令和3年第4回明和町議会定例会

議事日程(第3号)
                           令和3年12月8日(水)午前9時開議

日程第 1 一般質問
                                           
本日の会議に付した事件
 議事日程のとおり
                                           
出席議員(11名)
   1番   藤  野  一  也  君    2番   早  川  元  久  君
   3番   堀  口  正  敏  君    4番   川  島  吉  男  君
   5番   坂  上  祐  次  君    6番   岡  安  敏  雄  君
   7番   奥  澤  貞  雄  君    9番   栗  原  孝  夫  君
  10番   三  浦  次  弘  君   11番   関  根  愼  市  君
  12番   田  口  晴  美  君

欠席議員(1名)
   8番   斎  藤  一  夫  君
                                           
地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名
        町     長      冨  塚  基  輔  君
        副  町  長      瀬  下  嘉  彦  君
        教  育  長      金  子     博  君
        総 務 課 長      北  島     充  君
        政 策 室 長      清  水  靖  之  君
        税 務 課 長      吉  田  博  之  君
        住 民 保険課長      高  際  伸  互  君
        健康こども課長      柿  沼  康  修  君
        介 護 福祉課長      関  口  峰  之  君
        産 業 環境課長      須  藤     武  君
        都 市 建設課長      高  瀬     磨  君

        会 計 課 長      川  辺     登  君
        兼 会 計管理者

        学 校 教育課長      宮  田  高  志  君
        生 涯 学習課長      立  川  明  浩  君
                                           
職務のため出席した者の職氏名
        議 会 事務局長      篠  木  正  和
        書     記      堀  口  香  里

          開 議  (午前 9時00分)
    開議の宣告
議長(堀口正敏君) 皆さん、おはようございます。
 本日は、今定例会第3日目の会議です。
 ただいまの出席議員は11名であります。よって、定足数に達しておりますので、会議を開きます。
                                           
    諸般の報告
議長(堀口正敏君) 日程に入る前に、諸般の報告を申し上げます。
 斎藤一夫君から一身上の都合により欠席すると届け出がありましたので、ご報告いたします。
                                           
    一般質問
議長(堀口正敏君) 日程第1、昨日に引き続き一般質問を行います。
 通告順に従いまして質問を行います。
 初めに、7番、奥澤貞雄君の登壇を許可いたします。制限時間は午前9時46分といたします。
 7番、奥澤貞雄君。
          [7番(奥澤貞雄君)登壇]
7番(奥澤貞雄君) 7番、奥澤でございます。まず初めに、町の個人情報管理についてお伺いします。
 行政は膨大な情報を管理しておりますが、特に個人情報の管理は最近殊に重要視されております。
 そこで、お伺いしますが、10月23日に行われた明和メディカルセンタービルの落成式での招待客の個人情報は、町からまちづくり会社に提供されたものなのかお伺いをいたします。
議長(堀口正敏君) 総務課長、北島充君。
          [総務課長(北島 充君)登壇]
総務課長(北島 充君) ただいまのご質問に総務課よりお答え申し上げます。
 明和メディカルセンタービルの落成式につきましては、町が町関係者に招待状を送付するため、まちづくり会社に発送を依頼いたしました。このための必要な情報として、宛先を伝えたものです。
議長(堀口正敏君) 7番、奥澤貞雄君。
          [7番(奥澤貞雄君)登壇]
7番(奥澤貞雄君) ご答弁ありがとうございました。以前総務課長とこのことに関しましてご相談しましたところ、総務課長より、PFI事業なので、提供ではなく、むしろ町が依頼したとの説明がございました。PFIであろうがなかろうが、民間に名簿を提供したのであれば問題が生じるのではないかと危惧しております。あくまでも町がこの事業の発注者であります。町が招待客の名簿を扱うのが情報管理上、安全で自然であると思うのですが、そもそも私はPFIと説明されているのですが、私の理解しているPFIとはちょっと違いがあるように思います。通常PFIならば、民間の団体、A、B、Cとございまして、各民間企業団が一つのグループをつくりまして競争入札をすると。その中で落札したところがSPCをつくりまして、これが明和町と交渉します。したがって、明和町のほうが事業発注者でございます。そこは明和町の契約である。一般的なPFIだと通常そのように進むわけですけれども、明和町の場合はPFIでやる前に既にまちづくり会社がもう落札した形で、ここがプロポーザルを行って、事業者を決めているという形になっております。とても不自然に思えてなりません。あくまでもまちづくり会社は民間会社です。まるで明和町の代行をしている状態で、町の一部署になっているようです。外見は民間、中身は役場職員が社員という官であります。情報も共有されているのではないかと疑問を持たれるくらい境目がなく、情報漏えいがとても心配されます。
 次に、名簿のリストは招待者だけのものなのか、それとも招待されていない人も載っている各団体の名簿一覧のリストが提供されたものなのかお伺いをいたします。
議長(堀口正敏君) 総務課長、北島充君。
          [総務課長(北島 充君)登壇]
総務課長(北島 充君) 引き続き総務課よりお答え申し上げます。
 招待者のみの情報でございます。
議長(堀口正敏君) 7番、奥澤貞雄君。
          [7番(奥澤貞雄君)登壇]
7番(奥澤貞雄君) ありがとうございました。各種団体の名簿一覧が提供されたのであれば、個人情報保護法に抵触する可能性があるのではないかと危惧されるところです。本当に、ただいまの答弁どおり、説明どおりであるならば安心ですが、調べるすべがございません。ただ答弁を信じるしかありませんが、私はこのことに大変疑念を持っております。まちづくり会社が庁舎に所在しているということは、非常に疑問があります。庁舎内に民間会社がある以上、町のパソコンが共有されているのではないか心配ですが、まちづくり会社の町職員が使用できる状況なのか。町の情報を閲覧できる環境下にあるのかお伺いをいたします。
議長(堀口正敏君) 総務課長、北島充君。
          [総務課長(北島 充君)登壇]
総務課長(北島 充君) 引き続きお答え申し上げます。
 今ご指摘の町派遣職員の関係ですが、当然町の職員としての身分もございまして、当然必要な福利厚生等、情報を共有するためのパソコンはございます。ただ、個人情報を見る環境はございません。
議長(堀口正敏君) 7番、奥澤貞雄君。
          [7番(奥澤貞雄君)登壇]
7番(奥澤貞雄君) まちづくり会社は、実質的には役場職員が運営している会社のようなもので、パスワード管理がどうなっているかは分かりませんが、まちづくり会社は自由に町の情報や名簿等を閲覧できる状況にあるのではないかと危惧しております。庁舎内に民間会社があることにより個人情報漏えいのリスクがある中、まちづくり会社には民間より出向している社員がおります。事務所の出入りに関して、セキュリティー上のチェック、また町共有ファイルサーバーへの不適切なアクセスの有無管理はどのようになされているのかお伺いをいたします。
議長(堀口正敏君) 総務課長、北島充君。
          [総務課長(北島 充君)登壇]
総務課長(北島 充君) 引き続き総務課よりお答え申し上げます。
 ただいまのご質問は、町及びまちづくり会社の双方の名誉に関わる重大なこととして受け止めております。その上で、議員のご指摘が単なる危惧であることを望みます。
 まず、庁舎内の民間会社の方は、先ほどのご質問にありました町派遣職員とは異なりまして、当然福利厚生等の情報を取得するためのID、パスワード等の付与もされておりません。当然のことながら、個人情報を扱う情報システムを利用することはできません。なお、民間会社の方は、9月から10月にかけて週2日ほど勤務したと伺っております。現在は、役場での勤務はしておりません。このため、現状では個人情報流出のおそれはないと考えております。
議長(堀口正敏君) 7番、奥澤貞雄君。
          [7番(奥澤貞雄君)登壇]
7番(奥澤貞雄君) 何か情報漏れがあった場合、民間の出向者が庁舎内にいる、出入りしているということは、さらなる漏えいにつながるおそれがありますので、管理は徹底していただきたいと思います。
 次に、新人職員に関してお伺いします。役場の新人職員のまず学ぶべきことは、行政全般の知識を身につけて、いち早く現場の実践に慣れ、町民サービスに尽くすことだと思いますが、新人職員がまちづくり会社にいきなり研修派遣されているのはどのような経緯があったのかお聞かせ願います。
議長(堀口正敏君) 総務課長、北島充君。
          [総務課長(北島 充君)登壇]
総務課長(北島 充君) 引き続き議員のご質問に総務課よりお答えいたします。
 新規採用職員の中には前職をもって民間での職務経験を有する職員もおります。株式会社邑楽館林まちづくりへの研修派遣は、そうした民間での経験を踏まえまして、株式会社邑楽館林まちづくりの業務に大いに生かせるものと考え、また町にとっても派遣後に民間で培った経験を還元できるものと考えまして、研修派遣を行っているものでございます。
 また、研修派遣された新規採用職員にも他の職員と同様に、群馬県町村会が毎年開催しております新規採用職員研修、そういったものに参加させ、県内の他の町村の新規採用職員とともに、自治体職員としての心構えでありますとか、必要な基礎知識を身につけることを目的に、きちんと研修を行っているものでございます。
議長(堀口正敏君) 7番、奥澤貞雄君。
          [7番(奥澤貞雄君)登壇]
7番(奥澤貞雄君) ご説明ありがとうございました。この質問に関しまして、以前総務課長さんともご相談をいたしましたけれども、ある意味これは社会人枠で採用ということでしたよね。そういうことで、町とすると即戦力ということも考えられたのだと思いますが、新人はあくまでも新人でございます。しっかりと公務員としての基礎を学ぶのが本筋だと思います。
 それで、私はこの質問をしようと思ったのは、この派遣された職員さんは2か月ぐらいで役場を退職されております。多分埼玉県の大宮のほうから役場のほうに勤務されていたと思うのですが、熱望されて、願いどおり役場に就職できたのに、わずか数か月でやめてしまうのは、個人的な事情もあるのかもしれませんが、非常に不自然さを感じてしまいます。何かまちづくり会社に問題があるのではと疑念を持ってしまいます。以前にも1人派遣されていた職員がやめていると聞いております。新人職員の人事にも問題があるのかもしれません。このように、職員が次々とやめていかれるようなことに対して、役場はもう少し注意を払うべきだと私は考えております。労働環境もよく考えられたほうがいいのではないかと思っております。今後の課題だと私は認識しておりますので、どうぞ注意をしていただきたいと思います。
 いろいろまちづくり会社に関わる個人情報の管理について質問してまいりましたが、私は単なる推測で質問しているわけではございません。ある程度の根拠があって、このことは質問しております。後で説明が足りなかったとか、事実と異なっていたなどの釈明はないことを願っております。
 次に、明和町のワクチン接種についてお尋ねします。明和町のワクチン接種は、他の自治体と比較しても、また町民の声を聞いても対応のよさが評価されていると思います。そのような町の頑張りもあって、明和町の感染者は12名と少ない数字で今日推移しております。しかしながら、館林保健所管内の感染者数は1,000人ほどになっていて、とても感染者が多くなっております。この数字だけでは本町の実数が分かりません。具体的な数字はいろいろと支障があると思いますので、大まかな町の状況をご説明願います。
議長(堀口正敏君) 健康こども課長、柿沼康修君。
          [健康こども課長(柿沼康修君)登壇]
健康こども課長(柿沼康修君) ただいまの奥澤議員さんのご質問に健康こども課よりお答えいたします。
 県からの情報によりますと、先ほど12名ということで公表されている方も含めまして、全体の5%の方が感染されているというふうに把握をしております。
 以上でございます。
議長(堀口正敏君) 7番、奥澤貞雄君。
          [7番(奥澤貞雄君)登壇]
7番(奥澤貞雄君) ご答弁ありがとうございました。メディア等の報道ですと、感染後の後遺症で苦しんでいたり、また1,000人に2人ぐらいの方が接種後も副反応で苦しんでいるとのことでございます。かなりの数の患者がいるようです。外来患者の相談件数も増えてきているとのことです。味覚障害、呼吸障害、倦怠、頭痛等、いろいろな症状があるが、我慢してしまい、医療機関に相談していない人も多いと推察されます。明和町においても、今後、第6波、また新種のオミクロン株の感染拡大も心配され、後遺症の患者が増えてくることも予想されます。町でのサポート体制も強化していくべきと思いますが、町はその辺を想定しての検討はされているのかお伺いをいたします。
議長(堀口正敏君) 健康こども課長、柿沼康修君。
          [健康こども課長(柿沼康修君)登壇]
健康こども課長(柿沼康修君) 引き続き健康こども課よりお答えいたします。
 接種後の後遺症ということですが、今回町のほうでも集団接種を実施した中で、副反応として痛みであるとか発熱であるとか、そういった状況はございました。ただ、大きな問題に至らず、その後回復して、町としてもその後の経過で同じようなことは今現在も起きておりません。先ほど言ったような後遺症対策、あるいは今後のそういった方に対する助成であるとか、そういったことについては、これから接種も続きますので、接種の後の経過であるとか、国、県のそういった動向も見ながら、町として判断をしていければというふうに考えております。
 以上でございます。
議長(堀口正敏君) 7番、奥澤貞雄君。
          [7番(奥澤貞雄君)登壇]
7番(奥澤貞雄君) このワクチンに関しましては、国も県も町も初めての皆さん経験されているわけですので、あれやこれやと私たち議員も強くは言えないと思うのですけれども、これは国、県と連携を強めていただきまして、俊敏に反応をしていただきたいと思います。
 次の質問に参ります。ワクチン接種会場の設営がまちづくり会社に委託されているが、なぜ入札でなく委託なのか。また、どのような内容の契約か、お伺いをいたします。
議長(堀口正敏君) 健康こども課長、柿沼康修君。
          [健康こども課長(柿沼康修君)登壇]
健康こども課長(柿沼康修君) 引き続き健康こども課よりお答えいたします。
 なぜまちづくり会社のほうに委託をしたかということでございますが、町のほうで集団接種を令和3年4月に予定していたわけでございますが、集団接種会場の設営に際しまして緊急に会場設営が必要でありまして、そこで競争入札に付することは非常に困難でありました。また、株式会社邑楽館林まちづくりさんは、駅前の医療施設の建設に伴い邑楽館林地域の医師会とも精通をしておりまして、そういった中で実際従事していただく予定の医師の助言であるとか、そういったことも直接受けることができるような事業者であったという中で、そういったことを基に会場を設営できる唯一の事業者であると判断しまして、そこで随意契約を交わしたということでございます。
 委託の内容でございますが、感染対策を講じたワクチンの接種会場に必要となります机であるとか椅子、ベッド、パーティション、そのほか発電機であるとか空気清浄機、もろもろそういった什器関係の一式とその調達、それから会場設営についてを委託したものでございます。
 以上でございます。
議長(堀口正敏君) 7番、奥澤貞雄君。
          [7番(奥澤貞雄君)登壇]
7番(奥澤貞雄君) ご説明ありがとうございました。まちづくり会社のほうは、医療関係ですと明和メディカルセンターとの関係があって、それのつながりからそういうふうに委託でやったというご説明でございました。この契約の中で、今説明されたように、備品を買ったというような話でございますけれども、決算報告書の中には備品用で百五十数万円ですか、それがちゃんと予算として取ってあります。そうしますと、金額的には1,800万円ぐらいあるわけですけれども、この中の備品で1,800万円もかかる。人件費は入っていないということでございますので、そんなに150万円以外に備品代がかかるのかどうか、大変疑問でございます。委託金額1,800万円、大変大きい額ですけれども、町のホームページで公表されておりません。どのような理由だったのか、ご説明をいただきたいと思います。
議長(堀口正敏君) 健康こども課長、柿沼康修君。
          [健康こども課長(柿沼康修君)登壇]
健康こども課長(柿沼康修君) 引き続きまして健康こども課よりお答えいたします。
 議員さんご指摘の公表につきましてでございますが、ちょうど年度末から新年度にかけての接種事業ということで、その中で早急な準備対応等に追われている中で、年度としてホームページ等に随意契約一覧として上げる予定でしたが、ちょっとそこに提出を遅れてしまって、恐らくそれが出ていなかったというご指摘かと思いますので、その点につきましては改めて公表のほうをいたしたいと存じます。
 以上でございます。
議長(堀口正敏君) 7番、奥澤貞雄君。
          [7番(奥澤貞雄君)登壇]
7番(奥澤貞雄君) このリストに載っていなかったというのは意図的ではないと思いたいのですが、普通載せ忘れることはないと思うのです。このことも私町民から指摘されて質問しているのですけれども、このような説明では町民の理解が得られません。行政に対して不信感を抱かれてしまいます。町の情報全てに疑念を抱いてしまいます。改善を強く求めます。
 私は、以前からまちづくり会社に関しては非常に疑念を持っていまして、何をやってもと言っては語弊がありますけれども、まちづくり会社に委託するという件数が年々増えております。でも、よく考えてみますと、町が直接委託できる業者にまちづくり会社を迂回して頼むという形です、これは。我々は、まちづくり会社を通して委託先を、元々直接やればいいのに、わざわざまちづくり会社を通して委託をしているような形になっております。当然まちづくり会社はボランティアではございませんので、当然利益を得なければならない会社でございますから。そうしますと、明和町は余計な税金をそこに使っているように私は思えてならないのです。この時代ですから、そのような必要でない税金は、私はほかに使うところは幾らでもあると思っているのです。コロナ禍の時代、皆さん所得が落ちて大変な思いをしているわけですから、当然医療であったり教育であったり福祉であったり、そちらのほうに回せるものは回していただきたいと思っています。
 私は、このまちづくり会社、明和町も準備金と合わせて1億円ほど出資しておりますけれども、赤字にできない会社です。当然のことながら。明和町は、今後、ここの会社にはずっと委託を続けていかなければ、この会社は経営が成り立たないと思います。私は、その辺は今後注視していきたいと思っております。これを言うと私切りがなくなってしまいますので、ここでやめますけれども、町内企業の職域接種に町も協力したと思うのですが、アドバンテストの職域接種はまちづくり会社がマネジメントに当たったのかどうかお伺いいたします。
議長(堀口正敏君) 健康こども課長、柿沼康修君。
          [健康こども課長(柿沼康修君)登壇]
健康こども課長(柿沼康修君) 引き続き健康こども課よりお答えいたします。
 アドバンテストさんの職域接種ということで、こちら町のほうに協力依頼があったわけでございますが、接種に必要となる人材の確保や会場設営等は、町において実績があります株式会社邑楽館林まちづくりへ依頼をされたというふうに伺っております。
 以上でございます。
議長(堀口正敏君) 7番、奥澤貞雄君。
          [7番(奥澤貞雄君)登壇]
7番(奥澤貞雄君) ありがとうございました。
 土日に行われた職域接種に協力した職員さんがいらっしゃると思いますけれども、職員さんの時間外の給料は町のほうで支払ったのかどうかお伺いします。
議長(堀口正敏君) 健康こども課長、柿沼康修君。
          [健康こども課長(柿沼康修君)登壇]
健康こども課長(柿沼康修君) 引き続き健康こども課よりお答えいたします。
 感染拡大が続く中行われました職域接種は、ワクチン接種の加速化を図り、新型コロナ感染症の沈静化を目指すものであり、町が実施する集団接種に支障を来すことがない範囲で町の職員の人的な支援を行ったものでありまして、その人件費につきましては町が支給したものでございます。
 以上でございます。
議長(堀口正敏君) 7番、奥澤貞雄君。
          [7番(奥澤貞雄君)登壇]
7番(奥澤貞雄君) 町のほうで支払いをしたということの説明でございましたけれども、私は町のほうがその職員の給料を払うというのに関しては、ちょっと疑問だなというふうに思っております。あくまでも企業がまちづくり会社にマネジメントをお願いしているわけですから、企業側から支払われるべきものではないかと、私はそういうふうに思っております。町の税金から人件費が支払われるということにはちょっと納得がいきません。町は、どのように認識されているかお伺いいたします。
議長(堀口正敏君) 健康こども課長、柿沼康修君。
          [健康こども課長(柿沼康修君)登壇]
健康こども課長(柿沼康修君) 引き続き健康こども課よりお答えいたします。
 先ほど申し上げましたが、感染拡大が続く明和町に立地しますアドバンテストさん、そこで職域接種ということで、もちろん明和の方で働いていらっしゃる方もいらっしゃると思います。そういった中で、明和のほうが、初めて職域接種で手を挙げられたわけですけれども、事業のほうも心配で、町のほうにご相談にも来ていました。そういった中で、やはり感染拡大を本当に全体として取り組んでいかなければならないという中で、もちろん町民に影響する部分でもございますので、町から影響がない範囲で人的支援をしたということで、町が好意的にそれは支払ったということでご理解いただければというふうに思います。
 以上でございます。
議長(堀口正敏君) 7番、奥澤貞雄君。
          [7番(奥澤貞雄君)登壇]
7番(奥澤貞雄君) 地元の企業でもあり、明和町からの従業員もいらっしゃるということで、その辺は考慮されたということであるかと思いますが、これは企業枠でございますので、国のほうからちゃんと予算は来ております。ですので、ここは本来は企業のほうから支払うのが私は筋だと思っております。
 時間がないので、次に参りたいと思います。明和珈哩が町内の小中学校の生徒に配布されましたが、どのような経緯だったのかお知らせください。
議長(堀口正敏君) 学校教育課長、宮田高志君。
          [学校教育課長(宮田高志君)登壇]
学校教育課長(宮田高志君) 奥澤議員さんのご質問に学校教育課よりお答えいたします。
 明和珈哩が小中学校の児童生徒全員に配布された経緯でございますが、川俣駅東口にできました医療・保健センター複合施設「明和メディカルセンタービル」の名称募集の際、まちづくり会社より町内小中学校を通して全児童生徒への参加協力が依頼され、多くの児童生徒が応募いたしました。その参加協力への御礼と名称決定の記念として配布されたものでございます。
 以上でございます。
議長(堀口正敏君) 7番、奥澤貞雄君。
          [7番(奥澤貞雄君)登壇]
7番(奥澤貞雄君) 課長さん、これはあくまでも町がカレーを買い取って配布したのではなくて、まちづくり会社のほうからの寄附ということでよろしいですか。私はそのことがちょっと分からなかったものですからこの質問を2番目に聞こうと思っていたのですけれども、まちづくり会社のほうがネーミングに応募された方、実際は生徒全員ではないと思うのですけれども、これはあばいて広報できないですね。不公平が起こらないように考慮していただいて、全員にお配りしたのだと思うのですけれども、ネーミングの公募に応募されたという方は、学校の生徒ばかりではなくて一般町民もいらっしゃると思うのですけれども、応募された一般町民の方々にも漏れなくこれは、記念品と言ってはあれですけれども、お礼として配布されたのかどうかお伺いしたいと思います。
議長(堀口正敏君) 7番、奥澤貞雄君。
          [7番(奥澤貞雄君)登壇]
7番(奥澤貞雄君) 後でご回答で結構でございます。私がこの質問をしたのは、学校のほうはいいですけれども、民間の方たちにまでちゃんと配られていないということになりますと不公平さが起こりますので、その辺を質問したわけですけれども、分かれば後でご連絡ください。
 次に、町内でマムシの目撃情報が増えております。また、町民がマムシにかまれた事例も2件報告されております。そのうちの1人の方は、家の中でかまれております。この夏、私も自分の所有地の草刈りをしていて、マムシを目撃しました。周りが人家なので、このまま追い散らして誰かが被害に遭うと大変なことになりますので、私は蛇はとっても苦手です。近寄るのも嫌なぐらいです。また、殺生も嫌なので、これはどうしようかと悩みましたけれども、何とか駆除しました。マムシは、明和町でかなり繁殖が進んでいるものと推察されます。いつどこで町民が被害に遭うか分からないと認識すべきであります。対応策は、いち早く血清を打つしか方法はございません。町は、医療機関と協力、連携を強化すべきと考えておりますが、町のお考えをお示しください。
議長(堀口正敏君) 健康こども課長、柿沼康修君。
          [健康こども課長(柿沼康修君)登壇]
健康こども課長(柿沼康修君) 奥澤議員さんからのご質問に健康こども課よりお答えいたします。
 議員さんご質問のとおり、町民の命と健康を守ることは何よりも重要なことでございます。マムシの血清が身近に備わっていることで、町民の安全、安心につながることでありますので、今回メディカルセンタービルもできて、保健センターと医療機関も身近になりました。そういった中で、今後地元の医療機関等と連携の中で、今のマムシの実態等についてもお話をしながら、血清等が身近に置けるような働きかけを行っていければというふうに考えております。
 以上でございます。
議長(堀口正敏君) 7番、奥澤貞雄君。残り4分です。注意してください。
          [7番(奥澤貞雄君)登壇]
7番(奥澤貞雄君) このマムシの問題は、以前早川議員のほうからも質問等があって、ご回答もあったわけでございますけれども、これは毎年二、三人ぐらいかまれるというのを前提で事を進めていくべき。現実問題として、本腰を入れて対策を取っていただきたいというふうに思っております。こんなことは私の子どもの頃はあり得なかったのですけれども、現実に私もマムシを見てしまいますと、これはちょっと明和町にたまたまいたという状況ではないと思っております。繁殖がかなり進んでいるのではないかと思っておりますので、ぜひこのことはもう起こるのだと。毎年町民はどなたかがかまれるという前提でこの対応策を考えていっていただきたいということを切望いたしまして、私の一般質問を終了いたします。ありがとうございました。
議長(堀口正敏君) 以上で7番、奥澤貞雄君の一般質問を終了いたします。
 ここで暫時休憩いたします。
 再開の時刻を午前10時といたします。
          休 憩  (午前 9時43分)
                                           
          再 開  (午前10時00分)
議長(堀口正敏君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 続いて、11番、関根愼市君の登壇を許可いたします。制限時間は午前10時45分とします。
 11番、関根愼市君。
          [11番(関根愼市君)登壇]
11番(関根愼市君) 11番、関根でございます。私からは、1問目、就学援助制度の拡充について、2つ目、子宮頸がんワクチン接種事業について質問いたします。
 まず、私からは、小中学生における就学援助制度の拡充について伺ってまいります。憲法第26条で、義務教育は無償とうたっておりますけれども、学校教育には多額の保護者負担が伴っているのが現状であります。経済的に困難な状況にあっても、子どもたちがお金のことを心配せずに学校で学ぶことができるよう、就学援助制度の実施を教育基本法や学校教育法第19条などで国や自治体に義務づけをしております。生活保護世帯の要保護者や生活保護世帯に準ずる世帯が市町村が定めた基準に基づいて認定した準要保護者を対象に、給食費あるいは修学旅行費といった義務教育に必要な費用の一部を援助して、生活に困窮する家庭を支援する制度でございます。全国的には就学援助を受けている数は、1997年、平成9年においては78万人、援助率6.6%を数えておりましたけれども、2011年、平成23年には過去最多の全国で157万人、援助率は15.1%となりました。最近のデータでは、2019年、令和元年においては要援助者10万人、準要援助者124万人、援助率14.3%とわずかながら下がる傾向にあるものの、コロナ禍にあって保護者が負担する学校に関わる教育費は家計に重くのしかかっておるところでございます。
 そこで、伺ってまいります。町内小中学校における就学援助の利用状況について伺います。
議長(堀口正敏君) 学校教育課長、宮田高志君。
          [学校教育課長(宮田高志君)登壇]
学校教育課長(宮田高志君) 関根議員さんのご質問に学校教育課よりお答えいたします。
 町では、学校教育法第19条及び関係法令に基づき、経済的理由によって義務教育を受けることが困難な児童生徒、または入学予定者の保護者に対して就学に要する必要な援助を行うことを趣旨とした明和町就学援助費支給要綱に従って、就学援助費を支給しております。
 近年の就学援助の利用人数でございますが、令和元年度は東小学校15名、西小学校22名、明和中学校24名、合計61名で、全児童生徒数に対する割合は7.24%。令和2年度は、東小学校16名、西小学校24名、明和中学校16名、合計56名で、全児童生徒数に対する割合は6.67%。令和3年度、11月現在ですが、東小学校17名、西小学校23名、明和中学校15名、合計55名で、全児童生徒数に対する割合は6.66%となっております。
 以上でございます。
議長(堀口正敏君) 11番、関根愼市君。
          [11番(関根愼市君)登壇]
11番(関根愼市君) 詳細に説明いただきまして、ありがとうございます。私は、この問題に関しては平成29年にも質問しておりますけれども、平成29年当時の利用率は3%台で推移をしておりました。生活困窮世帯が増えている現状を見るとき、就学援助の充実が待たれております。
 次に進みます。就学援助制度の周知の方法について伺いたいと思います。案内パンフの配布時期や配布の方法、申請の締切りなどをご説明いただきたいと思います。
議長(堀口正敏君) 学校教育課長、宮田高志君。
          [学校教育課長(宮田高志君)登壇]
学校教育課長(宮田高志君) 引き続き学校教育課よりお答えいたします。
 就学援助制度の周知につきましては、町ホームページに掲載しているほか、小中学校に在校する児童生徒の保護者に対して進級前の3月に制度の内容を記載した就学援助制度のお知らせを配布して周知をしております。また、新年度の小中学校入学予定者の保護者に対しましては、就学時健診の案内の時期に合わせて同様に制度の内容を記載した就学援助制度のお知らせを配布して周知をしているところでございます。
 以上でございます。
議長(堀口正敏君) 11番、関根愼市君。
          [11番(関根愼市君)登壇]
11番(関根愼市君) ご報告をいただきまして、ありがとうございます。町のホームページや3月にお知らせということで案内を出しているということであります。
 続いて、援助対象基準の見直しについて伺ってまいります。準要保護者に対します就学援助につきましては、平成17年度から三位一体改革に伴い国庫補助事業を廃止いたしまして交付税措置に移ったために、市町村間で取組に温度差が生じていると言われております。準要保護世帯の認定基準を生活保護を定める収入基準の1.2倍以下から太田市並みの1.5倍以下程度に引き上げ、援助者の拡大を図ってはどうかと思いますけれども、いかがでしょうか。
議長(堀口正敏君) 学校教育課長、宮田高志君。
          [学校教育課長(宮田高志君)登壇]
学校教育課長(宮田高志君) 引き続き学校教育課よりお答えいたします。
 現在、明和町就学援助費支給要綱では、世帯全員の収入額の合計が生活保護基準額の1.2倍以下の者を準要保護者としております。郡内を見ますと、板倉町と大泉町が当町と同じ1.2倍、千代田町と邑楽町は1.5倍となっております。そのほか県内の市町村では1.1倍から1.3倍の間で定めているところが多く、平均で1.2倍であることから、当面は現行どおりとさせていただきたいと考えております。町の財政状況と県内他市町村の状況を引き続き確認しながら、経済的に困窮している世帯全体が均等に支援を受けられる援助制度にしてまいりたいと考えております。
 以上です。
議長(堀口正敏君) 11番、関根愼市君。
          [11番(関根愼市君)登壇]
11番(関根愼市君) 当面は1.2倍以下ということで、この基準を守っていきたいということでありまして、大変残念に思っているところでございます。
 援助費目の拡大について伺ってまいります。国の補助対象費目は14費目と拡大されておりまして、特に新しい費目についてはオンライン学習通信費も加わっております。本町の援助費目は現行6費目となっておりまして、生徒会費、PTA会費は費目ごとに調整をしております。一方、大泉町では、生徒会費、PTA会費も援助費目に加えておりまして、せめて1費目だけでも援助費目に加えることはできないか伺ってまいります。
議長(堀口正敏君) 学校教育課長、宮田高志君。
          [学校教育課長(宮田高志君)登壇]
学校教育課長(宮田高志君) 引き続き学校教育課よりお答えいたします。
 現在、明和町就学援助費支給要綱では、学用品費、通学用品費、校外活動費、修学旅行費、新入学児童生徒学用品費、学校給食費を補助対象費目として定めています。郡内では、板倉町が5費目、千代田町、邑楽町が当町と同じく6費目、大泉町が生徒会費、PTA会費を加えた8費目について実質支給しております。費目の拡充につきましても、近隣の状況から、当面は現行どおりとしたいと考えております。
 以上でございます。
議長(堀口正敏君) 11番、関根愼市君。
          [11番(関根愼市君)登壇]
11番(関根愼市君) 当面は現行どおりということで答弁がございました。調べたところでありますけれども、明和中学校だと思うのですけれども、生徒会費が2,500円、PTA会費4,510円ということで、年額ではありますけれども、徴収されているということであります。ぜひ1費目だけでも何とかならないかなというふうに思っておったところでございますけれども、とても残念な気がしております。
 次に進みます。新入学の小学1年生と進級の中学1年生のみを対象とした援助費目の一つであります新入学児童生徒学用品費のいわゆる入学前支給が開始をされております。利用の状況はどのような状況になっているか、ご報告いただきたいと思います。
 また、どのような方法をもって、この入学前支給の希望者を募っているのかも併せて伺いたいと思います。
議長(堀口正敏君) 学校教育課長、宮田高志君。
          [学校教育課長(宮田高志君)登壇]
学校教育課長(宮田高志君) 引き続き学校教育課よりお答えいたします。
 新入学児童生徒学用品費の入学前支給は、平成30年度入学分から開始いたしましたが、利用件数につきましては、平成30年度分が東小学校1名、西小学校2名、明和中学校2名、合計5名。続いて、令和元年度分につきましては、東小学校5名、西小学校1名、明和中学校5名、合計11名。令和2年度分につきましては、東小学校1名、西小学校8名、明和中学校3名、合計12名でございます。令和3年度分は、東小学校1名、西小学校3名、明和中学校4名、合計8名でございます。
 また、申請方法につきましては、次年度に1年生となるこども園年長児等と小学6年生を対象に、就学時健診の案内時期である8月末頃に、園、学校を通して保護者にご案内チラシを配布しております。
 以上でございます。
議長(堀口正敏君) 11番、関根愼市君。
          [11番(関根愼市君)登壇]
11番(関根愼市君) ご答弁いただきまして、ありがとうございます。令和2年度につきましては合計で12名ということで、この制度そのものが徐々に浸透してきたものというふうに受け止めてもいい数字ではないかなというふうに思います。新入学児童生徒学用品費、いわゆる制服あるいは体操着、こういうものを購入する学用品費という言葉でありますけれども、徐々に浸透してきている、そんな感じがいたします。
 また、どのような方法で入学前支給希望を募るかの質問に対しては、8月中にパンフを通じて募集をかけるというようなことが答弁されております。
 いずれにいたしましても、子どもの教育については将来の日本を左右するものであると言っても過言ではありません。親の貧困が子どもの貧困につながる貧困の連鎖を断ち切りながら、子どもたちが伸び伸びと勉学に取り組める環境を確保するのが大人の役目でもあります。最後に取り上げました学用品費の入学前支給も保護者の負担解消につながる施策であり、今後も実態に則した制度につくり上げていただきたくお願い申し上げ、1問目を終了いたします。
 続いて、子宮頸がんワクチン接種事業についてお尋ねいたします。子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルスの感染を主な原因とするがんであります。罹患率は、出産年齢と重なる20代後半から40代前半にかけて上昇し、国内では年間約1万人が罹患し、そのうち約2,700人の人たちが命を奪われているそうであります。子宮頸がんは、早期に発見できれば完治する可能性の高い病気ですが、症状が進むと子宮の摘出など、妊娠、出産に影響するだけでなく、女性の命に関わる深刻な病だと言われております。主な原因とされるヒトパピローマウイルスの感染を予防するにはHPVワクチンの接種が有効とされ、2013年4月から、我が国では小学校6年生から高校1年生の女性を対象に個別に案内を送り、接種を促す積極的勧奨を行い、定期接種としてきましたけれども、接種後の副反応を訴える人が相次ぎ、積極勧奨わずか2か月後に中止をいたしました。11月13日付の新聞によりますと、子宮頸がんワクチン、積極的な接種勧奨再開、来年4月よりと見出しをつけて載っておりましたけれども、本町としての対応について伺ってまいります。
 町内で子宮頸がんワクチンの接種を受けた人数について伺います。中でも2013年4月より始まったワクチンの積極勧奨は、わずか3か月で中止になった期間に接種をされた人数の把握はされているかどうか伺います。
 また、積極的勧奨を中止している間に自分の意思でワクチンの接種を受けた人の数についてもご報告いただきたいと思います。
 以上であります。
議長(堀口正敏君) 健康こども課長、柿沼康修君。
          [健康こども課長(柿沼康修君)登壇]
健康こども課長(柿沼康修君) ただいまの関根議員さんからのご質問に健康こども課よりお答えいたします。
 子宮頸がん予防ワクチンでございますが、これは予防接種法の改正により、平成25年4月1日より定期接種となりましたが、厚生労働省の勧告に基づき積極的な接種勧奨を差し控えているのが現状でございます。ワクチンが2種類あって、それぞれ定められた接種期間において3回の接種をすることで十分な効果が得られるとされております。国は、積極勧奨を行っていた当初、平成25年4月から6月、3か月間において、町では23人の方が接種を行っております。なお、近年の状況でございますが、平成30年度は1人、令和元年度は1人、令和2年度は2人の方が接種を行っている状況でございます。
 以上でございます。
議長(堀口正敏君) 11番、関根愼市君。
          [11番(関根愼市君)登壇]
11番(関根愼市君) 細かい数字までいろいろありがとうございました。積極的勧奨期間におけるワクチンの接種者は23人ということで、それぞれ近年においても1人あるいは2人ということで実績は残っているということであります。この接種状況を報告いただきましたけれども、年齢で言えば12歳から16歳の間の人は定期接種されたと理解してよろしいかどうか伺います。
議長(堀口正敏君) 健康こども課長、柿沼康修君。
          [健康こども課長(柿沼康修君)登壇]
健康こども課長(柿沼康修君) 関根議員さんからのご質問に健康こども課より引き続きお答えいたします。
 関根議員さんのおっしゃるとおりでございます。
議長(堀口正敏君) 11番、関根愼市君。
          [11番(関根愼市君)登壇]
11番(関根愼市君) ご答弁いただきまして、ありがとうございます。年齢でいけば12歳から16歳の女性が対象だったということで理解していきたいと思います。
 次に進みます。この23人を加えて、平成30年度1人、令和元年度1人、令和2年度2人ということの実績が残っているそうでありますけれども、町の接種者の中で副反応などを訴えている人は出ていないかどうか伺います。
議長(堀口正敏君) 健康こども課長、柿沼康修君。
          [健康こども課長(柿沼康修君)登壇]
健康こども課長(柿沼康修君) 引き続き健康こども課よりお答えいたします。
 副反応を訴えている方につきましては、町のほうでは現在出ておりません。
 以上でございます。
議長(堀口正敏君) 11番、関根愼市君。
          [11番(関根愼市君)登壇]
11番(関根愼市君) 答弁ありがとうございます。今のところ出ていないということで、胸をなでおろすという気持ちがいっぱいであります。
 次に進みます。全国に副反応や異常を訴える人がいる中で、ワクチン接種との因果関係について明確な結論は得られていない現状であります。積極的勧奨は時期尚早ではないかと私自身思っているところでありますけれども、町の対応について伺います。
議長(堀口正敏君) 健康こども課長、柿沼康修君。
          [健康こども課長(柿沼康修君)登壇]
健康こども課長(柿沼康修君) 引き続き健康こども課よりお答えいたします。
 国は、先月26日に最新の知見を踏まえて、改めて子宮頸がんワクチンの安全性について、特段の懸念が認められず、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められたことを受け、積極的な接種勧奨を来年4月から再開することを決定されました。こうした状況において、町では今後、対象者、またその保護者に対しまして予診票の個別の送付や接種についての検討、判断するのに必要な情報提供を行うなど積極的勧奨を行い、対象者が正確な情報に基づき接種ができるよう、国や県の動向に注視をしながら対応を行ってまいりたいというふうに考えております。
 以上でございます。
議長(堀口正敏君) 11番、関根愼市君。
          [11番(関根愼市君)登壇]
11番(関根愼市君) 町としては積極的な接種勧奨を来年4月から再開することを決定したということであります。私自身思うところは、国が積極的勧奨にかじを切ったのは、世界でワクチンの有効性を示す研究データが数多く出されていることが背景にあると推測いたします。年間約2,700名に及ぶ貴い命が失われることを考えるとき、有効性がリスクを上回ったとしても、副反応に対する人々の救済に前向きに向き合っていってほしいことを願うところでございます。
 以上で一般質問を終わります。
議長(堀口正敏君) 以上で11番、関根愼市君の一般質問を終了いたします。
 ここで暫時休憩をいたします。
 再開の時刻を午前10時45分といたします。
          休 憩  (午前10時30分)
                                           
          再 開  (午前10時45分)
議長(堀口正敏君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 続いて、6番、岡安敏雄君の登壇を許可いたします。制限時間は午前11時30分とします。
 6番、岡安敏雄君。
          [6番(岡安敏雄君)登壇]
6番(岡安敏雄君) 6番、岡安でございます。私からは、2つほど質問を出させていただきました。1つは商工会に対する監査報告の関係と、もう一つは、今回オリンピックが東京で7月に行われたことに関して、日本人が大活躍をしたということを踏まえた対応について考え方をお伺いをいたします。
 まず、商工会の関係でありますけれども、このような監査報告をしていただいたことに対しましては誠にありがたいなというふうに私自身は感じているところであります。とりわけ監査の目的であるとか内容、さらには商工会の全体像というのがどういったものなのかということを拝見するに当たりまして、これらの中で感じたことを幾つか申し上げながら見解をお伺いをするところでございます。
 まず、監査の目的の中では、町からの助成金がかなり多く出ているということに対しましての指摘でありますし、また商工会法がどこまで職員に精通されて、あるいは制度化されているのかという指摘がございました。また、内容につきましては、請求書が添付されていない支払い伝票が存在をしているとか、元帳が作成されていないのではないかというような指摘、そしてまた効果的な、そして町民の健康増進に資する目的というものに沿って実施されているのかどうかということなどを見たときに、これらがどのぐらい実践をされているのかということと併せまして、町として今後これらの助成金の仕方というものをどのように考えているのかということについてお伺いをしたいと思います。
議長(堀口正敏君) 産業環境課長、須藤武君。
          [産業環境課長(須藤 武君)登壇]
産業環境課長(須藤 武君) ただいまの岡安議員さんからのご質問に産業環境課よりお答えさせていただきます。
 町では、補助金交付要綱に基づき、明和町商工会に対して毎年度補助金を交付しているところでございます。交付された補助金は、事業実施のための活動資金の一部として、商工振興など各種事業を実施しているところでございます。毎年度、全ての事業が完了後に商工会の事業実績として、補助事業の実施状況、補助金の活用状況などが記載された補助事業実績報告書を提出していただいております。今回随時監査後の報告書の中で、事業実施に当たり、会計処理の過程で必要書類の添付漏れが一部指摘、指導が行われたところでございます。町といたしまして、補助金の交付先としての商工会に対し、事業実施に当たり、事業を実施する上での必要書類の作成及び保管など、適正な事務処理をお願いしていきます。また、事業完了後に提出される事業実績報告書に基づき調査が必要と思われた場合には適宜調査を実施し、改善が必要な場合には事務執行の改善を商工会に対しお願いしていきたいと考えております。
 以上でございます。
議長(堀口正敏君) 6番、岡安敏雄君。
          [6番(岡安敏雄君)登壇]
6番(岡安敏雄君) 今説明がございましたように、実施状況を確認をし、そしてまた今後対応を協議していくということでありますけれども、現在どのぐらいの補助金を拠出されているのか。そしてまた、こうした団体が幾つぐらい存在をし、町として、監査委員としましてはいろんな町で助成をする団体に対しまして監査を実施するものというふうに思いますけれども、現在の町がどの団体にどのぐらいの助成金を出しているのかということについて分かりましたら説明をお願いいたします。
議長(堀口正敏君) 産業環境課長、須藤武君。
          [産業環境課長(須藤 武君)登壇]
産業環境課長(須藤 武君) 引き続き産業環境課よりお答えいたします。
 町全体の補助金を出している団体というのは現在把握はしていないのですが、町から商工会に補助金を出している金額でございますが、令和元年度が1,295万円、令和2年度が990万円、令和3年度につきましてはまだ確定いたしておりませんが、現在840万円の確定通知を出しております。
 以上でございます。
議長(堀口正敏君) 6番、岡安敏雄君。
          [6番(岡安敏雄君)登壇]
6番(岡安敏雄君) 各団体にどの程度の助成金を出しているのかということについては全て把握できていないということで、各担当課があろうかと思いますからそれは当然仕方のないことかなというふうに思います。産業環境課が商工会を把握しているということでありますが、これらの助成金の中で適正に行われているのかどうかということについての適切な判断がなされているのかどうか、その辺についてお伺いいたします。
議長(堀口正敏君) 産業環境課長、須藤武君。
          [産業環境課長(須藤 武君)登壇]
産業環境課長(須藤 武君) 引き続き産業環境課よりお答えさせていただきます。
 商工会に対する補助金でございますが、商工会補助金交付要綱がございまして、例えば経営改善支援事業、一般事業、その他の事業でいろいろ項目があるわけでございますが、まず実績報告を元に補助率以内で限度額等、いろいろ記載がされております。その中で、補助率が超えていないか、限度額は超えていないか等の金額等は確認しておりまして、また事業内容についても報告をいただいておるところでございます。
 以上でございます。
議長(堀口正敏君) 6番、岡安敏雄君。
          [6番(岡安敏雄君)登壇]
6番(岡安敏雄君) 適正かどうかということにつきましては分からないところもあるわけでありますけれども、この商工会の今後の取扱いについてどう考えているのかということをお伺いするのと、それから2つ目の質問で、今年7月に東京オリンピックが開会される中で、新しい種目としてスケートボードが実施をされて日本人が活躍をして、14歳、15歳でもメダルが取れるという報道がなされておりました。今後、明和町はこれらについて、こういう施設というか設備というか、とりわけ矢島地区に膨大な費用を投入をいたしまして、今工業団地の誘致なども進めているところでございますが、そうした場所にこういう会場というか練習場みたいなものを造れるのではないかというふうに私自身は考えているところでございますけれども、この辺についての見解をお伺いいたします。
議長(堀口正敏君) 生涯学習課長、立川明浩君。
          [生涯学習課長(立川明浩君)登壇]
生涯学習課長(立川明浩君) ただいまの岡安議員のご質問に生涯学習課よりお答えいたします。
 議員ご案内のとおり、東京オリンピックスケートボードの女子ストリート競技で13歳の西矢椛さんの金メダルを始め、日本勢は5個の金メダルを獲得するなど大変盛り上がりました。これによって当町でも競技に興味を持つ方が増えることが予想されます。スケートボードは、ボード一つで始められる身近なスポーツですが、一方、騒音やジャンプなどにより施設を壊してしまうことから、使用を禁止する公園も多く見受けられます。議員ご提案の事項につきましても、両方の立場から十分な検討を行う必要があると考えます。近隣では邑楽町が役場南公園の一部に許可エリアを設けておりますが、使用に際しては申請を必要とするなど、利用者の便と管理の調整が難しいようでございます。近県では、埼玉県加須市や茨城県五霞町におきまして、スラックラインやスリー・エックス・スリーエリアなど、新たに注目された多様な種目を併設した大規模な施設を無申請、無料で使用できるよう整備した実績がございます。町でも施設整備につきましては、今後一時的なブームに終わらず、今後の隆盛や一定数の競技人口が維持されるようであればスポーツ振興の一環として検討課題になってくると考えております。
 以上でございます。
議長(堀口正敏君) 6番、岡安敏雄君。
          [6番(岡安敏雄君)登壇]
6番(岡安敏雄君) ありがとうございました。今後ブームによっては検討するということで回答いただきましたが、千代田町のことが12月上旬ですか、東部公園にこういった会場を造るというようなことが示唆されたような気がいたします。明和町では今後どのような考え方でいるのかということと、費用として、こうした設備を造るということはかなり何億円というお金がかかるのかなというふうに思いますが、青少年の育成のためには私は必要ではないかというふうに考えているところであります。また、若い20歳を下回る年代の人たちがこうしたことに対して興味を持ってくれるということについては、今後の、今度は2月に北京オリンピックが冬の競技として行われるようでありますけれども、今後はそうした内容を育成し、盛り上げていくという観点からは必要なことではないかなというふうに考えておりますけれども、またスポーツ設備としてこうしたものがふさわしいのかどうかよく分かりませんけれども、検討というのはどういった考え方の下で、あるいはまた、当初申し上げましたように、矢島地区の設備というものについてはどのようにお考えなのかお伺いしたいと思います。
議長(堀口正敏君) 生涯学習課長、立川明浩君。
          [生涯学習課長(立川明浩君)登壇]
生涯学習課長(立川明浩君) ただいまのご質問に生涯学習課よりお答えいたします。
 最初に、千代田町のほうのお話がございましたが、このようなチラシがありながら、現在千代田町のほうでは試行ということで、既存の駐車場を利用した中で期間限定での利用を進めるということでございます。町といたしましては、せっかく近隣でそのような試行的な実験をしていただいておりますので、その辺と情報交換を行いながら、今後の町の取組についても検討していければというふうに考えております。
 また、今後の施設等についてなのですけれども、多様な種目が今回のオリンピックで採用され、今後のスポーツ人口の動向を非常に注視しなければならないような状況になってくると思います。先般、早川議員から学校の建て替えについてご質問がございましたが、ハード施設の整備につきましては大きな枠組みの中で考えていければというふうに考えております。
 以上でございます。
議長(堀口正敏君) 岡安敏雄君に申し上げます。
 ただいまの質問は通告外のものにわたっております。矢島地区についてのことでございますが、担当者のほうで答えることはできますか。答えることができないということで、質問の内容を変えてください。
6番(岡安敏雄君) 終わります。いいです。
議長(堀口正敏君) 以上で一般質問を全部終了いたしました。
 どの質問も活発な質問、答弁が交わされました。これからも町民に分かりやすく、そして建設的で質の高い一般質問に心がけ、執行部、議員それぞれが切磋琢磨しながら、よりよい明和町を築くため、よろしくお願い申し上げます。
                                           
    散会の宣告
議長(堀口正敏君) 次の本会議は最終日となり、10日午前9時から行いますので、参集くださるようお願いいたします。
 本日はこれをもって散会といたします。
 大変ご苦労さまでした。
          散 会  (午前11時06分)