。屋外放送につきましては、一部の機能が故障しておりまして、また地域によっては聞こえない、聞こえづらいといった難聴の課題がございます。これらのそれぞれの機能が今十分と言えない状況は、町民の多くの方から声を聞きます。これらの課題は、町政地区別懇談会でも、屋外放送が聞こえないよとか緊急の防犯や防災についての情報がすぐに伝わってこないといった、不満や不安を感じているといった意見がたくさんありました。 |
このような状況に対しまして、町では、住民への情報伝達や情報の共有方法、また周知の方法に対しまして現在どのようなお考えを持って取り組んでおられるのか、また今上がりました課題についてどのような改善を考えているのか、まず伺いたいと思います。 |
[町長(恩田 久君)登壇]
◎町長(恩田 久君) [ 87 ] |
薗田議員さんの質問にお答えさせていただきます。 |
薗田議員さんからの質問は、情報タブレットの端末を利用して地域ネットワークの構築ができないかというご質問でございますけれども、現在町では、先ほど言ったとおり、伝達手段としては屋外放送だとか広報紙、ホームページ、テレドーム等で行っております。いろいろ問題点も多々あるところもあります。議員さんの質問のとおり、端末を使えば情報の集約化によって、1つの機械でできますので、かなりシンプルになって扱いやすくなるかなと、そんなふうに思っています。また、送る側も、1つの機械で送りますから、単純化されるのかなと、そんなふうに思っております。 |
しかしながら、不安もないわけでもありません。というのは、タブレットに対して高齢者がうまく使えるかどうか、そういう不安もありますし、また防災の点についてもちょっと心配がございます。といいますのは、タブレット端末を結んでいる町内に建設されている携帯各社の中継基地や交換機というのですか、それがうまく機能してくれるかどうかもちょっと心配でございますので、それらも含めて検討する必要があるかなと、そんなふうに思っております。 |
私も、タブレット端末については、活用すれば、今行っております巡回バス、これをオンディマンドバスにも切りかえることが簡単にできますし、先ほど言った屋外放送あるいはケーブルテレビ、回覧板なども一緒にできるのかなと、そんなふうに思っております。また、使い方によっては、社会福祉協議会等を利用して、協力してやれば、高齢者の生きがいづくり、いろいろ活用できるかなと、そんなふうに思っております。このタブレットを利用してのまちづくり、地域づくりに私も非常に興味を持っておりますので、今後検討させていただきたいなと、そんなふうに思っているところでございます。 |
以上でございます。 |
◆5番(薗田 繁君) [ 88 ] |
いろいろ考えていただいているなということが伝わってくる内容で、本当にありがとうございます。 |
実は私、タブレットのことは前々からいろいろと考えておりまして、調査しておりまして、実は、住民への情報の伝達とか情報の共有という意味では、東日本の大震災以降、情報を必要とする住民の声に応えるために、自治体と住民が双方向で情報をやりとりできるシステムの構築を進めている、タブレットを使ってシステムの構築を進めている自治体がふえております。具体的には、住民の声ネットワークとか電子回覧板、先ほど町長がおっしゃったとおりの電子回覧板など、情報タブレット端末を使用した事例がたくさんあります。 |
1つ事例を申し上げますと、福島県の飯舘村では、住民の声ネットワーク構築事業といいまして、情報タブレットに村からのお知らせであったりとか住民の相談アンケート、ふるさとカメラ、これはそれぞれ各地に避難している方がいらっしゃいますので、ふるさとの様子を見たいといった方が見られるようなふるさとカメラ、あと放射線量の情報であったり動画配信、そのほか天気予報であったりとか地域の情報を配信するような機能を持たせたタブレットを使用しています。また、テレビ電話としても使えて、住民間のコミュニケーションを円滑にし、避難中のコミュニティーの機能を維持するということに大変役立っているというふうに聞いております。 |
また一方、国の方針としては、総務省が災害に強いまちづくりの実現、地域が複合的に抱える問題の解決、経済の活性化、雇用の創出等に向け、ICT、これは情報通信技術というのですけれども、ICTを活用したまちづくりの実現を推進することを取り組み始めております。今年、つい先日なのですけれども、7月に発表された経済産業省のICTを活用した街づくりとグローバル展開に関する懇談会の報告書では、ICTを活用した新たなまちとしての目指すべきICTスマートタウンの実現に向けて、2015年ごろに先行モデルの実現及び2020年ごろに向けて国内外の展開を図るため、今年度から地域実証プロジェクトの実施や民、産、学、工、官が連携協働したICTスマートタウン推進会議の創設、展開方法を盛り込んだ報告書を取りまとめたということで、ホームページ上にアップされていました。つまり、国としても、情報タブレットなどのこういったICTを使いましてまちづくり、地域づくりを進めていきなさいと言っていることです。以上のことから、こういった国の方針に沿った最先端の情報通信技術を活用しまして、情報タブレット端末を地域情報ネットワークを構築するということで導入いただきまして、明和町が抱える情報伝達手段、住民との情報の共有化の課題について解決できるとともに、町の活性化にも十分つながるのではないかと考えております。 |
そこで、質問します。町と、こういった住民をつなぐ手段として、情報タブレット端末を活用した地域情報ネットワークの構築について、先ほど前向きなお話も聞きましたけれども、もう一度具体的に取り組めるかどうかということも含めてお答え願いたいと思います。 |
[町長(恩田 久君)登壇]
◎町長(恩田 久君) [ 89 ] |
先ほど私もこれのことについて大変興味を持っていると話したのですけれども、実は1年以上前からこのことはちょっと自分なりに勉強していまして、総務省のほうから、町の持ち出しがほとんど、余り出なくできるなと、そういうふうに取り組んで思っていたのですけれども、東日本大震災以後、今、先ほど飯舘村ですか、取り入れたと言っていましたけれども、そこから大きく今度は国のほうでもかなり転換してしまいました。 |
といいますのは、先ほど最初は全国どの市町村でも、ICTというのですか、取り入れてくださいと言っていたのですけれども、震災後、これは大変便利だということで、国のほうでも補助事業を限られてしまいました。というのは、宮城県だとか福島県だとかああいう被災地、あるいは津波を受けるところについてはかなり補助金が手厚く出されるようでございます。それ以外についてはちょっと、かなり今度はさっき言ったように自分たちの力でやっていかなくてはならないなと、そんなような、ここ1年、かなり変わってきました。しかし、町としても、どのくらいの事業費がかかるのか、全くまだ未知数でございますので、その辺は先ほど言ったとおり検討させてもらいますし、私も来月、その先進地へ行ってちょっといろいろ勉強してきたいなと、そんなふうに思っているところでございます。 |
以上でございます。 |
◆5番(薗田 繁君) [ 90 ] |
今後も技術開発等が進むと思いますので、さまざまな可能性があると思います。住民福祉の向上にもつながると思いますので、ぜひ真剣に検討していただければと思います。これは要望です。 |
以上です。 |
○議長(関根愼市君) |
以上で第8問の質問を終了いたします。 |
ここで暫時休憩をとります。 |
再開の時刻を2時25分といたします。 |
休 憩 (午後 2時09分)
再 開 (午後 2時25分)
○議長(関根愼市君) |
休憩前に引き続き会議を開きます。 |
一般質問を続けます。 |
第9問、介護保険料の抑制策と高齢者福祉について、10番、堀口正敏君の質問を求めます。 |
10番、堀口正敏君。 |
[10番(堀口正敏君)登壇]
◆10番(堀口正敏君) [ 91 ] |
10番、堀口でございます。介護保険料の抑制策と高齢者福祉について質問いたします。 |
日本は、人類が経験したことがない少子高齢化へと突き進んでおります。本町でも、老後の安心を支える介護基盤の整備をどう実現していくか、介護保険の持続確保に向けての取り組みが大きな課題となってきております。したがって、誰もが長寿を喜び、安心して老後を暮らせる社会の構築が求められていると思います。 |
特に介護は、高齢者の生活に欠かすことのできないサービスであります。昨年、介護サービスの基盤強化のための介護保険法の一部を改正する法律が公布されました。高齢者が住みなれた地域で安心して暮らし続けることができるように、本町でも今年の3月に平成24年度から平成26年度までの「高齢者生きいきめいわ21」という高齢者福祉計画が作成されました。介護が必要な高齢者とその家族が必要とする介護サービスを、みずから選択と決定によりサービスを受けられる仕組みとして定着してきた介護保険制度、その全般的な見直しがされました。 |
介護保険料は、3年に1度の見直しで、65歳以上の第1号保険料基準額が年額6万3,600円で、3年前の前回改定額よりも1万5,600円、32.5%の値上げになりました。本町は、県内35市町村のうち高いほうから7番目であり、県平均よりも4,886円年額高くなっております。介護保険料は、平成24年度から平成26年度までの介護給付見込み総額の21%、被保険者で負担しなければなりませんので、介護給付がこれからふえるために値上げをされたわけでございます。だからといって、手をこまねいてはいけないと思っております。介護保険料が上がれば、高齢者の年金生活者はますます苦しくなってきております。介護保険料を抑制しなくてはなりません。 |
そこで、第1点目は介護予防の取り組みについて伺います。高齢者福祉計画には、予防の取り組みとして、高齢者全般を対象とした1次予防と生活機能低下の早期発見、早期対応を行う2次予防、さらには要支援状態または要介護状態にある高齢者の要介護状況の改善や重症化の予防を行う3次予防がありますが、それぞれの取り組みをお聞かせください。 |
第2点目は、介護給付の伸びの要因についてであります。75歳以上の後期高齢者1人当たりの医療費は、少ない順で本町は県内市町村第1位ということであります。それとは反対に、介護給付はふえ続けております。医者にかからない元気な高齢者が多ければ、介護給付もそれと比例して少なくなると思っております。しかし、平成23年度介護給付費は平成20年度と比べて8%もふえております。また、平成26年度介護給付費見込み総額は平成23年度と比べると16.6%伸びると予測しております。それぞれの要因をお聞かせください。 |
第3点目は、高齢者福祉の拡充についてであります。高齢者の福祉は後退する一方です。かつては70歳以上の医療費無料化から現在は有料化になり、窓口負担は1割、現役並み所得者は3割ですが、来年4月から1割負担の方は2割になる予定です。さらに、先ほど述べたとおり、介護保険料の値上げや75歳以上の後期高齢者保険料も値上げをされました。後期高齢者保険料の見直しは2年ごとに行われ、群馬県内の市町村は今年度から平均で約9.4%値上げをされ、保険料賦課限度額も50万から55万円になりました。高齢者にとっては、社会保障費負担が値上げ、値上げで生活が苦しくなると不安の声を聞いております。 |
このような状況の中で、本町の高齢者福祉予算は、平成22年度から敬老の日の祝い品等で250万円減、今年度予算では、2年前の予算と比べると、老人福祉大会事業42万円強減、地区別敬老会32万円減、老人クラブ育成活動事業94万円減、高齢者生きがい事業36万円減、在宅高齢者福祉等推進事業303万円減となっております。これらの減額について合計しますと、757万円の減になっております。一方、子育て支援については、中学校までの医療の無料化、出産祝金の支給、平成22年度から小児肺炎球菌ワクチンの助成などで拡充をしております。子育て支援につきましては、すばらしい政策をしておると思っております。しかしながら、高齢者福祉は狙い撃ちで減らされており、後退するばかりです。高齢者福祉費減の現状認識と拡充を求めるものですが、町長の所見をお聞かせください。 |
第4点目は、高齢者の生きがい対策の推進についてであります。高齢者が生きがいを持って元気に生活し、積極的に社会に参加できる環境づくりが重要であると考えております。生きがいづくり活動は、精神的、肉体的な老化をおくらせ、寝たきりや認知症の予防効果があると言われております。したがって、高齢者の生きがい対策を推進することは介護経費や医療費の軽減につながるメリットが大きくあるものと思っております。今後ますます重要性を増す高齢者の生きがい対策について、どのように推進していくかお聞かせください。 |
○議長(関根愼市君) |
健康づくり課長、落合康秀君。 |
[健康づくり課長(落合康秀君)登壇]
◇健康づくり課長(落合康秀君) [ 92 ] |
ただいまの堀口議員さんのご質問に対しまして、担当課長のほうからお答え申し上げます。 |
介護予防事業の円滑な実施を図るため、介護保険法の改正により、介護予防における予防段階を1次予防、2次予防、3次予防と段階を分けるようになりました。簡単に申し上げますと、元気な高齢者は1次予防、要支援、要介護となるおそれがある高齢者は2次予防、そして要支援、要介護にある高齢者は3次予防と分けられております。 |
町では、介護保険を利用しなくても元気に過ごせるお年寄りが少しでも増加していくように、1次予防や2次予防に力を入れて事業を実施しております。まず、1次予防でございますが、元気な高齢者にさらに元気になっていただくため、「元気アップ教室」を平成18年度から行っております。現在では、16行政区全ての地区で行われるようになりました。各地区で自立した活動を行うためには指導者の養成が必要であるため、指導者養成講座を開き、受講者の皆さんには各地区の推進役となって活動されております。 |
そのほか、参加者をさらにふやすため、用具を使用しながら動きを音楽に合わせて行う「3B体操教室」、歌を歌いながら体を動かす「音楽療法教室」、ヨガを行うことにより健康な体をつくる「健康ヨガ教室」、頭のトレーニングで脳の前頭前野を活性化させる「脳の健康教室」も行っており、自主グループにより活動を継続している団体もあらわれてきました。 |
要介護状態になる主な原因として、脳血管疾患、認知症、転倒骨折等が挙げられます。それらを予防するためには、まず特定健診や後期高齢者健診、骨密度検診等の受診率アップと事後措置の徹底を図ることが重要であるため普及啓発を行っておりますが、今後もあらゆる機会をとらえて健診の重要性を訴えてまいります。 |
2次予防としましては、基本チェックリストの結果から対象者を抽出し、筋力向上のための「フレッシュ健幸塾」、低栄養対策のための「おたっしゃ食楽教室」、口腔機能向上のための「元気はつらつ健口教室」等の通所型介護予防事業を行い、介護予防サポーターの皆さんの協力をいただきながらさらなる事業の充実に取り組んでまいります。 |
また、介護の認定率についてでございますが、本町の要支援、要介護の認定率は23年度末現在14.1%、県平均では、暫定値でございますが、16.6%という状況でございます。 |
さらに、介護給付費増の要因についてでございますが、介護給付費は、高齢化の進展により要介護認定者数やサービスの利用者数、利用件数がふえ続けていることにより増加の一途をたどっております。明和町の介護保険料は、第5期高齢者福祉計画を策定し、この3年間の介護給付費を見込み、保険料の基準額を決定いたしました。第5期計画では、高齢者の福祉の充実を図る観点から、平成25年度に認知症対応型共同生活介護施設の整備を計画、そのほか、介護報酬の改定の影響、平成24年度の特別養護老人ホーム20床増設による入所者数の増加、また歳入面では、明和町の高齢化率が全国平均より低いことから、財政調整交付金の交付率が減額されることなどを勘案し、平成26年度明和町介護給付費の総額を見込みましたので、それらの収支計算から保険料の基準額が5,300円となりました。この額は、県内では35市町村中、高いほうから7番目でございますが、邑楽館林地区では平均的な金額となっております。 |
次に、高齢者福祉の充実についてでございますが、町では、財政運営の逼迫する中、ご質問にもございますとおり、各種高齢者福祉事業の中身の精査を行い、事業の縮減を図ってまいりました。しかしながら、その縮減は高齢者福祉の後退ではなく政策の進化であると考えております。高齢者の皆さんに元気で長生きしていただくことが一番であるという考えのもと、町民の皆さんに健康をプレゼントすることに取り組んでまいりました。町で取り組んでいる政策として、目には見えにくい事業ですが、お金をかけるのではなく、健康を維持するための事業に主眼を置いてまいりたいと考えております。また、敬老会等においては、地域力を生かした内容面での充実を図っていきたいと考えております。 |
次に、高齢者の生きがい対策の推進についてでございますが、町では、高齢者の生きがい対策の一環として、シルバー人材センター管理運営業務を社会福祉協議会へ委託しております。町からの委託業務といたしましては、ひとり暮らしの高齢者等がシルバー人材センターを活用して行う事業で、例えば庭木の手入れ、雑草・害虫駆除などに係る費用の一部を補助しております。昨今では特定作業に固定化される傾向にあるため、社会福祉協議会においてもシルバー人材センターの活動範囲の拡大を図るべく協議を行っているところでございます。今後、町と社会福祉協議会で連携を図り、さらなる高齢者の生きがい対策に取り組んでまいる所存です。 |
以上でございます。 |
◆10番(堀口正敏君) [ 93 ] |
再質問をいたします。 |
子育て環境につきましては、予算額は充実しておりますが、先ほど述べたように高齢者予算は減る一方です。介護予防だとか、あるいは高齢者にお金をかけないで推進していくと、健康をプレゼントするのだというようなことではありますが、現実的には介護給付がふえているわけであります。福祉の予算を減らすことで、高齢者福祉の拡充はあり得ないと思っております。 |
先ほどの決算で、町長は、予算を減らすばかりでは灰色になってしまうと、めり張りをつけてやるというようなこともおっしゃいました。多分、高齢者予算が減る一方でこの先灰色になってしまうのではないかなと、そのように思っております。 |
介護の認定率は、先ほど課長が答弁したとおり、23年度末現在14.1%で、県平均よりも2.5ポイント、これは暫定値でございますが、本町は低いということです。普通は、認定率が低い場合は、それに伴い介護給付費も少なくなると思っているわけでございます。しかし、実際は介護給付費が多くなっております。後期高齢者の1人当たりの診察も県内で本町は一番少ないということで、健康な高齢者が多いはずです。なぜ介護給付が多くなってしまうのか、その要因、原因ですか、わかればお聞かせいただきたいと思います。 |
次に、介護施設の利用者が多い市町村ほど介護給付費がふえる傾向があります。太田市では、施設介護よりも在宅福祉を充実し、在宅介護を推進しており、介護保険料の基準額も年額5万5,800円で、明和町よりも年額7,800円安く、効果を上げております。そこで、介護保険料の上昇を抑制するためには、在宅福祉を充実し、在宅介護を推進する必要があります。例えば現在、在宅寝たきり老人等介護慰労金でございますが、介護保険給付を受けている場合は8万円と、受けていない場合は10万円であります。太田市は、それぞれ2万円ずつアップして、多分、介護給付にならないように、在宅で給付が受けられるように抑制している、そのような効果もあるのではないかなと思っております。 |
次に、町長は老人クラブの総会の挨拶で、川俣駅前で多くの予算を使うため、老人クラブへの補助金を減らすが、四、五年我慢してもらいたいと言っております。川俣駅前開発後の維持管理費は、前の都市計画課長ですが、建設費並みの費用がかかると答弁をしております。四、五年後には老人クラブの予算についても従来どおりになるのか、これは町長言っておりましたので、町長に答えていただきたいと思います。 |
それから次に、元気アップ教室は全地区で行われ、すばらしい高齢者の健康づくりと生きがい対策でございます。元気アップ教室には、2年間に限り、元気な華の里づくりという支援事業、助成金ですが、ありました。この期間を経過したため、なくなってしまいました。自分の健康は自分で守っていただきたいと町長も言っております。このことでございますが、予算だとかで何人かの議員の方も質問しておりますが、やはり元気アップには気持ちよく参加できるように、そんなような環境をつくるため、お菓子ぐらい買えるような補助を出してもいいのではないでしょうか。 |
次に、ひとり暮らしの高齢者への生活支援のための、除草や庭木の手入れなどでする場合、シルバー人材センターを利用すると町が費用の一部を補助しているというようなことでありますが、町の仕事はシルバー人材に委託をしていないようであります。以前は、公園の除草や高齢者にできるものは、シルバー人材センターが処理できる範囲内で委託しなさいという方針がありました。高齢者の生きがい対策として公園の除草や清掃を委託する考えはないのか、町長のお考えを伺います。 |
[町長(恩田 久君)登壇]
◎町長(恩田 久君) [ 94 ] |
堀口議員さんからいろいろ多岐にわたりましてのご質問でございますけれども、できるだけ一生懸命答えさせていただきたいと思います。 |
まず、元気アップについて、2年間助成していたのだけれども、引き続き助成すべきではないかというご質問もございましたけれども、それからちょっと答弁させていただきたいと思います。最初、2年間は、恐らく地区によっては20万円あるいは30万円出しておりました。しかし、3年目からは町としては一切出しませんということで公言しておりました。最初は、各地区何カ所か、お茶菓子代ぐらいは出してほしいという要望もございましたけれども、ある地区からは、自分の健康は自分で守るのだから、そういう町からの補助は要らないで、自分たちでやっていくよという地区もあらわれまして、今は全地区そのようにさせてもらっていますし、また自分の健康は自分でやろうではないかという、そういう考えもかなり浸透してきております。 |
おかげさまで、この元気アップ加入者は年々ふえておりまして、今は恐らく700人ぐらい入っておりまして、これもだんだん毎年ふえています。そういうことで、お茶菓子がどうのこうのというのではなく、自分の健康は自分で守るのだと、元気アップ教室へ行けば自分が健康になるのだということで入ってくる人が多くなってきているのではないかなと、そんなふうに思っていますし、また各地区の指導者が、町のほうで指導者教室ですか、それを開きましたら、その地区は、地区ごとに今度いろいろ、指導者を育成しまして、その指導者がまた元気アップをやっていると、そういうことで、今かなりいいほうに回っております。 |
そして、そのことが効果がございまして、先ほど議員さんが言ったとおり、後期の医療費については群馬県一低くなっているのも事実でございます。ただし、しかし、その医療費を払っているのは結構多くなっております。原因はわかれば教えてくださいと言いましたけれども、私なりには、1人の利用者が結構、うんと給付というのか、うんと使っているからそういうのかなとは思っておりますし、また介護の基金があるところは結構安くなっておるところもあるのかなとは、そんなふうに思っております。また、太田市については、在宅介護が中心になっていますけれども、明和町については元気アップ中心にお年寄りを元気にさせたいと、そういう方針でいるところでございます。 |
そんなところで、町の高齢者、とりあえず元気になってもらいたいということで一生懸命各事業を展開していますし、またその指導者を、専門医をあっちこっちから今まで連れてきたのですけれども、うちのほうでは、せっかく保健師ですか、専門家がいるので、できるだけ保健師が現地へ出向いて、自分たちでやりなさいと指導しています。専門医を呼ぶのではなくて、自分たちが研修して、それを自分たちの地区へ行って頑張れよと、そういうことで、その報酬費というのですか、それもかなり減っていますので、そういうことがかなり減っているということで堀口さんは理解しているのではないかなと、そんなふうに思っております。 |
以上でございます。 |
○議長(関根愼市君) |
健康づくり課長、落合康秀君。 |
[健康づくり課長(落合康秀君)登壇]
◇健康づくり課長(落合康秀君) [ 95 ] |
先ほどの堀口議員さんのご質問で、認定率が町では県平均よりも2.5ポイント低いにもかかわらず、介護給付費がふえていることについてどうしてかというご質問がございました。これにつきまして、先ほど町長のほうから、1人当たりの金額が高くなっていると思うという答弁がございました。少し補足をさせていただきたいと思います。 |
介護保険サービスには大きく分けて3つございますが、居宅介護サービス、それと地域密着型サービス、それと施設介護サービスと3つがございますが、本町では、施設介護サービス、要は施設に入所してサービスを受けている方なのですけれども、その方の利用者が多く、1人当たりの介護給付費が高くなっております。施設サービスの利用者が多い背景には、核家族化、それと共働き世帯の進展により家庭内での介護が難しくなっているのではないかと、そのようなことが考えられます。 |
以上でございます。 |
◆10番(堀口正敏君) [ 96 ] |
まず、答えていなかったことについていいますと、いわゆる老人クラブについて、川俣駅前開発でお金がかかるので、いわゆる補助金を減らすよと、四、五年待ってもらいたいと町長が老人クラブの総会で挨拶したと。それができればもとに戻すのかということと、それから、いわゆるシルバー人材センターには、多分平成11年、12年ごろだったと思いますが、公園の除草だとかシルバー人材センターにできる仕事、そういうのを町がシルバー人材センターで処理能力が可能な限り委託をしなさいと、そういう方針があったわけですが、今町は多分何も委託していないのかなと。だから、高齢者の生きがい対策としてそういうものを委託する考えがあるのかというようなことも先ほど質問しましたが、まだその答弁がなかったので、お答えをお願いいたします。 |
[町長(恩田 久君)登壇]
◎町長(恩田 久君) [ 97 ] |
公園等の委託をしないかするかということと、あと生きがいづくりというのは、町から委託されてやれば、それが生きがいづくりではないと思うのね。あと、自分たちからこの地域をよくしようだとか、それによってまたその人の生きがいづくりもあるかと思います。そういうことで、改めて委託しないからするかというのではないと思うのですけれども、その辺もちょっとご理解いただきたいなと思っていますし、また駅前にかなり投資するから、四、五年後は戻すと、それについては検討させていただきたいと、そんなふうに思っています。 |
以上でございます。 |
○議長(関根愼市君) |
10番、堀口正敏君、3度目になります。 |
◆10番(堀口正敏君) [ 98 ] |
先ほどの介護の問題ですけれども、施設の介護が明和町は多いから、給付費が多くなるのだ、介護保険料が上がる要因の一つだと。けれども、高齢者の医療費は県下一少ないわけですよね。昔は老人医療と言っていましたけれども、明和町はいわゆる県下でも、やはりその当時から医療費ですか、が二、三番目ぐらいには少ないほうに入っていたと思います。では、なぜそういう原因があるかといったら、やはり大きな病院が明和町にはなかっただとか町民気質もあるのかなと、そういうふうに思っております。 |
やはり、介護保険料が上がってきたわけですよ、32.5%も上がってきたのですから、やはりそれを、先ほど一生懸命予防の取り組みをやっていくというようなことは伝わってきました。ただ、何でも施設に入れるのではなくて、自宅で介護できるものは自宅で介護できるように、そういう町の政策というのですか、そういうものも織り込んでもらいたいと。だから、例えば先ほど介護の慰労金ですか、そういうのも2万円ぐらいアップして、千代田町も2万円ぐらい明和町より高いのかなと思いますが、千代田町は残念ながら明和町よりちょっと介護保険料が高いですけれども、やはりそういう取り組みをするのだと、そういう意気込みを、減らすためにやると、そういうのも見せていただければいいのかなと思います。 |
最後に要望でございますが、9月は敬老の日でもありまして、敬老週間を迎えます。老人福祉法は、老人は、多年にわたり社会の進展に寄与してきた者として敬愛され、健全で安らかな生活を保障されているものとすると定められております。今日の日本を築いてこられた高齢者に生きがいを持てる老後の保障をすることは政治の責任であり、強く高齢者福祉の拡充を求めて質問を終わります。 |
○議長(関根愼市君) |
以上で第9問の質問を終了いたします。 |
第10問、道路改良促進協議会の運営について、6番、野本健治君の質問を求めます。 |
6番、野本健治君。 |
[6番(野本健治君)登壇]
◆6番(野本健治君) [ 99 ] |
6番、野本でございます。私からは、明和町道路改良促進協議会の運営についてということで、全般にわたりますけれども、大きなタイトルですけれども、ちょっと質問させていただきたいと思います。 |
我が明和町は、先ほど斎藤議員が道路整備については質問されておりましたけれども、多くの先人たちによって、他町村の中でも75%以上の道路整備が敢行されて、本当に住みよい明和町だということに対しては感謝申し上げたいと思いますし、ご苦労さまでしたと言いたいと思います。 |
そういった背景の中で、最近では、私も議員になって10年間弱になりますけれども、道路改良促進協議会の会議へ参加させていただいて、75%以上のいわゆる残りの部分についての意見が委員さんからかなり発言がされております。それが道路改良促進協議会の中で意見が反映されているのかということ、それをちょっと突き詰めていきますと、もう一つの質問で、道路整備の全般の予算の策定についてということに突き当たると思います。趣旨は、予算の策定、それと各委員さんの意見が反映されていない現状が見受けられますので、この辺についての質問をさせていただきたいと思います。 |
○議長(関根愼市君) |
経済建設課長、篠木眞一郎君。 |
[経済建設課長(篠木眞一郎君)登壇]
◇経済建設課長(篠木眞一郎君) [ 100 ] |
それでは、野本議員さんのご質問にお答えさせていただきたいと思います。 |
まず、道路整備全般の予算組みの考え方でございますが、今まで過去において予算に余裕のあった時代、この時代につきましては、年間の道路整備の延長を設定し、その延長に見合う予算を組み、道路整備を進めていた時代もありました。しかし、最近では、片開きによる用地買収に係る用地交渉、その用地交渉自体が長期化してきた、また公図と現地との相違、公図と現地が相違していることによって用地買収ができない、また相続等の登記上の問題等によりまして、1年間で工事まで実施できない路線がふえてきております。それに加えまして、先ほどから話題になっております、町の財政状況が大変厳しくなっておりますので、今年度、平成24年度からは、道路拡幅に必要な用地買収が完了した路線あるいは用地買収の完了が見込める路線、これについて道路整備費を予算化したところでございます。 |
次に、道路審議会等における各委員の意見反映についてでございますが、道路審議会、いわゆる道路改良促進協議会等における各委員の意見反映ということでお答えさせていただきたいと思います。道路改良促進協議会は、町道の改良整備に関する重要事項について、町長の諮問に応じ審議、そして答申、また建議を行う、道路改良の促進を図ることを目的とした、43年前に設立された協議会でございます。また、町道整備についての答申等の原案を作成することを主たる目的とする道路改良審査委員会というのも設置されており、必要に応じて開催されるところでございます。町では、このような協議会等の中で各委員さんから出された意見をもとに、答申、建議された内容を真摯に受けとめ、道路改良の促進を図っていきたいと考えております。 |
今年度につきましては、道路改良促進協議会におきまして、懸案事項でありました農道、また未施工路線の整備方針について検討し、決定していただきましたので、今後、道路改良審査委員会を開催いたしまして、事業の実施に向けて路線ごとの検討の場を設けたいと考えておりますので、ご理解いただきますようよろしくお願いしまして、ご質問の回答とさせていただきます。 |
以上です。 |
◆6番(野本健治君) [ 101 ] |
今課長からのご回答をいただきまして、よくわかります。そのとおりで、随分規約も変更になりましたし、4メーターの幅をとらなければ両側にならないとか、いわゆる現行に合わせての形でやってきているのはわかるのです。 |
一番の私が聞いている大もとというのは、43年前にできた組織が、当然、先ほど予算に余裕があったからできてきた、延長、延長でできてきたという背景があったというのもわかります。それが75%へつながったこともわかります。ただ、今現状は予算が厳しいということを言われて、いわゆる農道が整備できない、未施工路線、いわゆる上がっている、用地買収も済んでいます、いろんなものが出てきていてやれる状況になっているのに、今期の予算はもうないから入りませんと。ある程度できるのに、今回の予算の枠が例えば2,000万円としましょうか。そうすると、これは決まっているけれども、今年はこれしかできませんという優先順位がつけられるわけです。それが来年になります、再来年になりますということになっていくわけです、現状は。 |
これは、農道をやるのには県費の補助金だとか、いわゆる県費がかかわってきた農道整備と一緒くたになっていると思うのです。そこを、生活道路だったらば、予算編成の段階で、いわゆる生活に密着する規約の問題、道路の規定の問題は別に考えた委員会なり審査会はいいのですけれども、それが本来反映されて、今年やった意見が来年度の予算組みには組み込まれていくというのが本来のスタートだと思うのです。それがなくて、今年、24年度の審議会へ出ました、来年の25年度の道路整備の話を聞くと意見も何もないのです。要するに、来年にやれるのはここしかないという話ですから。 |
これをずっと繰り返してきたのが今で、それは予算がある程度、2,000万円なら2,000万円しか町は組みませんよ、経済建設課に対しては2,000万円ですよと、予算編成というのは僕はそこを言っているのです。もう新たに、厳しいから各課に、例えば各課には、今回5%削減ですよ、明和町財政は各課に5%削減で平成25年度の予算を組めと課長さんにみんな言われたと。各課では、いろんなやり方の事業を、要望もあるけれども、5%削減は、課長さんがその中で判断しての5%削減提案すると思うのです。全く、経済建設課が担当している道路促進協議会も同じ仕組みで来てしまっているのかなと。 |
というのは、会議へ出ても、いわゆる道路促進協議会へ出ても、いただく資料はもう決まっている資料で、ここまではやれますけれども、ここは来年ですよ、再来年ですよ、こういう用地買収は済んでいませんよという説明の資料だけをいただいてきているのが現状だったのです。そこをこれからは、会議をして、本当に予算の編成というのならば、いわゆる県費が含まれる農道整備、それと生活が重視になる生活道路、生活道路のほうがウエートが高いのです。なぜかというと、いわゆる用地買収が進まないとか両開きをやらないからだめだとか、いわゆる赤道になっているとか、いろんなものが必ず多くなってきているわけです。そこを町としては、要するに、農道ではなくて生活道路として予算組みを枠を別にして、ここをやると、例えばそういう予算組みの考え方、それと今回は違う予算は削ってても、ここの予算を例えば1,000万円はこれに充用するよと、例えば1,000万円がいいか悪いかわからないですよ。ただ、その前に、審査会の委員会のメンバーさんに、問題点が各区長さんから上がってきたりした要望事項がそこで話し合いがされて、例えば24年度に話し合いをされた、これを大体優先順位につけましょうよと、この予算反映ができるのですかという仕組みを考えていただけるのかというのが私の質問なのです。 |
今課長さんから答弁いただいたことは十分わかりますし、やってきていることはそのとおりなのです。それが、本当の委員さんが会議へ出たときに、少し進歩したのは審査会をやっていくということですから、これからは。少し、2段階もアップしました。ただ、それでも実際に満足のいくことというのはないのです。平成7年から上がっている案件もまだ仕事をされていない。ほかの住宅で、本当に前の下江黒の区長さんが涙ながらに、うちをやってくれよと、生活なのだと言っても、予算がないからできないと先延ばしされている会議があったわけです。これは執行権者、いわゆる諮問ですから、町長さんの判断でできるはずなのです。だけれども、できるといっても、きちっと前もっての予算組みができていますかと見ると、ほとんどないのです。それは、いわゆる農道整備みたいな県の補助金が絡むとか国だとか、いわゆる絡めてみんな農道整備をやってきていましたから。そうではなくて、単独の生活道路という考え方がまずあるのか。それと、予算組みをするためには、前もっての打ち合わせをした意見の反映としてやったものが25年度にはそれがつながるのか、そういう考え方があるのかだけをまずお聞きしたいということです。 |
[町長(恩田 久君)登壇]
◎町長(恩田 久君) [ 102 ] |
野本議員さんが、道路改良の審査会を開いても、それが次年度の予算につながればいい、つながってほしいという要望だと思うのですけれども、私もそのことについて非常に心配しておりまして、私も、これは諮問機関で、もし審査会からそういう答申が出されれば重く受けとめていきたいと思っています。それについては、次年度の予算に反映していくなりやっていきたいなと、そんなふうに思っております。 |
以上です。 |
◆6番(野本健治君) [ 103 ] |
いや、本当に、こんな簡単に答えをいただけてしまっていいのかなという。問題は、言葉では重く受けとめますということで、そういう、皆さんが、審査会が、今度新たな道路審議会から審査会に受けて、いろんな意見交換が出て、では、ここの道路を優先順位で、皆さんの税金だから、これをやろうと、1、2番にして、2番、3番までここの拡幅をやろうとか整備をやろうといったときに、仮にそこの部分が農道ではなくて生活道路としての判定で、例えば1,000万円かかるよといったら、その意見がいわゆる町長に上げたときに組んでいただけるという答えですから、これはすごく、多分、今日聞いている方は、これは議事録としてきっちりとっていただいて、検討ではないですから、もうやるということで考え方、私は受けとめますけれども。 |
ただ、その中で1つ、形としては、もう一つ、要望として、道路の中の整備に関して、全般で農道整備といわゆる生活道路と分ける考え方を基本的に持っていただけるかということなのです。これを分けていただいた上のいわゆる諮問委員会なりいわゆる審議会、審査委員会が出してきた、皆さんの、区長さんやいろんな人の意見が、これは公平に民意として、10上がったものを例えば1、2、3は優先順位だよと、皆さん納得して、入ヶ谷の区長さん、例えば斗合田の区長さん、多くの区長さん、皆さんの意見として、これを1番にやるけれども、いいですか、大変だからというようなことで決まったことに関して、そういう枠を持って本当に取り組んでいただけるということでご理解でよろしいでしょうか。 |
[町長(恩田 久君)登壇]
◎町長(恩田 久君) [ 104 ] |
農道整備につきましては、基本的には県なり国なりの補助を利用してやっていきたいというのが基本方針であります。先ほどの生活道路については、私も、審査会がほとんど機能していなかったので、四、五年前からちょっと危惧しておりましたので、この際、その辺をかなりうまく活用して進めていきたいなと、そんなふうに思っています。 |
以上です。 |
○議長(関根愼市君) |
以上で第10問の質問を終了いたします。 |
続きまして、第11問、公園等へのバーベキュー施設の設置について、1番、栗原孝夫君の質問を求めます。 |
1番、栗原孝夫君。 |
[1番(栗原孝夫君)登壇]
◆1番(栗原孝夫君) [ 105 ] |
1番、栗原孝夫です。公園などへのバーベキュー設備の設置について質問いたします。 |
このことについては、恐らく町民の方から何度か要望されていたことと思います。明和町にはなぜかバーベキューのできる施設がなく、町民の方は以前から近隣の施設を借りて利用しています。 |
最近、地区子ども会の方から、地元で簡単にキャンプやバーベキューが安全にできる場所がないのかという要望がありました。場所によっては、小学校の校庭を開放してキャンプをやっているところもあるそうですが、町民の皆さんも利用できるように、公園などの身近なところにつくってみてはいかがでしょうか。家族やグループで、またお年寄りがゲートボールの後に手づくりの食事会をすることもできます。気楽に家族やグループが安全にバーベキューを楽しめる場所、また簡単に火を使ってキャンプのできる場所など、管理の行き届いた施設が必要と思います。町ではどのように考えているのか、見解をお聞きします。 |
[副町長(矢島修一君)登壇]
◎副町長(矢島修一君) [ 106 ] |
栗原議員さんのご質問に私のほうからお答えを申し上げます。 |
現在町が管理している都市公園につきましては、6カ所ございます。工業団地の造成に伴って県の企業局が整備を行い、町が譲与を受けて管理をしている公園が2カ所、それと町が事業主体となりまして整備を行った公園が4カ所ございます。ご質問のバーベキュー施設の設置についてでございますが、公園内での火気の使用を禁止しておりまして、バーベキュー施設の設置は行われていないのが現状でございます。 |
近隣におきましては、千代田町の都市公園におけるバーベキュー施設の設置状況がございます。これは、なかさと公園という公園でございます。この中にはバーベキュー施設が設置されております。また、板倉町におきましても、天神池公園という公園の中の一角でバーベキュー等の利用が可能となっております。その他、館林及び邑楽町の都市公園におきましては、バーベキュー施設の設置は行われておりません。火気の使用も禁止されております。 |
明和町の都市公園において、バーベキュー施設、キャンプなどの園内で可能となれば、公園の利用する方が増加をいたして、身近なレジャー施設としての場となるメリットも多いかと思います。しかし、火気使用に伴う安全管理、煙の問題、飲酒者による器物の損壊、さらに騒音やごみの投棄等による近隣への環境の悪化が大きな問題となります。町といたしましては、バーベキュー施設の設置効果を理解してございますが、トラブル防止に対応するためには十分な管理体制を必要とすることから、バーベキュー施設及びキャンプ施設の設置については既存の公園では計画をしてございません。 |
しかし、先ほどのご答弁の中でもご説明をいたしましたけれども、バーベキュー施設やキャンプ施設などが利用可能となれば、身近なレジャー施設としての場となることが大となることも考えられます。今後、公園としての位置づけがよいのか、それともほかの考え方があるのかを十分検討させていただきまして、これからいろんな検討をさせていただきたいというふうに思っておりますので、ご理解のほどお願いをいたします。よろしくお願いいたします。 |
◆1番(栗原孝夫君) [ 107 ] |
ありがとうございました。 |
そのようなお答えであろうとは、ちょっと予想はしていましたけれども。きれいに公園をしておくというのでしたら、使わせなければ一番いいわけなのです。使えば使うほど、公園は汚れます。本当にいいというのは、どんどん使わせて、どんどん掃除して、そういうのが本当は一番いい公園だと、私はそのように思っています。 |
私はなぜ公園という言葉を持ち出したかといいますと、以前新潟で地震があったときに、私の知り合いが巻き込まれまして、家はつぶれなかったのですけれども、中が家具とガラスが散乱して、おまけに余震が来て家に入れないときがあったそうです。そのとき、公園に行って家族とも会えた、公園が中心だったそうなのです。避難場所の一つですので、いざというときに人が集まります。日ごろから、ある程度の人数でも自炊できる場所があったほうが私はいいと思っています。ちょっと余談ですけれども、防災を考えれば、ソーラー発電式の街灯もあったほうが私はいいと思っています。家族やグループで安全に、しかも気軽にバーベキューのできる場所の希望、これは町民の皆様の要望であるということをご理解いただきたいと思います。 |
以上で終わります。 |
[副町長(矢島修一君)登壇]
◎副町長(矢島修一君) [ 108 ] |
公園の中では現状では火気だとかそういったものが禁止されております。ただ、今栗原議員のお話の中で災害等というようなことがありましたので、もし災害等で避難場所というようなことが設置されるというような状況になれば、この辺はまた課題で、解釈をさせていただかなければならないのかなというふうに思っています。 |
以上でございます。 |
○議長(関根愼市君) |
以上で第11問の質問を終了いたします。 |
第12問、東小学校の学校行事時の安全対策について、3番、奥澤貞雄君の質問を求めます。 |
3番、奥澤貞雄君。 |
[3番(奥澤貞雄君)登壇]
◆3番(奥澤貞雄君) [ 109 ] |
3番、奥澤です。東小学校の学校行事における安全対策についてお伺いいたします。 |
東小学校では、運動会等の学校行事の際、駐車場が十分でないため、たくさんの保護者が路上駐車を強いられております。周辺道路は生活道路でもあり、路上駐車により周辺住民の交通の妨げになるばかりでなく、往来する児童や保護者、また一般車両にとっても大変危険な状態が長年続いております。 |
そこで、町では現状をどのように認識し、また安全確保のための対策を考えているのかお伺いいたします。 |
[学校教育課長(始澤 稔君)登壇]
◇学校教育課長(始澤 稔君) [ 110 ] |
ただいまの奥澤議員さんのご質問の東小学校の学校行事時の安全対策について、学校教育課からお答え申し上げます。 |
ご質問にありますとおり、東小学校については、学校内の駐車場も狭く、また近隣にも適当な場所がないことから、運動会等の大きな行事の際に周辺道路への路上駐車が行われ、車の出入りなどで地域住民の方にご迷惑をおかけしている状況にあります。また、雨天時における入学式等の行事開催における駐車場の確保も東小学校の課題となっております。 |
学校やPTAにおいては、行事の案内状等で、駐車場がないため、自転車や徒歩での来校を呼びかけ、路上駐車は遠慮してもらいたい旨を毎回行事のたびに来校者へご案内等で強くお願いしております。それでもなかなか効果が上がりません。駐車場不足を少しでも解消するために、近所の飲食店の駐車場やもったいない東館の駐車場を借用するなどの手配を行っておりますが、数が足らず、校庭東側道路や桜並木等への路上駐車が後を絶たないのが現状であります。したがって、周辺住民の皆様へ多大なご迷惑をおかけしているとともに、交通安全上、大変危険な状態であることを認識しております。 |
改善策としましては、運動会等の会場を変更して、こども園と同様にふるさとの広場で開催することは、関係皆様の賛同を得られれば可能だと思います。ただ、現状では、学校敷地内及び近隣で新たに駐車場を設けることは大変難しいと考えております。それで、明日、東小で運動会がございますが、教育委員会、学校で現状をしっかり確認して、学校及びPTA、地域、関係機関と連携協力して、今後、安全確保に向けた改善策を検討していきたいと考えております。有効な対応策がとれますまでの間は、保護者の皆様、周辺住民の皆様にこれまで以上のご理解、ご協力をお願いしたいと考えております。 |
以上で回答を終わります。よろしくお願いいたします。 |
◆3番(奥澤貞雄君) [ 111 ] |
東小におきましては、駐車場問題は長年の課題でございます。抜本的な解決は、駐車場を広げるということが一番早いのですが、現状の財政状況を見ますとそれも許されないことと思います。そこで、中長期的な課題としてこの問題を取り上げていっていただきたいと思います。 |
また、明日は、先ほど課長さんが言われましたように運動会でございますので、ぜひ教育長さんにも現状を見ていただきまして、今後の対策の参考にしていただきたいと思います。 |
以上で私の質問を終わります。よろしくお願いいたします。 |
○議長(関根愼市君) |
以上で第12問の質問を終了いたします。 |
これで一般質問を終わります。 |
▼町長挨拶
○議長(関根愼市君) |
ここで、町長より挨拶をしたい旨の申し出がありましたので、これを許します。 |
町長、恩田久君。 |
[町長(恩田 久君)登壇]
◎町長(恩田 久君) [ 112 ] |
閉会に当たりまして、一言御礼のご挨拶を申し上げたいと思います。 |
去る9月6日に招集されました平成24年第3回明和町議会定例会も、本日をもって9日間の会期が終了いたしました。議員各位におかれましては、殊のほか残暑が厳しい中、ご多用中にもかかわらず終始熱心なご審議を賜り、衷心より厚く御礼を申し上げます。 |
さて、今回の議会にご提案申し上げました案件は、報告2件、人事2件、条例4件、町道の廃止、認定2件、補正予算5件、このほか一般会計を始めとする決算の認定6件の合計21件でございました。特に本定例会は、平成23年度の各種会計決算の認定が主な議案でございましたが、新たに全体審議で詳細な資料のご検討もいただき、まことにありがとうございました。おかげさまで、全ての議案に対しまして原案どおりご決定、ご承認賜り、深く感謝申し上げる次第でございます。また、先ほどの決算の承認につきましては、川島議員さんより過分な賛成討論をいただき、まことにありがとうございました。 |
審議の過程においていただきましたご意見、また一般質問を通じてのご指摘、ご助言、要望等についても、執行部一同、真摯に受けとめ、町政方針とあわせ、今後の町政に反映できるよう努力してまいる所存でございますので、特段のご支援、ご協力をお願い申し上げます。 |
東日本大震災から1年半が経過をいたしました。しかしながら、復興の足取りは鈍く、被災地の将来像を描く作業も停滞ぎみでございます。加えて、中枢となるべき政府も与野党対立で混迷を深めており、各方面に対し司令塔としての役割が見えない状況を感じております。 |
ロンドン・オリンピック、また引き続き開催されましたパラリンピックが先日閉幕をいたしました。本町出身の内田選手を始め、選手全員が強い連帯感のもとに、大きな目標に全身全霊で立ち向かった姿に日本全体が大きく感銘を受けましたが、国においてもぜひとも強いリーダーシップを発揮していただくよう期待するものでございます。 |
平成24年度も間もなく後半を迎えます。明和町に進出が決定いたしました凸版印刷も、平成26年度末完成を目指していよいよ工事着工となります。また、川俣駅周辺整備事業を始め1市2町によるごみ処理施設整備事業、都市計画道路整備事業と大きな事業を推進中でございますが、関連する交流人口増加の各施設等も鋭意推進してまいりたいと考えておりますので、さらなるご指導、ご鞭撻をお願い申し上げます。 |
いよいよ季節も秋本番となり、議員の皆様方にはますますご多用の時期をお迎えのことと存じますが、どうか健康には十分ご留意をされまして、今後のご活躍を祈念申し上げ、言葉足りませんが、閉会のご挨拶とさせていただきます。長期間にわたり、大変お世話になりました。ありがとうございました。 |
▼議長挨拶
○議長(関根愼市君) |
閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。 |
今定例会は、去る9月6日から本日までの9日間にわたり、平成23年度の各会計の決算認定を中心に終始熱心なご審議によりまして、本日ここに閉会の運びとなりましたことは、まことに喜びにたえません。 |
なお、新たな取り組みとなりました決算認定全体審議にも、町長を始め町当局関係各位におかれましても、議会の立場をご理解いただき、常に真摯な態度で審議にご協力をいただき、深く感謝を申し上げます。 |
さて、23年度を振り返りますと、行政環境も厳しい中、優良企業の進出決定と町始まって以来の職員の不祥事と、明暗を分けた出来事がありましたが、そのような中にあって、町当局の努力に対し敬意と感謝の意を表します。 |
さて、暑さ寒さも彼岸までと言われますように、これから涼しさも増し、日一日と秋が深まってまいりますが、夏の疲れも出るころでありますので、健康には十分に留意されまして、議員並びに町当局の皆様にはますますのご活躍を祈念申し上げ、閉会の挨拶といたします。 |
▼閉会の宣告
○議長(関根愼市君) |
以上をもちまして、今定例会に付議されました案件の審議はすべて終了いたしました。 |
よって、平成24年第3回明和町議会定例会を閉会といたします。 |
大変ご苦労さまでございました。 |
▼閉 会 (午後 3時32分)