令和5年第4回明和町議会定例会

議事日程(第2号)
                           令和5年12月6日(水)午前9時開議

日程第 1 一般質問                                   
日程第 2 閉会中の継続調査について                           
日程第 3 議員派遣について                               
                                           
本日の会議に付した事件
 議事日程のとおり
                                           
出席議員(12名)
   1番   堀  口  正  敏  君    2番   小  野  光  枝  君
   3番   三  浦  次  弘  君    4番   栗  原  孝  夫  君
   5番   藤  野  一  也  君    6番   荒  井  信  行  君
   7番   眞  塩  香 奈 子  君    8番   本  澤  春  江  君
   9番   齋  藤  一  夫  君   10番   島  田  宏  幸  君
  11番   奥  澤  貞  雄  君   12番   坂  上  祐  次  君

欠席議員(なし)
                                           
地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名
        町     長      冨  塚  基  輔  君
        副  町  長      瀬  下  嘉  彦  君
        教  育  長      金  子     博  君
        総 務 課 長      吉  田  博  之  君
        政 策 室 長      清  水  靖  之  君
        税 務 課 長      立  川  明  浩  君
        住 民 保険課長      高  際  伸  互  君
        健康こども課長      川  辺     登  君
        介 護 福祉課長      宮  田  高  志  君
        産 業 環境課長      高  瀬     磨  君
        都 市 建設課長      篠  木  加  仁  君

        会 計 課 長      橋  本  桂  子  君
        兼 会 計管理者

        学 校 教育課長      関  口  峰  之  君
        生 涯 学習課長      牛 久 保  正  和  君
                                           
職務のため出席した者の職氏名
        議 会 事務局長      篠  木  正  和
        書     記      堀  口  香  里

          開 議  (午前 9時00分)
    開議の宣告
議長(坂上祐次君) 皆さん、おはようございます。
 本日は、今定例会の最終日を迎えました。
 これより令和5年第4回明和町議会定例会を再開いたします。
 ただいまの出席議員は12名全員でございます。よって、定足数に達しておりますので、会議を開きます。
                                           
    諸般の報告
議長(坂上祐次君) 日程に入る前に、諸般の報告を申し上げます。
 各常任委員長並びに議会運営委員長から閉会中における継続調査の申出がありました。
 また、議員派遣について1件の申出がありました。
 なお、本日の議事日程は、お配りしてあるとおりでございます。
 以上で諸般の報告を終わります。
                                           
    一般質問
議長(坂上祐次君) 日程第1、一般質問を行います。
 今定例会における一般質問は、4名から通告がありました。
 質問方法は、一問一答方式とし、制限時間は45分以内といたします。
 質問の順序は通告順といたします。
 初めに、9番、齋藤一夫君の一般質問を許可いたします。制限時間は午前9時46分といたします。
 9番、齋藤一夫君。
9番(齋藤一夫君) 9番、齋藤でございます。本日は交通安全について、それからセキュリティについてという形で2点ほど質問させていただきたいと思います。
 まず、交通安全についてということで、昨今交通事故、どうしても減らない状況にあります。これまでにも私のほう、あるいはほかの議員からも中学校における自転車の教育指導、これについては大分質問をしてきました。そんな中で、大分右側通行も減り、先生方の指導もあり、改善は見られているわけですが、今回は学校に特化したことではなくて、やはりご年配の方、あるいは若い方、中学生、小学生に限らず多くの方が自転車というのは利用されている状況にございます。そんな中で、昨今よく見受けられるのが、ご年配の方による右側走行、あるいは高校生や、またもうちょっと上の世代、大人なんかでもそうなのですが、一時不停止による飛び出し等がございます。なかなかここにいらっしゃる皆さんは車を運転されるので、一度はヒヤッとしたことがあると思いますが、幾ら気をつけていても、やはり急に飛び出されたり、あるいは狭い道等で右側通行でいきなり出てこられたりするとよけ切れなくて事故を起こしてしまう場合もあります。法令上は、やはり割合的にはどうしても過失が自動車側に向いてしまうわけですが、本当にそれでいいのかなと思えるような事故形態というのも数々あるわけでございます。
 本日は、質問の内容としては、交通安全指導の状況についてということで通告をさせていただきましたが、お打合せのときも申し上げたように、今、明和町は他町と比べて健康増進のために各種の行事を行ったりという形で、年配の方も集まる機会も非常に多い状況にございます。これはとてもすばらしいことだと思います。そんな中で、その機会を通じてやはり交通安全指導、中高生だけでなく、あるいは小学生だけではなく年配の方も含めた中で交通安全指導をしていかないと、どうしても交通事故というのは防げない状況にございます。これまでも警察を中心に春の交通安全運動、秋の交通安全運動とやられているわけですが、また歳末警戒等で今も取り締まり等行ったりいろいろやっているわけですが、そんな中で、やはり交通事故をゼロにするというのは難しい話ではありますが、やはり交通事故をゼロにしていくというのが最大の目標だと私は考えております。
 そんな中で、町としてどのような交通安全指導をなされているのか、学校部局以外の部分でのご回答をいただければと思います。
議長(坂上祐次君) 総務課長、吉田博之君。
          [総務課長(吉田博之君)登壇]
総務課長(吉田博之君) ただいまの齋藤議員のご質問に総務課よりお答えいたします。
 交通安全指導につきましては、第11次明和町交通安全計画及び警察、交通安全協会、交通指導員、区長さん、小中高等学校長さん、PTA、老人クラブなど各種団体代表者、それから町三役及び所属長で構成いたします明和町交通対策協議会において年度ごとに町の交通安全活動計画を定め、この計画に沿って交通安全指導を実施しております。主な活動といたしまして、毎月1日の県民交通安全日及び毎月15日の町民交通安全日には、朝の通勤通学時間帯に町の交通指導員による立哨指導と町担当者による交通安全パトロールを実施しております。また、小中学校における交通安全教室の開催や春、秋の全国交通安全運動及び夏と冬の県民交通安全運動を展開し、運動期間中は重点的に交通指導員、館林交通安全協会明和支部、PTAの役員さん、町職員による立哨指導や街頭啓発を実施し、交通安全指導の普及、浸透を図り、交通事故の防止の徹底を図っております。
 以上でございます。
議長(坂上祐次君) 9番、齋藤一夫君。
9番(齋藤一夫君) ご答弁ありがとうございました。立哨指導や交通安全パトロール等で十分やっていただいているわけですが、ここ数年、明和町におきましては、いわゆる重大事故と言われるような死亡事故というのは発生していないわけですが、死亡事故の原因が必ずしも自転車、歩行者が絡んでいるとは限りませんが、やはり重大事故が決して起きないように、また重大事故に至らないまでも、交通事故のないように、特に明和ではないのですが、ほかで見受けられるのが自転車による歩行者への衝突、それによる重大事故というのが昨今メディア等でも報道されております。過去の中でも9,000万円を超える損害賠償請求をされたというようなケースがあり、今では自転車保険の加入が義務づけられているということで、中学校においては、以前に質問したときに全員加入して通学をしているということで、一安心なわけですが、賠償責任が免れたからといって、やはり刑事責任あるいは行政責任、そういう部分では個人に係る負担というのは非常に被害者となっても大変ですから、加害者となっても決して楽なものではないわけで、決して加害者、被害者にならないように十分な指導をしていただければと思います。
 続きまして、2点目の各種イベントでの啓発活動の状況はということで、先ほどご答弁いただいたほかにも、町民体育祭や文化祭等、あるいは明和まつり等ございますが、その中でどのような啓発活動が行われているのか。また、今後どのようにされていくのか、今お答えできる範囲でお答えいただければと思います。
議長(坂上祐次君) 総務課長、吉田博之君。
          [総務課長(吉田博之君)登壇]
総務課長(吉田博之君) 引き続き総務課より答弁させていただきます。
 各種イベントでの啓発活動に関しましては、今議員がおっしゃられたとおり、明和まつりですとか町民体育祭、それからふれあいセンターで開催する事業などにおいても警察や交通安全協会明和支部のご協力をいただきながら啓発活動を実施しております。また、各種イベントでは、交通指導員による交通整理を行う中でも自転車及び歩行者に対する交通安全指導を実施しております。
 なお、管内交通安全関係団体で構成いたします館林地区三交連絡協議会では、春、夏、秋、冬の交通安全運動における街頭啓発及び毎年秋に交通安全フェスティバルを館林と板倉と明和で持ち回りで開催しておりまして、子どもから高齢者まで楽しみながら交通ルールと正しいマナーを学べる事業を実施しております。
 以上でございます。
議長(坂上祐次君) 9番、齋藤一夫君。
9番(齋藤一夫君) ありがとうございました。各種イベントで交通安全指導、歩行者、自転車を中心にされていることと思います。今後も引き続き続けていただきまして、事故が起きないように、また今回通告の中には入っていないのですが、自転車のヘルメットの着用が努力義務ということで変わって、自治体によっては助成金を出すなどのヘルメットの着用率を向上させるための対策を取っているところも随分あるかに聞いております。本町におきましては、今のところ助成はないわけですが、やはり助成があるところでも思ったほど着用率がよくないところ、あるいは助成があることによって非常にいいところ、まちまちだと思いますが、やはり自分の身を守るという意味では、自転車の方もヘルメットを着用されるのがよろしいのではないかなというふうに思う次第でございますので、これから予算組み等もございますが、その中でぜひともヘルメットの助成をしていただければと思います。これはお願いになりますが、ご検討のほうをよろしくお願い申し上げまして、1問目の交通安全についての質問を終わらせていただきたいと思います。
 続きまして、2点目のセキュリティについてということで、タイトルからいくとちょっと漠然とした感じだと思いますが、たまたまこの通告を出した後に某企業における情報漏えい問題等、これまでにも学校関係、あるいは役所関係、そういうところから情報漏えいというのが非常に多くあった状況にあるかと思います。そんな中で、やはりマイナンバー制度が始まるに当たって当初懸念されていたのが、個人情報が漏れてしまうのではないかと。私がこれは個人的に思うところでございますが、どちらかというとハード面というよりもソフト面、人間のモラルの問題だと思いますが、一概にモラルとは言い切れない部分もございまして、というのは、悪いことと認識した上でやられている方も実際に過去の報道等見ているとあるわけで、そういう方に関しては何を教育しても無理なのかなというふうには感じるところでございますが、本町においては過去にそういう事案は起きておりませんので、一安心するところでございますが、しかしながらセキュリティについて不安視する町民の声というのは少なからずあるわけで、そんな中で私もこのセキュリティについて質問されたときに、正直言ってどの程度のセキュリティが行われているのかというのは把握できていない状況にございました。いわゆる一般的な安全性はご説明申し上げたわけですが、ちょっと細かいところ突っ込まれますと、私はコンピューターは全くもって分かりませんので、非常に私の説明が悪かったのかもしれませんが、完全な納得はいただけないまま、しようがないかというような感じで、ちょっと納得していただいたようなしていただいていないような状況にございました。
 そんな中で、今回セキュリティについてということで、まず1点目といたしまして、やはりそれぞれの個人情報が入ったり重要な、個人情報以外の部分でも行政として重要な機密情報というのはございますから、その部分に関するアクセス権の付与状況というのはどのようになっているのか。やはり担当部署であれば誰でも入れるのか、それとももう一定の特定の人にしか与えられなかったり、余り細かいことまでご説明いただいてしまうとセキュリティが逆に脆弱になってしまいますので、脆弱にならない程度に、当たり障りない範囲でちょっとアクセス権の状況について分かりやすくご説明いただければと思います。
議長(坂上祐次君) 総務課長、吉田博之君。
          [総務課長(吉田博之君)登壇]
総務課長(吉田博之君) 引き続き総務課よりご答弁させていただきます。
 個人番号や住民票、戸籍、税情報などを扱う基幹系の業務の情報システムにつきましては、アクセスが許可されているのは業務担当者のみとなっております。さらに、個人ごとのICカードによる認証、それからパスワードによる認証と2段階の認証を通らないとシステムを利用することはできません。また、業務担当者ごとに利用できるメニューが限られておりまして、担当業務の情報のみにアクセスできる仕組みとなっております。また、各端末にはUSBの接続制限がかけられておりまして、総務課で管理するUSB以外ではデータの取出しができない仕組みになっております。
 なお、職員が文書作成に使用するパソコンは、別のネットワークの端末となっておりまして、つながっておりません。
 以上でございます。
議長(坂上祐次君) 9番、齋藤一夫君。
9番(齋藤一夫君) 分かりやすいご答弁ありがとうございました。今、打合せのときに聞いたのかもしれませんが、ちょっと失念していてあれなのですが、担当者の方以外はアクセス権がないということで、非常にセキュリティ的にはもうそれ以上どうにもならない。また、パスワードとICカードの2段階認証ということで、これまたセキュリティとしては2段階認証というのは一般的で、これを3段階、4段階にしてしまうと、いざというときに開かなくなってしまって、管理者も開けないとなると、もう肝心な情報を取り出せないという、民間の中でたまにそういうケースもあるのですが、ちょっとセキュリティ、この間もかけ過ぎまして、肝心な情報が取れずに、結局何時間も何日もかけて作り直したというのがうちのほうでもあったのですが、なかなかセキュリティの面は、アクセス権の問題はクリアできているのか。
 また、USBに関してご答弁がございましたが、総務課にあるUSB以外では取り出せないようになっているということで、これはソフト面でのロックをかけるというか制限をかけている状態で、物理的にはUSB自体は差し込みが可能という状態ということで認識してよろしいでしょうか。
議長(坂上祐次君) 総務課長、吉田博之君。
          [総務課長(吉田博之君)登壇]
総務課長(吉田博之君) USBに関しましては、差し込みはできますが、パソコン自体がそのUSBが差したことを認識しないような仕組みになっております。
 以上でございます。
議長(坂上祐次君) 9番、齋藤一夫君。
9番(齋藤一夫君) ありがとうございます。そうしますと、いわゆる一般的なUSBを持ってきてもソフト面でこれロックというか、USB自体をコード認識か何かさせて、そのもの以外は対応できないようになっているのかと思いますが、そのUSB自体の保管自体も、鍵のかかる金庫等に保管されているものと認識しておりますが、それで間違いないですよね。
          [「はい」と言う人あり]
9番(齋藤一夫君) 分かりました。ちょっとアクセス権の付与が、いざ担当者の方だけということで、担当者が2名、3名いらっしゃるところはいいのですが、1名しかいなくての部分があったりすると、ちょっと管理者も見れないとなると、何かあった場合に、例えばこういう時代ですから、コロナだとかあるいはインフルエンザ、あるいはほかの病気でもいいですけれども、けがや病気等で急遽休みになってしまった場合に、どうしても出さなければならないような、いわゆる町民に係る個人情報というのは担当者の方が何人かいらっしゃるのも分かっていますし、住民票だとかすぐ出せないと困りますので、また明和町においては、大分先進地というかの中でコンビニ交付が始まって件数も伸びているということで、そこら辺はしっかりできているのかなというふうに認識するところでございますので、今後もUSBの管理に関しては十分に、結局総務のUSBであればデータを移行させることは、移動させることができるということであれば、そのUSBを物理的に庁外に持ち出すことが可能であれば、データ自体は盗めてしまうという状況にありますので、これはハード面というよりももうモラルの問題になるかなと思いますが、そこら辺の教育をしっかりと今後も続けていただいて、今までもやっていただいていたし、また少なくとも町の職員になるような方にそのような方は、なった段階ではいないはずなので、ただその後に人間は変わっていくものなので、定期的な教育指導をしっかりとしていただければ十分安心できることかなと思います。
 2点目といたしまして、外部アクセスに対する対策はということで、どうしてもこういう時代ですので、インターネットにつながっていないコンピューター、いわゆる内部だけで使うようなコンピューターというのも当然庁舎内でも存在しているかと思いますが、その多くがインターネット経由で外部の情報が見れる状態になっているかと思います。そうすると、セキュリティソフトを入れてもなかなかこれいたちごっこになるわけですが、ウイルスだとかあるいはほかの悪意あるファイル等がどうしても入ってきてしまうという可能性は防げないわけで、そこら辺に対する対策として町としてやられていることはどのようなことがあるのか、お聞かせいただければと思います。
議長(坂上祐次君) 総務課長、吉田博之君。
          [総務課長(吉田博之君)登壇]
総務課長(吉田博之君) 引き続き総務課よりお答えいたします。
 町の情報ネットワークは、総務省が推進する三層分離の対策を導入しております。三層とは、先ほど説明しました住民情報や個人番号を利用する事務系のネットワーク、これが一つ、それから職員が文書作成等に使用するパソコンがつながった国と地方公共団体のみが接続するLGWAN系ネットワーク、そしてインターネットに接続するネットワーク、その3つのネットワークをいいます。これらが物理的に分離されているため、外部から侵入や攻撃されるおそれの高いインターネットは、そもそも機密情報を扱うネットワークとはつながっておりません。町職員のパソコンはLGWAN系ネットワークにつながっておりまして、インターネットにつながっておりませんので、インターネットの情報を職員が見る場合にはVR技術の仮想化サーバーというものを使いまして、県内のデータセンターにあるウェブサーバー、これを仮想的に操作をいたします。実際につながっていないのですが、仮想的に操作をしてインターネットの情報を得るような仕組みができております。このインターネットの接続系につきましては、県内の35市町村のウェブサーバーを県内1か所に集約しておりまして、そこを通らないとインターネットに出ていかれないような自治体情報セキュリティクラウドという、県内でこれを共同利用することで許可のない通信の遮断ですとか、それから監視及びログの分析や解析、それからメールやファイルの無害化処理等を行い、エクセルファイルだとかそういうときにマクロだとかを自動的に削除してしまうのです。削除したものしか入ってこないような仕組みがつくられておりまして、そういった高い安全性を実現しております。
 以上でございます。
議長(坂上祐次君) 9番、齋藤一夫君。
9番(齋藤一夫君) ありがとうございました。三層分離ということで、インターネットに接続するパソコンに関しては、その危険性を防ぐために仮想サーバーを利用されているということで、ウイルスそのものが入ってこないというのは、ご説明いただいて理解できたところでございます。ただ、今の説明の中で、エクセルファイル等のマクロ、いわゆるVBA等が削除されてとなると、VBAプログラムを組んだファイルだとかはVBAが使えない状態で、非常につくるのもあれも、私だからちょっと時間がかかるのかもしれないのですけれども、結構苦労してつくって使えないと、利便性の向上という部分ではちょっと難点があるのかなというふうには思いますが、やはりセキュリティという部分を見ると、今のご説明で非常にセキュリティが高い状況にあって、通常では外へ漏れることはないのかなと。悪意ある方が悪意ある方法によってやればできるのかもしれませんが、私はそこまでの知識はありませんので、どんなケースが考えられるというのは、ちょっと申し上げられないのですが、そうでない限りは十分安心できるところではあるのかなというふうに考えるところでございます。
 そんな中で、3点目といたしまして、セキュリティ教育の状況と今後の課題はということで、先日お打合せに伺ったときに、今のセキュリティ教育というのはこういうものだよというふうにご説明をいただいて、非常に目からうろこといいますか、私の認識では県内だったり前橋かどこかに1か所に集まって、大きなスクリーンで、これがこうでというふうに、私なんかはそういうふうにアクセス等は教わった世代なので、そんな形でやるのかなというふうに認識していたところ、セキュリティ教育だとかも何か個々にやられるということで、その点についてちょっと町民の方も不安に思われている部分もあるかと思いますので、町のセキュリティ教育はこのようになっているのだというのを、簡単で結構ですのでご説明いただければと思います。
議長(坂上祐次君) 総務課長、吉田博之君。
          [総務課長(吉田博之君)登壇]
総務課長(吉田博之君) 引き続き総務課よりお答えいたします。
 セキュリティ対策といたしましては、J―LISといいまして国の関係機関なのですが、地方公共団体情報システム機構というところが行っておりますリモートラーニングによるデジタル人材育成のための基礎研修というものを活用して受講しております。毎年各所属・施設ごとに情報化とセキュリティを推進する情報化施策等推進員を職員に任命しておりまして、新採用の職員ですとか情報化施策等推進委員を対象に、デジタルリテラシーコースというものと情報セキュリティコースというのを受講させまして、全員が修了証を取得しております。これは、リモートラーニング研修となっておりまして、各自都合のよい時間に研修ができる仕組みとなっております。各コースが幾つかの章で構成されておりまして、1章から5章ですとか1章から9章だとか、その研修内容によって変わってくるのですが、その章ごとに講義に対してのミニテストがあって、各テストで合格点を取らないと修了証がもらえない仕組みとなっておりますので、高い習熟が期待できる教育となっております。
 以上でございます。
議長(坂上祐次君) 9番、齋藤一夫君。
9番(齋藤一夫君) ありがとうございました。リモートラーニングで個人個人がその習熟度に応じて、ミニテストがあるということで、非常に大変だなというふうに認識するところではございますが、先ほど課長の答弁にもありましたように、個人個人がそれぞれの都合のいい時間にということでやられているということで、これは就業時間外だとかにやることもあるのだと思うのですが、そうするとその分というのは今の現状、ちょっと打合せのときに確認すればよかったのですが、多分何の手当も出ていないのではないかなというふうに思うのですが、もしセキュリティ教育だとか、あるいはほかの部分でもそうですが、職員に関わる部分ですので、本来であればその個人によって20分で終わる人もいれば、やっぱり理解にちょっと時間がかかって1時間かかってしまう方、そういうケースもあり得ると思いますが、一定のみなし時間という中で、やはり就業に対する手当というのは出すべきではないのかなというふうに思うところでございますので、もし現状出ているようであれば、質問ではなく申し訳なかったのですが、もし出ていないようであれば今後の検討課題といたしまして、やはり標準的な時間を大体このぐらいでという形で。また、いっとき習熟したとしても、コンピューター関係ですので、特に内容が変わっていったりどんどん更新されていく部分もあれば、またふだん使わないときには忘れてしまうことが、簡単なプログラムでも私も全然もう覚えていないような状態で、自分でつくったものが不具合が起きると動かせなくなってしまうというようなこともありますので、やはり常にやっていなければならないわけですが、その最初の習得のときぐらいはやはり職員のモチベーションの向上と、それからその重要性、このリモートラーニングがただ修了証をもらえばいいというものではなく、その内容を理解して、その確認のためにミニテストが行われているのだということを再認識していただいて、なるべく忘れる量を少なくして、いざというときに、あれどうだったのだっけということのないように、しっかりとした教育がしていただけるように、そのような意味合いもあって、もし何かの手当もされていないようでしたら、何らかの措置をご検討いただくことをお願い申し上げまして、ちょっと早いですが、私の一般質問を終了したいと思います。
議長(坂上祐次君) 以上で9番、齋藤一夫君の一般質問を終了いたします。
 ここで、暫時休憩をいたします。
 再開の時刻を午前9時40分といたします。
          休 憩  (午前 9時29分)
                                           
          再 開  (午前 9時40分)
議長(坂上祐次君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 続いて、11番、奥澤貞雄君の一般質問を許可いたします。制限時間は午前10時25分といたします。
 11番、奥澤貞雄君。
11番(奥澤貞雄君) 11番、奥澤でございます。初めに不登校問題についてお伺いをいたします。
 不登校の児童生徒は全国で29万9,000人を超え、県の不登校児童数も4,382人と国、県で過去最多を記録しております。本町においても現在31名の不登校児童生徒が確認されているとのことです。私は、この件で何回か質問をしておりますが、コロナ前は大体10名前後の児童生徒が不登校状態になっていたと認識しております。不登校数がこんなに増えたのは、コロナ禍での影響による環境の変化も誘因の一つだと推察しておりますが、町はこの状況をどのように分析されておられるのかお伺いをいたします。
議長(坂上祐次君) 学校教育課長、関口峰之君。
          [学校教育課長(関口峰之君)登壇]
学校教育課長(関口峰之君) 奥澤議員のご質問に学校教育課よりお答えいたします。
 不登校児童生徒の状況把握につきましては、群馬県教育委員会に報告をいたします月例報告において行っております。これにつきましては、学校から毎月報告される月例報告書でございますが、学校に係る状況、また家庭に係る状況、当該児童生徒本人に係る状況などの不登校の要因が明示をされておりまして、おのおのの児童生徒の不登校要因が複雑多様になっているのが現状でございます。その中でも学校に登校することに不安を抱えているという要因で不登校になっている児童生徒の割合が増えてきておりまして、学校からの報告では、個々の児童生徒によって不安の要因、また不安の大きさが異なりまして、児童生徒の気持ちに寄り添いながら学校行事への参加や別室登校ができるようにするなどして対応している状況でございます。また、文部科学省が実施をいたしました令和4年度児童生徒の問題行動、不登校児童生徒指導上の諸課題に関する調査というものがございまして、この結果を踏まえた見解によりますと、新型コロナウイルス感染症の影響が続き、感染を予防しながらの生活の中、不安や悩みを相談できない子どもたちがいる可能性や、子どもたちの不安や悩みが従来と異なる形で現れたり、1人で抱え込んだりしている可能性も考慮しなければならないと言われております。明和町におきましても同様な子どもたちがいるということを十分考慮しながら不登校対策を推進してまいりたいと考えております。
 以上でございます。
議長(坂上祐次君) 11番、奥澤貞雄君。
11番(奥澤貞雄君) 細かい分析をされているようでございますので、その辺は大変安心をいたしました。適応指導教室の担当者が1名から2名に増やされております。不登校の人数が増えたのが要因かと推察されますが、説明をお願いしたいと思います。また、適応指導教室の利用状況についてもお伺いをいたします。
議長(坂上祐次君) 学校教育課長、関口峰之君。
          [学校教育課長(関口峰之君)登壇]
学校教育課長(関口峰之君) 引き続き奥澤議員のご質問に学校教育課からお答えいたします。
 適応指導教室、ふれあい教室でございますが、現状利用状況のほうでは11月1日の段階で児童生徒3名でございます。また、適応指導教室の増員に関しましては、対象者の人数の増加への対応もありますが、近年多様化する学校の問題に対応するために、学校経営アドバイザーというのを設置いたしまして、学校やこども園の問題解決に対応するためのものでございます。
 以上でございます。
議長(坂上祐次君) 11番、奥澤貞雄君。
11番(奥澤貞雄君) 利用者は3名ということでございますので、多少少ないのかなという感じはしておりますけれども、それは諸事情がありますので、仕方ないと思います。
 不登校の数は31名となりますと、変な話、31名学級ができてしまうほどのものでございますので、驚くと同時に、この生徒たちのことを思いますと、学校への登校は無理でも、何とか学力向上につながる手だてはないものかと考えてしまいます。不登校の生徒たちというのは意外に個性があり、個人の能力は高いものがあると推察されます。これらの児童生徒の個性、能力を伸ばせるカリキュラムであり、環境を整えていく必要があるのではないでしょうか。先生2人でのなかなか指導していくのが困難を伴うものと推察されます。前から提案しておりますが、本格的に民間人の登用も考えてみてもよいのではないでしょうか。社会で活躍され、それぞれの分野で活躍してきたすばらしい技能、知識を持っている方がたくさんおられると思います。この方たちは、ボランティアとしても協力は惜しまないと思われます。退職された方たちはこのことで生きがいを感じ、子どもたちにとっては新たな出会いがあり、新しい自分を発見できる機会につながると思いますが、町の見解をお伺いいたします。
議長(坂上祐次君) 学校教育課長、関口峰之君。
          [学校教育課長(関口峰之君)登壇]
学校教育課長(関口峰之君) 引き続き学校教育課からお答えをいたします。
 適応指導教室の役割上、学校に少しでも気持ちが向かうように児童生徒一人一人に応じて必要な力をつけられるようなカリキュラムを実施しております。児童生徒につきましては、支援員と一緒に1週間の目標を立てまして、起床時間、また睡眠時間を毎日記録して生活のリズムをまず身につけるための取組を行っております。また、学習では、個々に応じたものを一緒に計画をしまして、少しでも学習の遅れを取り戻せるよう支援を行っております。また、それ以外に体を動かしたりコミュニケーション力を高めるためにカードゲームなどの遊びも取り入れている状況です。今後も通級者一人一人が魅力を感じることが大切であると考えておりますので、まずは児童生徒が魅力を感じるカリキュラムの構築に、こちらを最初に推進をしていきたいと、そういうことで考えております。
 以上でございます。
議長(坂上祐次君) 11番、奥澤貞雄君。
11番(奥澤貞雄君) ありがとうございました。一般の方が参加できる状況を演出するには、新たなカリキュラムを設定し、出会える環境を整えないと一般の方は参加しづらいものです。子どもに合うカリキュラムを今後考えていただき、そのカリキュラムに合った一般町民が協力できるように対策をお願いをいたします。
 不登校の要因ですが、児童生徒個々により状況は違うようでございます。先生との関係の問題、勉強が分からない学力の問題、いじめの問題、コロナ禍での生活のリズム等の環境の変化などが要因の一部になっているようでございますが、最近の研究で、純粋に体調の不良のために学校に行けない児童生徒がかなりの比率でいるということが分かってまいりました。一部の学校では専門のドクターに相談員になってもらっている学校も出てきております。ドクターとの連携を強めていくべきと考えますが、町の見解をお聞きします。
議長(坂上祐次君) 学校教育課長、関口峰之君。
          [学校教育課長(関口峰之君)登壇]
学校教育課長(関口峰之君) 引き続き奥澤議員のご質問に学校教育課からお答えいたします。
 不登校のきっかけといたしまして、ご質問にもありましたとおり、起立性調節障害、また発達障害など医療的なサポートが必要なケースもございます。不登校児童生徒への支援につきましては、児童生徒が不登校となった要因を的確に把握いたしまして、学校関係者や家庭、福祉や医療機関などの関係機関と連携しながら社会総がかりで対応をしなければならないと考えます。不登校の要因といたしまして、不安の割合が多いことから、現在町内の各小中学校では保健室登校を取り入れまして、養護教諭による観察や県のスクールカウンセラー1名を活用して心理面のサポートを行っております。このほか、必要であれば県の配置されているスクールソーシャルワーカーなどを活用した福祉的なサポートなどを視野に置きまして、本町の不登校児童生徒を支援していく所存でございます。
 以上でございます。
議長(坂上祐次君) 11番、奥澤貞雄君。
11番(奥澤貞雄君) 今日までもいろんな対策を取っておられるということは私も認識しておりますけれども、今後はその体調不良ということに重点を置いたドクターとの連携というのも必要になってくる、徐々に今後は強くなってくると思いますので、その辺も考慮していただきたいと思います。
 不登校の問題はケース・バイ・ケースで、いろんな要因が複雑に絡み合っている場合もあると同時に、個人情報やデリケートな側面もございますので、対応は大変難しいことも事実ですが、いろいろな人の出会いの場の創出を強く要望したいと思います。これに関しては、不登校に関しましては、県の教育委員会でも不登校問題に力を入れているようでございまして、学びの多様化学校の設置を検討していくとのことでございます。これは、学校ごとに特色ある教育課程、教育カリキュラムを取り入れてもいいですよというような内容であり、個人に合わせた指導ができるというような内容で県のほうも進んでいるようでございますので、ぜひ教育長さんにお願いを申し上げたいと思います。
 それでは、次の質問に参りたいと思います。次に、ひきこもり問題についてお伺いをいたします。先ほどの質問で不登校問題についてお伺いをしましたが、31名ほどの不登校の児童生徒が数値化されているということは、この中の何%か分かりませんが、毎年不登校からひきこもりになってしまう生徒も結構おられると推察されます。しかし、町ではひきこもりの統計調査はしておりません。以前この件についてお伺いしたところ、デリケートな問題なのでとの回答でした。本町でもひきこもりの方は結構おられ、人知れず、また人に相談しづらく悩んでおられると推察されます。もはや個人で、また家庭だけで解決できる状況にないと思います。行政が何かしらの対策をしていく必要があり、そのためにはどうしてもデータが必要になってきます。ひきこもりの問題を町はどのように捉えておられるかお伺いをいたします。
議長(坂上祐次君) 介護福祉課長、宮田高志君。
          [介護福祉課長(宮田高志君)登壇]
介護福祉課長(宮田高志君) 奥澤議員のご質問に介護福祉課よりお答えいたします。
 厚生労働省のひきこもりの評価・支援に関するガイドラインにおきまして、ひきこもりは様々な要因により就学、就労、交遊などの社会的活動に参加せず、原則的に6か月以上にわたりおおむね家庭にとどまっている状態と定義され、社会環境や精神疾患の両面を背景としている難しい問題と認識されております。また、デリケートな部分が多く、プライバシーの観点からも直接的な調査は難しいものと考えております。国や県の調査も含めまして、町におけるひきこもりの調査は行っておりませんが、令和2年に第2期明和町地域福祉計画を策定するためのアンケートの中で、「地域の中での孤立」についての調査を行いました。そのときの「地域の中で孤立していると感じている」と回答した方は12.8%いらっしゃいました。次期計画である第3期明和町地域福祉計画を策定する際は、内容の見直しを図りまして、ひきこもりに関しましても設問を検討し、アンケートに含められたらと考えております。また、関係課とも連携し、そのほかの調査等におきましても、対象年齢や地区、設問内容などを変えるなどして、ひきこもりの実態調査に向けて努めていければと考えております。
 以上でございます。
議長(坂上祐次君) 11番、奥澤貞雄君。
11番(奥澤貞雄君) 以前私が質問してから、少しずつですけれども、民生委員さん等を利用いたしましてそういう調査も進められているようでございます。これは、老老介護やひきこもり問題、ヤングケアラー問題等で、これらの問題は複合的であり、それぞれ関連していて、部署ごとの対応だけでは解決できないということで、重層的支援事業を立ち上げ対応に当たっております。以前、私は秋田県の藤里町の実例を紹介しましたが、そこでは社協の女性スタッフが対策に乗り出しまして、まず統計を取ろうとしたわけですが、やはりプライベートな問題なので、相当抵抗があったということでございます。それでも何とかデータが取れ分析しますと、労働人口の約10%がひきこもりという水準に大変驚きまして、具体的な対策をして、全体の30%のひきこもりの方が社会復帰され活躍されているということで、NHKでも取材し、放映されました。今現在では、驚いたことにひきこもりはほぼほぼゼロに近いということです。それどころか、ひきこもりの方たちを町の活性化につなげようと検討しているということでございます。この町のすばらしさは、情熱を持って、思いを持って問題に立ち向かおうとした人がいたということです。明和町でも、統計調査をするといっても職員さんも忙しく、なかなか継続は無理かと思います。そこで、思いを持って明和町を何とかしようという意気込みのある人材を見つけ出すことから始め、多少でも予算をつけていくことが問題解決の糸口になると思われます。ぜひ予算確保、人材確保からスタートしていただきたいが、町の見解をお聞かせ願いたいと思います。
議長(坂上祐次君) 介護福祉課長、宮田高志君。
          [介護福祉課長(宮田高志君)登壇]
介護福祉課長(宮田高志君) 引き続き奥澤議員のご質問に介護福祉課よりお答えいたします。
 地域の状況につきましては、定期的に民生委員・児童委員と情報を共有しており、ひきこもりの方の情報につきましても随時相談を受け付けております。また、ひきこもりと思われている方が必ずしも当事者や家族の中でひきこもりと認識されてなく、特に困っていないという事例もあるため、対人による調査は慎重に行わなければならないと考えております。先ほど答弁いたしましたとおり、複数の調査の中で把握を進めていければと思います。また、その集計結果などを踏まえた上で、調査員も含めて調査方法等を検討してまいりたいと考えます。
 以上でございます。
議長(坂上祐次君) 11番、奥澤貞雄君。
11番(奥澤貞雄君) ありがとうございました。取りあえず今ひきこもりで悩んでいる方たちへの対策が必要です。先ほどの藤里町では、訓練所であったり町の商工業者に協力していただき、いろいろな職種の体験学習ができるようにプログラムが組まれております。町でも実践のものとして社会とひきこもりの方をつなぐ対策をいち早く構築すべきですが、町の考えをお聞かせ願います。
議長(坂上祐次君) 介護福祉課長、宮田高志君。
          [介護福祉課長(宮田高志君)登壇]
介護福祉課長(宮田高志君) 引き続き奥澤議員のご質問に介護福祉課よりお答えいたします。
 民生委員・児童委員や関係機関と情報共有を行いながらアウトリーチに努めておりますが、当事者や家族が必要な際に相談支援機関を利用できるよう相談窓口や問合せ先、提供する支援内容等を明確にし、分かりやすく情報発信することが有用と考え、令和3年度からひきこもり相談窓口を設置し、サポート体制を整えております。当事者や家族の方にはホームページや広報を利用して周知しており、ひきこもり相談は直近の令和4年度には2件ございました。近年、若年期にひきこもりとなった状態が長期化、高齢化していることにより、ひきこもり状態にある当事者とその家族が抱える悩みも医療、介護、所得、就労など多岐にわたっております。特に長年引き籠もっている方が社会へ再出発することは容易ではありません。就職するための準備段階が肝要であると考え、昨年から地域活動支援センターでひきこもりの方を一旦受け入れ、就労及び社会へ適応するための訓練をしてから就労へとつなげる支援を行っております。昨年から今年にかけて2名の方が利用し、1名の方は8月に一般就労へと結びつけることができました。今後も引き続きサポート体制、方向の検討を進めていきたいと考えております。
 以上でございます。
議長(坂上祐次君) 11番、奥澤貞雄君。
11番(奥澤貞雄君) 2名の方が相談に来られて1名の方が就労につながったということは、大変大きな成果ではないかと私は認識しております。以前はたしか相談もゼロだったような記憶にございますけれども、それからしますと大変進んでいるという認識をいたしました。40歳以上の方を入れますと日本全体で115万人の方がひきこもり状態であると言われております。40歳を過ぎて年齢は高くなっても、調査をしますと、幾つになっても社会に出て働きたいとの思いは強く持っているそうです。何とか悩んでいる人たちがこの苦境を乗り越えられて社会で働けるようになれば、労働者問題解決の一助にもつながると思いますので、本腰を上げて対策に取り組んでいただきたいと思います。明和町のインフラ整備は目をみはるものがありまして、もはや十二分であると私は思っております。これからはソフト面に力を入れ、町民全体が家族のようになり、悩み苦しみを共有できてこそ住んでよかった明和町となり、町長のスローガンにも合致するものと思います。ひきこもりがゼロになることがその町の幸せとのバロメーターになります。地味な活動ですが、光を当てていただきますよう切望します。
 次に、ふるさと納税に関しまして質問をさせていただきたいと思います。10月より国のふるさと納税の制度が改正されました。町でも年々納税額も増えてきているところですが、この制度改正が町にどのような影響をもたらすのかお伺いをいたします。
議長(坂上祐次君) 政策室長、清水靖之君。
          [政策室長(清水靖之君)登壇]
政策室長(清水靖之君) 政策室より奥澤議員のご質問に回答したいと思います。
 今年の10月からふるさと納税の新制度が始まりました。主な改正内容につきましては、募集に要する費用について、寄附金受領書の発行などの附属費用を含めて寄附金額の5割以下にするという募集適正基準の改正、それと加工品のうち肉やお米につきまして、原材料が当該地方自治体と同一の都道府県内産であることや、地場産品として認められる定義がより詳細に示された地場産基準の改正となります。この改正により、多くの自治体では返礼品の金額を上げるか返礼品の原料や質を落とすといった対応をしております。明和町では、こうした対応以外に今年の4月にオープンしましたコストコのメンバーシップのクーポン券、こちらを返礼品として取り扱っていたのですが、この改正により返礼品として国からは認められなくなってしまいました。
 以上でございます。
議長(坂上祐次君) 11番、奥澤貞雄君。
11番(奥澤貞雄君) 本当に今、室長が説明されたように、自治体においては大変大きな影響を受けているわけでございますけれども、明和町も他聞に漏れずコストコの関係のほうが使えなくなってしまったというのは、大きな不利益というのですか、残念なことだと思いますけれども、制度が改正されたタイミングで新たな戦略を考えていくべきと思うのですが、ふるさと納税をさらに増やしていくには返礼品の新たな開発が必須だと思っております。特に農業活性化も兼ねた対策を考えるなら、農業製品の6次化が絶対条件であると考えております。ぜひ検討していただきたいが、町の考えをお示し願いたいと思います。
議長(坂上祐次君) 政策室長、清水靖之君。
          [政策室長(清水靖之君)登壇]
政策室長(清水靖之君) 政策室より奥澤議員のご質問に回答したいと思います。
 10月より返礼品の定義が厳格化されました。現在、明和町では明和町産のお米を新たに返礼品として加えるということもしております。そのほかどんなものを開発できるか、先日、協定締結をいたしました地域活性化企業人の方や、これから採用を行います地域おこし協力隊など様々な方の意見、いろんな角度からのアイデアを出して、新たなものを考えていければというふうに考えております。
 以上です。
議長(坂上祐次君) 産業環境課長、高瀬磨君。
          [産業環境課長(高瀬 磨君)登壇]
産業環境課長(高瀬 磨君) 奥澤議員のご質問に産業環境課からもお答えさせていただきます。
 先ほど政策室長からの答弁にもありましたとおり、町内の農業法人、6法人の皆様にご協力いただきまして、「コシヒカリ」、それと「にじのきらめき」という品種を返礼品用のお米として合わせて570俵生産していただきました。生産、加工、販売を一括して行う6次産業化につきましては、町の特産品としてだけでなく農地の適正な維持管理につながり、大変必要な事業と考えております。今年行われましたまちづくりフェスタのブースにおきましても、梨のパイを販売するなど、試験的なのですが、町内特産物を活用した商品化も徐々に始めております。今後、生産者の皆様を始め様々な方々のご意見を頂戴しながら、事業としてさらに検討してまいりたいと考えております。
 以上でございます。
議長(坂上祐次君) 11番、奥澤貞雄君。
11番(奥澤貞雄君) 明和町のお米も返礼品としてチョイスされているということでございますので、その辺はよかったなと思いますが、直接お米もですが、お米は粉にして米粉として販売すると結構単価的には高く売れるというようなお話も聞いておりますので、そういう加工するような施設も今後は考えていっていかれたらどうなのかなと私は考えております。これは私が思っているのですが、梨ステーションができて、梨のシーズンは大変繁盛しているわけですが、1年を通じての活躍の場にはなっておりません。梨以外の農産物の販売も6次産業化を考えていかなければ、施設があるのにもったいないと思われます。以前、幕張メッセで大規模の農業関係の展示会があり、会場でジェラートの製造機械がデモンストレーションをされておりました。ジェラートはピーナッツでもピスタチオでもリンゴでも梨でもトマトでも何でもジェラートになってしまいます。機械は五、六年前でたしか300万から350万円ほどだったと説明を、あそこで聞いたときはそういうふうに説明を伺ったと思いますが、今では性能も上がり、もっと安く買えるのではないかと思います。1年を通じて販売できる商品を開発すべきです。この案は、機械を利用すればということです。他の例を挙げれば、和菓子屋さんが国立競技場を設計した設計士とコラボして新店舗を開店し、大変繁盛しております。これは、有名な設計士のネームバリューと和菓子のあんこの売り方を「あんこバー」と称して世界で初めてのあんこの組合せをお客さんがチョイスできるところが大変みそです。また、佐野市に焼き芋屋さんがあるのですけれども、これいつ行っても結構遠方よりお客さんが来ているので、店のスタッフに話を伺ったところ、7割くらいは地元以外から来ているとの説明でした。「アウトレット、佐野ラーメン、それの延長で芋屋さんに来ているのではないでしょうか」とスタッフに尋ねたところ、「そのような流れからお店に来ていると思われる」と話しておりました。ラーメン屋さんにはこの芋屋さんのチラシも置いてもらっているそうで、ラーメン注文の待ち時間中に買いに来られる人も結構いるそうです。この芋屋さんは、アウトレット、佐野ラーメンという動線をうまく利用していると思われます。明和町でもコストコが出店しているので、これを動線とする仕掛けを考えていければ町の発展に寄与すると思うのですが、町の農業の発展のために6次産業化とコストコ周辺での製品販売ができる施設の設置のご検討はできるかどうかお伺いをしたいと思います。
議長(坂上祐次君) 都市建設課長、篠木加仁君。
          [都市建設課長(篠木加仁君)登壇]
都市建設課長(篠木加仁君) 奥澤議員のご質問に、まずコストコ周辺の土地利用の現状につきまして都市建設課よりお答えいたします。
 コストコ周辺の土地利用の現状につきましては、昨年の12月議会の奥澤議員の一般質問でもお答えいたしましたが、現在コストコ周辺で開発可能な区域は、都市計画法上による準工業地域に指定されているコストコ所有地と、その南側約2ヘクタールのみとなっております。また、この地域は本町の都市計画マスタープランにおいて産業及び観光の複合拠点に位置づけられており、さらに明和矢島地区地区計画として土地利用の方針を定めております。具体的には、町内外からの多くの人が訪れる交流拠点を形成する地区となっております。そのため、コストコ所有地及びその南側約2ヘクタール以外の周辺の土地につきましては、市街化を抑制する地域、市街化調整区域となっているのが現状であり、販売施設の設置に当たっては、設置の可否も含めた各種法定手続が必要になるものと思われます。先ほど産業環境課長から答弁にもありましたとおり、今後さらに商品開発を進めていくということですので、販売施設の規模や運営方法、また市街化調整区域への設置に係る各種手続など、産業環境課と連携しながら検討してまいりたいと考えております。
 以上でございます。
議長(坂上祐次君) 政策室長、清水靖之君。
          [政策室長(清水靖之君)登壇]
政策室長(清水靖之君) 政策室より奥澤議員のご質問に回答したいと思います。
 町全体の施策としても、コストコがオープンして終わりというふうには考えておりません。奥澤議員の言うとおり、いかに動線を考えて、そして町に駐留してもらうかが今後のまちづくりの大きな重要のポイントになっていくかというふうに考えております。
 以上でございます。
議長(坂上祐次君) 11番、奥澤貞雄君。
11番(奥澤貞雄君) 土地利用に関しましてはいろんな条例、その他法律的な部分がございまして、私でも分かりますが、徐々にですが、その辺も考えていっていただきたいと思います。
 私は、以前より注目している自治体があるのですが、それは千葉県の北部にございます神崎町というところですが、面積はほぼ明和町と同じ。人口的には5,500人ぐらいの小さな自治体です。そこに道の駅こうざきというのがあるのですが、町の担当者に伺ったところ、町が3分の2を出資し、町長が社長ということで運営しているそうです。この道の駅は発酵食品だけにテーマを絞りまして、味噌、醤油、お酒、漬物等を扱っておりますが、年間80万人ほどの来客があるそうです。自治体の特性を生かしていくことがどれほど大切かということを教えてくれていると思うのでございます。そのためにも一般町民のマンパワーも活用していただきたい。工業部門、商業部門等で館林商工生の活躍が上毛新聞に掲載されております。商工生徒は協働のまちづくり連携を既に組んでおりますので、若い人たちを含めたプロジェクトチームを立ち上げ、返礼品を含めた6次産業化を進めていただきたいと思います。
 あともう一つ、高知県の日高村というところの、ただただ普通の主婦ですが、農家の方が規格に合わないトマトということで、捨てるのにもお金がかかるということで、そのトマトを頂いてきて、味噌を混ぜてタレを作ったところ、それがバカ売れをいたしまして、NPOを設立し、いろんな活動までに発展しており、今では23事業を運営しているそうです。これは、亡くなられた安倍総理も国会の中でこの女性のことを紹介しておりましたが、今や日本全国のみならず世界中から視察に来て、その数が2,000件を超えているそうです。こんな小さい人口4,600人ぐらいの村でございますが、ささやかなことが大きな成果になります。明和町全体で盛り上げていければ幸せなことだと思います。本腰を入れて6次産業化を進めていただきますよう切望いたしまして、私の一般質問を終わりたいと思います。
議長(坂上祐次君) 以上で11番、奥澤貞雄君の一般質問を終了いたします。
 ここで暫時休憩をいたします。
 再開の時刻を午前10時35分といたします。
          休 憩  (午前10時21分)
                                           
          再 開  (午前10時35分)
議長(坂上祐次君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 続いて、8番、本澤春江君の一般質問を許可いたします。制限時間は午前11時20分とします。
 8番、本澤春江君。
8番(本澤春江君) 8番、本澤です。初めて一般質問を行います。初めてで緊張しておりますが、よろしくお願いいたします。
 本日の私の質問は、第6次明和町総合計画とまちづくりについての質問です。第6次明和町総合計画は平成27年3月に策定されました。平成27年から平成36年まで、すなわち令和6年までの10年間の計画としてつくられております。当時の社会情勢の変化に対応し、町の魅力と活力の向上を目指して策定されたものです。その基本計画第5章の第2節には商工業の振興があります。その基本方針に、「住民の雇用の場の確保や所得向上を図るとともに、町の財政基盤を強化させるため、自然環境に配慮しながら、将来性のある企業の誘致に向けた工業基盤の整備に努めます」とあります。実際に明和町は東西に工業団地ができました。ほかの市、町からうらやましいと言われています。工業団地とは、造ろうと思えばすぐにできるものでしょうか。明和町はどのような手法で工業団地を造っているのかをお聞かせください。
議長(坂上祐次君) 都市建設課長、篠木加仁君。
          [都市建設課長(篠木加仁君)登壇]
都市建設課長(篠木加仁君) 本澤議員のご質問に都市建設課よりお答えいたします。
 工業団地を造るには、大きく分けて3つのステップがあります。まず第1に、地権者に合意いただくこと、第2に、群馬県や明和町のまちづくりの方針である都市計画マスタープランなどと整合していること、そして第3に、国や県などの関係機関と都市計画協議や農政協議ができること、この3つがそろって初めて市街化区域編入の告示が下り、工業団地を整備することができます。地権者の中には相続関係で整理が必要な方や代替地が必要な方など様々な方がいる中、国や県との協議も同時に行っていきます。特に農政協議は時間と労力を要します。さらに、町長自ら旗振りを行っていただき、進出する企業との交渉を進めていきます。工業団地は国、県、企業、地権者の方々等関係各位のご協力があってようやく実現できるものと思っております。
 以上でございます。
議長(坂上祐次君) 8番、本澤春江君。
8番(本澤春江君) 工業団地を造るのに時間がかかり、また多くの方が関係していることがよく分かりました。役場職員の皆様の努力があってこそだと思います。各課員の皆様の努力に敬意を表します。
 続きまして、第4章第2節、川俣駅周辺整備についてです。その基本方針には、「町の拠点として駅前空間の整備を進め、駅周辺の活性化に努めます。駅利用者の安全性・利便性を向上させるために、周辺道路の整備を進めます。町の玄関口としての魅力を創出するため、商業施設・機能の誘導、土地利用の適正な誘導、東西市街地の連絡性の強化を図ります」とあります。計画策定後の現在、川俣駅周辺には保健センター、医療施設ができました。どのような流れで実施されたかをお聞きいたします。
議長(坂上祐次君) 都市建設課長、篠木加仁君。
          [都市建設課長(篠木加仁君)登壇]
都市建設課長(篠木加仁君) 本澤議員のご質問に引き続き都市建設課よりお答えいたします。
 駅前開発を進めるに当たって明和町立地適正化計画を作成しました。この立地適正化計画は、市町村が都市全体の観点から作成する居住機能や福祉、医療、商業等の都市機能の立地、公共交通の充実等に関する包括的な計画となります。さらに、町ではこの立地適正化計画を踏まえ、駅前のにぎわい再生、子育てのしやすさ、高齢者の健康増進、災害に強い市街地形成を整備目標とする都市再生整備計画を策定し、保健センター、医療施設、東西ペデストリアンデッキなどの整備を国の補助金を活用しながら進めているところでございます。
 以上でございます。
議長(坂上祐次君) 8番、本澤春江君。
8番(本澤春江君) 包括的な計画をしているという回答でしたが、もう少し詳細に教えていただけますでしょうか。
議長(坂上祐次君) 都市建設課長、篠木加仁君。
          [都市建設課長(篠木加仁君)登壇]
都市建設課長(篠木加仁君) 本澤議員のご質問に引き続き都市建設課よりお答えいたします。
 包括的な計画とは、まちづくりにおける町の基本構想で、都市全体を見渡した性質を持つものであり、重要な計画になります。また、計画の区域は都市全体を見渡す観点から、都市計画区域全体を立地適正化計画の区域とします。計画区域については、土地利用の状況や日常生活圏を勘案し、都市計画区域内の一部のみを計画区域としたり、住民等への説明状況に応じて段階的に計画区域を設定することもございます。
 以上でございます。
議長(坂上祐次君) 8番、本澤春江君。
8番(本澤春江君) 計画がいかに重要で、事業を行う区域もそこで設定されていることがよく分かりました。単に駅前にこういう施設が欲しいといっても、しっかりとした計画がないと建設できることもできないとよく分かりました。
 次に、総合計画の策定後につくられた明和町まち・ひと・しごと創生総合戦略についてお聞きします。平成26年9月にまち・ひと・しごと創生本部が国により設置され、平成26年11月にまち・ひと・しごと創生法を国は制定しました。同年12月にまち・ひと・しごと創生総合戦略を策定し、若い世代の就労、結婚、子育ての希望の実現、東京一極集中の歯止めや地域の特性に即した地域課題の解決の3つの視点を基本に魅力あふれる地方の創生を目指すことにしています。そんな中、平成28年3月に明和町においても国の指針に従い明和町総合戦略が策定されました。その中には、基本目標1、あたらしいまちづくりの推進、基本目標2、子育てにやさしいまちづくり、基本目標3、明和町のシティプロモーションといった基本目標があります。駅前開発については、基本目標1、あたらしいまちづくりの推進の中に、川俣駅周辺整備や町内道路整備等に取り組み、駅周辺の活性化を図るとともに、地域ネットワークの整備に伴う交流と福祉の拠点化を推進するとあります。明和町は近年、これらの計画に倣い目覚ましい発展を遂げてきました。それは、町長を始め職員皆様の成果と受け止めております。
 そこでお伺いします。町として総合計画、総合戦略、立地適正化の計画として、点数をつけるとしたら現在何点ぐらいだと考えていらっしゃいますか。
議長(坂上祐次君) 政策室長、清水靖之君。
          [政策室長(清水靖之君)登壇]
政策室長(清水靖之君) 政策室より本澤議員のご質問に回答したいと思います。
 効率的で持続可能なまちづくりを進めるためには、行政機能や商業、医療施設などの生活サービス施設をまちなかへ配置、誘導し、その周辺に居住を集約、誘導させ、形成した拠点に公共交通によってアクセスできるようにするなど、都市構造を見直す必要がございます。日本各地において人口減少による町活力の低下、少子高齢化の進行、市街化の拡散による財政負担の増加が進行しております。このような社会経済情勢の変化を踏まえながら、誰もが安心して暮らしやすいまちづくりを進めていくことが求められており、今現在総合計画等につきましては、着実に進めているところでございます。
 以上です。
議長(坂上祐次君) 町長、冨塚基輔君。
          [町長(冨塚基輔君)登壇] 
町長(冨塚基輔君) 本澤議員さんの点数は何点かという質問でございますので、私のほうから答えさせていただきますが、点数をつけるだけの成果が上がっているかどうかということですが、基本的には総合計画、総合戦略、立地適正化計画というものは国や県から補助金をいただくためになくてはならない1丁目1番地なわけです。ですから、多くの自治体でつくって、補助金はいただくけれどもなかなか達成が難しいというのが本当は現状なのです。明和町におきましては及第点であると考えております。
議長(坂上祐次君) 8番、本澤春江君。
8番(本澤春江君) 総合計画、総合戦略、立地適正化の計画の進行について及第点ということで、安心しました。現在、川俣駅西口、東口は、駅利用がとても便利になりました。エレベーターもついてベビーカー利用のお母様やお年寄りにも乗り降りがしやすくなりました。保健センターやこどもクリニック、病院もでき、町民の健康を守る施設も充実してきました。今後、温泉やホテル、健診センターもできると聞いています。駅前開発については経過と展望をお教えください。
議長(坂上祐次君) 副町長、瀬下嘉彦君。
          [副町長(瀬下嘉彦君)登壇]
副町長(瀬下嘉彦君) ただいまの本澤議員のご質問にお答えを申し上げます。
 川俣駅周辺開発を主体となって進めてまいりましたのは、まちづくり会社でございますので、その設立経緯から説明をさせていただきます。まちづくり会社の正式名称である株式会社邑楽館林まちづくりは、土地開発公社の利益剰余金の寄附を基に設立資金1億円の出資について平成30年12月議会で承認をいただき、設立されたものでございます。当初町の単独出資であったため、町長が初代の社長に就任をいたしましたが、1年もたたないうちに邑楽館林地域の民間会社にもご賛同をいただき、資本参加が得られまして、町の出資の2.3倍の出資金が集まりました。これによりまして、民間資本が全体資本の2分の1を超えまして、この時点でまちづくり会社は民間会社ということになりました。さらに、県の企業局の技監でありました開発現場のプロであります小野弘氏が県とのパイプ役としてまちづくり会社の社長に就任をいたしました。温泉の掘削事業につきましては、令和2年11月に県の認可をいたしました1,500メートルに到達し、同年の12月には湯気を出しながら流れる明和の温泉は、県の検査により良質の温泉成分を含む温度41.7度の見事な療養泉、治「療」、静「養」、そして温泉の「泉」と書きます。効能のある温泉ということです。という分析結果が出されました。川俣駅西口側に建設が開始されましたホテルでございますが、この温泉を利用した天然温泉大浴場が設置される予定でございます。建物は5階建てで客室は97室設けられ、設置者の株式会社デベロップが資金調達をして建設を進め、令和7年の夏に開業予定とのことでございます。また、東口側のメディカルセンタービルC館として建設計画が進められている健診センターにつきましては、やはり民間資金による建設を目指しまして、関係医療機関との協議が調えば、早くて二、三か月のうちに記者会見で発表を予定していると伺っているところでございます。
 以上でございます。
議長(坂上祐次君) 8番、本澤春江君。
8番(本澤春江君) 高齢化が進む明和町において温泉で療養できるというのは、海外でもとても注目されている温泉療法なので、ぜひ生かして計画を進めていっていただきたいと思っています。私も非常に楽しみにしております。ますます便利になる明和町川俣駅周辺ですが、町民からの要望が多い事柄について幾つか質問します。
 町民がさらに身近に利用できる場所として、コンビニなどの設置が待望されております。町として商業施設を誘致する考えはないかお伺いいたします。
議長(坂上祐次君) 都市建設課長、篠木加仁君。
          [都市建設課長(篠木加仁君)登壇]
都市建設課長(篠木加仁君) 本澤議員のご質問に都市建設課よりお答えいたします。
 川俣駅周辺は、都市計画法上の近隣商業地域に指定されており、近隣の住民が日用品の買物などをするための地域となっております。そこで、現在町では総合計画、総合戦略、立地適正化計画にある商業施設をいかに駅周辺に誘致できないか関係機関と協議をしているところでございます。駅西口のペデストリアンデッキ付近に民間資金で誘致できれば、町民の利便性の向上にもつながるものと考えているところでございます。町といたしましても、土地利用計画に見合うように前向きに検討しているということでご理解いただければと思います。
 以上でございます。
議長(坂上祐次君) 8番、本澤春江君。
8番(本澤春江君) 非常に楽しみにしております。ますます便利になる明和町川俣駅周辺ですね。よろしくお願いいたします。
 さらに、町民からの要望が多い事柄について質問いたします。安全安心のまちづくりのために交番や郵便局を駅前に誘致できないかという意見が多くあります。これも町として総合計画、総合戦略、立地適正化の計画の中にある誘致施設であると思いますが、誘致するお考えはございますでしょうか。
議長(坂上祐次君) 総務課長、吉田博之君。
          [総務課長(吉田博之君)登壇]
総務課長(吉田博之君) 本澤議員のご質問に総務課よりお答え申し上げます。
 交番設置ということですので、まず町の防犯についてお話をさせていただきます。明和町内の刑法犯認知件数は、令和4年は67件で前年比プラス20件、また令和5年は10月末現在で45件発生しております。町では安全で安心なまちづくりを推進するため、町内に防犯カメラの設置、整備を進めており、今年度で合計121基となりました。設置により明和町での犯罪発生件数は1,000人当たり4.1件と館林警察署管内で最も少なくなっております。今後も犯罪の抑止効果を期待するとともに、町内で事件や事故が発生した際には、事件事故の早期解決に向け警察への防犯カメラ映像データの提供など、警察の捜査に協力してまいります。そのような中、警察から駅舎や駅周辺の防犯カメラ映像データ照会も少なからずございます。議員ご指摘のとおり、町内外から多くの方が行き交う駅周辺への交番の設置は、住民の利便性向上だけではなく、犯罪抑止にもつながるものと考えられますが、交番設置に関しましては、群馬県警察の治安対策に基づく判断となりますので、町としましては機会を見まして要望してまいりたいと考えております。
 また、もう一つ、郵便局の誘致のご質問に関しましては、日本郵便株式会社が設置、運営をしており、町内では川俣と上江黒の2か所で営業されております。郵便局の設置については、過疎地域などでは簡易郵便局の受託者を募集しているようですが、当町の区域では募集されておりませんので、現在のところ誘致は非常に難しいと考えております。募集された際には川俣駅周辺に設置されるよう働きかけていきたいと存じます。
 以上でございます。
議長(坂上祐次君) 8番、本澤春江君。
8番(本澤春江君) なかなか郵便局の設置は難しいものがあると思います。では、ラッピングポストとして明和町のキャラクターを生かしたメイちゃんポストなどを駅前につくるお考えはありますでしょうか。
議長(坂上祐次君) 政策室長、清水靖之君。
          [政策室長(清水靖之君)登壇]
政策室長(清水靖之君) 政策室より本澤議員のご質問に回答いたします。
 町のキャラクターでありますメイちゃんですが、現在様々な場面で活躍をしております。町のイベント時のポスターやチラシだけではなく、着ぐるみとしての登場、ラインスタンプ、町のPRとして着用しておりますポロシャツ、広報紙での紙面などでございますが、明和町役場の庁舎玄関のほか、駅前プラザメイちゃん家、東西ふれあいセンターに企業から寄贈していただきましたメイちゃんの銅像もございます。今回メイちゃんの郵便ポストとのことですが、町のPRとして有効な手段かと思います。ただ単に町の予算を使うだけではなく、多くの方の関与があってこその事業だと思っております。町の事業においては、官民連携事業の駅前のメディカルセンタービルを始め、企業版ふるさと納税を活用したちびっこベースやおおざぬき公園といった公園整備事業、町民自らが町の様子を音頭として考案、作成し、CD作成についても寄附を活用するなど、町民、企業の皆さんとともに町のPR、まちづくりを今後も行っていきたいというふうに考えております。
 以上です。
議長(坂上祐次君) 8番、本澤春江君。
8番(本澤春江君) ぜひ前向きに施策を一緒に考えていきたいと思います。かわいいポストは若い人のインスタ映えスポットになり、明和町のPRにとても役立つと思っております。よろしくお願いいたします。
 町として総合計画の中に文化活動の拠点の充実があります。ぜひ総合戦略、立地適正化の計画の成功を目指し、明和町の工業製品や特産物を視覚的に見ることのできるスペース、町民の絵手紙や作成した作品を展示できるスペースなど、明和町のPR、文化交流できるスペースを駅前周辺に設置できないか考えていますが、いかがでしょうか。
議長(坂上祐次君) 都市建設課長、篠木加仁君。
          [都市建設課長(篠木加仁君)登壇]
都市建設課長(篠木加仁君) 本澤議員のご質問に都市建設課よりお答えいたします。
 現在、町で進めております駅周辺整備は、先ほどお答えさせていただいたとおり、保健センター、医療施設、東西ペデストリアンデッキの整備が主な事業となっております。そのため、芸術文化のPRやイベントスペース等の設置につきましては、現計画完了後の整備効果や住民・各種団体等のご意見を確認しながら検討してまいりたいと考えております。
 以上でございます。
議長(坂上祐次君) 8番、本澤春江君。
8番(本澤春江君) まちづくりには長い年月と未来を見据えた計画がとても大切だと理解しました。安心安全のまちづくり、明和町に住みたい、住んでいてよかったと思えるまちづくりのために、住民の意見に耳を傾けながらこれからのまちづくりの計画を進めていっていただきたいと思います。
 以上で質問を終わります。ありがとうございました。
議長(坂上祐次君) 以上で8番、本澤春江君の一般質問を終了いたします。
 ここで暫時休憩いたします。
 再開の時刻を午前11時15分といたします。
          休 憩  (午前11時03分)
                                           
          再 開  (午前11時15分)
議長(坂上祐次君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 続いて、5番、藤野一也君の一般質問を許可いたします。制限時間は正午までといたします。
 5番、藤野一也君。
5番(藤野一也君) 5番、藤野でございます。通告に従いまして質問をいたします。
 まず、1問目になります。東部工業団地周辺の道路について伺います。現在、東部工業団地は北側の造成が完了し、企業誘致が開始されております。そして、邑楽用水路の南側の区画の造成工事も開始されております。工業団地が整備されて優良企業の誘致が成功しますと雇用が増えて、そして税収の増加が見込まれ、地域の活力がまさしく生まれていくものとして期待のできるすばらしい事業でございます。一方で、工業団地周辺の道路は、企業の関係者の往来で車を使用することがほとんどでありますので、交通量の増加が考えられます。特に搬入搬出の大型トラックの往来の増加につきましては、周辺の騒音、振動などの心配や歩行者、自転車の安全を確保するなど、地域住民の安全安心な生活のため既存道路を拡張、改修するなどの対策を講じる必要があると考えております。まずは、今後見込まれる交通量の増加数と工業団地へアクセスする交通ルートの見込みについて伺います。
議長(坂上祐次君) 都市建設課長、篠木加仁君。
          [都市建設課長(篠木加仁君)登壇]
都市建設課長(篠木加仁君) 藤野議員のご質問に都市建設課よりお答えいたします。
 今後見込まれる交通量の増加数につきましては、東部工業団地への進出企業の業種や規模により大きく変わってきます。そのため、現時点では全区画への進出企業が確定しておりませんので、具体的な数字は算出しておりません。
 次に、東部工業団地へのアクセスルートにつきましては、本工業団地の北側に接しております県道麦倉川俣停車場線や国道354号から県道斗合田岩田岡里線を経由し、現在工事中の、仮称ではありますが、東部工業団地線を利用するルート、さらに東方面からのアクセスには県道麦倉川俣停車場線から斗合田交差点を左折し、東部工業団地線を利用するルートなどが考えられます。また、新たに県道麦倉川俣停車場線に右折車線を整備しましたので、町道を経由して本工業団地南区画へのアクセスもスムーズにできるものと考えております。
 以上でございます。
議長(坂上祐次君) 5番、藤野一也君。
5番(藤野一也君) 今後見込まれる交通量の数につきましては、進出企業が決定していないため全体の見込みは算出できないということでございます。また、東部工業団地へのアクセスルートにつきましては、県道麦倉川俣停車場線から新たに建設します(仮称)東部工業団地線を通るルートと、館林インターから国道354号を経由いたしまして、斗合田橋を通り県道斗合田岩田岡里線を経由して東部工業団地へ進出するルートのご説明をいただきました。国道354号から斗合田橋を通り県道斗合田岩田岡里線を経由するルートにつきましては、現状、県道沿いに多くの住宅が並んでおりまして、道路も狭く、歩道も狭く、カーブも多い道路でございます。さらに、斗合田橋の幅は、従来のままですと大型車両が現在擦れ違いができない状況でございます。町内の西側大輪地内の工業団地を見てみますと、大型トラックは1日で2,000台以上が現在往来しているというデータがございます。また、その時間帯も昼夜問わずというような現状でございます。このような現状を鑑みまして、東部工業団地の交通量につきましても間違いなく増加することが明らかであり、既存住宅が近い県道斗合田岩田岡里線でございますので、今後工業団地内に企業が進出していただくことも大型車両の往来が増加し、その影響で周辺地域のその騒音や振動などが心配されます。
 そこで、県道斗合田岩田岡里線の拡張や斗合田橋の拡張、または県道に代わる工業団地までの新たな進入路等の計画が必要と考えますが、町の考えを伺います。
議長(坂上祐次君) 都市建設課長、篠木加仁君。
          [都市建設課長(篠木加仁君)登壇]
都市建設課長(篠木加仁君) 藤野議員のご質問に引き続き都市建設課よりお答えいたします。
 まず、町で道路整備を進めております、仮称でありますが東部工業団地線は、来年度中の供用開始を目標に現在工事を進めております。また、本工業団地の北側に接する県道麦倉川俣停車場線につきましては、群馬県において舗装補修工事を実施する予定と伺っております。しかし、先ほど本工業団地へのアクセス道路としてお答えいたしました県道斗合田岩田岡里線につきましては、群馬県策定の今後10年間の道路整備の進め方を具体的に示した群馬県道路整備アクションプログラムに整備計画の記載がないため、現在のところ整備改修計画はないものと思われます。
 以上でございます。
議長(坂上祐次君) 5番、藤野一也君。
5番(藤野一也君) ただいまご答弁いただきまして、県道麦倉川俣停車場線につきましては、群馬県において舗装補修工事を実施する予定ということをここでうかがいまして、とても安堵をいたしました。しかしながら、県道斗合田岩田岡里線は現在改修計画がないということで、県道を整備するときは県の道路整備アクションプログラムに記載をいただくところから進めていかなければいけないという答弁でございました。そうしましたら、やはり県道斗合田岩田岡里線につきましては、地域住民の安全面の確保、大型車両のスムーズな往来のためにも県道の拡張や斗合田橋の拡張、または代替ルートの検討などを県に要望していただきたいと考えているところでございます。
 この件につきまして、この質問は最後になりますが、冨塚町長の見解を伺いたいと思います。
議長(坂上祐次君) 都市建設課長、篠木加仁君。
          [都市建設課長(篠木加仁君)登壇]
都市建設課長(篠木加仁君) 藤野議員のご質問に引き続き都市建設課よりお答えいたします。
 県道麦倉川俣停車場線の北側につきましては、沿線地権者のご協力をいただき歩道が整備されており、南側の東部工業団地部分につきましても工業団地造成事業により歩道が整備されました。しかし、県道斗合田岩田岡里線につきましては道路幅員も狭く、歩道もありません。町としましても、この路線につきましても歩道を整備することで地域住民の安全が確保されるものと考えておりますが、本県道に歩道を設置するような拡幅工事を実施するためには、沿線地権者の用地の協力に加えて物件移転等の対応も必要になります。そのため、沿線地権者と調整しながら、まずは群馬県道路整備アクションプログラムに群馬県事業として記載していただけるよう要望していきたいと考えております。
 また、代替ルートの検討につきましては、明和町土地開発公社の事業として概略設計などを実施し、ルートの検討を行っていると伺っております。しかし、ルート上にはこちらにつきましても移転が必要な物件や建物等があったり、斗合田交差点に近接して新たな交差点ができることで円滑な交通の確保が難しくなるなど、新たに解決しなくてはならない課題もあるようでございます。東部工業団地への進出企業も2社決定し、操業までのスケジュールも示されておりますので、まずは現道や東部工業団地線を利用していただきまして、東部工業団地線の整備効果や現道の交通量の変化を確認していきたいと考えております。
 以上でございます。
議長(坂上祐次君) 町長、冨塚基輔君。
          [町長(冨塚基輔君)登壇]
町長(冨塚基輔君) 藤野議員さんのおっしゃる道路整備というのは、実は土地開発公社で斗合田橋を広げて真っすぐ南に延びる道路ということで現在計画をしているところでございますが、地権者の協力が大前提ということで、まだ全員からの協力を得られていない状況でございますが、今後も地権者と調整をしながら、県事業として群馬県の道路整備アクションプログラムに記載していただけるよう県にも要望して、早期の実現を図っていきたいというふうに考えております。
 以上でございます。
議長(坂上祐次君) 5番、藤野一也君。
5番(藤野一也君) 計画を作成されて、地権者の方とも相談をしていたということが分かりました。私も地元の議員でございますので、地域の皆さんとの話合いの場にもぜひ私も入らせていただきまして、地域の安全安心のための計画を私も一緒になって考えていきたいというふうに考えておるところでございます。引き続き東部工業団地周辺の道路につきまして、安全安心のための整備のほうをお願いしたいと思います。
 続きまして、次の質問に入ります。デジタル化の推進についてお伺いいたします。令和2年12月、政府におきましてデジタル社会の実現に向けた改革の基本方針が決定され、目指すべきデジタル社会のビジョンとして、デジタルの活用により一人一人のニーズに合ったサービスを選ぶことができ、多様な幸せが実現できる社会、誰一人取り残されない、人に優しいデジタル化が示されました。また、令和4年6月、デジタル社会の実現に向けた重点計画が閣議決定され、このビジョンが目指すべきデジタル社会のビジョンとして改めて位置づけられました。このビジョンの実現のためには、住民に身近な行政を担う自治体の役割は極めて重要であり、自治体においては、まずは自らが担う行政サービスについて、デジタル技術やデータを活用して住民の利便性を向上させること、デジタル技術やAI等の活用により業務の効率化を図ることが求められるとともに、DXを推進するに当たり、住民の皆様とその意義を共有しながら進めていくことも重要であると示されたところでございます。
 そのような背景の中、近隣の自治体の取組におきましては、群馬県や太田市、館林市、大泉町、そして三重県明和町において自治体のラインが創設をされました。三重県明和町のラインサービスの内容を少しご紹介させていただきますと、広報紙の閲覧や行政情報の取得、空き家の紹介、行政サービスの予約として健診や各種教室、そして固定資産税の家屋調査などライン上で予約することができます。さらに、ごみ出し情報や防災情報など行政全般の情報を得ることができることや、情報提供として最新情報をダイレクトに個々のスマートフォンに伝えることが可能となっておるところでございます。また、太田市におきましては、それらに加えまして、スポーツ施設の予約、おうかがい市バスの予約、あとOTACOという独自のデジタル金券も使っているようなサービスを展開しているようなところでございます。
 そこで、まずは当町の現在のデジタル化の取組状況について伺います。
議長(坂上祐次君) 政策室長、清水靖之君。
          [政策室長(清水靖之君)登壇]
政策室長(清水靖之君) 政策室より藤野議員のご質問に回答いたします。
 現在、明和町の取組でございますが、今年度デジタル田園都市国家構想交付金を活用して2つの事業を展開しております。1つ目は、誰一人取り残さない、人にやさしいデジタルなまち推進事業といたしまして、自治体ラインによる情報発信機能や各種申請機能の実装等を通じ、情報格差の解消及び来ない窓口の推進を図るものでございます。2つ目がマイナンバーカードを活用したコンビニ交付事業で、マイナンバーカードを活用して全国のコンビニエンスストア等の店舗にありますキオスク端末、これを住民自らが操作をし、住民票の写しや戸籍証明書等を早朝から深夜まで取得するサービスを実装いたしました。
 以上でございます。
議長(坂上祐次君) 5番、藤野一也君。
5番(藤野一也君) 大きく2つの事業を現在展開しているとご答弁をいただきました。自治体ラインの実装化に向けては現在準備をしていること、そして11月から可能となりましたマイナンバーカードを活用したコンビニでの住民票などの取得が可能となったということでございました。取得数も大変増えているということで、私も先日取らせていただきましたが大変便利で、利便性の向上につながっていると考えているところでございます。
 明和町の自治体ラインの実装化に向けては、先ほど三重県明和町や太田市などの取組の一例を挙げましたが、当町ではどのようなサービスを盛り込む考えがあるか。そして、具体的に活用可能な時期について、もしご答弁いただければお願いしたいと思います。
議長(坂上祐次君) 政策室長、清水靖之君。
          [政策室長(清水靖之君)登壇]
政策室長(清水靖之君) 政策室より藤野議員のご質問に回答いたします。
 導入予定の自治体ラインにつきましては、情報発信ツールとしてだけではなく、明和町役場に来ない窓口というものを実現を目指しております。例えばこども園の入園の申込みだとか、その他各種補助金の申込みについて、こちらの自治体ラインを通じて行えるようにしたいというふうに現在考えております。こちらを行うことで、仕事が忙しくてなかなか役場に来れない方も容易に申請することができるのかなというふうに考えております。デジタル化の推進により町民の方々に利便性の向上が図られればというふうに今考えておりますが、なお時期につきましては、現在準備を進めております。年度内には自治体ラインの形をお示しできればというふうに現在考えております。
 以上です。
議長(坂上祐次君) 5番、藤野一也君。
5番(藤野一也君) 明和町版のラインにつきましては、情報ツールに加えまして、役場に来なくても様々な申請ができるようなシステムを考えているということでございまして、年度内に何とかということでございまして、本当に利便性が向上する、本当にラインシステムがもうそこに、明和町版のものが示されるときが来たということで、大変期待ができるものと考えます。
 加えまして、太田市がやっていますように、OTACOという電子通貨、明和町につきましてはデジタル金券について、活用について導入する考えがあるか伺います。
議長(坂上祐次君) 政策室長、清水靖之君。
          [政策室長(清水靖之君)登壇]
政策室長(清水靖之君) 藤野議員のご質問に政策室より回答いたします。
 プレミアム付商品券等で既にデジタル金券、デジタル通貨を利用している自治体もございます。デジタル通貨、金券につきましては、現金の持ち運びが不要になったり、そのほか自治体特有のポイントを付与できるなど様々なメリットがございます。そういったデジタル金券、デジタル通貨等の導入につきましては、現在前向きに検討しているところでございます。
 以上です。
議長(坂上祐次君) 5番、藤野一也君。
5番(藤野一也君) デジタル金券につきましては前向きに検討していらっしゃるということでございまして、課長の答弁もありましたとおり、プレミアム付商品券の代わりにもなりますし、ポイントもつくということで、いわゆる物を消費することではなくて健康増進につながる、例えば歩数に応じてポイントを付与するというような取組をやっているようなところもあるように見受けられます。引き続きデジタル金券の活用についてもご検討をいただければと思っております。
 また、太田市の取組では、公共施設の予約をライン上で行えるというサービスを展開しております。当町の公共施設では、例えば山幸アリーナの予約、キャンパックホールの予約、公民館の予約など、やはりオンライン上でできるようになれば、直接施設に行かなくても予約ができ、また空き状況もオンライン上で確認することができれば町民サービスの利便性が増進すると考えますが、町の考えを伺います。
議長(坂上祐次君) 生涯学習課長、牛久保正和君。
          [生涯学習課長(牛久保正和君)登壇]
生涯学習課長(牛久保正和君) 藤野議員のご質問に生涯学習課よりお答えいたします。
 生涯学習課では、中央公民館、日本キャンパックホール、山幸アリーナ明和及びB&G海洋センターの施設を貸出しやイベントなど住民の皆様にご利用いただいております。施設の利用では、申込書を記入いただきまして、併せて使用料をお預かりする場合もございます。イベントの参加申込みでは、事前に申込書の提出をいただいております。システムを導入することで利用者の利便性は向上されることと思われます。利用者の中には高齢者や、また児童などおりますので、施設の貸出しやイベント参加などにつきまして今後利用者の利便性を鑑み、オンラインの申請について検討していきたいと考えます。
 以上でございます。
議長(坂上祐次君) 5番、藤野一也君。
5番(藤野一也君) ご答弁いただきましてありがとうございます。前向きに検討していらっしゃるということでございますので、自治体ラインの実装化の中に、ぜひ町の公共施設をその中で予約できるような取組についても前向きに検討をしていただきたいと思います。
 デジタル化の推進につきましては、冒頭申し上げましたとおり、町民の利便性の向上と業務の効率化が図れるものでございます。上手に活用いただきまして、当町がさらに発展していただくことをご祈念申し上げます。そして、やはり国のほうで指針を示しております誰一人取り残されない、人にやさしいデジタル化ということで、なかなかデジタル端末の使い方がなかなか難しいという方もいらっしゃると思いますので、実装化に向けましては、丁寧に使い方をご指導いただくようなことも併せてご検討いただきたいと考えております。
 以上をもちまして私の一般質問を終わらせていただきます。大変ありがとうございました。
議長(坂上祐次君) これで本日の一般質問が終了いたしました。
                                           
    閉会中の継続調査について
議長(坂上祐次君) 日程第2、「閉会中の継続調査について」を議題といたします。
 各常任委員長並びに議会運営委員長から、会議規則第74条の規定に基づき、お配りしましたとおり、閉会中の継続調査の申出がありました。
 お諮りいたします。各常任委員長並びに議会運営委員長からの申出のとおり、閉会中の継続調査に付することにご異議ございませんか。
          [「異議なし」と言う人あり]
議長(坂上祐次君) 異議なしと認めます。
 よって、各常任委員長並びに議会運営委員長からの申出のとおり、閉会中の継続調査に付することに決定いたしました。
                                           
    議員派遣について
議長(坂上祐次君) 日程第3、「議員派遣について」を議題といたします。
 議員派遣については、お手元にお配りしてあるとおり1件でございます。
 この研修会に議員を派遣することにご異議ございませんか。
          [「異議なし」と言う人あり]
議長(坂上祐次君) 異議なしと認めます。
 よって、研修会に議員を派遣することに決定いたしました。
 お諮りいたします。ただいま議決されました議員派遣の内容に今後変更を要するときは、その取扱いを議長に一任願いたいと思います。これにご異議ございませんか。
          [「異議なし」と言う人あり]
議長(坂上祐次君) 異議なしと認めます。
 よって、そのように決定いたしました。
 これをもちまして、今定例会の議事日程は全部終了いたしました。
                                           
    町長挨拶
議長(坂上祐次君) ここで、町長から挨拶したい旨の申出がありましたので、これを許します。
 町長、冨塚基輔君。
          [町長(冨塚基輔君)登壇]
町長(冨塚基輔君) 閉会に当たりまして、一言御礼のご挨拶を申し上げます。
 昨日5日から本日までの2日間の会期で開催されました令和5年12月定例会も、おかげさまで本日、全日程を終了する運びとなりました。議員各位におかれましては、ご多忙中にもかかわらず、ご出席をいただきまして、心より厚く御礼を申し上げます。
 今回ご提案を申し上げました案件、条例の改正や各会計補正予算など、合わせて7件でございましたが、各案件ともに終始熱心にご審議を賜り、かつ全ての案件につきましてご決定、ご承認を賜り、心から感謝を申し上げる次第でございます。
 さて、本年は新型コロナウイルスが5月8日より5類に分類され、少しずつ経済活動も元に戻ってまいりました。町といたしましても、ワクチン接種を行いながらウィズコロナの時代を乗り切るため、各種の催しを復活させてまいりました。今後におきましても、コロナウイルス感染症に注意をしながら、インフルエンザの時期を乗り切ってまいりたいと考えております。
 また、本年は4月の統一地方選挙によりまして、県議会議員選挙、そして町長選挙がございました。私ごとになりますが、選挙によりまして3期目のスタートをさせていただきました。今後も一生懸命頑張ってまいりたいというふうに思います。7月には県知事選挙と町議会議員選挙があり、町議会では5人の新人議員が誕生し、新たな構成となりました。今後も議会の皆様と町発展と町民の皆様が安心して過ごせる明和町をつくり上げたいと考えておりますので、今後とも特段のご支援、ご協力を賜りますようお願いを申し上げます。
 結びに、年の瀬を迎えまして、議員各位におかれましては、ますますご多忙の時期をお迎えのことと存じますが、健康には十分にご留意の上、輝かしい新年をお迎えになられますことをご祈念申し上げまして、閉会に当たりましてのご挨拶に代えさせていただきます。本日は誠にありがとうございました。
                                           
    議長挨拶
議長(坂上祐次君) 閉会に当たりまして、一言ご挨拶申し上げます。
 去る12月5日から2日間にわたりました今定例会は、ただいま閉会の運びとなりました。師走に入り、何かとお忙しい中ご出席をいただき、円滑な議会運営のために格別なるご協力をいただき、厚く御礼申し上げます。
 さて、令和5年も残り僅かとなりました。これからも寒さが厳しくなります。皆さん健康には十分ご留意され、輝かしい新年が迎えられますよう祈念申し上げまして、閉会の挨拶といたします。
                                           
    閉会の宣告
議長(坂上祐次君) 以上をもちまして、令和5年第4回明和町議会定例会を閉会いたします。
 大変ご苦労さまでした。
          閉 会  (午前11時46分)