令和2年第2回明和町議会臨時会
議事日程(第1号)
令和2年7月20日(月)午前10時開会
日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 会期の決定
日程第 3 発議第 1号 職員に対するカレー販売に関する調査特別委員会設置に関する決議案に
ついて
日程第 4 議案第34号 専決処分の承認を求めることについて(令和2年度明和町一般会計補正
予算(第4号))
本日の会議に付した事件
議事日程のとおり
〇出席議員(12名)
1番 藤 野 一 也 君 2番 早 川 元 久 君
3番 堀 口 正 敏 君 4番 川 島 吉 男 君
5番 坂 上 祐 次 君 6番 岡 安 敏 雄 君
7番 奥 澤 貞 雄 君 8番 斎 藤 一 夫 君
9番 栗 原 孝 夫 君 10番 三 浦 次 弘 君
11番 関 根 愼 市 君 12番 田 口 晴 美 君
〇欠席議員(なし)
〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名
町 長 冨 塚 基 輔 君
副 町 長 瀬 下 嘉 彦 君
教 育 長 金 子 博 君
総 務 課 長 北 島 充 君
企 画 財政課長 清 水 靖 之 君
健康づくり課長 柿 沼 康 修 君
介 護 福祉課長 関 口 峰 之 君
産 業 振興課長 須 藤 武 君
学 校 教育課長 宮 田 高 志 君
生 涯 学習課長 立 川 明 浩 君
〇職務のため出席した者の職氏名
議 会 事務局長 吉 田 博 之
書 記 堀 口 香 里
開 会 (午前10時00分)
〇開会の宣告
〇議長(田口晴美君) 皆さん、おはようございます。開会に当たりまして、一言ご挨拶申し上げます。
本日は、令和2年第2回明和町議会臨時会が招集されましたところ、議員各位におかれましては、公私ともにご多忙のところご参集を賜り、厚くお礼申し上げます。
ただいままでの出席議員は12名全員でございます。よって、定足数に達しておりますので、明和町告示第64号をもって招集されました令和2年第2回明和町議会臨時会は成立いたしました。
〇開議の宣告
〇議長(田口晴美君) これより令和2年第2回明和町議会臨時会を開会いたします。
直ちに本日の会議を開きます。
〇諸般の報告
〇議長(田口晴美君) 日程に入る前に、諸般の報告を事務局長より報告させます。
[議会事務局長(吉田博之君)登壇]
〇議会事務局長(吉田博之君) ご報告申し上げます。
今臨時会における提出議案の報告でございますが、お手元に配付してありますとおり、岡安敏雄議員ほか3名から発議1件の提出、町長から議案1件の送付がありました。
次に、地方自治法第121条の規定に基づく町長及び教育長から通知のありました議事説明員は、一覧表にしてお手元に配付してあるとおりでございます。
以上で諸般の報告を終わります。
〇会議録署名議員の指名
〇議長(田口晴美君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第124条の規定に基づきまして、
2番 早 川 元 久 君
3番 堀 口 正 敏 君
を指名いたします。
〇会期の決定
〇議長(田口晴美君) 日程第2、会期の決定についてを議題といたします。
今臨時会の会期については、本日議会運営委員会を開催しておりますので、議会運営委員長より報告願います。
11番、関根愼市君。
[11番(関根愼市君)登壇]
〇議会運営委員長(関根愼市君) 11番、関根でございます。今臨時議会の会期及び日程についてご報告を申し上げます。
本件につきましては、本日午前9時より議会運営委員会を開催いたしまして協議した結果、会期は本日1日となります。
なお、新型コロナウイルス対策として、傍聴者の皆様、執行部の皆様、そして議員各位には議場入場に当たり、手指のアルコール消毒とマスク着用をお願いいたしました。発言の際もマスク着用のままお願いをいたします。
次に、日程でありますけれども、発議第1号につきましては、提出者からの説明後、質疑、討論、採決といたします。
続いて、議案第34号につきましては、提案者からの説明後、質疑、討論、採決といたします。
以上で報告を終わります。
〇議長(田口晴美君) お諮りいたします。
今臨時会の会期について、ただいまの議会運営委員長報告のとおり本日1日とすることにご異議ございませんか。
[「異議なし」と言う人あり]
〇議長(田口晴美君) 異議なしと認めます。
よって、今臨時会の会期は、議会運営委員長報告のとおり本日1日と決定いたしました。
〇発議第1号の上程、説明、質疑、討論、採決
〇議長(田口晴美君) これより日程に従いまして議案審議に入るわけでありますが、発言について、質疑の回数は同一議員につき、同一議題については3回以内といたします。
これより審議に入ります。
ここで、町当局に申し上げます。次の日程は、議会の決議案件でありますので、町長以下、執行部の方はひとまず退席をお願いいたします。
[執行部退席]
〇議長(田口晴美君) 日程第3、発議第1号を議題といたします。
提出者に提出理由の説明を求めます。
8番、斎藤一夫君。
[8番(斎藤一夫君)登壇]
〇8番(斎藤一夫君) 8番、斎藤でございます。ただいま議題となっております職員に対するカレー販売に関する調査特別委員会の設置について、提案理由をご説明させていただきます。
まず、名称といたしましては、職員に対するカレー販売に関する調査特別委員会という形で設置を求めるものであります。設置の根拠といたしましては、地方自治法第109条及び委員会条例第5条により、目的といたしましては職員に対するカレー販売の経緯、そして新聞報道等に対する調査となります。委員の定数といたしましては10名ということで、正副議長を除く10名を予定しております。
この明和町のカレー、ご当地カレーということで新聞に6月25日だったでしょうか、大きく掲載されました。その内容といたしましては、「職員に購入ノルマ」という形で標題がつけられ、ご当地カレーである明和珈哩をめぐり、町職員に役職ごとの購入ノルマが示され、140人が3,300食分を購入したというものであります。町としては、強制ではないというふうに新聞報道ではなっておりますが、新聞記事によりますと、ノルマを下回ればボーナスから天引きだと上司に言われ、逆らえなかったというコメントも載っておりました。これは、いわゆる強要罪に当たるものであり、本人の意思に基づくことなく強制的に買わされたと、この文面からは読み取れる次第でございます。
また、このカレーの販売に関しましては、町と民間企業が出資するまちづくり会社「邑楽館林まちづくり」が造ったものであり、こちらの担当した職員に関しましても、明和町の職員として研修派遣という形で会社のほうに赴いている人間であるという説明を、6月議会の中で説明されておりましたが、新聞報道等によりますと、出向による職員であるというふうに書かれております。研修派遣なのか、出向なのか、そこら辺もまた分からないままの状態であり、その権限が果たして正しいものに基づくものなのか、いかなるものなのかもはっきりしない状態であります。町民の多くからこの新聞報道、新聞といたしましては朝日新聞、それから読売新聞、またテレビ報道といたしましてはNHK、そしてフジテレビで報道されたと認識しておるところでございますが、このようなことで有名になることは決して望むところのものではなく、明和珈哩が有名になること自体は決して悪いことではないかもしれませんが、それが強要という形で職員の自主性に委ねられず、強制的に買わされたと。
また、新聞報道によりますと、課長の場合ですと3万円分という高額な金額を買わされていると。3万円といいますと、それぞれの家庭の状況にもよると思いますが、通常であれば40代、50代の平均お小遣いの額が3万5,800円程度となっていることを考えると、その大半をこれを買うことに費やされると。これを本人の意思で買ったのであれば、何ら問題はないわけでありますが、新聞報道が真実であるとするならば、本人が購入を求めたものではなく、ノルマが示され、それに従う形で購入をさせられたと。また、新聞報道によりますと、ノルマに達しなかったら突き返され、購入数と金額を2倍から8倍に書き換えて注文書を作成したところ、受け取ってもらえたと。これは明らかに強要であり、本人の意思に基づくものではないと思われます。
しかしながら、町長のコメントとしましては、強制したつもりはないということで、「季節物以外に特産品のない町に名産品を造りたい一心で取り組んできた」と。これはすばらしいことだと思いますが、その後「職員が一丸となって盛り上げていこうと思っていた。強制したつもりは全くないが、それを圧力と受け取られたとしたら申し訳なかった」と、町長は謝意を表明しております。これは新聞報道を読み解く限りでは、町から出向か研修なのか分かりませんが、行った職員がノルマを各課長宛てにメールを送り、そこからほかの職員にも販売がされたという経緯であると思われますが、この町長のコメントを聞く限りですと、町長の示唆というのもうかがえる次第でございます。
そこら辺の真実が分からない中でありながら、今度は上毛新聞になりますが、カレー販売に関しまして自治労県本部より抗議の文面が29日に届けられたと。抗議声明が出されております。こちらは仮に購入ノルマを守れないことがボーナスの査定に影響するとすれば、恣意的な労働条件の切り下げにつながり、職員は町執行部の言いなりに行動を取らざるを得なくなるというふうに指摘されております。まさしくそのとおりであり、この件に関して果たして強要が行われたのか、それとも行われなかったのか。この点を本来であれば議会ではなく、司法の立場で判断すべき内容ではありますが、前段といたしましては、町民から負託された議会がその真実を追及することは、当然に必要な行為だと思われます。それをせずして、町民から負託された議会としての価値はなくなってしまうものだと私は考えるところであります。また、一緒に提出者となっておりますほかの3名につきましても、その意見に同意を得られたので、このような要求になっております。
また、その後の上毛新聞の報道によりますと、町長、強制否定ということで、まちづくり会社が造ったカレーに関しまして強制は一切していないが、不本意な購入だった職員には返金に応じると答えております。販売したのがまちづくり会社であれば、返還すべきはまちづくり会社であり、町長は確かにまちづくり会社の設立時の役員ではありましたが、現在4名の役員さんがいらっしゃいますが、その中に町長の名前は当然のことながら入っておりません。町長から議会に示された役員の方がいらっしゃいまして、その役員の方も辞められて、新たに4名の役員さんが今名前を連ねている状態でございます。本来返還すべき人間が返還するというのであれば、何の問題もありませんが、町長が第三者弁済という形で返すことも当然法律的には可能であります。しかしながら、承諾を得た第三者弁済なのかあるいは承諾を得ない第三者弁済なのかによって、その弁済の内容が変わってきますし、また返還するという意思があるということは、町長が示唆した可能性もあるというふうに受け止められても仕方ないものだと私は考えます。
そこら辺の真実を、本当に強制がなかったのか、またこの一連の新聞報道の内容につきまして、町長は完全否定をしております。新聞報道が何の根拠もなく書かれたあるいはテレビ報道が何の根拠もなく流されたということになれば、町長としては根拠のない話であれば、それこそ名誉毀損で訴えるべきであり、それを今のところなされていない状況であります。名誉毀損で訴えるだけの期間は十分、今回の臨時議会の要求が6月30日でございました。ちょうど20日間たった今日、本日が開催日となっておりますが、この間に名誉毀損で訴える準備というのは、刑事、民事ともに可能であり、それをしていないということは、強制があったと思われても仕方ないかもしれません。これはどのように受け止めるか。
議員各位の良識ある判断によると思いますが、今の段階で新聞報道と本人のコメント、これも新聞報道によるところだけで、私も正直どちらが正しいとは言えません。新聞報道が全て、最初に出た報道が正しいと思いませんし、もしかしたら一部違っているところがある。ただ、完全否定されるということは、火のないところに煙は立たないとよく言いますが、何もなければ、そんなことはないですし、カレーが販売されたという事実はございます。そして、購入したという事実もございます。それに対する弁済をするというコメントも載っております。やはり分からないことがかなり多い状況の中で、まして自治労からの抗議も受けているわけでございます。これは自治労のほうも、職員を守るために抗議するのは当たり前の話であります。この抗議に対してもしっかりと受け止め、議会が真摯に受け止めるためには、調査特別委員会を設立し、その内容を精査した上で、果たして何が正しいのか、真実はどうだったのかということを分かった上で、その後の司法の判断に委ねるべきだと私は考えます。
そのために、やはり調査特別委員会を設立することは絶対的に必要なことであり、議員各位の良識ある判断の下、全会一致での賛成をお願いいたしまして提案理由の説明とさせていただきます。
〇議長(田口晴美君) これより本案に対しまして質疑を行います。
11番、関根愼市君。
[11番(関根愼市君)登壇]
〇11番(関根愼市君) 11番、関根でございます。質疑を行いたいと思います。
まず、新聞報道になったということで大変びっくりした一人でありますけれども、議会としてもきちっとした説明を求めるというのはごくごく当たり前かなというふうに思っております。しかしながら、特別委員会以外の例えば任意の協議会として、議会としては全員協議会という形も持っております。この中で解明していくという選択肢はなかったのかどうなのか伺います。
以上です。
〇議長(田口晴美君) 8番、斎藤一夫君。
[8番(斎藤一夫君)登壇]
〇8番(斎藤一夫君) ただいまの関根議員の質疑にお答えしたいと思います。
関根議員から質疑があった内容といたしましては、特別委員会ではなく、その前段とも言える全員協議会での説明でよかったのではないかということですが、この点についてご説明させていただきます。今回の新聞報道は6月25日と記憶しておりますが、その前日の段階で、24日の夕方、インターネット上には同じ朝日新聞の記事内容が載ったというふうに聞いております。その25日もしくは翌26日に議長より全員協議会の招集なり行いたい旨の話があったのであれば、全員協議会というのもあり得ますが、6月27、28日と土、日を挟みまして29日まで待っても何の音沙汰もなく、30日、実は明日定例の全員協議会がありますが、明日ではなく、あえて20日間というぎりぎりの線で目いっぱい20日間まで引っ張られたとして、今日になるように30日に請求した次第でございます。そのことに伴い、正副議長を除く10名というのは、当然の委員のメンバーというふうに考えます。
その際に、臨時会要求の後に議長より、全員協議会でいいのではないかという申出があったというふうに局長より連絡をいただきましたが、全員協議会を開く気があるのであれば、要求が起きる前であり、臨時会要求後の全員協議会という発言は非常に遺憾なものであり、議会をいかに軽視しているかということの表れだというふうに考えるところであります。
以上です。
〇議長(田口晴美君) ほかにございますか。
9番、栗原孝夫君。
[9番(栗原孝夫君)登壇]
〇9番(栗原孝夫君) 9番、栗原孝夫です。町からも今までに梨ジュースのときもそうなのですが、希望する方はご協力お願いしますというのは受けております。今回も同じように、強制ではないということで希望を取ったものと思います。ただ、職員の中でノルマと勘違いした方がいるということに理解しますけれども、その職員をあぶり出すということになりますが、そういうことでよろしいのでしょうか。
〇議長(田口晴美君) 8番、斎藤一夫君。
[8番(斎藤一夫君)登壇]
〇8番(斎藤一夫君) ただいまの栗原議員の質問についてお答えいたします。
質問の内容としては、大きく分けて2点あったのかなというふうに思われます。まず、1点目といたしまして、これまでにも梨ジュースの場合、希望を取っての販売と。これはまちづくり会社がない時代でしたので、町は全然関係ない商工会を中心とする希望という形で、私も希望して何箱ほどだったかちょっと忘れてしまいましたが、購入させていただきました。これは個人的な話ですけれども、職務上使用する予定がありましたので、お客さんのところに配るという関係で3箱ぐらい買ったような記憶がございます。
今回の場合は、まちづくり会社に出向なのかどうなのか分かりませんが、行っている職員から強制されたと。ノルマが示されたというふうに新聞にはされております。それが私は先ほどから申し上げるように、新聞報道が全て頭ごなしに正しいとは言いません。それを調査する必要があるわけです。本当に正しいのかどうか。少なくとも町長コメントでは、新聞が、あるいはテレビ報道はその後なかったようですが、書いてある内容が間違っているのだというコメントがされているわけですから、その調査をする必要があります。
また、2点目といたしまして職員のあぶり出しという話になりますが、これは強制されたとすれば、親告罪ではないとはいえ、強要罪が成立するためには被害届を出さなければ、被害の実態が分かりません。被害届を出されるか出されないかは、その方個人の話であり、この調査委員会が調査したいのは、誰が被害者なのか。これは考えようによっては、140名全員が被害者という受け止め方もできるわけであり、誰が購入したのかというのは実際関係ないですし、誰が購入の意思がないのに買わされたのかということも一切関係ありません。要はノルマが示され、本人の意思に基づかずに購入させられたということになれば、明らかに強要罪の成立がうかがえるものであり、終審的な判断としましては司法の判断によりますが、前審の部分としては、議会でやるべき当然の内容であり、議会が何もしないまま司法の判断に任せるということは、議会の機能が機能していないということになりかねませんので、特別委員会の設置を求めるものであります。
以上です。
〇議長(田口晴美君) 9番、栗原孝夫君。
[9番(栗原孝夫君)登壇]
〇9番(栗原孝夫君) 内容としまして、やはりこれは執行部から説明を受けてからのほうが安全だと思います。明日全協があります。全協というのは毎月でしたか計画されております。意図的に開こうとしたものではないと理解しています。やはり執行部からちゃんと調査したことを聞いて、それから行動したほうが安全だと思います。
〇議長(田口晴美君) 8番、斎藤一夫君。
[8番(斎藤一夫君)登壇]
〇8番(斎藤一夫君) ただいまの栗原議員の質問と受け止めてお答えさせていただきます。
全員協議会でいいのではないのか、確かにそのようなことについては、先ほど説明したように臨時議会の要求は20日以内ということで、私も20日間引っ張られるとは正直思っておりませんでした。通常であれば、1週間もあればそのまま開催できるのに、ここまで引っ張られたから今日になったわけであって、それを全員協議会でという話にはなりません。
また、全員協議会はあくまでも執行部からの報告事項としてあるだけで、これは調査をする必要性があるから、調査委員会の立ち上げということを言っているのであり、議会としての権能を放棄するようなことはできませんので、本来であれば百条委員会でもいいのですが、百条委員会ではなく、まず調査特別委員会、その後疑義が大きくなった場合あるいは被害届が出されたような場合に、百条委員会の設置というのは考えればいいのかなというふうに考えておりますので、取りあえずは全員協議会で報告を受けるのではなく、調査特別委員会を立ち上げてしっかりと調査した上で、その場に町長なりあるいは担当課長なり、担当課長というか全員の課長、全課が販売を示したようですから、そこから聴取をするということは、委員会としてやるべきことであり、全員協議会でやるべき問題ではないと考えております。
〇議長(田口晴美君) ほかにございますか。
3番、堀口正敏君。
[3番(堀口正敏君)登壇]
〇3番(堀口正敏君) 3番、堀口でございます。この特別委員会の案でございますが、委員が正副議長を除いて10名となっております。本来、提出者4名でありますが、それ以外の方にこの特別委員会設置について理解を得ようという働きかけをしたのか伺います。
〇議長(田口晴美君) 8番、斎藤一夫君。
[8番(斎藤一夫君)登壇]
〇8番(斎藤一夫君) 堀口議員の質問にお答えさせていただきます。
臨時会の要求、これは委員会の設置が必要だということで、委員会の設置ということで臨時会を要求させていただきました。堀口議員もご存じのように、法令上臨時会の要求には4分の1以上の議員の連署をもってということになっておりますので、それをもって3名以上ですから、今回4名での請求ですので、何ら問題はないものと考えるところでございます。
〇議長(田口晴美君) ほかに。よろしいですね。
[「なし」と言う人あり]
〇議長(田口晴美君) 質疑を終結いたします。
討論を行います。
まず、原案に反対の方の発言を許します。
3番、堀口正敏君。
[3番(堀口正敏君)登壇]
〇3番(堀口正敏君) 3番、堀口でございます。発議第1号 職員に対するカレー販売に関する調査特別委員会設置に関する決議案について反対の立場で討論をいたします。
従来、特別委員会設置については、全員協議会や所管する委員会等で議論してから設置をしていました。今回はそれらを議論しないで、一部の議員から特別委員会を設置したいと発議がされました。これまでの慣例を無視し、唐突として提出されたもので、私は賛成できません。本来ならば、全員協議会等で当局から説明をいただき精査した上で、所管する常任委員会や特別委員会を設置して調査するか否かを委員会の討議により議論を尽くし、合意形成に努めるものと私は考えております。
したがいまして、一部の議員を中心とした見解によって特別委員会を設置すべきではありません。
以上のことから、本案についての反対討論といたします。
〇議長(田口晴美君) 次に、原案に賛成の方の発言を許します。
6番、岡安敏雄君。
[6番(岡安敏雄君)登壇]
〇6番(岡安敏雄君) 6番、岡安でございます。私もこの特別委員会設置に関する提案につきましての提案者の一人になっておりますので、議論をしたいと思うのですけれども、今堀口議員さんから、なぜ一部の議員によって、なぜ唐突にという言われ方をされました。私は、6月30日にたまたま別な会議の中で議長、副議長と一緒に参加いたしました。このときに副議長に、新聞報道がされたということの危機感をいかに持っていらっしゃいますかと。ぜひ全員協議会を早急に開いていただきたいと。そして、その中で町側のこの報道に対する説明をいただこうではないかということでお話を申し上げましたところ、具体的に町から何も言われていないから、私には分からないという返答だったのではないかというふうに思います。そういう意味で、今回のこの報道に対する考え方につきまして、何らかの説明あるいは解明をすべきことが必要なのではないかということで期待をしていたわけですけれども、そのときに多分副議長さんも、この問題をどんなふうに議長として考えているのかという話を何かしたようなことを私としては感じております。
その中で、少なくとも時間的なことを含めて、先ほど斎藤議員さんから臨時会を開催するのは20日前でなければならないという規定から言うと、早急に調査特別委員会なりを設置する必要があるのではないかという相談を受けましたので、私自身も議長が何らかのあるいは副議長が何らかの考え方や行動を示していただけないのだとすれば、そうしたことを要求せざるを得ないのかなと。調査特別委員会の設置というものを求める手続をせざるを得ないのかなということで判断をして、今回の提出に至ったわけであります。
そういう中で、本当はこのような形を私自身は取りたくなかったわけでありますけれども、この報道の中身が違うということであれば、違うという説明をどこかでいただきたいし、ノルマは違うのだとか、あるいは先ほど斎藤議員さんが提案の中で申し上げましたように、出向者なのか、派遣者なのか、そうした人たちがどれだけの権限やあるいは発言力を持っているのか。そして、またこれは内容によっては、町長の指示によって、そうしたカレーの発案であるとか、製造であるとかというのが行われたのではないかというふうに受け止めざるを得ないところもあるわけでありまして、その意味では誰がどのような形で職員に対して圧力やあるいは指示や、また注文の取りまとめというものをできるのかということを考えたときに、これらを解明するためのどこかできちんとしたものをやる。
明日、定例の全協が予定されているということの中で、明日なら明日、では議長が町の職員なりあるいは町長なりの説明をしてくれるという保証があるのかどうか、その辺も含めてお願いしたい。どのような判断をお持ちなのかというのを本当は言いたいのですけれども、それらについて議長の立場で言えるのかどうか分かりませんけれども、お願いしたいと思いますし、また先ほど自治労県本部の見解といいますか、コメントがあったということを言われましたけれども、少なくともこのコメントの中ではパワハラに近い、そういう圧力やあるいは指示があったのではないかというふうに言われております。そういう意味で、これらの自治労県本部に対するどなたかの意見といいますか、見解といいますか、そういったものも示していただきたい。それに対する考え方をぜひ示していただきたいというふうな気もいたしますので、私は提案者の一人として斎藤議員さんの提案に対する、そしてまたこの間の時間の取り方の問題に対しまして、提案者の立場から私なりの意見を主張させていただきます。
〇議長(田口晴美君) ほかにございますか。
1番、藤野一也君。
[1番(藤野一也君)登壇]
〇1番(藤野一也君) 1番、藤野でございます。発議第1号 職員に対するカレー販売に関する調査特別委員会設置につきまして反対の立場から討論を行います。
理由といたしましては、職員に対するカレー販売に関する調査は、特別委員会として実施することの理由が不明確であり、今の段階で特別委員会を立ち上げることは時期尚早であると考えます。まずは、臨時の議会全員協議会を開催し、事の内容についての説明をお聞きして、その上で質疑を行い、聞き取り調査を実施すべきであると考えます。それでももしその場で内容が不明瞭であれば、所管の常任委員会へ付託し、さらに調査すべきであると考えます。したがって、そのようなプロセスを経ずに立ち上げようとする特別委員会の設立には、明確に設立する理由がなく、反対をするものでございます。
また、私が独自に関係者に聞き取り調査を実施したところ、一部の新聞報道の記事の内容にある購入ノルマや、購入しないと昇進に関係するような事実はありませんでした。このような報道には甚だ疑問が残ります。そもそもこの明和珈哩は、三重県明和町の町制施行60周年と当町町制施行20周年を記念して、三重県明和町の特産である松阪牛と当町の特産である梨を使用したカレーであります。ここには松阪牛を生産した農業者の汗と努力の結晶、また当町の梨生産者のおいしい梨を食べてもらいたいという思いが込められており、両町の友好やこれからのさらなる町の発展を祈願して作成したカレーであると認識しております。このようなすばらしいカレーが、このような報道により仮に皆様に不快な思いを持たれるようなことになっているのであれば、大変残念に思います。
私は、議会議員として明和町のさらなる発展、明和町民の幸福度の向上のために働かせていただいていると思っております。明和町の名前や名誉を傷つけようとする本特別委員会の設立には、断固反対いたします。
[「何が名誉を傷つけるだ。おかしいだろ」と言う人あり]
〇議長(田口晴美君) 暴言はやめてください。
[傍聴席で発言する人あり]
〇議長(田口晴美君) 傍聴席からも発言はやめてください。
[傍聴席で発言する人あり]
〇1番(藤野一也君) どうか各議員のご賛同を賜りますようお願い申し上げ、私の反対討論といたします。
〇議長(田口晴美君) 次に、賛成の方の討論ございますか。
2番、早川元久君。
[2番(早川元久君)登壇]
〇2番(早川元久君) 2番、早川です。ただいま議題となっております発議第1号 職員に対するカレー販売に関する調査特別委員会設置に関する決議案に対しまして賛成の立場から討論を行います。
テレビでの放送、新聞での報道、インターネットでも流れ、これは議会で明らかにしない限り、冨塚町長、明和町にとりましてもマイナスのイメージを残したままとなります。本来ならば、このような議員による発議ではなく、町長自らがもっと早めに議会を招集し、議員、町民に分かる形で議会を通してテレビでの放送、新聞での報道などの内容、真相を明らかにすべきでした。
議員各位にお願いします。明和町長、明和町のマイナスイメージを取り払うためにも、議員各位のご賛同をお願いして私の賛成討論を終わります。笑われます。
〇議長(田口晴美君) 次に、反対の方おられますか。
10番、三浦次弘君。
[10番(三浦次弘君)登壇]
〇10番(三浦次弘君) 10番、三浦でございます。発議第1号 職員に対するカレー販売に関する調査特別委員会設置について反対の立場から討論を行います。
新聞報道の記事に、ある課長は、「購入を強制されたとは感じていない。お中元で渡すなど、お土産になると思い購入した」とありました。また担当者は、「購入ノルマはなく、販売の目安だった。ノルマと感じた職員がいるとすれば、配慮が足りなかった」と説明されております。先ほどからも言われておりますが、季節物以外に特産のない町に名産品をつくりたいとの一心で取り組んでこられており、職員が一丸となって盛り上げていこうと思っていたとお聞きしております。今回の報道により、町民の皆様に不快な思いをさせてしまっているのであれば、大変に残念に思う次第であります。
どうか各議員のご賛同を賜りたくお願い申し上げ、私の反対討論とさせていただきます。
以上でございます。
〇議長(田口晴美君) 次に、賛成の方ございますか。
7番、奥澤貞雄君。
[7番(奥澤貞雄君)登壇]
〇7番(奥澤貞雄君) 7番、奥澤です。発議に賛成の立場から討論を行います。
6月25日付の朝日新聞の記事によりますと、先月発売されたご当地カレーをめぐり、町職員に役職ごとの購入ノルマが示され、正職員、臨時職員を含め140人が3,300食購入したということでございます。このことが新聞紙上、テレビ、ネット等で大きく取り扱われております。私は、この記事を読むにつけ、いろいろ疑問、矛盾を感じざるを得ません。
その疑問点ですが、町長は季節物以外に特産のない町に名産品を造るために、一心に取り組んでいると発言されているが、町民や町外に販売促進しないで役場内で販売処理していたのでは、全く趣旨に矛盾しています。また、室長が出向となっておりますが、6月の定例議会では、総務課長より出向ではなく研修派遣であると説明されています。研修中の身分でまちづくり会社の営業目的のために、果たして独断で役場の課長12人に約200万円の販売目標数値をメールできるものなのか。まちづくり会社が単独で行ったことだと室長は説明しているのに、まちづくり会社の社長が釈明しないで、なぜ町長が謝罪したり返金に応じるなどのコメントを6月30日付の上毛新聞で述べているのか。上司が目標に達しなければ、賞与から天引きすると言っているとすれば、取り方によってはパワハラとも脅迫とも取れるが、果たして上司がそのようなことを組織上個人の判断で強制できるものか。
町長は、朝日新聞の記事は事実とは異なる。自治労県本部が町に内容を確認せずに抗議声明を出したことは大変遺憾と話しているが、本当に事実無根なのか。これは大変重大な問題であり、事案の根幹に関わる問題なので、議会として真実を解明すべきであり、行政のチェック機能を持つ議会の責務であります。この事実が仮に内部告発であって、そのことにより犯人捜しのようなことが行われているようであれば、それも大変な問題であり、職員の人権を守らなければなりません。事実を明らかにすることにより再発を防ぎ、役場職員が上の者から圧力を感じることなく、自由な環境の中で仕事に専念できるようにしなければなりません。そのことが町民福祉につながっていくことになります。
また、議会においても問題があります。それは、この臨時会において、複数の議員に議案を否決するよう町長から指示があったとの情報があります。このことが事実であれば、これは二元代表制の根幹を揺るがす問題であり、議会は単なる町長の承認機関になってしまいます。その機能を果たすことはできません。議会に直接関わる問題であり、精査が必要です。議会にも職員にも威圧がされる町であってはなりません。
議員各位には町民の負託に応えるためにも、ぜひご賛同いただきますようお願い申し上げまして、私の賛成討論といたします。
〇議長(田口晴美君) 反対の方おりますか。
[「なし」と言う人あり]
〇議長(田口晴美君) 討論を終結いたします。
これより発議第1号を採決いたします。
この決議のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。
[起立少数]
〇議長(田口晴美君) 起立少数であります。
よって、発議第1号は否決することに決定いたしました。
ここで暫時休憩いたします。これより執行部の入場を求めます。
休 憩 (午前10時49分)
再 開 (午前10時51分)
〇議長(田口晴美君) 会議を再開いたします。
〇議案第34号の上程、説明、質疑、討論、採決
〇議長(田口晴美君) 日程第4、議案第34号を議題といたします。
提案者に提案理由の説明を求めます。
町長、冨塚基輔君。
[町長(冨塚基輔君)登壇]
〇町長(冨塚基輔君) 議案第34号 令和2年度明和町一般会計補正予算(第4号)についてをご説明申し上げます。
本案は、一般会計において歳入歳出それぞれ5,110万9,000円を追加し、予算の総額を66億6,314万1,000円とするものでございます。今回の補正につきましては、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金による緊急経済対策に伴うもので、当初予算決定後に生じた緊急的な事項について対応し、かつ一日も早く新型コロナウイルス感染拡大防止対策を実行しなければならないため、専決とさせていただきました。
補正の主な内容につきましては、企画財政課長よりご説明を申し上げますので、十分ご審議をいただきまして、ご決定くださいますようお願いを申し上げます。
〇議長(田口晴美君) 企画財政課長、清水靖之君。
[企画財政課長(清水靖之君)登壇]
〇企画財政課長(清水靖之君) 議案第34号 令和2年度明和町一般会計補正予算(第4号)につきまして企画財政課よりご説明申し上げます。
最初に、7ページをお願いいたします。2款1項16目新型コロナウイルス感染症対策費8,068万4,000円の追加は、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金による緊急経済対策に伴うものでございます。町の実施計画において行う事業は10事業となります。
説明欄のところを御覧ください。1つ目の必需物品供給事業1,100万円は、災害時におけるコロナウイルス感染拡大防止対策の消耗品を購入するものでございます。
次に、公共的空間安全・安心確保事業1,185万4,000円は、役場庁舎や公民館、ふれあいセンター等におけるコロナウイルス感染拡大防止対策の消耗品等を購入するものでございます。
防災活動支援事業1,174万円は、避難所における密閉空間、密集場所、密接場面、いわゆる3密対策といたしまして、間仕切り段ボール等を購入するものでございます。
明和町子育て世帯支援金給付事業1,900万円は、6月議会にてご承認いただいた補正予算(第3号)で、同事業につきまして新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の対象となるため、組み替えたものでございます。
高齢者宅向け宅配事業10万7,000円は、新型コロナウイルスの影響により食料品や日用品の買い出しが容易でない高齢者の方の買物代行と、高齢者の見守りを行うものでございます。
プレミアム商品券発行事業550万円は、新型コロナウイルスの感染拡大により売上げが減少しており、地域における個人消費を喚起し、例年行っておりますプレミアム付商品券の発行部数を増加し、経済の活性化を図るものでございます。
8ページをお願いいたします。学校の臨時休業に伴う学習等への支援事業300万円は、修学旅行の中止、延期に伴うキャンセル料になります。
小中学校におけるICT環境整備事業1,548万3,000円は、学びを保障できる環境の早期実現に向けて、GIGAスクール構想の推進を加速するため国が行う従来の支援施策の対象とならない部分の整備が、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の対象となるため、行うものでございます。
飲食店等支援事業200万円及び理容業・美容業応援事業100万円は、新型コロナウイルス感染拡大防止策を取っていただける飲食店及び理容業・美容業への補助金となります。
9ページをお願いいたします。3款2項1目児童福祉総務費1,900万円の減、7款1項2目商工振興費405万円の減、10ページをお願いいたします。9款1項4目災害対策費652万5,000円の減は、当初計上していた各事業が新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の対象となるため、組替えを行ったものでございます。以上、歳出を申し上げました。
この補正に伴う歳入につきましては、6ページの事項別明細書を御覧ください。14款2項国庫補助金は、先にご説明申し上げました歳出予算における事業に対し、国の補助率等により算出し計上したものでございます。以上が歳入でございます。
以上、一般会計歳入歳出補正予算についてご説明させていただきました。十分ご審議いただき、ご決定くださいますようお願い申し上げまして、提案理由の説明を終わります。
〇議長(田口晴美君) これより本案に対しまして質疑を行います。
6番、岡安敏雄君。
[6番(岡安敏雄君)登壇]
〇6番(岡安敏雄君) 6番、岡安でございます。ただいま提案のあったことに対して、内容的には国の助成金ということで承知いたしますが、今感染拡大で東京で200人を超えるとか、何日か続いております。そういう中で、東京都ではPCR検査をやっているがために、その調査結果によって感染者が拡大しているというふうに受け止めていると言われます。恐れ入りますが、このことに関しまして、明和町の町内ではどういったところでPCR検査というのを受けられるのかどうか。そして、またこれが保険の適用になるのかなというふうに思いますけれども、これについて説明をお願いいたします。
〇議長(田口晴美君) 健康づくり課長、柿沼康修君。
[健康づくり課長(柿沼康修君)登壇]
〇健康づくり課長(柿沼康修君) ただいまの岡安議員さんのご質問に健康づくり課よりお答え申し上げます。
今、PCR検査ということで感染しているかどうかということの状況でございますが、今まで県の衛生研究所のほうで、かなり状況の悪い方がいろいろ接触者相談センター等に問い合わせしながら、県のほうでその状況を踏まえて、保健所の判断で検査を受けていただくというような状況だったのですが、現在においては地域で、この近辺ですと館林地域PCR検査センターということで、ドライブスルー方式で保健所のほうで実際検査を受けられるような体制にはなっています。ただ、そこに行くまでには、本人のかかりつけ医、医療機関で先生の判断で、これは検査を受けたほうがいいだろうというような判断があった場合において、医師会を通して検査のほうにつなげていくというような状況でございます。ですから、ちょっとご本人が心配で、町内であっても地元の医療機関で状況を見ていただいて、先生のほうがこれはPCR検査が必要だというような判断がありますと、館林市邑楽郡医師会のほうを通しまして、地域の医療機関で受けることができております。
それで、保険適用につきましては、初診料並びに1割から3割、被保険者の負担割合の下で受けることができております。
以上でございます。
〇議長(田口晴美君) ただいまの岡安議員の質疑に関しましては、予算の内容とは異なった質問ですので、これで打ち切ります。
ほかにございますか。
8番、斎藤一夫君。
[8番(斎藤一夫君)登壇]
〇8番(斎藤一夫君) 8番、斎藤でございます。何点かお伺いしたいと思います。
先ほど担当課長より事細かに説明をいただいたわけでございますが、まず最初に必需物品供給事業について及びその下の公共的空間安全・安心確保事業の2点につきまして、消耗品という説明があったのですが、その消耗品の内容がどのようなものなのか。多分次亜塩関係だと思うのですが、その内容についてまずはお伺いしたいと思います。
また、8ページに移りまして、飲食店等支援事業200万円、理美容室の支援事業が100万円と、ちょうど2倍の差になっているわけですが、それぞれ対象店舗は何店舗ぐらいあるのか、また1店舗当たりの補助金額、こちらはどのようになっているのか、それについてまずお伺いしたいと思います。
〇議長(田口晴美君) 健康づくり課長、柿沼康修君。
[健康づくり課長(柿沼康修君)登壇]
〇健康づくり課長(柿沼康修君) ただいまの斎藤議員さんからのご質問につきまして、必需物品供給事業についてお答えをさせていただきます。
これは消耗品ということなのですが、今新型コロナウイルスの感染拡大が大きく問題になっておりますが、今後災害時におきまして、感染症予防のためのマスクを購入するという事業になっております。
以上でございます。
〇議長(田口晴美君) 産業振興課長、須藤武君。
[産業振興課長(須藤 武君)登壇]
〇産業振興課長(須藤 武君) 斎藤議員さんのご質問に産業振興課よりお答えさせていただきます。
まず、公共的空間安全・安心確保事業1,185万円でございますが、こちらにつきましては小中学校やこども園、役場、ふれあいセンターなど、そちらに使います消毒用のアルコール、また非接触型の体温計、または次亜塩素酸水、それと次亜塩素酸生成装置、そのようなものを予定しております。
また、8ページの飲食店支援事業と理容業・美容業の応援事業でございますが、飲食店につきましては全体で21店舗、理容業・美容業につきましては17店舗をこちらで確認しておりますが、この中のまず飲食店につきまして200万円は、1店舗20万円で10店舗を予定しております。また、理容業・美容業につきましては、5店舗の20万円分を予定しております。こちらの補助金の内容につきましては、新型コロナウイルス感染防止対策といたしまして、店内におけるアクリル板を設置したり、パーティションを設置したり、また従業員、来店されるお客様の消毒、手指消毒液や、あとは従業員の手袋など、そのようなもの、またはお店の換気設備の工事の新設や修繕、そのようなものを予定しておりまして、全体の80%補助で上限が20万円になっております。
以上でございます。
〇議長(田口晴美君) 8番、斎藤一夫君。
[8番(斎藤一夫君)登壇]
〇8番(斎藤一夫君) ご答弁ありがとうございました。
先ほどの質問の部分と若干前後しますが、飲食店が10件、そして理美容業が5件ということで、それぞれ20万円の補助ということで納得するところでございますが、それぞれ50%前後あるいは30%強程度の対象店ということで、今後補正予算の中でまた増えてくるのかなというふうに期待するところでありますとともに、コロナの影響によりまして集客が非常に厳しい状況になっている中で、80%というのは非常にありがたいとは思いますが、実際のところ80%とはいえ、20%は自分で負担しなければならないとなるとかなりの負担になると思いますので、できることなら100%の補助に変えていただくように、この点については要望して終わります。
続きまして、必需物品についてはマスクということで、こちらのほうは納得したのですが、公共的空間安全・安心確保事業のほうにおきまして、課長の答弁いただいたのですが、次亜塩素酸なのか水なのかはっきりと聞き取れなかったのですが、次亜塩素酸を噴霧するというようなことはまずやっていないと思いますが、次亜塩素水に関しましても十分な安全性が確保されているわけではなく、手指消毒に限定されるのであれば、次亜塩素水だとしてもアルコールではないので、手指消毒には使わないと思いますが、テーブルだとかあるいはドアノブだとかを拭くのに使うのにはよろしいかと思いますが、安全性が確保できるまで、次亜塩素酸水の噴霧に関しては、私はやめるべきだというふうに考えますが、その点についてどのように考えているのかお伺いしたいと思います。
〇議長(田口晴美君) 産業振興課長、須藤武君。
[産業振興課長(須藤 武君)登壇]
〇産業振興課長(須藤 武君) 斎藤議員さんのご質問に産業振興課よりお答えいたします。
すみません。先ほど私のほうで次亜塩素酸ということで答弁してしまったかと思うのですが、一応予算上次亜塩素酸水でございます。ただ、一応これは予算に盛っているわけですが、新しく次亜塩素酸水の生成器も購入をする予定でございまして、そちらのほうは状況を見ながら購入をしていく予定でおります。
以上でございます。
[「噴霧の予定は」と言う人あり]
〇産業振興課長(須藤 武君) 噴霧の予定は、今のところまだ安全性が確認されていないということで、予定はしておりません。以上でございます。
〇議長(田口晴美君) ほかにございますか。
7番、奥澤貞雄君。
[7番(奥澤貞雄君)登壇]
〇7番(奥澤貞雄君) 7番、奥澤でございます。先ほど岡安議員のほうからも質問がございましたけれども、PCR検査ですけれども、最近個人的にも要望が高まってきております。しかしながら、この検査費というのは非常に高額でございますので、これを見ますと地方創生臨時交付金というのはコロナ対策がメインでなされる交付金だと思うのですが、これはPCR検査に多少なりの助成という形では使えるものなのか、そういう対象になるのかどうか、それを聞きたいと思います。よろしくどうぞ。
〇議長(田口晴美君) 産業振興課長、須藤武君。
[産業振興課長(須藤 武君)登壇]
〇産業振興課長(須藤 武君) 奥澤議員さんのご質問にお答えします。
新型コロナウイルスの感染症対策ということで、感染拡大の防止につながるということで、この臨時交付金には対象になるとは思われますが、こちらのほうで実施計画をやって、県、国の結果で最終的には決まるものですが、担当としては対象になると考えております。
以上でございます。
〇議長(田口晴美君) ほかにございますか。
[「なし」と言う人あり]
〇議長(田口晴美君) 質疑を終結いたします。
討論を行います。
[「なし」と言う人あり]
〇議長(田口晴美君) 討論を終結いたします。
これより議案第34号を採決いたします。
本案は原案のとおり承認することに賛成の諸君の起立を求めます。
[起立全員]
〇議長(田口晴美君) 起立全員であります。
よって、議案第34号は原案のとおり承認いたしました。
これをもちまして、今臨時会の議事日程は全部終了いたしました。
〇町長挨拶
〇議長(田口晴美君) ここで、町長から挨拶したい旨の申出がありましたので、これを許します。
町長、冨塚基輔君。
[町長(冨塚基輔君)登壇]
〇町長(冨塚基輔君) 閉会に当たりまして一言ご挨拶を申し上げます。
本日招集されました令和2年第2回明和町議会臨時会も、おかげさまで全日程を終了する運びとなりました。議員各位におかれましては、時節柄ご多忙にもかかわらず、全議員のご出席を賜り、衷心より厚く御礼を申し上げます。
会期は、本日1日限りでございましたが、ご提案申し上げました1件の案件につきましてご承認を賜り、重ねて御礼を申し上げる次第でございます。また、審議の過程におきまして、議員各位からいただきましたご指摘、ご意見等につきましては、真摯に受け止め、今後の町政執行に生かしてまいりたいと存じます。
先月の6月定例会に続きまして、本日ご承認をいただきました補正予算等を生かした明和町新型コロナウイルス感染症重点対策にのっとりまして、影響を受けております町内企業等を始め、心配される町内経済の活性化及び町内発展のため全力で取り組んでまいりますので、今後とも特段のご支援、ご協力を賜りますようお願いを申し上げます。
結びに、九州地方を中心に集中豪雨の被害が出ており、関東地方、この地域にも長雨の影響が出ております。議員の皆様におかれましては、健康に十分にご留意をいただきまして、ますますご健勝にてご活躍されますようお祈りを申し上げまして、臨時会閉会の御礼のご挨拶とさせていただきます。本日は誠にありがとうございました。
〇議長挨拶
〇議長(田口晴美君) 閉会に当たりまして一言ご挨拶申し上げます。
本日招集されました第2回臨時議会は、会期1日でございましたが、ただいま閉会の運びとなりました。議員各位並びに執行部の皆様には、議事運営に格別なるご協力を賜り、心からお礼を申し上げます。
また、暑さがこれから厳しくなってまいりますが、どうかお体にお気をつけてお過ごしください。
〇閉会の宣告
〇議長(田口晴美君) 以上をもちまして、令和2年第2回明和町議会臨時会を閉会いたします。
大変ご苦労さまでした。
閉 会 (午前11時17分)