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せっかち男ときなが男(2)

大水の中家を縄で竹藪にしばりつけるせっかち男とあたりを悠々と見渡すきなが男のイラスト

 ところが、きなが男は平気なもので「大水が出れば、家を流されてしまうのは当たりまえ。水で死ぬのもそれも運。外に出て流れないようにするのは、なおめんどくさい」と、お茶を呑みながらのんびりと構えておりました。
 しかし、夕方から利根川の水かさはますます増えて翌朝、とうとう土手が切れ、せっかち男が心配していたとおり大水が押しよせてきました。
 きなが男はゆうゆうと屋根に乗ってあたりを見まわしていました。 

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更新日:2018年10月01日