令和4年第1回明和町議会定例会

議事日程(第4号)
                           令和4年3月15日(火)午前9時開議

日程第 1 議案第19号 令和4年度明和町一般会計予算
日程第 2 議案第20号 令和4年度明和町後期高齢者医療特別会計予算
日程第 3 議案第21号 令和4年度明和町国民健康保険特別会計予算
日程第 4 議案第22号 令和4年度明和町介護保険特別会計予算
日程第 5 議案第23号 令和4年度明和町下水道事業特別会計予算
日程第 6 発議第 1号 ロシアによるウクライナ侵略に対する非難決議
日程第 7 請願第 2号 安全・安心の医療・介護・福祉を確立し国民のいのちと健康を守るため
             の国に対する意見書を求める請願
日程第 8 閉会中の継続調査について
                                           
本日の会議に付した事件
 議事日程のとおり
                                           
出席議員(12名)
   1番   藤  野  一  也  君    2番   早  川  元  久  君
   3番   堀  口  正  敏  君    4番   川  島  吉  男  君
   5番   坂  上  祐  次  君    6番   岡  安  敏  雄  君
   7番   奥  澤  貞  雄  君    8番   斎  藤  一  夫  君
   9番   栗  原  孝  夫  君   10番   三  浦  次  弘  君
  11番   関  根  愼  市  君   12番   田  口  晴  美  君

欠席議員(なし)
                                           
地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名
        町     長      冨  塚  基  輔  君
        副  町  長      瀬  下  嘉  彦  君
        教  育  長      金  子     博  君
        総 務 課 長      北  島     充  君
        政 策 室 長      清  水  靖  之  君
        税 務 課 長      吉  田  博  之  君
        住 民 保険課長      蓮  見  幸  夫  君
        健康こども課長      柿  沼  康  修  君
        介 護 福祉課長      関  口  峰  之  君
        産 業 環境課長      須  藤     武  君
        企業立地推進室長     矢  島  慎  一  君
        都 市 建設課長      高  瀬     磨  君

        会 計 課 長      川  辺     登  君
        兼 会 計管理者

        学 校 教育課長      宮  田  高  志  君
        生 涯 学習課長      立  川  明  浩  君
                                           
職務のため出席した者の職氏名
        議 会 事務局長      篠  木  正  和
        書     記      堀  口  香  里

          開 議  (午前 9時00分)
    開議の宣告
議長(堀口正敏君) 皆さん、おはようございます。
 本日は、今定例会の最終日を迎えました。これより令和4年第1回明和町議会定例会を再開いたします。
 ただいまの出席議員は12名全員です。よって、定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。
 直ちに本日の会議を開きます。
                                           
    諸般の報告
議長(堀口正敏君) 日程に入る前に、諸般の報告を申し上げます。
 今定例会会期中に、坂上祐次君ほか3名から発議1件及び文教・厚生常任委員長から請願第2号の請願審査報告書の提出がありました。
 また、各常任委員長並びに議会運営委員長から閉会中における継続調査の申出がありました。
 なお、本日の議事日程はお手元に配付してあるとおりです。
                                           
    予算特別委員会審査報告
議長(堀口正敏君) これより日程に従いまして議事に入ります。
 今回、予算特別委員会に付託となっておりました日程第1、議案第19号から日程第5、議案第23号までの5議案について、委員長から審査報告を求めます。
 1番、藤野一也君。
          [1番(藤野一也君)登壇]
予算特別委員長(藤野一也君) 1番、藤野でございます。それでは、予算特別委員会の審査報告を行います。
 本委員会付託の事件、議案第19号 令和4年度明和町一般会計予算から議案第23号 令和4年度明和町下水道事業特別会計予算までの5議案について審査しましたので、会議規則第76条の規定により報告をいたします。
 本委員会の審査は、3月8日総務・産業常任委員会所管の審査を、3月9日は文教・厚生常任委員会所管の審査を、それぞれの課長、室長並びに係長などの出席を願い、説明や質疑等の回答を求め、慎重な審査を行いました。そして、予算特別委員会としての各会計予算の採決を行いましたので、ご報告いたします。
 なお、全議員で構成した特別委員会ですので、審査内容につきましては十分ご承知のことと思います。したがいまして、詳細は省略をさせていただきます。
 初めに、議案第19号 令和4年度明和町一般会計予算について、審査の結果、内容妥当と認め、原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。
 次に、議案第20号 令和4年度明和町後期高齢者医療特別会計予算につきましても、内容妥当と認め、原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。
 次に、議案第21号 令和4年度明和町国民健康保険特別会計予算につきましても、内容妥当と認め、原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。
 次に、議案第22号 令和4年度明和町介護保険特別会計予算につきましても、内容妥当と認め、原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。
 次に、議案第23号 令和4年度明和町下水道事業特別会計予算につきましても、内容妥当と認め、原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。
 以上、5議案の予算につきまして、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。
 なお、次の2つを一般会計予算の要望事項といたします。1、東部地区の避難場所確保。2、町税等自主財源の確保です。
 まず、1、東部地区の避難場所確保ですが、東部地域は洪水時の指定緊急避難場所が東小学校のみとなっております。東部工業団地の進出企業と災害時の協定を締結するなど、避難場所確保による住民の安全安心の確保を期待いたします。
 次に、2、町税等自主財源の確保は、法人町民税法人税割の税率変化により、以前と違い町税の収入額が減っております。さらなる優良企業の誘致などにより町税の確保を期待いたします。
 予算の執行につきましては、事前に十分な検討をなされ、町民にとりまして公平かつ効率的に、そして福祉の向上と地域社会の活力ある発展を目指して着実に執行されますようお願い申し上げ、予算特別委員会の委員長報告を終わります。
議長(堀口正敏君) 以上で予算特別委員会の審査報告を終了いたします。
                                           
    議案第19号の質疑、討論、採決
議長(堀口正敏君) 日程第1、議案第19号の審査報告に対する質疑を求めます。
 質疑のある方は挙手をお願いいたします。
          [「なし」と言う人あり]
議長(堀口正敏君) 質疑を終結いたします。
 討論を行います。
 まず、原案に反対の方の発言を許します。
 2番、早川元久君。
          [2番(早川元久君)登壇]
2番(早川元久君) 2番、早川です。ただいま議題となっております議案第19号 令和4年度明和町一般会計予算について、反対の立場から討論を行います。
 新年度事業として、防災拠点整備事業、ファミリー・サポート・センター事業、結婚新生活支援事業など、町民の要望に応えた事業として評価できます。しかしながら、これから申し上げる幾つかの点において同意できかねるものがあり、反対討論を行う次第です。
 町長は、予算の提案理由の説明で、東部地区、中部地区、西部地区をバランスよく開発してまいりますと言いましたが、東部地区では路線バスの館林―明和―板倉線が廃止となり、東西のバランスが取れていません。復活すべきです。また、高齢者への福祉タクシー券の交付条件の緩和など、町民要望も予算化されませんでした。子育て支援策として、入院での18歳までの医療費の無料化と同様に、通院も無料にすべきです。学校給食の無料化も実施すべきです。隣の板倉町では既に行われています。また、今年度小中学校体育館の照明のLED化改修工事が行われますが、エアコンの設置も児童生徒への猛暑対策として検討すべきです。
 次に、農業ですが、本町では2軒のブドウ生産者が、高齢により今年からは生産は行わないということです。自公政権の農政により、日本の農業就農者は20年間で半減しています。新規就農者の参入対策と経営規模の大小にかかわらず、思い切った町独自での支援策を講ずるべきです。
 町民の実態を把握して、その解決に当たるのが町行政の役割です。菅政権から岸田政権に替わりましたが、コロナ対策に逆行するような公的病院の統廃合、75歳以上の医療費窓口2割負担の導入も計画されております。コロナ禍の下、町内の飲食店を始め中小企業の営業も心配されます。雇用対策、中小企業振興を始め、農業振興、福祉、医療、教育文化、環境問題など、地方自治体の役割は重要です。新規事業など評価できる点もありますが、町民が求めている施策に乏しく、町民の生活を支える予算とは認めがたく、反対するものであります。
 以上で一般会計予算に対する私の反対討論を終わります。
議長(堀口正敏君) 次に、原案に賛成の方の発言を許します。
 10番、三浦次弘君。
          [10番(三浦次弘君)登壇]
10番(三浦次弘君) 10番、三浦でございます。議案第19号 令和4年度明和町一般会計予算について、予算特別委員会委員長審査結果報告と同じく、賛成の立場から討論を行います。
 町の新年度予算でありますが、令和4年度も引き続きオールインワンのまちづくりを進め、かつポストコロナを見据え、未来志向の発想でまちづくりの持続可能性や豊かで活力ある生活を実現するため、しっかりと財政基盤を整え、競争力の高い町を目指すとされております。
 企業誘致による財政力の向上、定住人口や関係人口の増加の推進により町のにぎわいと活力の創出、そして町の東部地区、中部地区、西部地区をバランスよく開発していき、地元で買物と食事ができる町、そして子育て、教育、福祉、医療の充実した安心安全のオールインワンのまちづくりを加速させ、予算の重点化、効率化を図りつつ、まち・ひと・くらしの側面から、まちづくりの好循環の創出に最大の効果を出すための予算編成を行われており、令和4年度の明和町一般会計予算の総額は66億7,000万円、対前年度比15%増で編成されております。歳入予算は、町の主要財源である町税は6.1%増の24億3,000万円を見込み、歳入全体の36.6%となっております。各事業の実施に当たっては、国、県からの補助を積極的に活用するとともに、基金を活用し町民サービス向上を図りながら積極的な事業実施を図った結果、コロナ禍における厳しい経済環境の中ではありますが、自主財源を62.2%確保した予算編成となっています。
 町の主要施策でございますが、総務消防関係では支援金を活用した防災拠点整備事業として、防災倉庫の建築やガス発電機等の防災機材の配備等を図っていき、また自主防災組織の強化、育成を図るため補助金交付事業を創設、民生費・衛生費関係ではメディカルセンタービルを活用し、特定健診における受診率向上を図り、町民の健康寿命を延ばしていき、その他児童の預かり援助を行う方のマッチングするファミリー・サポート事業を行っていくとされております。
 農業関係では、農道及び用排水路の整備を行い、担い手の集積、集約が促進されます。
 土木費関係では、矢島―大輪線整備事業、明和東部工業団地線整備事業、西口ペデストリアンデッキ整備事業等により、インフラの安全と充実に努め、消防費では災害時拠点強靱化緊急促進事業補助金として、駅西口に進出していただくホテル事業者に避難所としてのご協力をいただくため、助成を行います。
 教育費関係では、小中学校屋内運動場LED化改修工事等を行い教育環境の充実を図り、その他日本キャンパックホールの舞台改修工事や中央公民館屋上防水改修工事等を行い、社会教育施設の向上に努めていくとされております。
 当町は、県内において東京に一番近く、アクセスがいい町として全国の企業から注目をされております。地域の魅力と価値を発信し、企業誘致を積極的に推進し、工業の振興と地元雇用の環境整備も整ってまいります。
 最後になりますが、この予算案により本町がますます発展していくことを確信し、賛成討論といたします。
議長(堀口正敏君) ほかに討論はございませんか。
 7番、奥澤貞雄君。
          [7番(奥澤貞雄君)登壇]
7番(奥澤貞雄君) 7番、奥澤です。議案第19号 令和4年度明和町一般会計予算について、賛成の立場で討論を行います。
 当初予算66億7,000万円は、歳入がコロナ禍で税収の落ち込みも心配される中、前年度を上回る自主財源を確保し、自主財源比率も安定したものとなっております。歳出では、都市計画道路見直し作業、災害対策拡充、ふるさと納税事業の推進、高齢者のフレイル予防強化、小中学校の屋内運動場照明のLED化、町道63号線の整備事業を始め、主要事業に力を入れた予算となっております。
 特に新規事業として、ファミリー・サポート事業、重層的支援体制整備事業が予算化されておりますが、ファミリー・サポート事業では、社会状況の変化により幼児から小学生までを一時預かるという事業であり、それぞれの家庭での事情に合わせた細かなニーズに応えようというものであります。期待が大変持てます。重層的支援体制整備事業は、介護、障害、困窮等に係る事業を一本化し、今までなかなか日の当たらなかった分野にも予算をつけて対策していくという事業です。これには、ひきこもり対策なども盛り込まれるということでございますので、大変評価できるものと考えます。
 一般会計予算全般がおおむね評価できるものでございますが、1つだけ提案したいことがございます。明和町は、駅西口に進出してくるホテル業者と災害協定を結ぶ計画が予定されております。そのため、ホテル建設費の一部を補助する予算9,200万円を計上してございますが、委員長報告にありましたとおり、東部地区は災害時に避難できる建物が東小学校しかございません。早急に避難所建設が望まれます。この9,200万円は大変大きな金額でございますので、東部地区避難所建設や防災強化事業に組み替えられたらいかがでしょうか。災害時に避難所として利用できる企業は町には何社かありますが、それは西部地区、中央に集中しており、西高東低です。また、これらの企業は災害時の協力関係を結んでいるわけですが、町は協力金は一切助成しておりません。ホテル側と災害協定を結ぶことは大変重要なことではありますが、助成金の歳出までは必要はないと考えます。東部地区住民の安心安全、また明和町全体の防災強化のためにも、避難所建設を第一優先事項として予算配分の再考を提案申し上げまして、私の賛成討論といたします。
議長(堀口正敏君) ほかにございませんか。
          [「なし」と言う人あり]
議長(堀口正敏君) 討論を終結いたします。
 これより議案第19号について採決いたします。
 本案は予算特別委員会の審査報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
          [起立多数]
議長(堀口正敏君) 起立多数です。
 よって、議案第19号は原案どおり可決いたしました。
                                           
    議案第20号の質疑、討論、採決
議長(堀口正敏君) 日程第2、議案第20号の審査報告に対する質疑を求めます。
 質疑のある方は挙手をお願いいたします。
          [「なし」と言う人あり]
議長(堀口正敏君) 質疑を終結いたします。
 討論を行います。
          [「なし」と言う人あり]
議長(堀口正敏君) 討論を終結いたします。
 これより議案第20号について採決いたします。
 本案は予算特別委員会の審査報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
          [起立多数]
議長(堀口正敏君) 起立多数です。
 よって、議案第20号は原案のとおり可決いたしました。
                                           
    議案第21号の質疑、討論、採決
議長(堀口正敏君) 日程第3、議案第21号の審査報告に対する質疑を求めます。
 質疑のある方は挙手をお願いいたします。
          [「なし」と言う人あり]
議長(堀口正敏君) 質疑を終結いたします。
 討論を行います。
          [「なし」と言う人あり]
議長(堀口正敏君) 討論を終結いたします。
 これより議案第21号について採決いたします。
 本案は予算特別委員会の審査報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
          [起立全員]
議長(堀口正敏君) 起立全員です。
 よって、議案第21号は原案のとおり可決いたしました。
                                           
    議案第22号の質疑、討論、採決
議長(堀口正敏君) 日程第4、議案第22号の審査報告に対する質疑を求めます。
 質疑のある方は挙手をお願いいたします。
          [「なし」と言う人あり]
議長(堀口正敏君) 質疑を終結いたします。
 討論を行います。
          [「なし」と言う人あり]
議長(堀口正敏君) 討論を終結いたします。
 これより議案第22号について採決いたします。
 本案は予算特別委員会の審査報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
          [起立全員]
議長(堀口正敏君) 起立全員です。
 よって、議案第22号は原案のとおり可決いたしました。
                                           
    議案第23号の質疑、討論、採決
議長(堀口正敏君) 日程第5、議案第23号の審査報告に対する質疑を求めます。
 質疑のある方は挙手をお願いいたします。
          [「なし」と言う人あり]
議長(堀口正敏君) 質疑を終結いたします。
 討論を行います。
          [「なし」と言う人あり]
議長(堀口正敏君) 討論を終結いたします。
 これより議案第23号について採決いたします。
 本案は予算特別委員会の審査報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
          [起立全員]
議長(堀口正敏君) 起立全員であります。
 よって、議案第23号は原案のとおり可決いたしました。
                                           
    発議第1号の上程、説明、質疑、討論、採決
議長(堀口正敏君) 日程第6、発議第1号を議題といたします。
 提出者に説明を求めます。
 5番、坂上祐次君。
          [5番(坂上祐次君)登壇]
5番(坂上祐次君) 発議第1号 ロシアによるウクライナ侵略に対する非難決議、提案理由を申し上げます。
 ロシアによるウクライナへの侵略は、明和町議会として断じて容認できなく、非難表明するとともに、ロシア軍の攻撃停止と完全撤退を強く求めるものであります。
 それでは、決議文を朗読させていただきます。
    ロシアによるウクライナ侵略に関する非難決議
 去る2月24日、ロシアは、国際社会の度重なる警告を無視し、ウクライナへの侵略を開始した。ロシアによる侵略は、武力の行使を禁止する国際法の違反であり、武力による一方的な現状変更を認めないという国際秩序の根幹を揺るがすもので、断じて容認することはできない。
 よって、明和町議会は、国際秩序への挑戦とも言える今回のロシアによる軍事的暴挙に対し、非難の意を強く表明するとともに、即時の攻撃停止と完全撤退を強く求めることを決議する。
   令和4年3月15日
                                    群馬県明和町議会
 以上でございます。どうか議員の皆様、ご賛同いただけるようお願い申し上げまして、決議とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
議長(堀口正敏君) これより質疑を行います。
          [「なし」と言う人あり]
議長(堀口正敏君) 質疑を終結いたします。
 討論を行います。
          [「なし」と言う人あり]
議長(堀口正敏君) 討論を終結いたします。
 これより発議第1号を採決いたします。
 この決議のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。
          [起立全員]
議長(堀口正敏君) 起立全員であります。
 よって、発議第1号は決議のとおり決定いたしました。
                                           
    請願第2号の委員会審査報告、質疑、討論、採決
議長(堀口正敏君) 日程第7、請願第2号を議題といたします。
 文教・厚生常任委員長に委員会の審査経過並びに結果について報告を求めます。
 1番、藤野一也君。
          [1番(藤野一也君)登壇]
文教・厚生常任委員長(藤野一也君) 1番、藤野でございます。文教・厚生常任委員会に付託され、継続審査となっていました請願第2号 安全・安心の医療・介護・福祉を確立し国民のいのちと健康を守るための国に対する意見書を求める請願についての審査経過及び結果についてご報告をいたします。
 本委員会は、去る2月21日に開催しました委員会において、本請願について慎重に審査を行いました。
 この請願の趣旨は、新型コロナウイルス感染拡大により明らかになった公立・公的病院の病床不足、医師、看護師、介護職員の人員不足、保健所と保健師の不足に対し、病床削減方針の見直しと人員の大幅な増員及び勤務環境と処遇の改善、保健所の増設と保健師等の大幅な増員、そして社会保障に関わる国庫負担を増額し、75歳以上の医療費負担など、国民負担を軽減することを要望する内容でございました。
 委員会では、請願内容の一部である看護職員や介護職員等の処遇改善などは既に国が取り組んでいること、また医療費負担に関しては全ての方が安心できる社会保障制度のための医療費負担でありまして、負担軽減には財源が必要となるということもございまして、本請願についての採決は、願意妥当と認められず、不採択と決定することにいたしました。
 以上、ご報告いたします。
議長(堀口正敏君) ただいまの委員長報告に対しまして質疑を行います。
          [「なし」と言う人あり]
議長(堀口正敏君) 質疑を終結いたします。
 討論を行います。
 2番、早川元久君。
          [2番(早川元久君)登壇]
2番(早川元久君) 2番、早川です。文教・厚生常任委員長の報告に対して、反対の立場から討論を行います。
 この請願は、群馬県医療労働組合連合会より昨年の12月議会に提出された請願ですが、私が紹介議員となりました。総務・産業常任委員の議員さんは、資料は届いていると思いますが、内容についてよく分からないかと思いますので、請願と一緒に提出された意見書案を紹介したいと思います。
安心・安全の医療・介護・福祉を確立し国民のいのちと健康を守るための意見書(案)
 新型コロナウイルスによる感染拡大は、経済活動や国民生活に深刻な影響を及ぼし、医療をはじめとした社会保障や社会福祉体制の脆弱さを鮮明にして、国民のいのちと健康が脅かされる事態が広がりました。
 このコロナ禍で明らかになったことは、感染症対策を中心的に担う公立・公的病院の役割の重要性、感染症病床や集中治療室の大幅な不足、医師、看護師、介護職員の人員不足、保健所、保健師の不足などです。これらの諸問題の背景として、90年代後半から続いてきた医療、介護、福祉などの社会保障費ならびに公衆衛生施策の削減、抑制策があります。75歳以上の医療費窓口負担引上げ、介護保険料等の社会保険料負担増、年金や生活保護基準の引下げなど、国民の負担もますます重くなるばかりです。
 コロナ禍において、私たちは医療、介護、福祉をはじめとした社会保障拡充の重要性を経験しました。国民のいのちと健康、暮らしを守り、新たなウイルス感染症や大規模災害などの事態に備えることが国民に対する喫緊の課題となっています。
 逆進性の高い消費税を減税するなどの対策と同時に、社会保障に関わる財源の確保が重要です。社会保障の再分配機能を高め、大企業、富裕層への応能負担を求めるなど、コロナ対策ならびにコロナ後の社会を見越した政策が必要ではないでしょうか。
 私たちは、国民が安心して暮らせる社会を実現するために、下記の事項について国に要望します。
 1、安全・安心の医療・介護・福祉提供体制を確保すること。
 @医師、看護師、医療技術職員、介護職員等を大幅に増員し、夜勤改善や長時間労働改善等、勤務環境と処遇を改善すること。
 A公立・公的病院の再編統合や病床削減方針を見直すこと。
 2、保健所の増設など公衆衛生行政の体制を拡充し、保健師等を大幅に増員すること。
 3、社会保障、社会福祉に関わる国庫負担を増額し、75歳以上の窓口負担2倍化を中止するなど、国民負担を軽減すること。
 と書かれております。群馬県医療労働組合連合会より送付された資料によりますと、医師では人口1,000人当たり、ドイツでは3.3人、アメリカで2.7人、日本では1.9人だそうです。また、看護職員では人口1,000人当たり、ドイツでは9.6人、アメリカ8.1人、日本7.8人とありました。また、全国の保健所の数では、1992年の852か所から2018年では469か所まで減少されております。また、昨年75歳以上の医療費窓口負担2割化が国会で可決され、今年10月より年収200万円の人、370万人が対象となりますが、2倍化になります。コロナ禍の中、医療現場で働く人たちから出された請願です。全国では、陳情、請願は251の地方議会で採択されているそうです。これは出された時点ですから、昨年の12月以前の話ですけれども、251だそうです。
 最後になりますが、請願第2号の請願審査報告に対し反対していただくことをお願いしまして、私の反対討論を終わります。
議長(堀口正敏君) ほかにございますか。
          [「なし」と言う人あり]
議長(堀口正敏君) 討論を終結いたします。
 これより請願第2号を採決いたします。
 本請願に対する委員長報告は不採択であります。本請願を委員長報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。
          [起立多数]
議長(堀口正敏君) 起立多数です。
 よって、請願第2号は不採択と決定いたしました。
                                           
    閉会中の継続調査について
議長(堀口正敏君) 日程第8、「閉会中の継続調査について」を議題といたします。
 各常任委員長並びに議会運営委員長から、会議規則第74条の規定に基づき、お手元に配付いたしましたとおり、閉会中の継続調査の申出がありました。
 お諮りいたします。各常任委員長並びに議会運営委員長から申出のとおり、閉会中の継続調査に付することにご異議ございませんか。
          [「異議なし」と言う人あり]
議長(堀口正敏君) 異議なしと認めます。
 よって、各常任委員長並びに議会運営委員長から申出のとおり、閉会中の継続調査に付することに決定いたしました。
 これをもちまして、今定例会の議事日程は全部終了いたしました。
                                           
    町長挨拶
議長(堀口正敏君) ここで、町長から挨拶をしたい旨の申出がありましたので、これを許します。
 町長、冨塚基輔君。
          [町長(冨塚基輔君)登壇]
町長(冨塚基輔君) 閉会のご挨拶をする前に、私ごとでございますけれども、コロナウイルスの濃厚接触者ということで、館林保健所から1週間の自宅待機を命ぜられまして、予算特別委員会に出席かなわず、議会の皆様には大変ご心配とご迷惑をおかけしましたこと、心からおわびを申し上げます。
 それでは、閉会に当たりまして一言ご挨拶を申し上げます。
 今回招集されました令和4年第1回明和町議会定例会は、去る3月3日から本日まで13日間の会期でございましたが、おかげさまで本日、全日程を終了する運びとなりました。会期中は、コロナ禍の関係で会議時間等の短縮を行う等、皆様には大変ご協力をいただきまして、心から御礼を申し上げる次第でございます。
 今回、定例会に執行部からご提案を申し上げました人事案件2件、そして協議2件、条例関係6件、路線の廃止認定1件、各会計の補正予算5件、そして今日認定をいただきました新年度予算5件、合わせて21件の議案につきまして、いずれも原案のとおりご承認をいただきまして、重ねて御礼を申し上げます。
 そして、この議会中、特別委員会を設置し、慎重にご審議をいただきました新年度予算において計上された施策でございますが、今後町を活性化するための仕掛けとして避難所設置問題を皮切りに、市街化調整区域の開発問題、移住定住の促進問題、そして自主財源確保問題、その解決に向けて町の東部、中部、西部からにぎわいと活気の創出を目指すための予算でございます。新年度予算執行に当たりましては、最少の経費で最大の効果が上げられるよう、行財政運営に努力していく所存でございます。また、新年度予算につきましては、三浦議員さん、奥澤議員さんより過分なる賛成のご討論いただきまして、誠にありがとうございました。
 さて、現在町では、3回目のコロナウイルスワクチンの集団接種が円滑に行われております。2月1日より、高齢者から順次接種が始まっております。会場となっております新しい保健センターでの町民の生命、身体を守る取組でございます。議員各位におかれましても、ご理解と町民へのご指導をお願い申し上げる次第でございます。
 そして、さらなる町の発展に期待が高まっております東部工業団地及び国道122号バイパスの集客施設も姿が見えてまいります。新年度、より成熟した明和町の創造とさらなる発展に向けてまちづくりを加速してまいりますので、引き続き特段のご支援、ご協力を賜りますようお願いを申し上げます。
 結びに、年度末を迎え、議員各位におかれましては、ますますご多用な時期をお迎えのことと存じます。どうか健康には十分ご留意の上、今後一層のご指導とご健勝を心からお祈り申し上げまして、閉会に当たりましての御礼のご挨拶に代えさせていただきます。本日は誠にありがとうございました。
                                           
    議長挨拶
議長(堀口正敏君) 閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
 今定例会は、去る3月3日から本日までの13日間にわたりまして、令和4年度各種予算を中心に、人事案件、条例の一部改正を始め、各種補正予算など、重要案件が提案され、議員各位には、終始熱心にご審議を賜りました。
 また、ロシアによるウクライナへの侵略を非難する決議を全会一致で可決され、明和町議会としての平和を求める意思表示ができ、心から厚く御礼を申し上げます。
 執行部の皆様におかれましても、長期間にわたりまして審議にご協力をいただき、深く感謝を申し上げます。本会議並びに予算特別委員会において議員各位から述べられました意見、要望につきましては、今後の執行に反映していただき、限られた予算の中で町民福祉の向上に全力を傾注されますよう希望いたします。
 結びに、議員各位を始め、町当局関係各位におかれましては、健康に十分留意なされまして、新年度予算がさらなる明和町の発展につながりますよう存分のご活躍を祈念申し上げ、閉会の挨拶といたします。
                                           
    閉会の宣告
議長(堀口正敏君) 以上をもちまして、令和4年第1回明和町議会定例会を閉会いたします。
 大変ご苦労さまでした。
          閉 会  (午前 9時43分)