令和7年第2回明和町議会定例会
議事日程(第2号)
令和7年6月5日(木)午前9時開議
日程第 1 一般質問
日程第 2 閉会中の継続調査について
日程第 3 議員派遣について
本日の会議に付した事件
議事日程のとおり
〇出席議員(12名)
1番 堀 口 正 敏 議員 2番 小 野 光 枝 議員
3番 三 浦 次 弘 議員 4番 栗 原 孝 夫 議員
5番 藤 野 一 也 議員 6番 荒 井 信 行 議員
7番 眞 塩 香 奈 子 議員 8番 本 澤 春 江 議員
9番 齋 藤 一 夫 議員 10番 島 田 宏 幸 議員
11番 奥 澤 貞 雄 議員 12番 坂 上 祐 次 議員
〇欠席議員(なし)
〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名
冨 塚 基 輔 町 長
瀬 下 嘉 彦 副 町 長
金 子 博 教 育 長
吉 田 博 之 総 務 課 長
須 藤 武 政 策 室 長
福 田 和 寿 税 務 課 長
高 際 伸 互 住 民 環境課長
川 辺 登 健康こども課長
高 瀬 磨 介 護 福祉課長
島 田 伸 隆 産 業 振興課長
清 水 靖 之 都 市 建設課長
橋 本 桂 子 会 計 課 長
兼 会 計管理者
関 口 峰 之 学 校 教育課長
牛 久 保 正 和 生 涯 学習課長
〇職務のため出席した者の職氏名
篠 木 正 和 議 会 事務局長
藤 野 絵 美 子 書 記
開 議 (午前 9時00分)
〇開議の宣告
〇坂上祐次議長 皆さん、おはようございます。
本日は、今定例会の最終日です。
ただいまの出席議員は12名でございます。よって、定足数に達しておりますので、会議を開きます。
〇諸般の報告
〇坂上祐次議長 日程に入る前に、諸般の報告を申し上げます。
各常任委員長並びに議会運営委員長から、閉会中における継続調査の申出がありました。また、議員派遣について1件の申出がありました
なお、本日の議事日程は、配付してあるとおりでございます。
以上で諸般の報告を終わります。
〇一般質問
〇坂上祐次議長 これより、日程に従いまして議事に入ります。
日程第1、一般質問を行います。
初めに、9番、齋藤一夫議員の一般質問を許可いたします。制限時間は午前9時46分といたします。
齋藤議員。
〇9番 齋藤一夫議員 9番、齋藤でございます。本日の一般質問では、まず初めに橋梁点検についてということでお伺いしてまいりたいと思います。
明和町は多くの川が流れており、用排水路を含めまして、どうしても橋が重要となってくるところでございます。国道や県道に関しましては県や国の管轄となりますので、私のほうでは質問いたしませんが、町が管理する橋というのも、大小合わせてかなりの数があると思いますが、まず初めにどの程度町が管理する橋があるのか、その橋梁が何橋あるのかについてお伺いしたいと思います。
〇坂上祐次議長 清水都市建設課長。
[清水靖之都市建設課長登壇]
〇清水靖之都市建設課長 齋藤議員のご質問にお答えします。
現在、町のほうで点検を行う橋梁の数につきましては、153件ございます。
以上です。
〇坂上祐次議長 齋藤議員。
〇9番 齋藤一夫議員 ありがとうございました。153橋ということで、私が想定していた以上に橋梁の数があるのかなと、これは大小、小さな橋も含めましてということになりますので、明和町の場合、用水路が東西に延びておりまして、また排水路も南北に、短いですけれども、何本も流れているという中で、どうしても町の管理する橋梁というのは、かなり多い数になるのではないかなというふうに思います。
橋梁の点検の頻度と内容はということで、153橋ありますと、これを毎年のように点検するということは、当然のことながら不可能かと思います。また、点検の内容ということで考えますと、目視点検、あるいは打検等をもって橋梁を確認するかと思いますが、現在の橋梁点検の頻度といいますか、何年スパンでやられているのか、またその検査内容、職員による検査なのか、業者による検査なのか、その内容を分かる範囲で簡単にご説明いただければと思います。
〇坂上祐次議長 清水都市建設課長。
[清水靖之都市建設課長登壇]
〇清水靖之都市建設課長 齋藤議員のご質問にお答えします。
橋梁の点検につきましては、橋梁の損傷、機能等の状況を把握し、必要な措置を行うために適切な情報を得るなどの目的で行っていきます。橋梁につきましては、一旦供用すると絶え間なく様々な作用を受けながら長時間使用されることから、状態は変化し続けます。供用安全性の確保のためには、供用期間を通じて適切なタイミングで、かつ様々な手段による状況の確認が行われることが必要となります。法的には、道路法及びそれに基づいて定められた省令に従い、定期点検を義務づけられております。橋梁の供用安全性を合理的に確保するためには、徐々に進行する経年的な劣化以外にも、事故や災害などによる突発的な状態の変化や障害の発生など、様々な事象に合わせて二次災害の防止や予防保全の実現などの目的に応じて、適切なタイミングを把握することが不可欠となっております。
そのため、橋梁に対してですが、通常点検、そして定期点検、そして異常点検の3つを実施しております。まず通常点検でございますが、こちらは突発的に生じる不具合や損傷を早期に発見するために、高い頻度で行われる点検でございます。巡回やパトロールがこれに当たるものになっております。点検方法につきましては、道路パトロールカーの中から目視で行われることが多く、必要に応じて車外に出て近接をしたり、徒歩巡回などをしております。
そして、次に定期点検です。こちらは、橋梁の損傷状況の把握及び健全性の診断をあらかじめ頻度を定めて定期的に実施する詳細な点検となっていきます。全ての部材に近接して目視調査を行うことが基本であり、必要に応じて非破壊検査機器などを用いて必要な情報を得るものとなっていきます。定期点検は、安全で円滑な交通の確保、沿道や第三者の被害の防止、橋梁に係る維持管理の効率的な実施を目的に、必要な健全性の診断を行うこと及び記録を取ることを最も基礎的な点検となっており、維持管理上最も重要な点検と言われております。この定期点検につきましては、道路法施行令に基づきまして、必要な知識及び技能を有する者が近接目視により、5年に1度の頻度で点検を行うことというふうになっております。
そして異常点検ですが、こちらは地震、台風、集中豪雨、雪など、災害や大きな事故が発生した場合などにより、橋梁の状況を確認するために臨時的に行うものでございます。この点検においては、橋梁の安全性のみならず、安全で円滑な交通の確保、沿道や第三者への被害防止などを考慮する形となっております。
ここで、先ほど申し上げた点検の中でやはり重要となってくるのが定期点検になります。この定期点検につきましては、3つの行為を必要としております。まず1つ目が、事象の捕捉、または把握です。部材や部位の部分を確認し、実際に何が起こっているかを確認する行為となってきます。道路法の趣旨である効率的な維持のためには、損傷の位置、大きさ、程度などの現状を写真、そしてスケッチ、文章等で客観的に記録する必要がございます。損傷がなかったことも含めて記録するもので、点検が適切に行われたか否か、またいつの時点の定期点検から確認された損傷なのかを確認するものとなっております。
そして、2つ目が部材の健全性の診断でございます。部材ごとの診断につきましては、当該部材が橋の中でどのような役割を果たしているのか、推定される損傷の原因、環境状況など、様々な条件を知識等を有する技術者が考慮した上で、主に機能面に着目し、次の定期点検までの進行性、確認された損傷に対して次回点検までに何らかの対策を取る必要があるかどうかなどの観点から判断を決定するものとなっております。診断は、機械的な指標により行うものではなく、技術者が自らの知識と技能により行う判断であるもので、その記録に当たっては単に判断区分を記録するだけではなく、当該区分に分類した判断の根拠や考え方、その管理者の意思決定に当たって留意すべき点など、所見を詳細に記録し、最終的に管理者が適切な意思決定ができるようにするものでございます。
そして、3つ目が橋の健全性の診断です。橋の単位で、その橋がどういう状況と言えるのか、こちらも告示に定められている区分に応じて点検するものなのですが、先ほどお話ししました2つ目の部材機能に着目した健全性の診断と、そして橋全体の機能に着目した診断の関係につきましては、橋の構造や架橋の状況によって異なる場合もあるため、両者を独立して評価することを基本としております。
これら3つの行為、この具体的な実施方法が省令や告示との関連性を明確にした上で示されていることが重要であり、点検に当たってはこれらの位置づけや内容の違いを正確に理解し、適切な点検要領の運営が行われることが重要だというふうに考えております。町としては、国が定めた省令や各種要領に基づき、橋の安全性の確保に努めてまいりたいと思います。
以上です。
〇坂上祐次議長 齋藤議員。
〇9番 齋藤一夫議員 ありがとうございました。点検の種類も幾つかあるということで、通常点検、こちらのほうを職員の方がパトロールカーで巡回されているのを時折見かけます。中にはパトロールカーを止めて、私たまたま見たのは大分前だったので、いつ頃だというのは申し上げられないのですが、雨の日にわざわざ降りて何をやっているのかなって、ちょっと近くでもないですけれども、幾らか離れた位置に止めて見ていたところ、何か点検をしているのだなというのは見かけたわけですが、雨の日だとか、大変な中でやられているということは非常に感謝するところでございますし、またその日々の点検、目視で損傷等あれば、そこで発見できることによって、早め早めの修理ができるのかなというふうに考えるところでございます。
また、課長からも説明がありましたように、定期点検ということで、まず事象の把握ということで客観的記録を取られるということで、技術者の方にしっかりと記録を取っていただき、5年に1回の定期点検、明和町の場合153橋あるわけですから、そうすると年間大体30橋ぐらいやるような形になるかと思いますが、なかなか1橋の点検も、ぱっと見て分かるものではなく、細かく部材の診断だとか、あるいは橋全体の健全性の診断をしていただいているということで、その費用もかかりますし、時間もかかるということでありますが、やはり橋が落ちてしまうという事象というのは、国内では最近ニュースではないですけれども、海外なんかではよくあったり、大分前になりますけれども、これはまたものが違いますけれども、道路の陥没だとか何件かニュースで続いた経緯もあったりで、橋が落ちることはないとは思いますが、災害時の場合はまた別としまして、通常では安全に運行できる、こんな状況にあると思います。この安全に運行できる状況にあるというのは、日々の点検、あるいは定期点検でしっかりした診断がなされていることにより、早め早めの対応ということで対応していただいているというのが一番大きな要因かなと思うところでございますので、ぜひとも今後ともしっかりとしたパトロールだとか、あるいは定期点検、これは法令に基づいてということなので、その中でしっかりやっていただくという形で、安全にやっていただければと思います。
続きまして、橋梁の関係なのですけれども、接合部の町道整備の状況はということで、これまでにも多く道路整備に関しましては、大小様々について私だけでなく、ほかの議員さんも結構質問が毎年のようにあったかと思います。しかしながら、橋梁の接合部に関しましては、明和町でも153橋あると全部が全部ではないですが、橋梁に限らず、どうしても接合部がゆがんでしまう、あるいは部材の違いから凸凹が大きくなってしまう、車で通る分にはさして大きな影響はないわけですけれども、車でも乗用車と軽自動車では違いますし、大きな道路であれば大型車と普通車では全然感じ方も違います。
話はちょっと外れてしまいますが、橋梁ではないのですが、いわゆるウエーブ道路というのが明和の西工業団地のほうに以前あったわけですが、ここの部分というのが、どうしても乗用車で走ると、一定の速度が出ると凸凹してしまうということで、外せないかということで大分前に外す工事をしていただいたわけですが、あれも大型車で走ると全然その揺れというのは感じないわけで、大型も軸数にもよるのですが、いわゆる4軸と言われる、横から見た場合4つタイヤがついているようなものだと全然凸凹を感じない。ただ、乗用車であれば法定速度で走っていても、かなり波打つような感じは受けるということを考えますと、私もふだん自転車だとか徒歩で明和町の中をあまりうろちょろするというのもそんなに多くはないものですから、特に自転車ではあまり感じなかったのであれなのですが、町民の方から言われたのは、橋の接合部のところが自転車だとかなりがたつくと、かなりの盛り上がりがあるということでご指摘を受けまして、私もふだん通る道とはちょっと違ったものですから現場を見に行きまして、軽だと確かに感じるかなと。乗用車でも通ってみたのですが、乗用車では全然分からないわけではないですけれども、よっぽど気を遣っていなければそんなに気にするほどのあれでもないなと。確かに自転車だとかなり危険というか、自転車で転ぶようなことはないと思うのですけれども、その方も転んだわけではないのでしょうけれども、自転車でも結局タイヤがパンクしたりの原因になるという話はされまして、また散歩される方からは、やはりそういうのにつまずいて転んだと。私も数か月前、約1年近く前に転んでちょっとけがをしましたけれども、これは明和町ではなかったのですが、別のところでそのような段差につまずきましてけがをしてしまったわけですが、やはりこの接合部というのはどうしてもなりやすいということで、これ打合せ行ったときにお話ししたところ、今日までの間というか、かなり早い段階で、たまたま工事やっているところ見かけたわけですが、どうも私なんかの判断としては、役場職員による応急措置でできるのかなと思っていたのですが、ではなく業者さんを入れてしっかりとした修正がされたようで、その後も町内なるべく橋の近隣を通るときは、そこの状況だとかを場合によったら降りて、場合によったら車の中からという形で見てきたわけですが、車で通る分には何の影響もないけれども、自転車や、あるいは徒歩で、特に散歩の方が通ったりするような場合には、ちょっと危険かなと思う箇所が何か所がございました。巡回パトロールでも、明和の中を全部見て回るとなると、現行の人数ではなかなか厳しいのかなと。他の部署との協力も得ながら、町外に出る場合には車内からの点検でも構わないので、見てもらうように多分ご協力をいただいているものだと思います。そんな中で、ここのところがおかしいよとかというのは、どうしても道路の部分のへこみだとかというのは各区長さんからのお申出や、あるいはほかの議員さんからも話があったりで、すぐに都市建設課のほうで対応していただいているわけですが、なかなか橋梁の部分というのは私も見落としていたわけですが、結構あるというふうに町民の方から言われました。
この接合部分の道路整備の状況はということで今回質問させていただいたわけですが、なかなか今の予算の中で、予算ももうちょっと、新設道路だとかは予算たっぷり取ってあるけれども、修復に関しては道路補修という全体の中でこの橋梁部分も関わってきますので、なかなか厳しいとは思うのですが、どの程度のところを町の職員のほうで補修しているのか、現状もしかしたらそこら辺把握がし切れないのかなと、橋梁に限ってしまうととなってしまうので、ちょっと難しいかと思うのですけれども、橋梁の補修状況、ほぼほぼ業者さんにやっていただくことが多いと思うのですけれども、町のほうでもし整備ができるというか、応急措置というか、修繕というか、やられているところがありましたら、ちょっと状況をお教えいただければと思います。
〇坂上祐次議長 清水都市建設課長。
[清水靖之都市建設課長登壇]
〇清水靖之都市建設課長 齋藤議員のご質問にお答えしたいと思います。
まず、橋梁接続部分の町道の状況というところから行きたいと思いますが、こちらにつきましては先ほど議員さんのほうからも話があったとおり、橋と道路の接続部分についてということで部材が当然違うわけなのですけれども、一般的には橋の端部と道路の地盤の間に設置されるジョイントや伸縮装置によって行われるものでございます。これらの装置につきましては、湿度の変化や地震などで橋が伸び縮みしたり、ずれが生じることを防いでいるところでございます。ただ、先ほど答弁の中でもお話ししました153件あるうち、全部が長い橋とは限らず、やはり短尺な橋というものも存在するものでございます。そうしたものにつきましては、道路が橋に直結する場合については固定接続という形で橋梁と道路が一体となっていると。固定接続のメリットといたしましては、構造がシンプルで施工が容易であるため、メンテナンスが少ないということが挙げられるのですが、ただ短縮的な橋であるために伸縮装置が設置できないため、伸縮が制限されるため接続部分に圧力がかかり、変形やひび割れが生じて段差を形成することがございます。
また、アスファルト舗装、こちらも先ほどの車の走行の話も出ていましたが、こちらによる荷重、そして温度変化、そして経年劣化によってひび割れが生じると。このひび割れにより路面が沈み込み、段差を形成する原因となっているのが現状でございます。こうした状況におきましては、先ほど申し上げました検査やパトロール時において確認をして、安全性の確保ができるかどうかということで随時補修を行っています。
議員さんのほうから、職員がどの程度というお話があったと思うのですが、緊急補修ということで、きれいに行うために業者さんにお願いすることもあれば、当然職員ができる本当に穴埋め的なもの、パトロールカーの中にはそういったものがきちんと入っておりますので、必ずパトロールカーには1人で行かずに2人で行くようにしています。というのは、誰かが作業をしていたときに車が来るとやはり危険になってしまうので、そういった形で複数できちんとやるようにしています。
以上です。
〇坂上祐次議長 齋藤議員。
〇9番 齋藤一夫議員 ご答弁ありがとうございました。今点検の内容、あるいはその補修の方法等をご説明いただいたわけですが、これは要望になってしまいますが、今課長のほうから、必ず2人でパトロールに伺っているというふうにお伺いしたのですが、先ほども申し上げたように補修予算のほうがもうちょっと上げていただけるとありがたいかなというのと、あと大きめの道路になりますと、1人が交通整理を行い、1人が作業をするといっても、なかなかちょっと大きめな補修、あまり大きくなると業者さんにお願いせざるを得ないのだと思うのですが、応急的な修理というのは、やはり部材をパトロールカーの中に積んでいるということでやられると思うのですが、その場合に、2人だと危険な場合もありますので、その場ですぐ補修できなくても人を増やしていくとか、あとパトロールに関しましても現行の人員の中で割ける状況というのは限られてくると思いますので、これは質問ではなく要望になりますが、もうちょっと都市建設の関係の道路整備、あるいは橋梁点検等に割ける人員の配置をお願い申し上げまして、1点目の橋梁点検についての質問を終わらせていただきます。
続きまして、2点目、子育て支援についてという形で大きなタイトルで質問させていただくわけですが、要点といたしましては、まず1点目といたしましてこども園の状況です。こちらの紙おむつ、粉ミルクの使用状況はということでお伺いしていきたいと思います。
どうしてもこども園では、いわゆる未満児と言われる昔でいう保育園に入る、入らないぐらいの3歳未満のお子さんがいらっしゃるということで、おむつ、あるいは粉ミルク、離乳食が1歳程度から始まるというふうにお伺いしているのですが、それまでよりも小さいお子さんに関しては、やはり粉ミルクで対応せざるを得ないという状況の中で、今の使用状況についてどのようになっているのか、まずお伺いしたいと思います。
〇坂上祐次議長 関口学校教育課長。
[関口峰之学校教育課長登壇]
〇関口峰之学校教育課長 ただいまの齋藤議員のご質問に学校教育課からお答えいたします。
まず、紙おむつでございますが、ご家庭で使用されている紙おむつを保護者の方に持参をしていただきまして、園児のロッカーがございますので、そちらへ補充をしてもらっております。交換の際には、これを使用させていただいているといった状況でございます。
次に、粉ミルクでございますが、こども園で使用している粉ミルクがございますので、そちらをお子様に与えてよいかということで保護者様に確認をさせていただきまして、提供を行っている状況でございます。また、こども園で使用している粉ミルク以外のものを希望されるといったご家庭につきましては、ご家庭から持参をしていただいたものを提供しているといった状況でございます。
以上でございます。
〇坂上祐次議長 齋藤議員。
〇9番 齋藤一夫議員 ご答弁ありがとうございました。紙おむつに関してはご家庭からということで、これも紙おむつに関しては、やはり昔よりも大分質がよくなってきて、いっとき布おむつのほうがいいのではないかという話もありました。今でもあるかもしれませんが、紙おむつも布おむつ並みに不快感だとかを伝えるような、そんな作りになっているという話も聞いております。20年前の頃の紙おむつの話と今の話とでは大分違ってくるのかなという中で、紙おむつに関してはご家庭から持参ということで、ご家庭にも負担はかかるかと思いますが、やはり紙おむつに関しましても保護者の方のそれぞれの、このメーカーのこの商品がいいとか、あるいは、紙おむつなのであまり聞かないのですが、場合によると紙類であってもアレルギー反応を起こすケースがあるというのは聞いたことありますので、これは質問出した段階では紙おむつに関してはアレルギーの話はするつもりはなかったのですが、その後ちょっとお聞きしたところ、紙おむつでも場合によると、大したアレルギーではないですけれども、かぶれだとかの原因になる、どうしてもメーカーだとかがある程度限られてくるというケースもあるというのをお聞きしたので、やはりご家庭からお持ちいただくという形が一番ベストなのかなというふうに考えるところでございます。
また、粉ミルクに関しましては、基本的にはこども園のほうであるもので、こちらもやはりアレルギーだとか、一番考えられるのはアレルギーなのですが、あとはアレルギーでなくても保護者の方の、このメーカーのこの商品が子どもの健康のためにいいのだというご意見もありまして、そんな話もちょっと私も聞いたことがあったものですから、一括して本当は同じのでいいのではないかなというふうに思ったのですが、その方からは随分怒られまして、いや、このメーカーのこれでなくては駄目なのだよと。うちは違うのを当時使っていたものですから、それも大分前にうちの子が使っているぐらいだから、20年以上前の話でそんな話が出ていたぐらいで、やはり保護者の方のこだわり、あるいはアレルギー等もありますので、その状況に応じて今後対応していただければいいのかなというふうに思いますが、紙おむつ、町の場合は無償でごみ袋の配布を行っていますので、園で処分してもご家庭で処分しても同じようにある一定量までは無料で処分できますので、サブスクという考え方もありましたが、この間お伺いしたところ、対象者がそこまで人数がいらっしゃらないということで、逆に高いものついてしまうということであれば、保護者の方にはご負担をかけますけれども、自分のお子さんに合う紙おむつをご用意いただくのが一番いいのかなというふうに考えるところでございますので、今後も保護者のご意見等をお伺いしながら、状況に応じて対応していただくことをお願い申し上げまして、子育て支援のメインになります2番、3番、紙おむつの購入助成の導入と粉ミルクの購入助成の導入ということで、こちら関連性がありますので、一括してちょっと質問をさせていただきたいと思います。
紙おむつの助成制度というのは、何か所か全国的にも子育て支援の一環としてやられているところがあるようでございます。子育て支援、今までもいろいろと質問してまいりましたが、今回の件とは全然別になりますが、岡山県の奈義町などでは、高校3年間まで生徒1人につき最大年間24万円の補助が出ているというのを今朝テレビでやっておりました。少子化が進む中、非常に明和町だけでなく全国的に危惧される中で、紙おむつや粉ミルクの助成をしたから、では子どもをそれで多く産むのかといったら、決してそうとは言えないと思いますが、一番最初にかかってくるのはミルク代であり、おむつ代でありという形になってくると思います。これは、誰しもいきなり生まれたときから3歳、5歳になるわけではございませんので、ゼロ歳からスタートするのは誰しも一緒なものですから、必ずおむつ、布おむつを使われて生活されたり、あるいは母乳で育てられる方は粉ミルクも紙おむつも必要ないという話になってしまうと思いますが、それはほんのごく僅かな状況であり、粉ミルクや紙おむつ、こちらの購入が必要となってきます。
紙おむつの助成の導入に関しましては、随分前に1回ご相談したことがあったのですが、ちょっとそのときは断念する経緯になりまして、今回質問に至ったわけですが、粉ミルクの助成に関しましては前回の議会だったでしょうか、本澤議員のほうからも粉ミルクの助成という話が出ておりました。それに対しての執行部の反応というのは特になかったわけですが、質問という形ではなかったので、反応がなかったというか、特に回答がなかったかと思うのですが、どうしても紙おむつ、粉ミルクというのは、子育てしていく中で必要になると思いますので、その中で何らかの形で、本来であれば購入券みたいのを発行するのが一番いいかと思いますが、町内の薬局、薬店等を中心とする販売だけ、あるいはスーパー、コンビニでもいいのですが、そういうところで使えるにしても、やはり限られてしまうということを考えると、購入補助券みたいな発行というのはなかなか厳しいのかなというふうには思いますが、補助券で出すのでなくても助成という形はできると思いますので、何らかの助成ができないのか。というか、ぜひとも助成を検討していただきたいということで今回質問に至りましたので、その導入についてご回答いただければと思います。
〇坂上祐次議長 川辺健康こども課長。
[川辺 登健康こども課長登壇]
〇川辺 登健康こども課長 齋藤議員のご質問に健康こども課よりお答えいたします。
紙おむつや粉ミルクへの助成につきましては、少子化対策、子育て支援策の一環として実施している自治体があるようでございます。子育て世帯における紙おむつや粉ミルク等の費用負担は、物価が高騰する中、子育て世帯の皆様の家計に影響を与えているものであり、その軽減は重要な課題であるとは認識してございます。
本町では、紙おむつや粉ミルクだけの使途に限られた支援ではなく、その世帯に応じた幅広い子育て用品等に活用できる子育て支援策を従来から実施しているところでございます。その代表的なものでございますが、出産祝金支給事業がございます。この事業は、第1子10万円、第2子20万円、第3子以降30万円を出生時、3歳児、6歳児に支給するもので、昨年からは転入者も支給対象とするよう制度拡充を図ったところでございます。
また、今年度からは国が推進しております妊婦のための支援給付交付金、こちらは旧出産・子育て応援給付金となりますが、こちらの交付金を活用いたしまして、経済的支援といたしまして妊娠届出時と出産予定日の8週前以降に、それぞれ5万円の支援給付金として支給しているところでございます。こちらの事業も、紙おむつや粉ミルクを含む様々な育児用品の購入や、子育てサービスの利用に充てていただくことが可能となってございます。
さらに、児童手当支給事業も令和6年10月に制度改正が行われまして、支給対象者や支給金額等の拡充をしまして実施しているところでございます。こういった子育て世帯の経済的負担を軽減する取組を町としては行ってございます。
議員ご指摘の紙おむつや粉ミルクに特化した購入助成の導入につきましては、その必要性は理解しておりますものの、事業の効果、財源の確保、既存の国の制度との整合性など、総合的に考慮する必要がございます。今後の子育て支援施策につきましては、町民の意見や国の動向、他自治体の先行事例等を参考にしながら、引き続き調査研究してまいりたいと考えております。
以上でございます。
〇坂上祐次議長 齋藤議員。
〇9番 齋藤一夫議員 ご答弁ありがとうございました。国からの給付金や、あるいは出産祝金等で総合的な子育て支援をしているということは私も重々承知するところではございますが、やはり国との整合性ということで、今課長から答弁がありましたけれども、実際に紙おむつや粉ミルクに対する助成を行っている自治体があるということは、国との整合性というのは特に問題なく取れているのかなというふうに考えるところであり、また明和町は群馬県で唯一の不交付団体ということで、財政面を考えた場合に、この紙おむつや粉ミルクに助成を行ったからって町の財政が揺らぐようなことは決してないわけで、課長のほうから費用対効果ではないですけれども、助成することによってどの程度出生率が上がるのかというのは、確かにこれだけで上がるとはとても思えないわけですけれども、その一端にはなり得るのかなというふうに私は考えるところでございます。ぜひとも助成を行っていただき、特に出産祝金に関しましては、出産に対するお祝金という形の趣旨になりますので、今回の助成とは趣旨が外れるのかなというふうに考えるところであり、また転入者に関しても支給できるようになったということでご答弁がありましたけれども、私は町の人口が増えることも重要ですけれども、それ以上に出生率を上げないことには、明和だけでどうこうなる問題でもないのですが、国全体として出生率を上げていくこと、これは今一番の課題であり、特に粉ミルクや紙おむつの助成は、行ったからといって、さして財源を揺るがすようなものではございませんので、ぜひとも財源の確保をしていただき、これから産むなら明和町と言えるような町になっていただくように、ぜひとも助成を導入していただくことを十分研究、検討していただき、前向きな回答がいただけるようお願い申し上げまして、私の一般質問を終了したいと思います。ありがとうございました。
〇坂上祐次議長 以上で齋藤議員の一般質問を終了いたします。
ここで入替えを行いますので、その場でお待ちください。
次に、11番、奥澤貞雄議員の一般質問を許可いたします。制限時間は午前10時23分といたします。
奥澤議員。
〇11番 奥澤貞雄議員 11番、奥澤でございます。初めに、ふるさと納税に関しての質問をさせていただきます。
今日、ふるさと納税は日本全国に広く知れ渡り、利用件数は、私が認識しているところでは500万件以上に達しているようでございます。自治体にとって貴重な財源になり、町民への行政サービスの向上や新たな事業展開も可能になるなど、メリットが期待されます。予算委員会で説明がございましたが、改めまして明和町のふるさと納税額や主力の返礼品等、どのような現況になっているかご説明願います。
〇坂上祐次議長 須藤政策室長。
[須藤 武政策室長登壇]
〇須藤 武政策室長 奥澤議員のご質問に政策室よりお答えいたします。
ふるさと納税につきましては、明和町において年々その金額は増加しており、令和6年度は個人の方から5億5,000万円ほどの寄附をいただいております。
返礼品においては、定期便などを含めると800を超えるものがございますが、主力の返礼品は主に3つに分類することができます。館林邑楽郡の1市5町の協定により共通返礼品として設定しているビール類、コーヒーやお茶といった飲料水、シャンプーやコンディショナーといったコスメ系でございます。この3種類で全体の90%以上を占めている状況でございます。
以上でございます。
〇坂上祐次議長 奥澤議員。
〇11番 奥澤貞雄議員 かなりの勢いで個人に関する納税額が増えていて、令和6年度で5億5,000万円になっている状況を考察しますと、さらなる増額が期待できるのではないかと推察しております。また、主力の返礼品がビール、コーヒー、それにコスメ系で約9割を占めているとのことでございますので、明和町の特色が出ているのではないかと思われます。
明和町への寄附がある一方で、明和町より他の自治体へ寄附も当然あるわけです。寄附額のうち2,000円を超えるふるさと納税については、一定の限度額まで寄附者の所得税、住民税から全額が控除される制度になっております。また、ふるさと納税は返礼品、サイト委託料、諸経費等を含めて50%以内にとどめなければなりませんが、これらを踏まえて明和町が実質的に運用できる金額はどのぐらいになっているかご説明願います。
〇坂上祐次議長 須藤政策室長。
[須藤 武政策室長登壇]
〇須藤 武政策室長 奥澤議員のご質問に政策室よりお答えいたします。
まず、ふるさと納税においては、返礼品やポータルサイト委託料を含め経費を50%以内に収める必要がございます。明和町においても、ほぼ50%に近い形で運営を行っております。
また、町外の地方自治体への寄附による個人住民税の令和6年度の減額については、税務課で集計しましたところ控除者数495名、個人住民税の減税相当額は1,500万円ほどでした。そのため、令和6年度における実質的に運用できる金額は、先ほど申し上げました寄附額が約5億5,000万円から50%の経費を引いた2億7,500万円から、先ほど申し上げました減額の1,500万円を引いた約2億6,000万円ほどとなっております。
以上でございます。
〇坂上祐次議長 奥澤議員。
〇11番 奥澤貞雄議員 5億5,000万円のうち、実質的な財源となり得る金額が2億6,000万円ということで、かなりの金額であると思います。ふるさと納税は一般財源と違いまして、経費を差し引いた金額が町の財源として全額活用できます。一般財源ですと、たしか25%ほどしか活用できないと思いますので、ふるさと納税は行財政上とても戦力になるものであります。
そこで、町はこれらの税収をどのように町の行政運用に活用されているのか、町民の皆さんもなかなか分からないところでございますので、どうか説明をいただきたいと思います。
〇坂上祐次議長 須藤政策室長。
[須藤 武政策室長登壇]
〇須藤 武政策室長 奥澤議員のご質問に政策室よりお答えいたします。
いただいたふるさと納税につきましては、寄附者の使い道設定に基づきながら、子育てにやさしいまちづくり、あたらしいまちづくりの推進、明和町のシティプロモーションなどに活用させていただいております。
直近の例を挙げますと、令和5年度におきましては明和中学校体育館及び社会体育館へのGHPエアコンの整備や子ども第三の居場所整備に、令和6年においては健診センターの駐車場整備や災害時拠点強靱化緊急促進事業補助金などに活用しているところでございます。
以上でございます。
〇坂上祐次議長 奥澤議員。
〇11番 奥澤貞雄議員 中学校体育館、社会体育館のGHPエアコンの設置、第三の居場所の整備、健診センターの駐車場整備等、結構大きな事業に活用されているようでございます。
現状、明和町にとってとても大切な納税の活用であると思いますが、町民にとって直接関係する補助金事業のほうへの助成拡大もお願いしたいと思います。例えば補聴器の助成ですが、障害者手帳があれば手厚い助成がされると思いますが、年齢を重ねますと当然自然と難聴になってまいります。これらの方への助成も、今後考えていただきたいと思います。また、子どもの矯正眼鏡には、9歳未満ですと保険適用でございますが、9歳以上になりますと保険適用外になってしまいます。千代田町さんは、今年度から9歳から12歳までの購入者に対する補助制度を確立し、費用の10分の7を助成しております。学校給食の完全無償化、またみどり市で制度化されております給付型の奨学金制度、住宅リフォーム工事の補助金の拡充等、ふるさと納税の活用を徐々に直接的な住民サービスへの強化に努めていただきますよう切望いたします。
いろいろ要望は尽きないわけですが、事業を展開するには財源をどうするかが大変な課題であるわけです。それゆえ、ふるさと納税は自治体にとってとても貴重な収入財源であります。様々な行政サービスを実施していく上で、自治体にとってかなりのメリットがあるわけですが、自治体によっては他の自治体への寄附が増大化していけば、当然町の税収減につながり、マスコミも取り上げているとおり、かえってマイナスになってしまいます。納税額を増やし、町の行政サービスの向上を図るためには、返礼品の開発等も今後力を入れていかなければならない課題だと思われます。ある意味、自治体の努力の仕方によっては、自治体の行財政に大きな差ができ、町民サービスにも多大な影響が出てくると推測されます。お隣の千代田町さんでは、返礼品であるお米の量を50倍に増やすなど、ふるさと納税対策に力を入れておられますが、明和町ではどのように考えておられるか、ご意見をお聞かせ願いたいと思います。
〇坂上祐次議長 須藤政策室長。
[須藤 武政策室長登壇]
〇須藤 武政策室長 奥澤議員のご質問に政策室よりお答えいたします。
奥澤議員のご質問のとおり、自治体によってはふるさと納税によりマイナスになっている事例もございます。例えば東京都のある特別区では、令和7年度予算において100億円を超える税収の減を見込んでいるところもございます。
明和町においては、ふるさと納税のメリットを享受している状況でございますが、現状に満足することなく、新規返礼品の開発に力を入れていきたいと考えております。直近ですと、令和5年度から米の返礼品を始めました。令和6年度は、米不足の影響もありまして約1,000個が完売といった状況となっております。今後は、新たに進出する企業やホテルとも交渉していきながら、新たな返礼品の開発を進めていきたいと考えております。
また、このふるさと納税を通して明和町の魅力を知ってもらうことで、今後の移住定住施策にもつなげていければと考えております。
以上でございます。
〇坂上祐次議長 奥澤議員。
〇11番 奥澤貞雄議員 ふるさと納税は、メリット、デメリット両面ございますが、明和町においては恩恵を受けているということなので、さらなる返礼品の新規開発に期待をしております。
課長の説明にありましたが、返礼品の魅力を上げることは町のPRにつながり、新たな関係人口の創出、移住定住の問題にも側面よりバックアップできるものだと考えられます。先月、国は有識者会議を開き、地方創生に数値目標を設定することを検討しているようでございます。数値目標は、都市と地方の交流や経済などの分野を考慮して設定する方向のようでございます。関係人口では、自治体がふるさと住民として登録する制度を創設し、登録数を指標とするようであります。今後の10年を見据えた国の方針も見えてきましたので、明和町もぜひふるさと納税をさらに発展させ、関係人口も増やしていけますようご尽力願いたいと思います。
次に、ALTについてお伺いをしたいと思います。現在のALTの人数、授業時間数、授業内容の現状についてご説明願います。
〇坂上祐次議長 関口学校教育課長。
[関口峰之学校教育課長登壇]
〇関口峰之学校教育課長 ただいまの奥澤議員のご質問に学校教育課からお答えいたします。
現在町では、議員ご承知のとおりこども園に1名、小学校に各校1名で合計2名、中学校に1名、町内全体で合計4名の配置をしているところでございます。
授業時間に関しましては、こども園ではハローイングリッシュといった時間を年少児クラスから年長児クラスを対象に1回30分程度を実施しております。年少児クラスにおきましては週一、二回、年中長児クラスでは週二、三回程度実施をしているところでございます。小学校におきましては、1年生から4年生が外国語活動として週1時間、5、6年生が外国語の授業として週2時間実施をしております。中学校では、各学年とも週4時間となっております。
授業内容といたしましては、こども園では挨拶や色、果物、動物、乗り物などの英単語になれ親しみながら英語保育支援助手や保育士、友達と関わりながら音楽やゲーム、ダンスなどの活動に取り組んでいるところでございます。また、小学校におきましては英語でのコミュニケーションの楽しさを感じられるように場面設定を工夫いたしまして、伝わる喜びや分かる喜びが味わえるような活動を取り入れてございます。また、ALTの英語の発音やリズムに親しみ、英語担当や担任の先生がALTとの連携を図り、英語を聞いたり話したりする活動を設定しているところでございます。中学校におきましては、英語を単語としてではなく言葉として捉え、英語でのコミュニケーションを行うことができるような授業に取り組んでいるところでございます。具体的には、自分の考えや気持ちを友達やALTとのやり取りを通しまして、互いに評価し合う意見交流をするなど、英語で話すことの時間を確保することに努めているところでございます。
以上でございます。
〇坂上祐次議長 奥澤議員。
〇11番 奥澤貞雄議員 詳しく説明をいただき、大変ありがとうございました。授業時間、また授業内容とも設定は十分かなと思います。場の設定もよく考えられていると思います。特に伝わる喜びや分かる喜びを味わえるような活動を取り入れているとのことなので、とてもすばらしいことだと思います。多文化共生の時代、英語は世界の共通語になっております。生まれた国、言語、文化は違っていても人間には変わりないので、心が通じ合うことがとても大切であります。さらなる英語学習の環境整備にご尽力いただきたいと思います。
以前議会で、ALTの採用について質問させていただきました。そのときの回答ですと、委託業者にお願いして、最終的には町で面接をして採用を決めるとのことでしたが、最近は事情が変わってきていると伺いました。ALTの採用及び現場配置に教育委員会はどのように関わっているのか説明をお願いいたします。
〇坂上祐次議長 関口学校教育課長。
[関口峰之学校教育課長登壇]
〇関口峰之学校教育課長 ただいまの奥澤議員のご質問に学校教育課からお答えいたします。
ALTの配置及び契約等につきましては、教育委員会がプロポーザル方式におきまして委託業者の事業者を選定しているところでございます。決定した委託事業者がこども園、小学校、中学校の授業を行うにふさわしい人材を選定し、派遣をしていただいているといった状況でございます。
また、今年度につきましてはこども園のほうでは全3者から、小学校、中学校につきましては全5者から選定を行っております。こども園、小学校、中学校で、町内では全2者と今年度契約をしていくといった状況でございます。
以上でございます。
〇坂上祐次議長 奥澤議員。
〇11番 奥澤貞雄議員 この質問をする一つのきっかけは、ALTの方たちと話し合う機会がございました。いろいろ話を伺っていると、小学校の先生ではなく中学校で教えたいと願っているということでしたが、実現しなかったようです。それで、他の自治体に行くことを考えているのだというような話を伺いました。今その方は明和町を去られ、現在は兵庫県のほうに引っ越したそうです。せっかく明和町になじんで、子どもたちともよい関係が構築されている中での別れはちょっと残念でもあるし、ALTの先生にとっても、せっかく英語教育に熱意を持ち培ってきた英語の指導力を発揮できないとすると、とても残念なことだと思います。ALTの先生方の力を最大限発揮できるよう、配置の改善はできないか質問させていただきました。今後、方法があれば、できるだけALTの方たちが実力を発揮できるよう配置をお願いいたします。
ALTの授業内容をお伺いし、内容を把握することはできましたので、少し要望したいことがございます。ALTの活動を学校のカリキュラム以外に活動範囲を広げられないか、例えば放課後、教室等で自由な触れ合いの中での英会話が自然と身につくような機会がつくれないか、いろいろな状況下での英会話の場が設定できればとても有効ではないかと思われます。学校とALTの契約の問題、委託業者とALTの契約の問題等もあると思いますが、可能かどうかお伺いをいたします。
〇坂上祐次議長 関口学校教育課長。
[関口峰之学校教育課長登壇]
〇関口峰之学校教育課長 ただいまの奥澤議員のご質問に学校教育課からお答えいたします。
学校内での放課後等の時間などを使っての英語活動でございますが、実は昨年より検討のほうは開始をさせていただいております。このほか、町の施設における英語指導、英語交流等を含めまして、学童保育、また第三の居場所メイプルのほうにおきましても、今後となりますが、同様に検討してまいりたいと考えております。
以上でございます。
〇坂上祐次議長 奥澤議員。
〇11番 奥澤貞雄議員 既に放課後の時間を使っての英語活動が検討され、子ども第三の居場所メイプル、学童保育等での英語活動が検討されていると聞き、とても期待いたします。検討から実行に移行できますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
英語教育も、移住定住問題を側面から支援する力がございます。自治体によっては、英語移住しませんかとのキャッチコピーで移住者をすごい勢いで増やしている自治体もございます。英語教育も明和町の特色の一つとなるようご尽力願います。
次に、学校環境の整備についてお伺いをいたしたいと思います。いじめ問題、不登校問題、子どもへのDX、子どもの精神的な問題、保護者と先生の関係等、問題が複雑化している今日、教育委員会の対応が日本全国で難しい局面にあると推察されますが、明和町においての現況を説明願います。
〇坂上祐次議長 関口学校教育課長。
[関口峰之学校教育課長登壇]
〇関口峰之学校教育課長 ただいまの奥澤議員のご質問に学校教育課からお答えいたします。
当町におきましても例外ではなく、議員ご指摘のとおり学校現場における問題につきましては、多様化している状況でございます。これらへの問題へは、早期発見、早期相談が大切であり、学校では定期的に学校生活アンケートの実施をしたり、スクールカウンセラーや心の相談員、特別支援コーディネーターの配置などを行ったりして、早期対応や児童生徒に寄り添った支援を心がけているところでございます。特に問題が発生した場合の初期対応の重要性につきまして強く感じております。この問題の多様化への対応といたしましては、教員一人一人が他人事ではなく自分事として捉え、協力して学校としての対応を考えることが必要であると考えます。
このため、今年度となりますが、町教育委員会では教職員全体を一堂に会した教職員全体研修会を講師を招きまして開催することを計画しているところでございます。研修会の内容につきましては、学校における初期対応と服務規律などについて、現状では検討しているところでございます。
以上でございます。
〇坂上祐次議長 奥澤議員。
〇11番 奥澤貞雄議員 明和町の教育委員会においても、やはり危機感を感じておられるようでございます。教職員を一堂に会して、教職員の全体研修会を講師を招いて開催することを計画されているのは、そのあらわれであると推察されます。
最近起こった立川市の小学校における暴力事件、東毛地区での中学校で起きた教員による不同意わいせつの事案など、学校を取り巻く環境が激変しております。その中で、子どもたちの学校内外での安全を確保するのは当然のことでございますが、学校の先生方のことも考えていかなければならないのかなと思います。特に保護者と先生の関係は、トラブルがあったときに初期対応がうまくいきませんと、その後の問題がこじれる傾向がございます。立川市の件も、東毛地区内のわいせつ事件でも、初期の対応というのが非常に大事であると感じております。
そこで、いろいろな問題が複雑、重大化していく中で、スクールロイヤー制度や専門の精神科医の配置、また学校の安全等を考慮して警備員の配置なども徐々に検討していく時代になってきていると推察されますが、町のご意見をお聞かせ願います。
〇坂上祐次議長 関口学校教育課長。
[関口峰之学校教育課長登壇]
〇関口峰之学校教育課長 ただいまの奥澤議員のご質問に学校教育課からお答えいたします。
議員ご指摘のとおり、学校現場における問題につきましては多様化していると先ほども申しましたが、そんな状況となっております。このため、県の教育委員会におきまして、令和3年からスクールロイヤー制度というのを導入しております。各教育委員会から各教育事務所を経由いたしまして、群馬県教育委員会に相談をし、スクールロイヤーの対応が必要と認められた場合に、県教育委員会から群馬県弁護士会へ依頼をされ、電話、メール、面談等で市町村教育委員会や学校の相談に応じるものとなっております。また、明和町におきましても群馬県弁護士会所属の弁護士による無料法律相談などを実施しておりますので、そのような機会に相談をしている状況でございます。
また、精神面におきましては、スクールカウンセラー制度を活用しております。町内に1名のスクールカウンセラーが担当となりまして、予約制で対応しております。令和6年度は、1日6時間の勤務形態で、東小学校には年間12回、西小学校には年間15回、中学校におきましては年間30回、児童生徒はもちろん保護者や教職員への相談、カウンセリングをしていただいております。令和7年度につきましては、1日5時間の勤務形態で、東西小学校それぞれ年間15回、中学校に年間30回勤務をしていただく予定となっております。また、町では心の相談員を小学校に年間100日、中学校では年間170日、1日4時間の勤務形態で配置いたしまして、不登校や悩みを抱える児童生徒及び保護者への対応に努めているところでございます。
また、さらに学校の安全等の考慮でございますが、各学校の南校舎の長寿命化改良工事に不審者対策を含めまして、防犯カメラやセキュリティーの見直しを行ってまいります。また、クレームへの対応では、暴力、威圧に対する言動等の不当な手段による要求が想定される場合には、事前に警察などとの連携を綿密に取ることになっておりますが、相談を受ける際には、状況に応じては複数で対応していくなど、体制についても工夫をしていく必要があると考えているところでございます。
以上でございます。
〇坂上祐次議長 奥澤議員。
〇11番 奥澤貞雄議員 群馬県教育委員会では、スクールロイヤー制度を導入しているが、明和町はこの制度を活用ではなく、無料法律相談会の機会を利用して弁護士に相談しているとのことでありますが、緊急を要する場合などを考えると、スクールロイヤー制度も検討されていかれるのも必要ではないかと思います。
子どもの精神面においては、スクールカウンセラーの方を有効的に活用されているようであります。子どもを取り巻く環境も、子どもの心の問題も複雑化しており、なかなか子どもの心理を把握するのは非常に困難を伴います。私も長年子どもへの教育に携わり、その心の深遠さには驚かされることが多々ありました。友人にも、学校の先生にも、親にも悩みを打ち明けることができず、苦しんでいる子どもたちを見ていると、本当に心を扱うプロフェッショナルでないと、子どもの不安を払拭できないこともあるように思われてなりません。専門の精神科医の活用の検討も提案しておきたいと思います。
学校の安全対策では、防犯カメラ、セキュリティーの見直しを行っているとのことです。学校への登下校の際には、ボランティアの方たちが道の要所に立たれて安全確保されているようでありますが、町が取り組んでおられますスクールサポーターの現状がどのようになっているか、説明願いたいと思います。
〇坂上祐次議長 吉田総務課長。
[吉田博之総務課長登壇]
〇吉田博之総務課長 ただいまの奥澤議員の質問に総務課よりお答えいたします。
スクールサポーター制度につきましては、平成21年からスタートした気軽に始められる防犯活動で、現在も続いておりまして、主に通学時間帯に通学路等で児童生徒の見守り活動を実施いただいております。その目的は、子どもを始めとして犯罪、事故などの被害を未然に防止すること、地域の皆さんで安全で安心な住みよい環境をつくること、パトロールに参加することにより地域の連帯感を高めること、この3つを目的としてございます。この目的に賛同していただける方を対象に、町指定の黄色いベストをお渡しし、通学時間帯等に合わせて自由にパトロールを実施いただいております。こちらが、その配付しているベストでございます。これを着てパトロールをしていただくということになります。
パトロールと言っておりますが、ベストを身につけて散歩していただくだけでも結構でございます。犯罪者は、人目や声かけを嫌がりますので、それだけでも犯罪の抑止につながると考えております。本制度を防犯委員会等の機会に関係団体を通じて、いま一度周知し、犯罪抑止力の向上を図っていきたいと考えております。
以上でございます。
〇坂上祐次議長 奥澤議員。
〇11番 奥澤貞雄議員 ご説明ありがとうございました。スクールサポーターの方たちも大変頑張っているようでございます。せっかく出来上がっている組織でございますので、サポーターの数とか人数的なこともありますけれども、実質的な機能充実のほうも大切でございますので、子どもたちの安全に大きく寄与することでございますので、スクールサポーターの皆さんのさらなる協力が得られますようご尽力願いたいと思います。
最後に、教育長さんへのお願いでございますけれども、このたび東毛地区内で起きたわいせつ教員の事案でございますが、このような重大な事案が生じた場合には、議会のほうにもできるだけ早い段階で情報を共有させていただきたいと思います。2015年度に制度改正がございまして、教育長は議会の同意を得て町長が任命するとなっておりますので、議会も教育問題に対しまして対応していく義務があると認識しております。この事案を通じて危機管理等の問題も出てきていると思われますが、危機管理に関するマニュアル等も検討、もしくは既に対応策が検討されているようでしたら、議会のほうにもご提示願いたいと思います。
今回の事案は、被害に遭われた方が精神的な要因もあり、言葉を発することが大変難しいと伺っております。実は私も、5年生の児童でしたが、友達や先生と全く話ができず、特別支援教室で学んでいる子どもを受け持ったことがございます。その関係もありまして、とても関心を持って新聞記事を読ませていただきました。この事案では、担当教諭が生徒の心理を深く洞察し、信頼関係を築き、言葉の問題で悩んでいる子どもを少しでも助けてあげられたら、その先生はその生徒から最上の宝物をいただけたのではないかと思われます。本当に悲しいことです。
最近、日本ばかりではなく、世界中で発達障害の子どもが年々増えている状況がございます。ADHDやASDなど、いろいろな症状で悩んでいる生徒がいます。私も、どうしてそうなるのか本当に疑問に思い、調べたことがございますが、原因は遺伝子的には何も原因が見つからないそうです。遺伝子一つ一つは問題なくても、何かしらの外的環境が影響して障害が発生するようであります。このことから推測すると、いかに家庭での親の関わり方、学校における友達や先生との関わり方が大変重要であることが分かってまいります。教育長においては、先生にも、児童生徒にとっても最良の環境で学べる学校づくりにご尽力されますよう心からお願い申し上げて、私の一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。
〇坂上祐次議長 以上で奥澤議員の一般質問を終了いたします。
ここで、暫時休憩をいたします。
再開の時刻を午前10時30分といたします。
休 憩 (午前10時17分)
再 開 (午前10時30分)
〇坂上祐次議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、10番、島田宏幸議員の一般質問を許可いたします。制限時間は午前11時15分といたします。
島田議員。
〇10番 島田宏幸議員 10番、島田でございます。企業誘致と雇用確保について質問いたします。
技能実習制度の見直しが行われ、2023年11月、政府の有識者会議が最終報告書をまとめ、新たに育成就労制度が創設される見込みとなっていましたが、2024年6月14日に外国人労働者の技能実習制度に代わり、新たに育成就労制度を設けることを柱とする改正出入国管理法などが参議院本会議で賛成多数で可決、成立しました。今までの技能実習制度の目的は、日本の技術を学べる機会を提供する国際的な貢献でしたが、今回の育成就労制度においては、目的が人材確保、人材育成に変わっております。日本国内での就労までの制度になるようです。それだけ人材の確保が難しくなっていると考えられます。
現在、町は企業誘致に注力し、新たな企業の参入が進んでおり、財政基盤の強化、将来子どもたちが成長したときの働き口確保が順調に進んでいるように感じます。しかし、これを将来へつなぐためには、現在企業が抱えている慢性的な人手不足の解消も必要であると考えております。明和町総合計画や都市計画マスタープランに基づき、企業誘致や開発などの検討を行っていると思いますが、現在の状況や今後の予定を支障のない範囲でお答えください。
現在、町の企業数はどの程度でしょうか。また、数十年前と比較しどの程度増減しているのでしょうか。
〇坂上祐次議長 島田産業振興課長。
[島田伸隆産業振興課長登壇]
〇島田伸隆産業振興課長 島田議員のご質問に産業振興課からお答えいたします。
まず、町内の企業数についてでございますが、正確な全体像を把握するためには、法人、個人事業者を含む詳細な情報が必要となります。ここでは、参考として税務課が決算書において主要な施策の成果として公表している法人町民税の申告件数を用いて法人の増減傾向をお示しさせていただきます。この法人町民税の申告件数は、平成28年度には237件であったものが、令和5年度には260件となっており、一定の増加傾向にございます。特に令和元年度以降は250件台で推移しており、町内での新規企業の立地が進んでいることがうかがえます。
一方で、町商工会への加入事業者数は、平成17年に271社、平成27年には235社、令和7年4月時点で221社と減少傾向にございます。これは、業種の多様化や小規模法人、個人事業者における商工会未加入の傾向が影響しているものと考えられます。
このように、法人の数自体は増加している一方で、商工会の会員数が減少しているという現象が見られ、これは町内企業の構成や形態が変化してきていることを示していると考えております。今後もこうした傾向を注視しつつ、既存事業者への支援と新たに進出した企業の定着支援を含めた地域産業の振興に努めてまいります。
以上でございます。
〇坂上祐次議長 島田議員。
〇10番 島田宏幸議員 現時点の土地利用などの状況からお答えください。
今後、何社程度の企業誘致が可能と考えているのでしょうか。
〇坂上祐次議長 島田産業振興課長。
[島田伸隆産業振興課長登壇]
〇島田伸隆産業振興課長 島田議員のご質問に引き続きお答えいたします。
企業誘致につきましては、町の将来を見据えた重要な施策の一つであると認識しており、現在も明和町総合計画や都市計画マスタープランに基づいて、産業用地の整備やインフラの充実などに取り組んでいるところでございます。
今後、何社程度の企業誘致が可能かという点につきましては、土地の利用状況、開発可能面積、周辺環境との調和、さらには企業側の事業計画等、様々な要因が関わってくるため、現時点で具体的な企業数をお示しすることは難しい状況でございます。また、一部の案件につきましては、企業側の都合により情報の取扱いが慎重に求められているケースもあり、詳細を申し上げることができないことをご理解いただければと存じます。ただし、実際に企業からの関心や照会は複数寄せられており、町としても前向きに受入れの検討や調整を進めております。
今後も地域の特性や住環境とのバランスを大切にしながら、持続可能な産業振興につながるよう企業誘致に取り組んでまいります。
以上でございます。
〇坂上祐次議長 島田議員。
〇10番 島田宏幸議員 行政として、企業誘致はすばらしい成果を上げていると思います。財政基盤が強化されれば、財政の健全化、行政サービスの充実が大きく期待できます。しかしながら、今後の町政につながる成果に対して、働き手の不足が町内企業には問題となります。
全国的に、賃金の見直しが行われておりますが、経営状況が違う様々な企業があることから、全ての企業が追従することは難しいと考えます。町は、企業の人手不足についてどのような認識でしょうか。また、企業が労働力を得るために町はどのようなことを行っているでしょうか。
〇坂上祐次議長 島田産業振興課長。
[島田伸隆産業振興課長登壇]
〇島田伸隆産業振興課長 島田議員のご質問に引き続きお答えいたします。
町内の中小企業では、特に若手人材の確保が難しく、求人を出してもなかなか応募がない、あるいは採用しても定着に至らないという声が多く聞かれております。また、技術の承継が進まず、将来的な生産体制そのものに不安を抱える企業も見受けられます。町としては、こうした課題が地域全体に広がることを非常に憂慮しており、持続的な支援が必要であると認識しております。
町としましても、企業の成長を支える人材の確保が急務であると認識しており、特に若年層の地元定着や雇用のミスマッチ解消に向けた取組が重要と考えております。その一つの取組として、町では町内企業紹介パンフレットを作成しております。令和6年度では、町内207社に意向調査を行い、掲載希望のあった18社を紹介するもので、450部を印刷し、労使教育委員会が作成主体となっております。企業ガイダンスや二十歳のつどいで配布を行いまして、若者への情報提供に活用しております。また、企業ガイダンスの開催についても支援しております。高校生と町内企業をつなぐ場として、板倉高校と館林商工高校で開催した出前型企業ガイダンスに多くの企業が参加するなど、実績を重ねております。
次に、Mターン促進奨励金制度では、定住促進と雇用創出を両面から支援する取組として、引き続き活用を進めてまいります。
以上でございます。
〇坂上祐次議長 島田議員。
〇10番 島田宏幸議員 ミスマッチ解消に向けた取組のご答弁の中で、Mターン促進奨励金制度とありました。雇いたい企業と働きたい人の橋渡しを実現することにより、雇用の確保と同時に定住促進も見込めます。1つの事業で複数の課題に対応できることは、大きなメリットだと思います。
町が実施している助成制度以外で、企業向けに国や県が実施している助成制度はどのようなものでしょうか。
〇坂上祐次議長 島田産業振興課長。
[島田伸隆産業振興課長登壇]
〇島田伸隆産業振興課長 島田議員のご質問に引き続きお答えいたします。
町では、企業の人材確保や職場環境整備を後押しするため、国や県の各種助成制度の情報提供を行っております。まず、人材確保等支援助成金は、介護や保育、建設等の分野において職場環境改善や研修制度の整備に取り組む企業が対象となります。
次に、キャリアアップ助成金は、社会保険の適用対象となった短時間労働者に対し、賃金引上げなどの処遇改善を行った場合に企業へ助成される制度でございます。
次に、業務改善助成金は、最低賃金の引上げに対応するため、業務効率を上げる機械、設備の導入などを行い賃金改善を行った中小企業に対し、その費用の一部を支給する制度でございます。
その他、トライアル雇用制度なども含め、町では関係機関と連携し、企業の課題に応じた制度紹介を行ってございます。トライアル雇用制度は、職業経験や就職ブランク等の理由により安定就職が難しい方を企業が原則3か月間のトライアル雇用として受け入れることで、採用前に適性を見極める機会とし、賃金支払いに対して助成を行う制度でございます。
以上でございます。
〇坂上祐次議長 島田議員。
〇10番 島田宏幸議員 町内にある企業にとっては大きな助けとなりますので、各種助成制度の情報提供は、引き続き周知のほどよろしくお願いします。
先ほどのご答弁で、助成制度のほかに企業ガイダンスとありました。高校生と町内企業をつなぐ場の企業ガイダンスについてお伺いします。ここに参加できる企業数はどの程度でしょうか。また、昨年度はどの程度の申込みがありましたか。
〇坂上祐次議長 島田産業振興課長。
[島田伸隆産業振興課長登壇]
〇島田伸隆産業振興課長 島田議員のご質問に引き続きお答えいたします。
企業ガイダンスは、町内外の高等学校と連携して開催しており、町内企業が直接生徒へ会社説明を行える貴重な機会となっております。
令和6年度の実績では、板倉高校で11社、館林商工高校で8社の企業が参加いたしました。参加企業数は、年によって若干変動いたしますが、町としては今後も多くの企業が参加できるよう調整支援を行ってまいります。
以上でございます。
〇坂上祐次議長 島田議員。
〇10番 島田宏幸議員 参加企業の選定基準はどのようなものでしょうか。例えば前年度選考から漏れた企業は、今年度何らかの優遇措置はあるのでしょうか。
〇坂上祐次議長 島田産業振興課長。
[島田伸隆産業振興課長登壇]
〇島田伸隆産業振興課長 島田議員のご質問に引き続きお答えいたします。
企業ガイダンスにおける参加企業の選定については、各高等学校が独自の方針に基づいて行っておりまして、町はあくまでも企業と高校との橋渡し役を担ってございます。そのため、町が参加企業を決定したり、優遇措置を講じたりすることはできません。ただし、前年度に参加できなかった企業様の希望があった場合につきましては、町としては高校側にその意向をお伝えするなど、可能な範囲で調整を行うよう努めてまいります。
以上でございます。
〇坂上祐次議長 島田議員。
〇10番 島田宏幸議員 ご答弁の中で、参加できなかった企業からの希望があった場合には、町として高校側にその意向を伝え、可能な範囲で調整とのことですが、決定権がない以上、毎年参加ができない企業が出てくる可能性は否定できないと思います。
そこで質問です。行政が主体で雇用のミスマッチ解消に向けた取組、事業はありますか。
〇坂上祐次議長 島田産業振興課長。
[島田伸隆産業振興課長登壇]
〇島田伸隆産業振興課長 島田議員のご質問に引き続きお答えいたします。
雇用のミスマッチ解消に向けた行政主体の取組につきましては、町としても重要な課題と認識しております。ただ、議員ご承知のとおり、過去に明和町では平成30年度にキャンパックホールを会場として就フェス、企業合同説明会でございますが、そちらのほうを実施した経緯がございます。高校生、大学生、一般求職者を対象とした広範なイベントではございましたが、実際には参加者が予想より少なく、企業側、参加者側の双方にとって十分な成果を得ることが難しい結果となりました。このような反省を踏まえ、現在はより効果的な方法として、町内外の高等学校と連携し、高校へ企業が直接出向く出前型の企業ガイダンスへと重点を移しております。生徒の参加率も高く、企業にとっても効果的な人材発掘の場となっていることから、引き続きこの方式を軸に取り組んでまいります。
一方で、町がハローワークのように職業紹介を直接行うことは、労働法上の制約により実施が難しいのが現状でございます。職業紹介事業は厚生労働省所管の制度であり、一定の許可と運営基準が求められるため、町が直接求職者と企業をマッチングすることは法的に制限されております。しかしながら、町として人と企業をつなぐ場の創出は、引き続き重要なテーマと考えております。
今後は、就職希望者と町内企業の情報をより整理し、マッチングに向けた情報発信機能の強化や定住促進と連携した雇用支援情報の集約、提供などを法律の範囲でできる間接的支援をさらに進めてまいりたいと考えております。また、関係機関である商工会やハローワークとも連携を図りながら、町内企業の声を丁寧に伺い、ニーズに即した雇用支援施策の在り方を柔軟に検討してまいります。
働き手不足という課題は、簡単に解決できるものではございませんが、町としても可能な限り現場に寄り添った支援を継続してまいりますので、引き続きのご理解とご協力をお願い申し上げます。
以上でございます。
〇坂上祐次議長 島田議員。
〇10番 島田宏幸議員 法的制約や運用管理などの問題により、職業紹介などの直接的な雇用支援が難しいことは分かりました。しかしながら、十分な成果が得られなかった過去の就フェスではなく、現在の出前型の企業ガイダンスへ重点を移し、今後もこの方式を軸に間接的支援を行っていくのであれば、現在の2校だけではなくほかの高校、大学と範囲を広げ、参加を希望した企業の選択肢を増やすなど、支援強化を図っていただきたいと考えます。こういった支援強化について実施していくことは可能でしょうか。
〇坂上祐次議長 島田産業振興課長。
[島田伸隆産業振興課長登壇]
〇島田伸隆産業振興課長 島田議員のご質問に引き続きお答えいたします。
ご指摘いただきました雇用支援の取組の強化につきましては、町としましても重要な課題であると認識しており、これまで実施してきた出前型の企業ガイダンスのような取組は、今後も引き続き軸として推進してまいります。また、現在連携している板倉高校、館林商工高校に加え、邑楽郡館林市管内のほかの高等学校とも連絡を取り、実施校の拡大を図っていきたいと考えております。
こうした展開により、町内企業にとっての参加機会が広がり、より多くの若者との接点を持てる環境づくりにつながると期待しております。町としましては、引き続き企業と人材をつなぐ場づくりの重点施策の一つとして位置づけ、丁寧な支援に努めてまいりますので、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
以上でございます。
〇坂上祐次議長 島田議員。
〇10番 島田宏幸議員 取組の強化をしていただけると、既存の町内企業には雇用確保の選択肢が広がり、またこれから誘致を行う企業に対しては、町のアピールポイントにもなると考えます。少子高齢化が進む中、難しい課題ではありますが、引き続き安定した雇用確保のできる支援と定住促進をセットで取組の強化をお願いします。
以上で私の一般質問を終了いたします。
〇坂上祐次議長 以上で島田議員の一般質問を終了いたします。
ここで入替えを行いますので、その場でお待ちください。
次に、8番、本澤春江議員の一般質問を許可いたします。制限時間は午前11時39分といたします。
本澤議員。
〇8番 本澤春江議員 8番、本澤です。健康づくりのための体育館利用について。町民の健康維持、増進がますます重要になる中、町民体育館の役割が注目されています。よりよく利用していただくために、誰もが使いやすい環境について質問したいと思います。
厚生労働省の身体活動と運動の関係について、次のように述べています。身体活動量が多い者や、運動をよく行っている者は、総死亡、虚血性心疾患、高血圧、糖尿病、肥満、骨粗鬆症、結腸がん等の罹患率や死亡率が低いこと、また身体活動がメンタルヘルスや生活の質の改善に効果をもたらすことが認められている。さらに、高齢者においても歩行など日常生活における身体活動が、寝たきりや死亡を減少させる効果があることも示されている。我が国においては、身体活動・運動についての長期にわたる時系列的な調査は少ないが、家事や仕事の自動化、交通手段の発達により身体活動が低下してきたことは明らかであり、食生活の変化とともに、近年の生活習慣病増加の一因となっている。身体活動や運動の健康に対する効果についての知識は国民の間に普及しつつあるものの、運動を実際に行っている者の割合は少ない。多くの人が無理なく日常生活の中で運動を実施する方法の提供や環境をつくることが求められる、と書かれています。
さて、明和町では3月19日のニュースで、明和町まちぐるみ健康宣言を行いました。町民の健康診断の受診率の向上や運動習慣、健康、健康的な食事をまちぐるみで目指そうと宣言されました。9月には、メディカルセンタービル新棟に健診センターや婦人科、整形外科がオープンします。仲間、連携、運動、健診、食事をテーマに健康増進を進めるという宣言でした。「運動習慣をまちぐるみで目指します」とありますが、具体的にどのように取り組んでいくのかお伺いいたします。
〇坂上祐次議長 高際住民環境課長。
[高際伸互住民環境課長登壇]
〇高際伸互住民環境課長 ただいまの本澤議員のご質問に住民環境課よりお答えいたします。
まず、お許しをいただきまして、質問の中にもありましたまちぐるみ健康宣言につきまして、若干説明させていただきます。これまで住民環境課が所掌します国民健康保険や後期高齢者医療保険において、健康診断の受診率を向上させ、年々増加する医療費を抑制するため、我々としてもこれまで多くの受診勧奨に取り組んでまいりましたが、被保険者約2,200人でございますが、被保険者のみを対象とした対策だけではなく、その対策だけですと発信力の限界があり、どうしても課題解決には至っていかないという状況にございました。
その一方で、町全体に目を向ければ、工業団地を中心とした関係人口の増加や滞在人口率の高さを生かしながら、これまで多くの事業や政策において官民連携の手法を用いて推進し、一定の成果を上げておりますことは、先般報道にもあったとおりでございます。この官民連携の手法を用いて、増大する医療費の抑制や健康づくりに生かせないかということで、住む人も働く人も健康な町をコンセプトに、町内で操業しております7つの企業と、国民健康保険の被保険者が多い中小企業さんをつかさどる町商工会、また町の集団健診を担う明和セントラル病院、地域職域連携を強化したい群馬県の保健福祉事務所、そして明和町の関係課が参加し、約半年間、計4回の座談会を通じ、ご質問にもありました食事、健診、運動、連携、仲間の5つのキーワードを抽出し、文字どおり官、民、医療が連携したまちぐるみ健康宣言に至りました。
昨年度におきましては、ご質問にもあります運動習慣の定着化を目指しまして、老若男女誰でも楽しめるスポーツとしてヘルスバレー大会を開催し、約80名の参加がございました。この事業を契機に、自主的に事業所の間でもスポーツ交流が行われるといった二次的効果も生まれ、体育館の利用率向上も含め、目指すべき方向には向かっていると思料しております。今年度におきましては、宣言に基づきそれぞれの事業所、企業、病院ごとで、また町の各課ごとでそれぞれのニーズに合った取組をそれぞれ行っていくと同時に、座談会を通じて課題の共有が図られた場合には、必要に応じては連携して取り組むこともあるかと存じます。
参考に、今年度町におきましては、宣言の趣旨に基づきまして、夏に予定されておりますラジオ体操事業のプロモーションを始め、食事の分野ではヘルシーキッチン事業や、連携の分野では禁煙へ向けた合同の取組、また運動の分野では労使教育委員会で事業所交流のスポーツ大会を体育館で計画をしているところでございます。
以上でございます。
〇坂上祐次議長 本澤議員。
〇8番 本澤春江議員 町民の皆様とともに健康を考える、まちぐるみ健康宣言の意味をしっかり伝えていっていただきたいと思います。健康診断の受診率向上、官民医が連携し、住む人も働く人も健康な町の実現、働く世代の人が運動を取り入れられる機会をぜひつくってほしいと考えています。
次に、山幸アリーナについて質問いたします。先ほどのヘルスバレー大会とは違うのですが、山幸アリーナで行われた先日の町民ヘルスバレー大会の映像がケーブルテレビで流れていました。この大会は、明和町社会体育事業としての行事です。令和6年は11チーム参加し、明和は3チーム参加しました。今年度は9チーム、明和1チーム参加ということでした。近隣の人たちが集まりスポーツ交流できるのは、とても大切なことだと思います。しかし、明和町のチームにもたくさん参加していただきたいと思います。このような行事に、しっかり明和町の皆様も参加できるような計画に改善していただきたいと考えています。
さて、山幸アリーナには冷暖房が入り、避難所としての利用もでき、この猛暑の中でも運動のしやすい環境となりました。平成10年に、スポーツ振興都市として明和町は宣言をしています。宣言の内容は、私たちは、スポーツを通して健康で、たくましい体と心をつくり、町民の英知を結集し、明るく豊かな明和町を築くために、ここに「スポーツ振興都市」を宣言します、とあります。そして、町民一人1スポーツを実践し、スポーツを生活に取り入れ、健康で明るい家庭づくりに努めます、とあります。
町では、スポーツ振興都市宣言をしてからどのような取組をしていますか。
〇坂上祐次議長 牛久保生涯学習課長。
[牛久保正和生涯学習課長登壇]
〇牛久保正和生涯学習課長 本澤議員のご質問に生涯学習課よりお答えいたします。
平成10年10月1日の町制施行時に、スポーツ振興都市宣言を行いました。この宣言に合わせまして、子どもから高齢者まで誰でも参加でき、ウオーキングの楽しさを知るとともに、心身の健康づくりや人と人との輪を広げ、互いに協力しながら歩くということを目的としたウォーク&ウォークというイベントをスタートさせました。今年度につきましては、形を変えウオーキング教室の開催を予定しております。
町では、体育協会主催や体育協会加盟団体主催による各種大会、スポーツ少年団等によるスポーツ教室、講習会などを実施しております。また、今年の8月27日には、夏期巡回ラジオ体操が明和中学校校庭において実施されます。ラジオ体操は、幅広い世代が手軽に取り組める健康づくりであることから、多くの町民にご参加いただければと考えております。
今後も、町体育協会、スポーツ推進委員会、スポーツ少年団等関係団体と一体となって、先ほど本澤議員さんがおっしゃられた町民一人1スポーツの普及発展のために、誰もが気軽に参加できる環境づくりや青少年の健全育成に努めるとともに、健康で明るい家庭づくり、友情・連携の輪を広げる明るい地域づくり、そして人間愛を育む明るい社会づくりを目指してスポーツ振興を図ってまいりたいと存じます。
以上でございます。
〇坂上祐次議長 本澤議員。
〇8番 本澤春江議員 ラジオ体操は、誰でも簡単にできる体操ですが、とても健康によいので、多くの町民の方と楽しめるのはすばらしい取組だと考えます。しかし、時代に合った体育館を利用した簡単な運動を取り入れ、働く町民の皆様が気軽に参加できるスポーツ環境づくりにも尽力していただきたいと考えます。
体育館には空調が入りましたが、どのように管理をしていますか。
〇坂上祐次議長 牛久保生涯学習課長。
[牛久保正和生涯学習課長登壇]
〇牛久保正和生涯学習課長 本澤議員のご質問に引き続き生涯学習課よりお答えいたします。
山幸アリーナ明和には、令和5年度にエアコンが設置され、災害時の避難所の環境整備はもとより、夏場の熱中症対策としても活用されております。
運用につきましては、おのおのの部屋、アリーナとトレーニング室と卓球場というところにエアコンの設置がされておりますが、温湿度計を設置し、ガイドラインに沿って運用しております。面積の広いアリーナを効率よく温度管理をするために、強い日差しのある夏場にはカーテンによる遮光や、窓を開けての空気循環等を行っております。
以上でございます。
〇坂上祐次議長 本澤議員。
〇8番 本澤春江議員 とてもよい環境で運動できるのは、とてもすばらしいことだと思います。いろいろな工夫をされ温度管理をされていますが、今年も5月から夏日があったり、猛暑が予想されます。熱中症は、温度だけでなく湿度もとても関係しますので、実際に運動している人たちの意見も聞きながら温度管理をよろしくお願いいたします。
町民の皆様から、冬は暖房が入っていて、動くととても暑いという意見も聞かれています。運動すると体は熱くなりますので、やはり体育館を使っている人たちの意見を聞きながら、無駄な燃料費を使わないような小まめな対応が必要だと考えます。
さて、空調も入ってとても使いやすい社会体育館となりましたが、町民の方からアリーナにスポーツ応援で赤ちゃんを連れてきたときに、おむつを替える場所や授乳室がない、女子トイレに入ってすぐ左側に壁があるので、奥が見えずに怖いなどの意見を聞きました。スポーツジムの機械もとてもよい機械が入りました。コロナや人口減少の関係もありますが、体育館利用者の動きを調べてみました。アリーナの団体利用者は、令和1年1万557人、令和5年6,719人、3,838人減り、個人利用は令和1年8,223人、令和5年度1万592人と2,369人増加、個人の利用者が増えていることが分かります。また、卓球の個人利用者も令和2年1,457人から令和5年1,645人と、188人増えています。トレーニング室に関しましては、令和1年1,495人、令和5年1,435人と、いい機材が入ったにもかかわらず60人減少しています。とてもよい施設になり、より町民の利用者を増やすために、町はどのような取組をしていますか。
〇坂上祐次議長 牛久保生涯学習課長。
[牛久保正和生涯学習課長登壇]
〇牛久保正和生涯学習課長 本澤議員のご質問に引き続きお答えいたします。
ご利用者に来ていただくために、まず施設のほうを知ってもらうことはもとより、各種イベントのご案内や、土曜日の町内小中学生を対象とした無料開放利用のご案内を積極的に周知をしているところでございます。また、先ほど本澤議員さんのほうのお話でもございましたが、施設のほうでは老朽化による破損等は速やかに修繕し、設備につきましても町民の方がご利用しやすい環境づくりに努めてまいりたいと思います。
以上でございます。
〇坂上祐次議長 本澤議員。
〇8番 本澤春江議員 土曜日の町内小学生、中学生を対象とした無料開放利用は、朝9時から夕方6時まで、保護者とともに無料でスポーツができるよい機会になると思います。ぜひ周知徹底をよろしくお願いいたします。
小学校改修や中学校改修と長寿命化改修が続きますが、体育館を長く使うためには、早い段階で長寿命化改修を視野に入れて、多くの町民がスポーツに触れられる環境を維持していってほしいと考えます。やはり今の若い人たちに合ったスポーツ環境、設備を整えていくことが必要です。ぜひベビーケアルーム、授乳室やおむつ替えスペース、または育児用設備付トイレへの改善を提案いたします。
最後に、最近は外国人の体育館利用が増えていますが、利用上のルールをどのように説明しているかお伺いいたします。
〇坂上祐次議長 牛久保生涯学習課長。
[牛久保正和生涯学習課長登壇]
〇牛久保正和生涯学習課長 本澤議員のご質問に引き続きお答えいたします。
体育館の利用者も2万人超えと、コロナ禍前に戻りつつございます。空調設備も入り、夏の利用者も増えてございます。その中には、先ほど申し上げられました外国人の利用者もおります。来館した際には、窓口にてご利用のご案内をさせていただいております。
今後、多言語によるご利用案内につきましては必要かと思われます。分かりやすい表示のほうを今後とも検討してまいりたいと存じます。
以上でございます。
〇坂上祐次議長 本澤議員。
〇8番 本澤春江議員 ごみの収集方法も、5か国語で表示しています。外国籍の方にも分かりやすく、体育館を使うみんなが気持ちよく使える工夫をよろしくお願いいたします。体育館利用にいろいろな努力をしていることが理解できましたが、施設の老朽化に伴う改修やトイレ、更衣室などの改修を喫緊の課題として、施設の維持管理に努めてほしいと考えます。
ゲームやユーチューブ、動画を家の中で楽しむ子どもたちや大人がとても増えています。個人的に、手軽にできる体育館でのスポーツ需要はとてもあると思います。寝たきりの寿命を延ばすのではなく、健康寿命を延ばすためにも、明和町の健康宣言やスポーツ振興都市宣言に従って、現代の人にマッチしたよりよい町民体育館として多くの町民に利用していただき、誰もが使いやすい環境の改善に取り組んでください。スポーツをすることで交流が生まれ、仲間ができます。一人1スポーツをぜひ山幸アリーナ明和から発信してほしいと考えています。
これで一般質問を終わります。
〇坂上祐次議長 以上で本澤議員の一般質問を終了いたします。
〇閉会中の継続調査について
〇坂上祐次議長 日程第2、閉会中の継続調査についてを議題といたします。
各常任委員長並びに議会運営委員長から、会議規則第74条の規定に基づき、閉会中の継続調査の申出がありました。
お諮りいたします。各常任委員長並びに議会運営委員長から申出のとおり、閉会中の継続調査に付することにご異議ございませんか。
[「異議なし」と言う人あり]
〇坂上祐次議長 異議なしと認めます。
よって、各常任委員長並びに議会運営委員長からの申出のとおり、閉会中の継続調査に付することに決定いたしました。
〇議員派遣について
〇坂上祐次議長 日程第3、議員派遣についてを議題といたします。
議員派遣については1件ございます。研修会に議員を派遣することにご異議ございませんか。
[「異議なし」と言う人あり]
〇坂上祐次議長 異議なしと認めます。
よって、研修会について議員を派遣することに決定いたしました。
なお、ただいま決定されました派遣内容に今後変更を要するときは、その取扱いを議長にご一任願いたいと思います。これにご異議ございませんか。
[「異議なし」と言う人あり]
〇坂上祐次議長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。
これをもちまして、今定例会の議事日程は全て終了いたしました。
〇町長挨拶
〇坂上祐次議長 ここで、町長から挨拶したい旨の申出がありましたので、これを許します。
冨塚町長。
[冨塚基輔町長登壇]
〇冨塚基輔町長 閉会に当たりまして、一言御礼のご挨拶を申し上げます。
去る6月4日から本日までの2日間にわたりまして開催をされました令和7年第2回明和町議会定例会も、おかげさまで全日程を終了する運びとなりました。議員各位におかれましては、ご多忙中にもかかわらず出席をいただき、終始熱心なご審議を賜りまして、衷心より厚く御礼を申し上げます。
今回の定例会には、報告4件、議案6件、合わせて10件についてのご提案を申し上げましたところ、全てご承認を賜り、重ねて御礼を申し上げる次第でございます。
さて、東部工業団地に建設を進めてまいりましたJR東日本リネン株式会社明和工場の竣工式が、先日6月2日にございました。今月中旬から操業を開始するとのことでございます。また、さきに竣工しております株式会社スーパーレックスさんとは、ただいま災害協定の締結に向けて協議を進めているところでございます。今後におきましても、企業誘致による財政基盤の安定と雇用の確保、官民連携のまちづくり、そして地域防災組織の真剣な防災訓練等による町の安全安心も確認をしながら、ますます活性化を図ってまいりたいというふうに考えております。
今後も明和町のさらなる発展のため、各種施策に全力で取り組んでまいりますので、引き続き特段のご支援、ご協力を賜りますようお願いをいたします。
結びに、これから梅雨の季節となりますが、議員各位におかれましては健康には十分ご留意をいただきまして、ご活躍をいただきますようお願いを申し上げまして、閉会に当たりましてのご挨拶に代えさせていただきます。本日は誠にありがとうございました。
〇議長挨拶
〇坂上祐次議長 閉会に当たりまして、一言ご挨拶申し上げます。
去る6月4日に招集されました令和7年第2回明和町議会定例会は、本日までの2日間の会期でしたが、上程された全ての議案が議了し、無事閉会の運びとなりました。皆様方には、お忙しい中ご出席をいただき、慎重な審議を賜りましたことをここに厚く御礼申し上げます。
議員各位並びに町執行部におかれましては、これから暑い夏を迎える季節になりますが、健康には十分留意の上、存分にご活躍されますよう祈念申し上げ、閉会の挨拶とさせていただきます。
〇閉会の宣告
〇坂上祐次議長 以上をもちまして、令和7年第2回明和町議会定例会を閉会いたします。
大変ご苦労さまでした。
閉 会 (午前11時22分)