令和6年第1回明和町議会定例会

議事日程(第3号)
                            令和6年3月7日(木)午前9時開議

日程第 1 一般質問                                   
                                           
本日の会議に付した事件
 議事日程のとおり
                                           
出席議員(12名)
   1番   堀  口  正  敏  君    2番   小  野  光  枝  君
   3番   三  浦  次  弘  君    4番   栗  原  孝  夫  君
   5番   藤  野  一  也  君    6番   荒  井  信  行  君
   7番   眞  塩  香 奈 子  君    8番   本  澤  春  江  君
   9番   齋  藤  一  夫  君   10番   島  田  宏  幸  君
  11番   奥  澤  貞  雄  君   12番   坂  上  祐  次  君

欠席議員(なし)
                                           
地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名
        町     長      冨  塚  基  輔  君
        副  町  長      瀬  下  嘉  彦  君
        教  育  長      金  子     博  君
        総 務 課 長      吉  田  博  之  君
        政 策 室 長      清  水  靖  之  君
        税 務 課 長      立  川  明  浩  君
        住 民 保険課長      高  際  伸  互  君
        健康こども課長      川  辺     登  君
        介 護 福祉課長      宮  田  高  志  君
        産 業 環境課長      高  瀬     磨  君
        都 市 建設課長      篠  木  加  仁  君

        会 計 課 長      橋  本  桂  子  君
        兼 会 計管理者

        学 校 教育課長      関  口  峰  之  君
        生 涯 学習課長      牛 久 保  正  和  君
                                           
職務のため出席した者の職氏名
        議 会 事務局長      篠  木  正  和
        書     記      堀  口  香  里

          開 議  (午前 9時00分)
    開議の宣告
議長(坂上祐次君) 皆さん、おはようございます。
 本日は、今定例会3日目の会議です。
 ただいまの出席議員は12名全員です。よって、定足数に達しておりますので、会議を開きます。
                                           
    一般質問
議長(坂上祐次君) 日程第1、本日の会議は一般質問の2日目です。
 通告順に従いまして質問を行います。
 初めに、8番、本澤春江君の一般質問を許可いたします。制限時間は午前9時46分といたします。
 8番、本澤春江君。
8番(本澤春江君) 8番、本澤です。1月の全員協議会で学校のあり方審議会からの答申の話をいただきましたが、委員の皆様が慎重審議されて得られた答申案については、この答申内容は尊重すべきものと思っております。議会からも議長、副議長が出席しています。町民から聞かれたときに正しい説明を行うためにも、一議員として経過について確認すべきものがあると思いましたので、大変恐縮ではございますが、正副議長の了解を得ておりますので、学校のあり方審議会について質問させていただきます。
 初めに、学校のあり方審議会に諮問した背景をご説明ください。
議長(坂上祐次君) 学校教育課長、関口峰之君。
          [学校教育課長(関口峰之君)登壇]
学校教育課長(関口峰之君) ただいまの本澤議員のご質問に学校教育課よりお答えいたします。
 当町では、高度経済成長期以降における人口増加や町民生活の向上のために、昭和40年前後より学校施設整備が進められております。平成9年度から平成11年度において、旧耐震基準における校舎につきましては耐震補強工事が完了している状況でございます。しかしながら、明和西小学校南校舎において築年数が60年を経過しており、雨漏りなどの影響が出ていることから、今後の校舎整備方針を検討することが望ましい時期であると判断し、学校のあり方審議会を設立し、明和町における児童生徒の推移を踏まえ、小中学校の将来を展望した学校のあり方について幅広い見地からご意見をいただき、できるだけ多くの意見を取り入れられるようにとの諮問を受けております。
 以上でございます。
議長(坂上祐次君) 8番、本澤春江君。
8番(本澤春江君) 老朽化が進行する中での校舎の整備方針を決定するため、社会現象となっている少子化も含めて、学校のあり方審議会を設置して審議を行ったと理解しました。
 学校のあり方審議会のメンバーはどのような構成で行ったのか、教えてください。
議長(坂上祐次君) 学校教育課長、関口峰之君。
          [学校教育課長(関口峰之君)登壇]
学校教育課長(関口峰之君) ただいまの本澤議員のご質問に引き続き学校教育課からお答えをいたします。
 まず、町議会議員から議長、副議長様、地域関係者から教育長職務代理者様及び教育委員様、関係団体の代表といたしまして区長会長様、民生委員児童委員協議会会長様、主任児童委員様、こども園PTA会長様、小中学校のPTA会長様、社会教育委員長様、放課後子ども教室運営委員様、子ども・子育て会議会長様、こども園園長及び各小学校校長、行政関係者といたしまして副町長、教育長、総務課長、政策室長、健康こども課長、都市建設課長、以上の28名の構成となります。
 以上でございます。
議長(坂上祐次君) 8番、本澤春江君。
8番(本澤春江君) 学校関係者代表と地域関係者代表者など、学校に関係する方々の代表者と町の関係する代表者で構成されていることが分かりました。この学校あり方審議会では何回協議をされたのか、教えてください。
議長(坂上祐次君) 学校教育課長、関口峰之君。
          [学校教育課長(関口峰之君)登壇]
学校教育課長(関口峰之君) ただいまの本澤議員のご質問に引き続き学校教育課からお答えいたします。
 昨年の9月に第1回目の審議会を開催いたしまして、11月までの間で全3回、協議を実施しております。
 以上でございます。
議長(坂上祐次君) 8番、本澤春江君。
8番(本澤春江君) 協議された内容につきましては、議長、副議長から説明をしていただいていますが、確認の意味を込めて、ここからは詳細な部分の質問をさせていただきます。
 今回の強靱化と建て替えについての補助金の在り方について教えてください。
議長(坂上祐次君) 学校教育課長、関口峰之君。
          [学校教育課長(関口峰之君)登壇]
学校教育課長(関口峰之君) ただいまの本澤議員のご質問に引き続き学校教育課からお答えいたします。
 まず、強靱化改修につきましては、補助金名のほうでは長寿命化改良事業と言われているものでございます。この強靱化改修では、国が定める基準額というのがありまして、その上限額が1平方メートル当たり約25万円となります。この基準額の3分の1が補助金となっております。1平方メートル当たり約8万3,000円となります。一方で、建物が古くなったために建て替えるといった補助金、また交付金などにつきましては、現状ではないという状況でございます。全国の小中学校も老朽化してきている中ではございますが、新築する場合の補助金というのがないということで、国においても古くなったから建て替えということではなく、強靱化改修、長寿命化改良事業等へ方向性が変わってきているとも考えられます。
 以上でございます。
議長(坂上祐次君) 8番、本澤春江君。
8番(本澤春江君) 議長、副議長から説明を受けて、建て替え新築する場合、補助金がないということについて聞いたときに、同様に感じました。国の方向性もある中で、気になるのは建物の状況です。
 次に、校舎の状況につきましてお聞きいたします。現在の小中学校の南校舎の面積を教えてください。
議長(坂上祐次君) 学校教育課長、関口峰之君。
          [学校教育課長(関口峰之君)登壇]
学校教育課長(関口峰之君) ただいまの本澤議員のご質問に引き続き学校教育課からお答えいたします。
 まず、東小学校南校舎でございますが、3階建て1,695平方メートルでございます。また、西小学校の南校舎につきましては3階建て2,614平方メートル、次に中学校の南校舎でございますが、2階建て1,293平方メートルでございます。
 以上でございます。
議長(坂上祐次君) 8番、本澤春江君。
8番(本澤春江君) 西小学校は、南校舎が東校舎、西校舎で建築年がずれていますが、なぜですか。
議長(坂上祐次君) 学校教育課長、関口峰之君。
          [学校教育課長(関口峰之君)登壇]
学校教育課長(関口峰之君) ただいまの本澤議員のご質問に引き続き学校教育課からお答えいたします。
 西小学校の南校舎でございますが、東側のほうを第1期工事といたしまして昭和37年度、西側を第2期工事といたしまして昭和38年度に建築をしている状況でございます。1つの建物を第1期、第2期と2つに分けた理由といたしましては、単年度での予算の負担の軽減をするために第1期工事、第2期工事と分けて建築しているといった理由でございます。
 以上でございます。
議長(坂上祐次君) 8番、本澤春江君。
8番(本澤春江君) 建設当時は、各小学校、中学校の南校舎は幾らぐらいかかっているのか、分かれば教えてください。
議長(坂上祐次君) 学校教育課長、関口峰之君。
          [学校教育課長(関口峰之君)登壇]
学校教育課長(関口峰之君) ただいまの本澤議員のご質問に引き続き学校教育課からお答えいたします。
 まず、西小学校の南校舎でございますが、金額が6,085万2,100円、これにつきましては建設費と設計費のほうも入ったものでございます。次に、東小学校でございますが、5,330万2,700円。次に、中学校南校舎となります。4,498万4,000円、費用がかかっているといった状況でございます。
 以上でございます。
議長(坂上祐次君) 8番、本澤春江君。
8番(本澤春江君) とても気になるところですが、現在の建物の新築の場合の1平方メートル当たりの建築単価と強靱化の場合の1平方メートルの建築単価を教えてください。
議長(坂上祐次君) 学校教育課長、関口峰之君。
          [学校教育課長(関口峰之君)登壇]
学校教育課長(関口峰之君) ただいまの本澤議員のご質問に引き続き学校教育課からお答えいたします。
 まず、現在の1平方メートル当たりの建築単価につきましては、およそでございますが、55万円を見込んでいるといった状況でございます。ちなみに西小学校の南校舎のほうなのですけれども、建築当時につきましては1平方メートル当たり約3万2,000円、東小学校の建築当時につきましては1平方メートル当たり2万3,000円、中学校南校舎につきましては建築当時1平方メートル当たりで3万5,000円と試算がされております。また、強靱化改修におきましては、およそ1平方メートル当たり約25万円を見込んでいるといった状況でございます。
 以上でございます。
議長(坂上祐次君) 8番、本澤春江君。
8番(本澤春江君) よく町民の皆様から聞かれるのですが、建て替えで小中一貫校などの学校を統合するという選択肢はなかったのか。小中一貫校などの場合には補助金は同じであるか、教えていただけますでしょうか。
議長(坂上祐次君) 学校教育課長、関口峰之君。
          [学校教育課長(関口峰之君)登壇]
学校教育課長(関口峰之君) ただいまの本澤議員のご質問に学校教育課からお答えいたします。
 まず、小中一貫校ということで、小中一貫校などで町内に現状3校ある学校を1校にまとめるとなりますと、町の先行計画でもあります都市計画マスタープランに位置づけられている地域のコミュニティー拠点である学校が2校減るということになってしまいます。このため地域拠点となる東西小学校を維持することを審議会におきまして審議し、委員の皆様全員一致での決定を受けております。
 次に、補助金のほうに関しましてですが、新築で現在の校舎と同様に鉄筋コンクリート造で造った場合でございます。国のほうが定める基準額の上限額設定が1平方メートル当たり約25万円となります。補助率は、この基準額の2分の1と、強靱化改修工事の3分の1より補助割合は高くなります。実際の1平方メートル当たりの建築単価につきましては、およそ55万円を見込んでおりますが、国が定める基準額はその半分以下の25万円、その2分の1の12万5,000円が1平方メートル当たりの補助金となります。現状の小中学校の校舎及び体育館を新築で建設した場合には、建物だけでも約70億円必要だと見込んでおります。また、補助金につきましては約14億円、町の負担は約56億円との試算となります。
 以上でございます。
議長(坂上祐次君) 8番、本澤春江君。
8番(本澤春江君) 校舎建設当時の単価も約18倍、しかも補助金は実際の工事費の約20%しか出ないということが分かりました。1月の全員協議会の説明では、地域コミュニティーを守るという言葉がありましたが、それについて説明をお願いいたします。
議長(坂上祐次君) 学校教育課長、関口峰之君。
          [学校教育課長(関口峰之君)登壇]
学校教育課長(関口峰之君) ただいまの本澤議員のご質問に学校教育課からお答えいたします。
 明和町につきましては、東西に長い特徴を持った町でございます。町の先行計画であります、先ほども申し上げましたが、都市計画マスタープランにおきまして、東小学校は東地区の地域拠点、西小学校は西地区の地域拠点に位置づけられておりまして、それぞれが既存のコミュニティーや地域生活の利便性の維持向上を図る拠点となっております。中学校につきましては中心拠点に位置づけられており、町内外から人々が集い、交流する場として、都市機能の集積や公共交通の利便性向上を図る拠点となっております。
 学校施設につきましては、地域から見ますと身近な公共施設でございます。学校行事などで多くの住民が集まる場所であり、東西小学校の近くには地域のコミュニティーの拠点としてふれあいセンターをそれぞれ建設しております。また、さらなる地域の活性化を現状目指しているところでございます。また、地震や水害時などの非常災害時には、地域の避難所となる防災拠点としての役割も併せ持っております。地域をよりよくするためには、地域住民同士のつながりや集まりが大変重要であると考えております。そのためには、学校は地域のコミュニティーに欠かせない拠点であるため維持していく、守ることが必要であると考えております。
 以上でございます。
議長(坂上祐次君) 8番、本澤春江君。
8番(本澤春江君) 昨今の防災拠点としても、交流の場としても、東小学校、西小学校の地域コミュニティーの重要性は同感です。審議会委員の皆様の決定に同意いたします。
 強靱化で何年建物がもつのですか。それと、強靱化の工事工程を教えてください。
議長(坂上祐次君) 学校教育課長、関口峰之君。
          [学校教育課長(関口峰之君)登壇]
学校教育課長(関口峰之君) ただいまの本澤議員のご質問に引き続き学校教育課からお答えいたします。
 まず、強靱化改修でございますが、改修後30年以上使用するものとされております。また、工事工程につきましては、校舎の劣化対策といたしまして床面、壁面、天井などを剥がしまして、劣化箇所を補強し、建物の耐久性を高めるとともに、水道、電気、ガス管などのライフラインを更新する工事となります。
 以上でございます。
議長(坂上祐次君) 8番、本澤春江君。
8番(本澤春江君) 学校が一貫校になった場合、町の学校が3校から1校になると、教員獲得が非常に難しいと聞いたことがありますが、もし分かればその仕組みを教えてください。
議長(坂上祐次君) 学校教育課長、関口峰之君。
          [学校教育課長(関口峰之君)登壇]
学校教育課長(関口峰之君) ただいまの本澤議員のご質問に引き続き学校教育課からお答えいたします。
 まず、複数校、町内にある場合には、町内での学校間の異動を行うことによりまして、その分長くよりよい先生を明和町に置いておくことができるのですけれども、一貫校となった場合には町内に置いておきたい先生がいた場合にでも、異動がないために町外の学校のほうへ異動しなくてはならなくなり、同じような優秀な教員の獲得が難しくなるといったことでございます。
 以上でございます。
議長(坂上祐次君) 8番、本澤春江君。
8番(本澤春江君) 子どもたちの学習のためによい先生方を明和町に置いていただくことは、母たちの、私たちの願いでもあります。よろしくお願い申し上げます。
 この後の建築の費用と強靱化の費用、町の持ち出し分を教えてください。
議長(坂上祐次君) 学校教育課長、関口峰之君。
          [学校教育課長(関口峰之君)登壇]
学校教育課長(関口峰之君) ただいまの本澤議員のご質問に学校教育課からお答えいたします。
 まず、建て替えの費用からご説明いたします。建て替えの単価を1平方メートル当たり55万円かつ現状の校舎と同面積で建築したと想定した場合に、東小学校の南校舎につきましては9億3,225万円、西小学校の南校舎が14億3,770万円、中学校が6億8,750万円、3校合計いたしますと30億5,745万円となり、補助金がありませんので、全額が町の負担となります。
 また、強靱化改修でございますが、こちらにつきましては1平方メートル当たりの改修単価を25万円と想定した場合に、東小学校の南校舎が4億2,375万円、西小学校の南校舎が6億5,350万円、中学校が3億2,325万円、合計いたしますと14億50万円となり、補助金は国が定める基準額、先ほどから申し上げておりますが、約25万円となりますので、これの3分の1の想定で2億5,208万円となります。11億4,842万円が町の負担となるという試算をしております。
 以上でございます。
議長(坂上祐次君) 8番、本澤春江君。
8番(本澤春江君) 強靱化、長寿命改良事業においても膨大な費用が、負担が発生すると理解いたしました。
 築年数が60年経過するとなると、現状の校舎の強度が心配です。強度化には、コンクリートの強度が必要と聞いていますが、コンクリートの強度ははかったのでしょうか。はかったとすれば、数値はどのように出たのか、教えてください。
議長(坂上祐次君) 学校教育課長、関口峰之君。
          [学校教育課長(関口峰之君)登壇]
学校教育課長(関口峰之君) ただいまの本澤議員のご質問に学校教育課からお答えいたします。
 コンクリートの強度につきましては、全ての校舎のほうを測定させていただいております。これにつきましては、東小学校の南校舎、築57年たつものでございますけれども、25.3ニュートン・パー・平方ミリメートル、西小学校の南校舎東側、築61年のものでございますが、28.9ニュートン・パー・平方ミリメートル、西側のほうが築60年となりますが、23.7ニュートン・パー・平方ミリメートル、中学校の南校舎につきましては築55年、25.0ニュートン・パー・平方ミリメートルとの結果が出ております。また、この検査の基準値でございますが、13.5ニュートン・パー・平方ミリメートルを下回った場合には低強度と判定をされるものでございます。
 また、一般的なコンクリートの強度につきましては、24.0ニュートン・パー・平方ミリメートルと言われております。これにつきましては、1平方メートルのコンクリートは2,400トンの圧縮力に耐えられる強度があるということになります。このことからも、小中学校の南校舎につきまして一般的な強度につきましては保たれているといった状態でございます。
 参考までに申し上げますと、既存のコンクリートの設計強度というのがありまして、これにつきましては18.0ニュートン・パー・平方ミリメートルとされております。
 以上でございます。
議長(坂上祐次君) 8番、本澤春江君。
8番(本澤春江君) 強度が保たれているということで安心いたしました。そういうことを総合的に判断して、明和町は強靱化計画で進めるという答申が出たということでよろしいでしょうか。
議長(坂上祐次君) 学校教育課長、関口峰之君。
          [学校教育課長(関口峰之君)登壇]
学校教育課長(関口峰之君) ただいまの本澤議員のご質問に引き続き学校教育課からお答えいたします。
 今回の審議会のほうを実施するに当たりまして、先ほどご説明をさせていただきました調査のほうを行い、その結果を基に強靱化できるものなのかを、実際に調査を行った設計業者の専門的な判断によりまして、対応が可能な改修方法に強靱化を加えております。また、社会的な要因であります人口減少、少子化の状況も併せて審議会で検討を重ねた結果、審議会委員の皆様の全員一致での決定をいただいた内容を今回答申をさせていただいております。
 以上でございます。
議長(坂上祐次君) 8番、本澤春江君。
8番(本澤春江君) 近隣の建て替えの状況はどのようになっているのかをお教えください。
議長(坂上祐次君) 学校教育課長、関口峰之君。
          [学校教育課長(関口峰之君)登壇]
学校教育課長(関口峰之君) ただいまの本澤議員のご質問に引き続き学校教育課からお答えいたします。
 近隣の状況でございますが、近隣では大泉町のほうが長寿命化改修、強靱化改修のほうを令和3年度から実施をしております。現在2校目の工事も強靱化長寿命化改修ということで入っている状況でございます。また、ほかの学校についても、順次長寿命化工事のほうを、強靱化改修を実施していく予定ということで聞いております。また、そのほかの市町につきましては、現時点では未定ということで聞いております。
 以上でございます。
議長(坂上祐次君) 8番、本澤春江君。
8番(本澤春江君) 強靱化をする場合、児童生徒がいる中での工事になると思いますが、プレハブの仮設で授業をするのか、お教えください。
議長(坂上祐次君) 学校教育課長、関口峰之君。
          [学校教育課長(関口峰之君)登壇]
学校教育課長(関口峰之君) ただいまの本澤議員のご質問に引き続き学校教育課からお答えいたします。
 強靱化工事に伴うプレハブなどの仮設の利用に関しましては、現状考えておりません。北校舎の空き教室などを活用いたしまして、また南校舎につきましては中心から2分割、縦に2分割をしまして、横移動する方法を考えております。プレハブなどの仮設の利用を行う場合には、その費用が1億円を超えることから、利用せずに、その費用を老朽化しております備品などの整備費用として活用したいと考えております。
 なお、工事に際しましては、もちろん児童生徒の安全面を十分に配慮しながら実施してまいります。
 以上でございます。
議長(坂上祐次君) 8番、本澤春江君。
8番(本澤春江君) 工事の際には、ぜひとも子どもたちの安全面に最大の配慮をお願いいたします。
 今後の強靱化、長寿命化改良事業のスケジュールを教えてください。
議長(坂上祐次君) 学校教育課長、関口峰之君。
          [学校教育課長(関口峰之君)登壇]
学校教育課長(関口峰之君) ただいまの本澤議員のご質問に引き続き学校教育課からお答えいたします。
 まず、令和6年度から西小学校の南校舎の実施設計のほうを行ってまいりたいと考えております。また、令和7年度には西小学校の南校舎の改修工事と東小学校の実施設計のほうを行いまして、令和8年度に東小学校の改修工事と中学校南校舎の設計を行い、令和9年度に中学校南校舎の改修工事と、順次進めていく計画でいるものでございます。 
 以上でございます。
議長(坂上祐次君) 8番、本澤春江君。
8番(本澤春江君) 今回の答申内容につきましては、明和町の現状に見合った内容であると考えています。今後も明和町の子どもたちが集う学校の環境改善に努めていただきますようよろしくお願い申し上げます。
 以上で私からの一般質問を終わります。
議長(坂上祐次君) 以上で8番、本澤春江君の一般質問を終了いたします。
 ここで、暫時休憩をいたします。
 再開の時刻を午前9時45分といたします。
          休 憩  (午前 9時35分)
                                           
          再 開  (午前 9時45分)
議長(坂上祐次君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 続いて、7番、眞塩香奈子君の一般質問を許可いたします。制限時間は午前10時30分といたします。
 7番、眞塩香奈子君。
7番(眞塩香奈子君) 7番、眞塩でございます。子宮がん検診について質問させていただきます。
 子宮がん検診は、20歳以上の前年度未受診の女性が対象となる検診です。以前は、毎年検診を受けられておりましたが、令和3年度より国のガイドラインに沿って、残念ながら2年に1回の検診となってしまいました。国のガイドラインによる子宮がん検診とは、データで有効性が示されている子宮頸部のみの検診であります。後の子育てが落ち着いた頃に発症する子宮体がんの検診ではありません。
 厚生労働省の国民生活基礎調査によりますと、群馬県の受診率は全国平均を下回っておりますが、町内には新しく健診棟が造られ、レディスクリニックもできると聞いております。ぜひこのタイミングで2種類の子宮がんの特性を理解してもらった上で、受診対象であるより多くの女性の町民の方々を受診に導いていただきたく伺います。
 では、質問に入ります。町の子宮がん検診の受診率は、全国や県に対してどのような状況でしょうか、お聞かせください。
議長(坂上祐次君) 健康こども課長、川辺登君。
          [健康こども課長(川辺 登君)登壇]
健康こども課長(川辺 登君) ただいまの眞塩議員のご質問に健康こども課よりお答えします。
 初めに、子宮頸がんにつきましては、子宮の頸部という子宮の出口に近い部分にできるがんでございまして、HPV、ヒトパピローマウイルスの感染が原因と考えられております。女性の多くが一生に1度は感染すると言われております。日本では、毎年1万1,000人を超える女性が罹患し、そのうちの約26.4%に当たる約2,900人の女性が亡くなっている現状がございます。また、若い年齢層で発症する割合が比較的高いがんであり、罹患者は20代から増え始め、30代までにがんの治療により子宮を失ってしまう人も年間に約1,000人いると言われております。
 がん検診の目的は、がんを早期発見し、適切な治療を行うことで、がんによる死亡を減少させることでございます。町のがん検診につきましては、厚生労働省が定めるがん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針に沿って子宮頸がん検診を実施しており、国の指導を受け、町の子宮頸がん検診は令和3年度から毎年受診から2年に1回の受診に見直したところでございます。
 なお、がん検診は、症状がない健康な人を対象に行われるものでございまして、子宮体がんの疑いなど、既に不正出血などの症状がある方には、指針に沿って医療機関への受診を勧奨しているところでございます。そのため、町におきましても子宮体がん検診は実施しておりません。
 さて、町の子宮頸がん検診の受診率でございますが、県が公表している地域保健健康増進事業報告によりますと、令和元年度から令和3年度までの20歳から69歳までの年齢の検診受診率で比較しますと、いずれの年度も全国や県に対して高い状況でございますが、議員のご質問にもありましたとおり、より多くの対象者を受診に導くために、町といたしましても官民連携による明和メディカルセンターへの婦人科の誘致に積極的に取り組んできたところでございます。婦人科の開設により、さらに受診率が高まることを期待しているところでございます。
 以上でございます。
議長(坂上祐次君) 7番、眞塩香奈子君。
7番(眞塩香奈子君) 現在既に明和町の検診受診者率は、全国や県よりも高い状況ということが分かり、安心いたしました。
 では、引き続き次の質問に移らせていただきます。町で実施している集団検診と個別検診のそれぞれの世代別受診者数と、受診率から見られる傾向についてお聞かせください。
議長(坂上祐次君) 健康こども課長、川辺登君。
          [健康こども課長(川辺 登君)登壇]
健康こども課長(川辺 登君) ただいまの眞塩議員の質問に引き続き健康こども課よりお答えいたします。
 町で実施している子宮頸がんの集団と個別検診のそれぞれの世代別受診者数と受診率でございますが、直近の令和4年度は全ての年代におきまして前年度の受診率を上回っている状況でございます。町の受診率の傾向を申し上げますと、20代の集団検診が10人、個別検診が7人、受診率3.9%と、20代は町全体の受診率9.2%に比べましてかなり低い傾向にございます。また、30代の受診率10.2%から受診率は徐々に上がりまして、50代の14.9%でピークを迎え、60代から減少傾向となっております。また、20代から30代は集団検診、個別検診とも受診率はほぼ同じでございますが、40代から70代にかけましては個別検診に比べまして集団検診の比率が高くなっている状況でございます。なお、20代から50代の現役世代の傾向としますと、町の検診だけではなく、職場での検診や人間ドック等の受診機会が多く、受診率が低くなっていると思われます。
 以上でございます。
議長(坂上祐次君) 7番、眞塩香奈子君。
7番(眞塩香奈子君) コロナ禍におきましても、このような数字が維持できているのは、背景に恐らく明和メディカルセンタービルのオープンがあったことが大きかったのではと私は考えます。
 引き続き次の質問です。集団検診と個別検診に検診内容の違いはあるのでしょうか。
議長(坂上祐次君) 健康こども課長、川辺登君。
          [健康こども課長(川辺 登君)登壇]
健康こども課長(川辺 登君) ただいまの眞塩議員のご質問に引き続き健康こども課よりお答えいたします。
 集団及び個別検診の内容でございますが、子宮頸がんの集団検診は公益財団法人群馬県健康づくり財団に委託をし、バス内での検診を実施しております。個別検診は、一般社団法人館林市邑楽郡医師会に委託をし、医療機関での検診となります。具体的な流れにつきましては、集団検診は問診、視診、内診、子宮頸部細胞診、結果の判定、結果表の作成、納品という流れとなっております。個別検診は、問診、視診、内診、子宮頸部細胞診、説明及び本人宛結果表の記入となりまして、個別検診では再度医療機関で医師からの結果説明があり、この点が集団検診との違いとなっております。また、日程的なものに関しましては、集団検診は年間5日間の実施日の中で受診いただくこととなりますが、個別検診では受診者が希望する日程が選べる点等が違いがございます。
 以上でございます。
議長(坂上祐次君) 7番、眞塩香奈子君。
7番(眞塩香奈子君) 集団検診ではなく、個別検診の視診や内診時に、そこでもし医師が子宮体がんの可能性を考えた場合、県内先行自治体である高崎市のように、町は子宮体がん検診も併せて実施する考えは今後あるのでしょうか、お聞かせください。
議長(坂上祐次君) 健康こども課長、川辺登君。
          [健康こども課長(川辺 登君)登壇]
健康こども課長(川辺 登君) 眞塩議員のご質問に引き続き健康こども課よりお答えいたします。
 ただいま先行自治体ということで高崎市さんの例が示されたわけでございますが、ホームページで確認をさせていただいたところ、高崎市では実施している子宮がん検診では、集団検診では子宮頸がん検診のみで、個別検診で医師が必要と判断した方を対象に子宮頸がん検診とセットで子宮体がん検診を実施しているようでございます。町といたしましては、先ほど申し上げましたとおり、国の指針に沿って検診を実施してございます。子宮体がんの有症状者の疑いがある方へは、多様な検査を実施
できる医療機関への受診勧奨を行い、必要な検査、治療を迅速に受診していただくことで、健康維持を目指してまいりたいと考えております。高崎市と同じような検診方法につきましては、現在のところ実施する考えはございません。
 以上でございます。
議長(坂上祐次君) 7番、眞塩香奈子君。
7番(眞塩香奈子君) 冒頭申し上げましたとおり、子宮体がんにつきましてはデータの有効性が認められておらず、セット検診を行っている自治体も全国ではまだまだ少ないのが現状です。そこで、せめて子宮頸がん及び子宮体がんの特性、理解につながるであろう、できれば個別検診の受診を女性の立場からは推奨したいと考えます。
 引き続き質問です。世代別の要精検者数はどのような状況でしょうか。また、2年に1回の検診へ変更となった後の要精検者数に変化はあったのでしょうか、お聞かせください。
議長(坂上祐次君) 健康こども課長、川辺登君。
          [健康こども課長(川辺 登君)登壇]
健康こども課長(川辺 登君) ただいまの眞塩議員の質問に引き続き健康こども課よりお答えいたします。
 2年に1回の検診になった令和3年度と令和4年度の世代別の要精検者数でございますが、令和3年度は20代が1人、30代が2人、40代が1人、50代がございませんでした。60代が2人、70代以上がございませんでした。合計6名でございました。令和4年度につきましては、20代はございませんでした。30代が2人、40代が1人、50代が2人、60、70代がございませんでした。80代以上が1人ございまして、合計が6名でございました。令和3年度と令和4年度の要精検者数は同数でございました。この結果から見ますと、毎年受診から2年に1回の受診に見直したことによる変化はございませんでした。
 以上でございます。
議長(坂上祐次君) 7番、眞塩香奈子君。
7番(眞塩香奈子君) 隔年検査となるスタート時は、恐らく懸念された点も多かったと思いますが、この結果には安心いたしました。
 引き続き次の質問へ参ります。町の検診で要精検となった方へのその後の対応はどのようなものか、お聞かせください。
議長(坂上祐次君) 健康こども課長、川辺登君。
          [健康こども課長(川辺 登君)登壇]
健康こども課長(川辺 登君) ただいまの眞塩議員のご質問に引き続き健康こども課よりお答えいたします。
 集団検診では、検診機関からの結果の納品後、要精密検査となった方に対しまして町では紹介状を作成し、結果とともに発送しております。個別検診では、受診者本人が受診医療機関で医師の説明を受けていただくこととなります。なお、一次健診の結果、精密検査が必要と診断された方へは、医師から受診勧奨していただくこととなってございます。町では、要精検者の受診状況を確認しつつ、未受診者へは受診勧奨をさせていただくフォローアップ体制を構築しているところでございます。
 以上でございます。
議長(坂上祐次君) 7番、眞塩香奈子君。
7番(眞塩香奈子君) 集団検診においては、結果の納品後集計から郵送、さらには紹介状の作成までと、また大変な作業があるかと思いますが、受診者の手元に結果が届くまで、またさらにはフォローアップ体制のほう、引き続きぜひよろしくお願いいたします。
 続いての質問です。今後町には新しい健診棟ができますが、検診はどのように変わるのでしょうか。
議長(坂上祐次君) 健康こども課長、川辺登君。
          [健康こども課長(川辺 登君)登壇]
健康こども課長(川辺 登君) ただいまの眞塩議員のご質問に引き続き健康こども課よりお答えいたします。
 令和3年11月の明和メディカルセンタービルB館完成に伴いまして、令和4年度より明和セントラル病院に胃、肺、大腸、前立腺がん検診や肝炎ウイルス検査を、群馬県健康づくり財団に乳がん、子宮頸がん、骨密度検診を委託し、実施しております。令和6年度には、仮設診療所におきまして明和レディスクリニックが開設されることになり、集団検診にもご協力いただけることとなりましたので、町の子宮頸がん検診の委託を考えております。
 また、令和7年、明和メディカルセンタービルC館完成後には、明和セントラル病院内及び仮設診療所内での検診はC館内での検診ヘと変更となります。子宮頸がん検診も、今までは年5回の決められた検診日程で実施していましたが、町民がご自分の都合のよい日に検診を予約し、受けることができるようになり、受診機会が拡充でき、受診対象者の利便性が高められるとともに、受診率向上も図られ、町民の健康維持増進につながるものと大いに期待しているところでございます。
 なお、来年度も町にて予約から結果発送を行う集団検診と、個人で直接予約を入れていただく個別検診、両方の検診を実施していく予定でございます。
 以上でございます。
議長(坂上祐次君) 7番、眞塩香奈子君。
7番(眞塩香奈子君) 年齢が上がるにつれ、個別検診ではなく、集団検診を受ける傾向が強くなっていると先ほど伺い、不安に思っておりました。しかし、町に新しくレディスクリニックができることにより、自分の体調のよい日に受診もでき、財団のバスによる検診ではなく、個別検診に近い形で集団検診が行われていくとのことが分かり、とても安心いたしました。身近な婦人科の先生が存在することにより、先行自治体のようなセット検診が行われなくとも、起こり得る危険な状況が回避できる可能性が上がるかと思います。
 では、最後の質問です。今後受診率を上げるための周知方法をどのように考えているのでしょうか。
議長(坂上祐次君) 健康こども課長、川辺登君。
          [健康こども課長(川辺 登君)登壇]
健康こども課長(川辺 登君) ただいまの眞塩議員のご質問に引き続き健康こども課よりお答えいたします。
 子宮頸がん検診の対象者に対しましては、4月下旬から5月にかけまして、対象者一人一人に個別通知を発送させていただいております。この個別通知は、昨年の受診歴を鑑み、対象者を抽出しておるものでございます。受診率を上げるための周知方法につきましては、これまでの町広報ホームページ等での周知や二十歳のつどいでのチラシによる啓発に加えまして、令和6年度から開設される明和レディスクリニックとの連携や、11月の子宮頸がん予防啓発月間に合わせた啓発、また子育て支援拠点であります東西ふれあいセンターでの啓発等、特に妊娠、出産を見据えた若い世代の周知について検討してまいります。
 以上でございます。
議長(坂上祐次君) 7番、眞塩香奈子君。
7番(眞塩香奈子君) 発生世代の低い子宮頸がんは、若い世代には見過ごされがちでもありますが、妊娠、出産を控えた世代にはとても危険な病気であります。
 近年では、対象年齢が10歳からのワクチン接種もとても積極的に推奨されております。また、一般的な子宮がん検診においてたとえ問題がなかったとしても、子育ての落ち着く50代を迎えるに当たり、同じ子宮がんでも発症年齢や原因が異なる子宮体がんに今度は気をつけなくてはなりません。これらの病気については、通常部位のがんとは異なり、どうしても後回しにされがちだと女性の立場から私は思います。
 今回残念ながら機会が減ってしまいました2年に1度の検診のさらなる推奨、またせっかくでしたらより丁寧に見ていただける集団検診よりも個別検診の推奨を私は考えておりました。しかしながら、どうやら明和町はこのタイミングでレディスクリニックの誘致により、婦人科検診において大きく他の自治体を引き離し進歩しているようで、心から安心しております。身近に新しいレディスクリニックができるとなれば、恐らく今まで婦人科には足がなかなか向かなかった町民女性の方も、関心を持つのではないでしょうか。また、自分のことは後回しにして、忙しく働きながら子育てをする多くの若いお母さん世代にはとても心強いことだと思います。
 女性に優しい町として、安心して暮らせる町として、明和町は大きく変わろうとしていることに今回は気づくことができましたので、私はこれからも町が発展していくことに微力ながら尽力いたします。
 以上で私の一般質問を終わらせていただきます。
議長(坂上祐次君) 以上で7番、眞塩香奈子君の一般質問を終了いたします。
 ここで暫時休憩いたします。
 再開の時刻を午前10時20分といたします。
          休 憩  (午前10時11分)
                                           
          再 開  (午前10時20分)
議長(坂上祐次君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 続いて、11番、奥澤貞雄君の一般質問を許可いたします。制限時間は午前11時5分といたします。
 11番、奥澤貞雄君。
11番(奥澤貞雄君) 11番、奥澤です。今回は、魅力ある農業ということで質問をさせていただきます。
 1995年の農業従事者は420万人でありましたが、昨年2023年には116万人と、約30年間に300万人減と激減しております。現状は、昨年来倒産件数が増えております商工業よりも深刻ではないかと思われます。明和町における農業人口の推移、また後継者問題、新規就農者の現状等の課題についてお聞かせ願います。
議長(坂上祐次君) 産業環境課長、高瀬磨君。
          [産業環境課長(高瀬 磨君)登壇]
産業環境課長(高瀬 磨君) 奥澤議員のご質問に産業環境課よりお答えいたします。
 町の農業人口につきましては、農林業センサスによりますと、平成22年は約430名の方がおりましたが、令和2年には約340名に減少しております。今後さらに減少する見通しが示されております。後継者及び新規就農者の状況でございますが、梨につきましては若手を中心とした農事組合法人梨人、令和4年度からはこちらのほうに1名の新規就農者の方がいらっしゃいます。耕作面積も若干ですが、上向いてきており、視察のほうも今年度だけでも4件受け入れております。キュウリや花きにつきましては、家族経営の協定による営農、また後継者の方が複数いらっしゃる状況にあります。米麦につきましては、7法人中4法人に後継者がいる状況がございます。
 農業における課題としましては、やはり耕作放棄地対策、担い手の確保、所得の安定化、農地耕作条件の向上など多岐にわたっていると考えております。これまでの町の取組としましても、農業次世代人材育成投資事業、また果樹園流動化促進事業など行っておりますが、補助事業だけでなく、新たな組織体制の構築を図りながら、農業者の方々や国、県と様々な事業の検討を行いまして、魅力ある農業の創出に努めてまいりたいと考えております。
 以上でございます。
議長(坂上祐次君) 11番、奥澤貞雄君。
11番(奥澤貞雄君) 明和町におきましては、農家の方はこの10年間で90名減少しておりますが、梨に関しては従事者及び耕作面積が微増、また米麦においては7法人中4法人で後継者がいると伺い、全国的な数値から見ればよいほうではないかと思われます。
 今明和町は、キャベツ栽培を推奨され、農家は企業と契約を推し進めておりますが、経営を含めた現状での効果と課題についてお伺いをいたします。
議長(坂上祐次君) 産業環境課長、高瀬磨君。
          [産業環境課長(高瀬 磨君)登壇]
産業環境課長(高瀬 磨君) 奥澤議員のご質問に産業環境課よりお答えいたします。
 現在新たな野菜づくりとしまして、町内の3法人及び1農業者がキャベツ栽培のほうに取り組んでおり、富士食品工業株式会社関連の町外2法人を含めますと35ヘクタールを耕作し、生産量に換算しますと年間約1,500トンから1,700トン程度出荷をされており、主にカット野菜として消費者の元に届けられております。取引企業との契約栽培ということで、経営の安定化にもつながっているものと考えます。露地の野菜であるということで、気候に左右されることもありまして、また連作障害などもございます。複数の品種を作付けし、収穫時期を12月から3月に分散するなど、また圃場をローテーションしながらリスク軽減を行いまして生産をしております。農家の方々も大変ご苦労されているというふうに感じております。
 議員ご指摘の民間企業と農業者を結ぶ事業につきましても、現在キャベツ栽培だけでなく、この地域に合った高収益作物の生産と近隣市町を含めた企業との結びつきに努め、農業経営の安定化と農産物のブランド化、また加工品の販売などにつながるよう、今後も努めてまいりたいと考えております。
 以上でございます。
議長(坂上祐次君) 11番、奥澤貞雄君。
11番(奥澤貞雄君) 年間1,600トンのキャベツの出荷があり、企業との契約が安定収入につながっているということで、また今後企業と収益性の高い農作物、これ以前課長から伺いましたが、イチゴ、アスパラガス等も耕作し、農産物のブランド化及び加工品の開発、販売等、農政に前向きな答弁をいただきましたので、ご期待いたします。
 埼玉県の深谷市に近年アウトレットがオープンしましたが、隣接している土地を農業と観光で盛り上げたいと、「深谷テラス ヤサイな仲間たちファーム」を設置し、運営をキューピー株式会社さんが行っております。そこの施設の責任者とお会いし、話を聞くことができたのですが、そのときの深谷市の要望は、隣接する農家の皆さんと上手にコラボして、事業を行い、農業を盛り上げてほしいという内容だったそうです。キューピーさんの提案が市側とマッチして、プロポーザルで採用されたとのことでしたが、隣接しているアウトレットもオープンして、相乗効果も出ているようです。マルシェがあり、深谷市の取りたての新鮮な野菜が並び、その旬な野菜がレストランでも提供されております。子どもたちを中心に農家の方の大変さや農家の大切さ、またおいしい野菜の料理も教えてもらえる体験教室もあります。施設を取り巻く農園では、農園を散策でき、旬の野菜の収穫体験もでき、子どもたちにも大変人気があるようです。明和町においても、コストコが進出しているわけでありますので、このような一例を参考にし、企業とのコラボも手段の一つとして検討していくべきと思います。民間企業と農家を結びつける事業を今以上に検討していただくようお願い申し上げます。
 魅力あるもうかる農業を目指すには、スマート農業の導入は必須でありますが、明和町の導入状況をどのように捉えられているのか、お伺いをいたします。
議長(坂上祐次君) 産業環境課長、高瀬磨君。
          [産業環境課長(高瀬 磨君)登壇]
産業環境課長(高瀬 磨君) 奥澤議員のご質問に産業環境課よりお答えいたします。
 現在スマート農業の導入につきましては、県、企業、農業者、町が協力しまして、令和元年度より次世代につなぐ営農体系確立支援事業によるドローンの農薬散布を始め、労力軽減を目的としたアシストスーツ、自動トラクター、田植機及びコンバイン等の実証事業を行っております。農業関係者の方々も研修や実証実験の参加などによりまして、少しずつ導入を始めていただいている状況にございます。町としましても、持続可能な農業が農作物の生産だけでなく、環境の保全、治水や景観など、多面的な機能の保全につながると考えておりますので、今後もスマート農業の導入に向けて努めてまいりたいと考えております。
 以上でございます。
議長(坂上祐次君) 11番、奥澤貞雄君。
11番(奥澤貞雄君) 少しずつスマート農業の実証事業及び研修が進められているようですが、青森県では青天の霹靂というブランド米を人工衛星を活用して米の生産性を上げ、特Aランクの食味の米を生産しております。明和町でもさらなる農業の助成の検討を願います。
 令和4年度の新規就農者は、日本全体で4万5,800人程度です。昨年比で12.3%減少しております。原因はいろいろありますが、第一にはもうからないこと。このもうからないのが一番の問題です。農業所得を上げるには、生産性を上げていくこと、高品質のものを生産することが必要になってきます。そのためにICTを活用した栽培管理、作業用ロボット等の導入、すなわちスマート農業が重要になってまいります。しかし、農家の方にとって、資金の問題、知識、経験的な問題、ハードル的な問題で、そのことに時間を割いていられないのが実情ではないかと思います。
 そこで、町はスマート農業を後押しする専門チームを立ち上げるべきと思うが、見解をお聞かせ願います。
議長(坂上祐次君) 産業環境課長、高瀬磨君。
          [産業環境課長(高瀬 磨君)登壇]
産業環境課長(高瀬 磨君) 奥澤議員のご質問に産業環境課よりお答えいたします。
 スマート農業には、農作業の省力化、生産性の向上、熟練者の技術、ノウハウのデータ化など様々なメリットがある一方、デメリットとして導入コストの高さや危機感の互換性が低いというようなことが挙げられております。議員ご指摘のプロジェクトチームに関しましては、新年度からの機構改革によりまして、農業公社の準備室として産業振興課内に経営基盤係が設置される予定でございます。各係が一体となって、スマート農業を始めとした各種事業を加速させまして、何よりも農地の持続的な保全に努めてまいりたいというふうに考えております。
 以上でございます。
議長(坂上祐次君) 11番、奥澤貞雄君。
11番(奥澤貞雄君) 今議会で町長のほうからも、課長のほうからも、また全員協議会のほうからでも説明を受けましたが、明和町は農業公社の立ち上げというのをこれから進めていくようでございますが、私はこの説明を伺って大変驚きました。大変急な話でしたので、ちょっと驚いております。機構改革をしてまでも農業公社を設置されるというので、大変期待したいと思っております。
 この農業公社がどのような組織構成になるのか分かりませんが、ぜひこのメンバーに館林商工生も入れていただきたい。また、農業問題に通じたプロ級のプロや、町で無農薬や低農薬などで農業を行っている方たちも入れていただきたい。ちょっと話は脱線しますが、群馬県は非認知能力育成事業に力を入れていくということが先月発表されております。今までの学校教育だけでは予測困難な時代を生きるのに必要な力が十分に身につかないという課題があるということで、自力で生き抜く力をつけさせる教育です。OECDの調査、SSESと申しますが、これに日本で群馬県だけが参加しています。先進地です。教育長、どうでしょう。このような事業に高校生が関わることこそ、その趣旨に合致したものとなるのではないでしょうか。ひとつ教育の面からもご検討を願います。
 ここにおられる方は、サンリオのキティちゃんはご存じだと思います。世界的にも大変有名なキャラクターであり、ブランドです。このキティちゃんが有名になったのは、女子高生が何げなく立ち話しているのをサンリオの女子社員が耳にして、女子高生のアイデアを取り入れて商品開発した結果、大変なヒットになったということです。高校生のように何の忖度もない、費用対効果など気にせず、純粋に興味のあるものを開発することが大きな開発力になります。私は、50年ほど前にこのキティちゃんグッズをアメリカ、カナダ、中南米、オーストラリアなど、ヨーロッパにも売り込もうとして、サンプルをたくさん送ったのですが、残念ながら一件も引き合いはありませんでした。その当時はまだ女子高生のアイデアを取り入れる前でしたので、サンリオさんは子ども向けの商品が主で、女子高生向けや大人向けの商品開発があまりされておらず、海外ではまだまだ知名度がありませんでした。したがって、送ったサンプルは全く興味を持たれなかったということです。いかにブランディングとマーケティング、それに第三者の意見が大切かが分かる事例だと思います。
 課長の答弁にありましたとおり、もうかる農業には販路開拓が重要になってまいります。いかに高く売れるか、高く買っていただける先を見つけていかなければ、いつになっても所得は上がらないままになってしまいます。しかし、農家の方は、私の所見ですが、あまり販路開拓及び経営管理には力を入れる余裕がなかったように思われます。一生懸命作物を作る、高品質のものを作ることで、ほとんどの時間がそのことに費やされてきたのだと思います。そのような点においても、新しくプロジェクトチームを立ち上げればバックアップしていけると思います。私も販路拡張ということで、明和町のおいしいお米を1俵3万から4万円で販売したいと思い、成城大学との協定を計画し、それを足がかりに成城自治会とも協定を結んで、明和町の特産品やお米を取り扱っていただくべく成城自治会長さん並びに大学教授とも交渉を進め、結果南北ある自治会を自由に使ってもよいとの返事をいただき、また田園調布の自治会長さんとも交渉していただき、田園調布の自治会長も商店を利用してもよいとの情報をいただいていたのですが、残念ながら町長が病に倒れ、状況が一変し、実現はかないませんでしたが、このような域学連携も販路開拓に有効になってくると思われます。今群馬のコンニャクイモ栽培農家が大変苦境になっておるそうですが、これも産、学、官で支援していく動きがありますので、多方面からの助成を検討していただきますようお願いします。
 現在駅前開発企業誘致は完成に近づいておりますので、今後はスマート農業支援事業に力を注いでいただき、まちづくり会社を創設されて、駅前周辺事業を推進したように、新たに設立される農業公社を活用し、本格的に農業問題に取り組んでいただきたいと思います。個人の農家の所得が、これ兼業農家も含めてですが、平均で115万円。法人農家で425万円が現状です。農家の所得を上げるには、農産品に付加価値をつけていくことが求められます。以前にも提言しましたが、6次産業化は今後の農業を考えた場合、必須の課題になってくると推察されます。
 議会で何度か実例として紹介してきた古河市の隣町であります境町ですが、町が有名設計士であります隈研吾さん、国立競技場を設計された方ですが、その方とコラボし、6次産業化を推進しております。特産品であるサツマイモを加工する工場を造り、乾燥芋を販売しておりますが、ものすごい売行きで、工場が足りず、第2工場を建設して対応しているそうです。サツマイモは、町が、規格外でも、どんなに小さいサツマイモでも全部町が買い取ってくれるそうです。農家の方はやりがいが出ると、大変喜んでいるそうです。
 明和町においても、ふるさと納税の返礼品に今お米に力を入れております。ですから、そういうお米も助成の仕方としては多少高く買ってあげる。それから、学校給食なんかでも低農薬だとか、それで頑張っている方がいたら、そういうものをやっぱり高く買ってあげる。町長言われたように、やっぱり教育理念3本柱、教育長おっしゃっていましたけれども、やっぱり子どもの体力とか体をつくるということは第一条件だということも言っておりました。それには食べること、食が一丁目一番地だと思いますので、その辺も教育の面からも後押ししていただけると、農家の方は助かると思います。いろいろな支援の仕方はあると思いますので、よろしくその辺はお願いを申し上げます。
 6次産業化を直売所設置とワンセットで考えていくべきと考えております。直売所であれば、多少ですが、農産品の規格という枠に縛られなくなって、またいつでも出荷できるという利点があります。ぜひワンセットで今後検討していただくようお願いをいたします。
 新規就農者の所得が、就農前の給料に達する人が4人に1人、たったの25%しかございません。これでは独立した経営は非常に困難を伴います。農政行政は、農家が稼ぎやすい環境整備をする役目があると考えております。この新規就農者に対して、町独自の支援、助成を検討すべきと思いますが、町の考えをお伺いいたします。
議長(坂上祐次君) 産業環境課長、高瀬磨君。
          [産業環境課長(高瀬 磨君)登壇]
産業環境課長(高瀬 磨君) 奥澤議員の質問に産業環境課よりお答えいたします。
 まず、6次産業並びに自由な出荷、直売所の設置というところでございますが、現在直売所につきましては老人センターの駐車場内で毎週水曜日と土曜日のお昼頃ですが、町の生活改善グループが主となって野菜の販売を行っております。また、スーパーケンゾーでも町の農作物等の販売コーナーがございます。
 先ほど新年度からの新しい体制について答弁させていただきましたが、その中で地域の農産物やその加工品、そして販路の拡大につきましても事業の一つとして重要なことだと認識しておりますので、ぜひ検討していきたいというふうに考えております。また、多くの町内外の方々に対しまして地場の農産物のよさを知っていただくためにも、今後直売所の設置、それと様々な機能も含めまして検討していきたいというふうに考えております。
 以上でございます。
議長(坂上祐次君) 11番、奥澤貞雄君。
11番(奥澤貞雄君) ぜひ前向きに検討していっていただきたいと思います。また、やる気のある方には、町独自の農業助成も考えていっていただきたいと思います。
 町は、第6次都市計画マスタープランの中で、まちづくりの目標として3項目挙げております。その中の一つに、人・もの・自然、個性がひかるまちづくりの中で、豊かな自然環境や農業環境を生かしていくというものがあります。利根川の水辺環境や農村の環境の保全を図るとともに、地域の人が触れ合い、交流する空間として活用するというものです。
 農業は、商工業のように経済の論理だけでは語れないものがあると思っております。マスタープランにもあるように、農村の環境を保全し、地域の皆さんが触れ合い、交流できるようにしていくには、農家の皆さんが農業で食べていけなければなりません。農家の皆さんが土地を耕作し、農作物を生産していただけるから、土地の管理につながり、この美しい農村風景を維持することができ、いやしの空間ももたらしてくれています。
 田畑はいやしの効果ばかりでなく、自然のダムの役割も果たしております。利根川水系、11ほどのダムがありますが、その貯水量と同等か、それ以上の保水力が田んぼにはあるそうです。また、水田に水を張れば気温を下げることができ、NO2やSO2などの有害ガスを除去してくれる効果もあり、人間の生活環境をよりよいものにしてくれます。そのような役割のある農業を今後町として盛り上げていくのか。駅周辺開発や、さらに農地を潰して工業団地に力を注いでいかれるのか、マスタープランに照らして方向性をお示し願います。
議長(坂上祐次君) 産業環境課長、高瀬磨君。
          [産業環境課長(高瀬 磨君)登壇]
産業環境課長(高瀬 磨君) 奥澤議員のご質問に産業環境課よりお答えいたします。
 議員ご指摘のとおり、農地には農作物の生産だけでなく、治水や景観、環境保全など多面的な機能がございます。総合計画における農業の位置づけにつきましては、町全体の土地利用方針を踏まえまして、ハード事業につきましては現在進めている県営土地改良事業や多面的機能支払交付事業、また小規模農村整備事業などにより農地の耕作条件の向上に努めながら、ソフト事業につきましても各種補助制度の充実、また農業関係者に対するきめ細かな関わりを通じまして、ハード、ソフト両面から農地の持続的な保全を図っていく必要があるというふうに認識しております。そのためにも、繰り返しとなりますが、町における農業分野の強化策としまして、農業公社の準備室経営基盤係を設置しまして、議員ご指摘の農業における様々な事業展開に関しまして十分検討していきたいというふうに考えております。
 以上でございます。
議長(坂上祐次君) 11番、奥澤貞雄君。
11番(奥澤貞雄君) 私たちが何げに見ている稲穂、春は一面緑に、秋は黄金色の風景をもたらしてくれる普通の風景ですが、あそこの田んぼのあのお米は将来の私だとしたら、皆さんはいかが感じるでしょうか。私もそうですが、多くの人が自分の一部などとは考えもしない、かけ離れたものと捉えているのではないでしょうか。
 しかし、お米も私たちも究極は原子、分子でできており、言わば小さい小さいつぶつぶでできております。小さいつぶつぶでできている人間が、小さいつぶつぶでできているお米を食べると、半分はエネルギーになり、二酸化炭素や水として消えていきますが、およそ50%の原子は私たちの細胞に入り、古い原子と入れ替わります。細胞分裂をしないと言われている脳細胞や心臓の細胞も、その中の原子は毎日のように入れ替わっております。1か月、1年前の自分とは全く違うものになるわけです。それゆえ、土地は大切にしなければならない。お米も大切にしなければならない。農家の方たちも大切にしなければなりません。
 人は土から生まれ、土に返る。汝とは、汝が食べたものであるという言葉がありますが、本当に信用があった言葉であると思います。科学が証明する前に、人は感性で分かっていたのでしょう。農家の平均年齢が68.4歳、高い農業機械を買うのに銀行は融資してくれるのであろうか。食料自給率40%程度、野菜の種の自給率10%程度、90%が海外からの輸入。その種もF1で1世代だけの有効。種子法が廃止、TPP批准による競争の激化など、大変な農業問題がある中、さらに農家が減少したら、日本の未来は暗たんたるものになってしまいます。この現状を考えたら、そんなに猶予はございません。
 ぜひとも農政に心血を注いでいただき、明和町から魅力ある農業を提唱できるよう頑張っていただけるよう切望します。また、新しく設置される農業公社に期待して、私の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。
議長(坂上祐次君) 以上で11番、奥澤貞雄君の一般質問を終了いたします。
 以上で一般質問が全て終了いたしました。
 これからも町民に分かりやすく、そして質の高い一般質問に心がけ、執行部、議員それぞれが切磋琢磨しながら、よりよい明和町を築けるようお願い申し上げます。
                                           
    散会の宣告
議長(坂上祐次君) 次の本会議は最終日となり、12日午前9時に開会いたします。
 本日はこれをもって散会といたします。
 大変ご苦労さまでした。
          散 会  (午前10時53分)